おはようございます😊 本日は重賞レースは2つもあります✨✨✨
本日1番 阪神11R スワンS 芝1400m
◎ (10)クリノガウディー
〇 (16)ファーストフォリオ
▲ (6)ホウオウアマゾン
注 (14)ステルヴィオ
△ (2)サウンドキアラ
△ (5)セイウンコウセイ
△ (11)フィアーノロマーノ
△ (17)マイスタイル
見解
今年は阪神芝1400mで行われるスワンS。京都芝1400mは前半で坂を上がって、後半で下るコース形態のため、昨年のこのレースでカツジが逃げ切り勝ちを決めたことが記憶に新しいように、過去10年で逃げ馬の成績が1着3回、2着2回、3着1回という、「逃げ馬逃げ切りコース」です。一方、阪神芝1400mは、スタートして平坦~下り坂となるためテンが速くなる傾向があり、阪神Cの過去10年を見ても、逃げ馬の逃げ切りが2度しか決まっていません。(逃げ馬の2着、3着はゼロ)
今年は前走で芝1600m戦を使った逃げ馬マイスタイルが大外枠。こうなると内枠のセイウンコウセイ、ルークズネスト、ホウオウアマゾン辺りがマイスタイルの出方ひとつでハナへ行く可能性もありそうです。いずれにせよ、平均よりもペースが速くなるでしょう。
そこで◎には、初めての芝1200m戦となった一昨年の高松宮記念では、3列目の外からレースを進め、直線の上り坂で動いてゴール手前でモズスーパーフレアを捉えて1着入線した(10)クリノガウティーを推します。前記の高松宮記念では直線で動いた際に内に刺さり、内から伸びて来ていたダイアトニックの進路を妨害。1着→4着降着となりました。
しかし、同馬は近走で鞍馬S、安土城Sを連勝し、前々走のセントウルSでも3着と善戦。特に3走前の鞍馬Sは出たなりで中団の外からレースを進め、直線で内に切れ込みながら抜け出し、ラスト1Fでは先頭。一旦は3馬身ほど差を広げて完勝。この時に高松宮記念1着降着時を1pt上回る、自己最高指数「-22」を記録しました。このことから今が充実期と言えます。前走のスプリンターズSは休養明けのセントライト記念で好走した反動で終いの伸びを欠きましたが、今回のメンバーならば能力値1位でもあるだけに、巻き返しが期待できるでしょう。
○は、エピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアの妹が、ここへ来て差す競馬で軌道に乗った(16)ファーストフォリオ。前走の日高Sは五分のスタートを切りましたが、中団まで位置を下げ、そこから内をロスなく立ち回り、直線では前が壁。しかし、慌てずにラスト1Fで外に出すと、そこからグンと伸びて勝利しました。
同馬は勝ちに行く競馬をすると、3走前の函館日刊スポーツ杯時のように脆さを見せるので、前に馬を置いて差す競馬をしたいタイプ。こういうタイプはペースが遅いと内に入れての競馬になるので、スムーズさを欠くことが多いもの。しかし、ペースが上がる上級条件だと折り合いにそこまで気を使う必要がないので、ここでの一発に期待しました。
▲は、3走前の朝日杯フューチュリティSでは、レース中にトモの跛行を発症し、初めて連対を外す形となったものの、立て直された前々走のアーリントンCでは、成長力も見せつける復活のVを達成した(6)ホウオウアマゾン。前々走は逃げるピクシーナイトの2番手でレースを進め、4角出口でじわっと仕掛けて直線序盤で一気に加速して先頭。外から食らいつくリッケンバッカーを1馬身4分の1差ほど、余裕を持って振り切りました。
ホウオウアマゾンの未勝利勝ちも重馬場だったことから、時計の掛かる馬場でしぶとさを生かす競馬は向いているのでしょう。このため前走のNHKマイルCは超高速馬場だったことや、休養明け好走の反動で9着に敗れましたが、再び立て直されての今回は巻き返しに期待します。阪神芝コースはそこまで高速馬場ではなく、ラスト1Fで急坂があって、上がりも掛かるので、この馬にはまずまず都合のいい条件。また、キャリアの浅い3歳馬なので、休養中の更なる成長もありそうです。
