2025年 カーバンクルSの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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予想

2025.01.17
2025年 カーバンクルSの予想

■外差し有利の馬場傾向だが、ややスローが濃厚の組み合わせ

 ここは逃げ馬が(4)カンティーユと(8)マスクオールウィンのみ。しかし、マスクオールウィンは芝1400mがベストの馬。前走のラピスラズリSでも立ち遅れて内の馬と接触し、後方からレースを進めているだけに、芝1200mのここではカンティーユに競って行くのも簡単ではないはず。

 中山芝は外差し有利の馬場傾向だが、ペースが上がらなければ前と内からでも押し切れると見ている。

中山11R カーバンクルS 芝1200m
 ◎ (4)カンティーユ
 ○ (15)サウザンサニー
 ▲ (16)キミワクイーン
 注 (3)モリノドリーム
 △ (2)メイクアスナッチ
 △ (7)エエヤン
 △ (10)ミルトクレイモー
 △ (13)エイシンフェンサー
結論 馬連4-15,16,3,2,7,10,13 (10;10:10:5:5:5:5) 複勝4 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (4)カンティーユ

 これまで22戦してハナを譲ったことが3回のみ。逃げるとしぶとく、7走前の新潟芝1200m戦、新津特別(2勝クラス)では大楽勝した馬。ここでは外のカフジテトラゴンの方がスタートが速く先頭に立ったが、3番枠から押して同馬のハナを叩いた。そこからはカフジテトラゴンに並ばせることなく、2馬身差のリードで3角へ。

 3~4角でさらにリードを広げて3馬身差。最後の直線では悪化した馬場を避けて、内から3頭分外から追い上げ、ラスト1Fでは後続を引き離す一方。結果5馬身差で完勝した。

 当時の5馬身差の2着馬カフジテトラゴンは、昨秋の新潟芝1000mのルミエールADで2着に好走したほどの馬。ここでは重賞通用レベルの指数を記録している。

 カンティーユその次走で南総Sも逃げ切り勝ちし、長期休養明けでOP初挑戦となった3走前のしらかばSでも逃げてハナ差の2着に善戦。4走前のラピスラズリSは2番枠からスタート後に躓いてハナを主張できず、2列目の最内を追走。3~4角で包まれ、直線序盤で詰まってしまったが、進路が開くと狭い間をしっかりと捌いて2着に浮上した。

 そこから長期休養明けとなった3走前の青函S、2走前のUHB賞でも逃げて2着に善戦。前走ルミエールADは距離が短く、10番枠から外に切れ込みながら押して行ったがハナを主張できず、接触もあって2列目の中目からの追走。後半では外によれたマウンテンムスメと接触してバランスを崩す不利もあった。

 しかし、今回は芝1200m戦で、実質、同型馬は不在。ここは楽にハナを主張して、速くても平均ペース前後で逃げられると見て本命に推す。

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