2021年 函館記念・中京記念の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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予想

2021.07.18
2021年 函館記念・中京記念の予想

おはようございます😊 本日もプラス収支を目指してがんばりますがんばるまん٩( ‘ω’ )و

おまけ 函館11R 函館記念 芝2000m
 ◎ (3)ワールドウインズ
 〇 (8)トーセンスーリヤ
 ▲ (2)ハナズレジェンド
 △ (9)サトノエルドール
 △ (5)ジェットモーション
 △ (6)タイセイトレイル
 △ (11)ディアマンミノル
 △ (15)バイオスパーク

見解
 例年は2回函館で行われる函館記念ですが、今年は函館開催の前に札幌開催が行われたことにより、今年は1回函館6日目で行われます。これのより開催前は例年よりも高速馬場で行われる可能性が高いと見ていましたが、先週の開催が雨に祟られたこともあり、案外と時計を要しています。例年の開催とはほぼ変わらない2分前後の決着になる可能性が高いでしょう。

 そこで◎には、4走前に格上挑戦の関門橋Sを勝利し、オープン通用の実力を見せた(3)ワールドウインズを推します。4走前はややタフな馬場で逃げたミスディレクションが最下位に敗れるかなり速い流れを、後方外からしぶとく差し切った形。

 今回は確たる逃げ馬不在でそこまでペースが上がらない可能性はありますが、前哨戦の前走、巴賞が積極的に出していく、ここが勝負の良い負け方。これで今回でそこまでペースが上がらなかったとしても、追走に苦労する可能性が薄らぎました。思ったよりは人気ですが、人気の呪縛から解放されたことで他馬のマークが薄くなり、後方強襲などの戦法を取りやすくなったのも本命に推した理由です。

 ○は、昨年の新潟大賞典勝ちの実績馬(8)トーセンスーリヤ。昨年の新潟大賞典は、やや時計が掛かる馬場である程度レースが流れた中、やや後手を踏んだものの3列目の内々を追走し、3~4角では最短距離を通って優勝。同馬はその後も極端な道悪にさえならなければ安定して走れているのが魅力。前走の新潟大賞典でもマイスタイルが後続を引き離して、前半5F57秒1のクレイジーな逃げを打った中、先行策(離れた3番手で実質差し)から粘って4着。

 トーセンスーリヤは逃げ馬不在の昨年の宝塚記念で逃げており、確たる逃げ馬不在の今回でも逃げる可能性があります。トーセンスーリヤは逃げてこそというタイプではないので、逃げるメリットもありませんが、昨年の宝塚記念ではスタートも良くなかった中、かなり激しく押してハナを主張して、オーバーペースの競馬と、かなり無茶したわりには7着と崩れなかったので、平均ペースくらいで収められるようであれば、逃げても粘れる可能性はあります。

 ▲は、昨秋以降はダートの中距離路線を主体に使われていましたが、前走の都大路Sでは、久々の芝ながらメンバー最速の上がり3Fタイムを記録と、末脚の健在ぶりをアピールした(2)ハナズレジェンド。同馬は一昨年のSTV賞でも、そこまでペースが上がらない中、最後方から内々を立ち回って4角で加速。直線ではスペースを拾いながら中目に誘導し、しぶとく伸びて勝利と、操作性に富んだ馬。今回は相手が強化されますが、前崩れの展開か、ある程度レースが流れて、2番枠を利した競馬ができれば、チャンスがあるでしょう。

 以下特注馬として、休養明け&ブリンカーを着用で挑んだ3走前の美浦特別では変わり身を見せ、いきなり1着と結果を出した(9)サトノエルドール。3走前はいつものように出遅れたものの、1~2角の外から位置を押し上げ、向正面では徐々に逃げ馬から離れた2列目の2番手外まで上がって、そのまま追撃。3~4角ではすっと動いてラスト1Fで逃げ馬を捉えての完勝でした。

 前々走の新潟大賞典では、さすがに休養明け好走の反動が出て10着に敗れましたが、前走の巴賞では巻き返しV。前走は超絶スローペースだったこともあり、前々走同様に向正面の外から早めに動いて、前にいたマイネルファンロンらを捉えての勝利でした。今回はさすがに前走のような競馬はさせてもらえないでしょうが、ここへ来ての地力強化が目立っているのは確か。軽視禁物でしょう。

 あとは△に前々走の三方ヶ原Sでは、内枠を利して最短距離の競馬ができたとはいえ、ラスト5Fからハロン11秒台が連発する流れを、ロングスパートで勝利したことは評価できる(5)ジェットモーション。前々走はかなりの高速馬場。しかし、いい脚を持続させるタイプは持久力があるにで、時計の掛かる馬場でさらに良さが出るもの。