以下特注馬として、馬番1番を利して好位の最内をロスなく立ち回り、2018年のマイルCSを制した(14)ステルヴィオを推します。同馬はその次走の大阪杯からノド鳴りを発症し、成績が低迷。それが理由で短距離を使われ、昨春の京王杯スプリングCで2着、昨秋のスワンSも2着と善戦しました。
ノド鳴り手術による長期休養明けの前走・京王成杯オータムHは、コントラチェックが緩みないペースで逃げて消耗戦に持ち込んだために、先行したステルヴィオは7着に敗れました。それでも展開に恵まれた勝ち馬と0.4秒差。今回は前走ほどペースが上がる要素がないので、ひと叩きされての前進に期待しました。理想を言えばマイル、芝1400mなら昨年の京王杯スプリングCやスワンS時のように、もう少し時計が掛かって欲しいところですが、極端に速い馬場ではない阪神なら、守備範囲でしょう。
他では、2017年の高松宮記念の覇者であり、2019年の高松宮記念でも2着の(5)セイウンコウセイ。同馬はさすがに全盛期ほどの地力はありませんが、前走のキーンランドCでも速い流れを先団の後ろから3~4角の外を回って、メイケイエールの直後から最短距離を立ち回った勝ち馬レイハリアと0.1秒差(3着)に善戦。GⅡ~GⅢなら、まだ上位争いに加われる実力はあります。
昨春の京成杯スプリングCでも、特注馬ステルヴィオと0.1秒差(5着)に善戦しているように、芝1400mでも問題ないでしょう。むしろ、近走の芝1200m戦ではペースを問わず、時計が掛かる決着でしか通用していないことを考えると、芝1400mで楽に逃げ、番手という競馬が理想的と感じます。
更に一昨年のダービー卿CTの優勝馬であるものの、一昨年暮れからスプリント戦を使われ、阪神C、阪急杯でともに2着の(11)フィアーノロマーノ。同馬は休養明けの前々走、京阪杯でも五分のスタートを切ったものの、そこから押して押しての忙しい競馬で中団外から上がっていく競馬で、ゴール寸前でカレンモエをクビ差捉えて優勝。芝1200mでもダメではありませんが、楽に追走できる芝1400mがベスト。今回は骨折による長期休養明けになりますが、警戒が必要でしょう。
最後に2018年の洞爺湖特別、五稜郭特別、2019年の函館記念を逃げ切り勝ちしているように、前に行って揉まれない競馬をしてこその(17)マイスタイル。同馬は一昨年のマイルCSでもマイペースで逃げて4着。長期休養明けの4走前のダービー卿CTでも、差し、追い込み馬が台頭する展開を自ら演出しながらも4着。休養明けの前走、関屋記念でもマイペースの逃げで4着に粘りました。
前走の京成杯オータムHは休養明け好走後で、出脚や反応が悪く、揉まれたために最下位に敗れました。しかし、大敗から巻き返すのが逃げ馬。今回は距離が短いですが、ハナを狙えるメンバー構成ですし、昨年のこのレースで3着と好走しているように、外々から揉まれない競馬なら、上位食い込みが可能でしょう。
結論 馬連10-16,6,14,2,5,11,17 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝10 (50)
本日2番 東京11R アルテミスS 芝1600m
◎ (7)サークルオブライフ
〇 (11)ミント
▲ (4)シンティレーション
△ (6)フォラブリューテ
△ (10)シンシアウィッシュ
△ (2)ベルクレスタ
△ (9)ロムネヤ
見解
◎には新馬戦では3着だった(7)サークルオブライフを推します。デビュー2戦目の前走は飛び上がるようなスタートで大きく出遅れてしまい、道中は最後方からの競馬となりました。しかし、3角から捲り上げ、4角では2番手まで上がっていく負担の大きい競馬。
このレースぶりでは並みの馬は最後に失速してしまうものですが、サークルオブライフは直線に入っても脚が衰えず、ラスト2Fを12秒0-11秒9と加速しながらゴールしました。出遅れのロス、捲り上げるロス、そして最後まで減速せず。多くの不利を能力でカバーしたレースぶりから、能力の天井はもっと上と見て、本命馬としました。(前走評価A)