 また、前走の巴賞は、超スローペースの中団からレースを進めて、前々走同様に内を攻めるも、ラスト100mまで進路がない状態での7着敗退。度外視できる内容でしたので、ここは警戒しました。前走の敗退により、ハンデが軽めの54㎏になったのも好ましいでしょう。

 他では、2019年のアルゼンチン共和国杯の2着馬(5)タイセイトレイル。前記レースでの同馬は、ゲート出たなりで後方から、最短距離から追い上げて勝ち馬ムイトオブリガードと0.2秒差。同馬はこの時に自己最高指数を記録しました。

 タイセイトレイルは昨年の阪神大賞典でドレッドノータスやキセキと競り合って厳しいペースになりながらも、勝ち馬ユーキャンスマイルと0.5秒差(6着)に善戦。このしぶとい粘りが評価されて、長距離戦では勝ちに行く競馬をしていますが、本来はアルゼンチン共和国杯のように脚をタメてこその馬。また、突き詰めると、長距離よりも中距離でこそのところがあるので、立て直されて、一気距離短縮の今回は、同馬の一発を警戒しました。

 さらに3走前の御堂筋Sを勝利し、前々走のメトロポリタンSでも3着と、末脚勝負に徹するように充実した(11)ディアマンミノル。前走の前黒記念は前半5F通過63秒3の超絶スローペースを意識して、外から早めに動いたために末脚不発。14着に敗れました。しかし、2~3走前のように末脚勝負に徹すれば、巻き返せるでしょう。

 最後にもともと中距離のオープンで善戦していた馬ではありますが、4走前の福島記念では上手く内目を立ち回って重賞初制覇を果たした(15)バイオスパーク。その後の2戦は2桁着順に敗退していますが、立て直された前走、新潟大賞典は速い流れを早めに動いて勝ち馬と0.9秒差(9着)。前崩れの展開になれば、外から突っ込んでくる可能性もあるでしょう。

結論 馬連3-8,2,9,5,6,11,15 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝3 (50)

本日1番 小倉11R 中京記念 芝1800m
 ◎ (2)ダノンチェイサー
 〇 (3)アンドラステ
 ▲ (9)ボッケリーニ
 △ (1)ミスニューヨーク
 △ (4)ドリームソルジャー
 △ (8)カテドラル

見解
 先週のプロキオンSも中京ダ1400mから小倉ダ1700mと大きな条件変更でしたが、中京記念も中京芝1600mから小倉芝1800mに変更。芝1800m時代の北九州記念のような舞台設定となりました。

 小倉芝1800mでは、今夏の開幕日の3歳未勝利戦でレコードタイムが更新されましたが、従来の小倉芝1800mのレコードタイムは、2004年の北九州記念(優勝馬ダイタクバートラム)の1分44秒1。小倉開幕週で行われていた北九州記念は、良馬場ならばとても時計の速い決着で、内と前が有利。差し馬はよほど速い脚で上がって来られる馬しか通用していませんでした。

 今夏の小倉芝も開幕週でレコード決着が連発したほどの「超々絶」高速馬場。昨日土曜日は、雨の影響もあったにせよ、さすがに開幕週と比べると少し時計が掛かりだして来ましたが(昨日、土曜日の芝1200m戦、雲仙特別の1分07秒4は極端なハイペース)、それでも馬場が回復すれば、かなりの高速馬場状態にはあるでしょう。こうなると外枠の差し馬は不利。前走で長い距離を使っている馬は置かれ気味で追走に苦労しがちになるので、なるべくなら距離短縮馬を狙いたいもの。

 そこで◎には、3走前の信越Sでは、新潟芝1400m戦を楽に好位の内目で立ち回って3着と好走した(2)ダノンチェイサーを推します。前々走から1Fの距離延長となった前走の東風Sでは、9着大敗を喫したものの、これはかなりかなりタフな馬場&かなり速い流れを、外枠から勝ちに行く競馬をしたため。

 同馬は芝1400mでも通用するスピードがあり、芝1800mのきさらぎ賞を勝利し、高速馬場の昨夏の小倉日経賞でボッケリーニ(2着)と0.1秒差(3着)に好走していることから、かなりの高速馬場の小倉芝1800m戦はベスト条件と見ています。重賞ウイナーだけあって、ハンデは56㎏と重いですが、2番枠を引き当てた今回は、内々、前々で立ち回っての上位粘り込みに期待します。

 ○は、これまで重賞に5回挑戦して、そのうち4回が4着以内という善戦マンの(3)アンドラステ。唯一、10着に敗れた3走前の京成杯オータムHは、内と前の決着で中団の中目を追走。後半で速い脚が求められた中、3~4角の内で進路がなく、後方列まで位置を下げ、ラスト1Fまで進路がない状態で敗れたもの。

 前々走のターコイズSでは、好位の内目でロスなく立ち回り、最後に勝ち馬スマイルカナとの差をハナ差まで詰めて来ましたが、惜しい2着。前走のマーメイドSは前々走から2Fの距離延長で行きたがって折り合いを欠いたことや、終始外を走ったことで、最後の坂で脚が止まってしまっての4着。初めての芝2000m戦だったことを考えれば悪くありませんが、京成杯オータムHの時のように、芝1600mでも追走に苦労している時があることを考えると、芝1800m辺りがベストでしょう。内枠の今回は有力と見ました。

 ▲は、昨年12月の中日新聞杯で重賞初制覇を成し遂げ、今年2月には今回と同じ小倉芝1800mの小倉大賞典で2着と好走した(9)ボッケリーニ。小倉大賞典は時計の掛かる馬場状態の中、前へ行ったトーラスジェミニとディアンドルがペースを引き上げ、3番手以下を離したことで、ボッケリーニは好位の外ながら、実質差しの後半型の競馬でした。ラスト1Fで前がバテたことで、3番手でレースを進めたテリトーリアルとのクビの上げ下げの決着でハナ差。

 前走の新潟大賞典は、かなりタフな馬場でマイスタイルが後続を引き離して、前半5F57秒1のクレイジーな逃げ。このレースでも好位でありながら実質差しの競馬でしたが、結果的には同馬よりも後方で脚をタメた馬たちに差される形での5着でした、ゴール手前でトーセンスーリヤと接触して下がる不利がなければ4着はあったと見ていますが、どのみち馬券圏内は厳しかったはず。

 同馬は高速馬場で超絶スローペースとなった昨年12月の中日新聞杯を、好位の内で脚をタメて、直線で外に持ち出すとメンバー最速の上がり3Fタイムで優勝しているように、高速馬場でこその馬。楽に前の位置が取れるほどスピードがある馬ではないので、今夏の小倉開幕週のような馬場は向きませんが、少し時計が掛かり出した今の小倉芝ならチャンスがあるはず。今回は外目の枠ですが、それでも上位争いに加わってくる可能性が高いです。

 以下特注馬として、重馬場で行われた3走前のスピカSでは、アガラスのオーバーペースの逃げを利して、中団外から差し切り勝ちをしているように、タフな馬場&速い流れはお手の物の(1)ミスニューヨーク。同馬は3走前のインパクトが強かったのか(?)、前走のマーメイドSの大敗もあいまって、今回は人気落ちしましたが、同馬はかなりの高速馬場にも対応できる末脚があります。

 4走前の小倉芝1800m戦、虹の松原Sはかなりの高速馬場でしたが、前へ行った2頭が競り合う速い流れを利して中団外から勝ち馬にクビ差まで迫ったように、高速馬場適性もあります。脚をタメてこその馬なので、前走のマーメイドSのように、ペースが上がらない中での終始外々からの競馬になると、コーナーロスで消耗し、大崩れする場合もありますが、今回は最内枠。内枠を生かしたコーナーロスの少ない競馬ができればチャンスがあるでしょう。

 あとは△に昨夏の阿武隈Sでは後方内々で脚をタメて、直線では中目を割って伸びて勝利した(4)ドリームソルジャー。同馬はその後調子を落としましたが、長期休養明け2戦目の前走、都大路Sでは、内と前が残る馬場&流れを後方から3~4角の外から位置を押し上げて勝ち馬に0.5秒差(8着)まで迫り、復調を見せました。理想を言えばもう少し時計を要して欲しかったところですが、人気薄のここは一考の価値があるでしょう。

 他では、3走前の東京新聞杯、前々走のダービー卿チャレンジTともに2着の(8)カテドラル。3走前はダイワキャグニーが最内枠から無理目に出して逃げて、スローよりの平均ペースになった中、中団の内で脚を温存し、3~4角でも内を通して、直線で外に出すと一気に伸びて、ラスト2F目では先頭列に並びかけ、抜け出すかの好内容。しかし、内から来たカラテにアタマ差出られてゴールイン。惜しくも重賞初制覇を逃いました。

 前々走はマイスタイルがスタートから押して主導権を主張し、速い流れ。前が崩れたことで展開に恵まれたが、4走前のキャピタルS時のように、勝ちに行かなければ、大崩れせずに走れる点が魅力。前走のGⅠ・安田記念は超高速馬場でロスが許されない状況の中で出遅れ、3~4角の外々からの競馬となったのも敗因のひとつですが、そもそも相手が強すぎました、しかし、前走で無理をさせなかったことで、ここへ向けての余力が残せたはず。今回は相手弱化で速い末脚でも上がってこられるだけに、外枠でも警戒が必要でしょう。

結論 馬連2-3,9,1,4,8 (15:15:10:5:5) 複勝2 (50)

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