○は1戦1勝馬ながら、能力値はシンティレーションに次ぐ2位タイの(11)ミント。新馬戦は大外枠。駐立が悪く、スタートがあまり良くなかったが、中団後ろで口向きの悪さを見せながらも折り合うと、直線では馬場の良い外目を最後までしっかり伸び、2着に3馬身半差をつけて完勝しました。
指数も新馬戦としては優秀な部類。なかなか強く、更に最後までほぼ真っ直ぐに走れていた点から、体幹の強さも感じることができ、高く評価いました。ただし、ラスト2Fは11秒1-11秒9と大幅に減速。この日の新潟芝は稍重でタフな馬場。そこまで余裕を残して勝てたわけではないでしょう。秘めた素質は高そうですが、すんなりと上昇しない可能性もあるので対抗評価としました。(新馬戦評価A)
▲はトップキャストが高指数で快勝した新馬戦で、離された2着だった(4)シンティレーション。トップキャストは新馬戦の疲れが強く残って、次走の札幌2歳Sでは2番人気に支持されながらも、5着に敗れました。しかし、シンティレーションは新馬戦では同馬に3馬身半も離されていたので、疲れが残らなかったようで、前走では上積みを見せました。内枠を利して積極的にハナに立ち、2着に2馬身半差、3着には8馬身半差をつけての勝利。指数は前記レースの2週前に行われた、オープンのコスモス賞と同等なもの。なかなか優秀だったと言えます。
ただこのタイプは次走折り合ってさらにグンと指数を伸ばすパターンと、ただの好走条件が逃げ限定タイプで好凡走の波が激しいパターンかに分かれます。今回同型のロムネヤが「控えて終いを生かしたい」とコメントしているので、再び逃げられる可能性もありますが、前走からの1Fの距離短縮となると、楽に逃げられない可能性もあるので3番手評価としました。(前走評価A)
あとは△に1戦1勝ながら、能力値は2位タイの(6)フォラブリューテ。新馬戦は先団から大きく離れない中団で脚をタメて、直線で外に出して前が開くと、そこからしっかりと伸びて2着馬に4馬身差をつけての完勝。上がり3Fタイムも33秒0と悪くなく、ラスト2Fは11秒1秒-11秒4。最後の減速は少ない部類ですが、直線でややヨレていたあたり、そこまで余裕はなかったのかもしれません。ただ、前走から12週ぶりのレースですから、成長している可能性はあるでしょう。(前走評価A)
他では1戦1勝ながら、能力値は5位タイの(10)シンシアウィッシュ。新馬戦は外枠からスタートを決めて、スッと位置を下げて折り合い、中団中目からの競馬。直線で外に出すと最後までしっかり伸びて3馬身差の快勝。レースセンスの高さを感じさせました。
ラスト2Fは10秒9-11秒5とやや減速してしまいましたが、上がり3Fは33秒5。このタイムは当日他のレースとの比較で、直線1000mの出走馬を除けば最速タイム。この点はかなり優秀で評価できます。(前走評価A)
更に6月中京のセリフォス(次走、新潟2歳S優勝)が勝利した新馬戦で2着だった(2)ベルクレスタ。前走はよほど変な競馬をしなければ順当に勝利するだろうと見ていましたが、中団で折り合って2着馬を3馬身半引き離しての勝利でした。
前走は相手に恵まれ、レースが末脚勝負となった中で上手く脚をタメたことが功を奏した面はありますが、デビューから2戦連続でメンバー最速の上がり3Fタイムを記録した点は評価できます。ただ、今回は休養明けで重賞挑戦となるために狙い下げました。(前走評価A)
最後に1戦1勝ながら、能力値は5位タイの(9)ロムネヤ。新馬戦は好スタートを決め、マイペースの逃げ切りV。ゆったりしたペースに持ち込み、ラスト3Fから少しずつペースアップ。直線を向き、直後につけていたロードカテドラルと一緒に後続を突き放し、3着馬を5馬身引き離しての一騎打ち。ラスト2Fは11秒5-11秒5で、最後まで逃げ脚は衰えていませんでした。テンよし、中よし、終いよしの優秀な内容。
まだまだ上積みがありそうで、このレースでクビ差2着だったロードカテドラルも次走で未勝利戦を勝ち上がっています。この馬も更に良くなる可能性もありますが、楽に折り合えるかという不安や、折り合った場合にどれだけの末脚が使えるのかが未知数で狙い下げました。(前走評価A)
結論 馬連7-11,4,6,10,2,9 (10:10:10:10:5:5) 複勝7 (50)