2024年 シリウスS+中京9R以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2024.09.28
2024年 シリウスS+中京9R以降の予想

シリウスSの前に、中京9Rの予想を出します。以降のレースはもうしばらくお待ち下さいm(__)m。

中京9R ヤマボウシ賞 ダ1400m
 ◎ (10)ハッピーマン
 ○ (2)エコロアゼル
 ▲ (5)クレーキング
 △ (1)アメリカンビキニ
 △ (4)スカイブルー
 △ (9)ソロモン
結論 馬複10-2,5,1,4,9 (各10) 複勝10 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にアメリカンビキニ(-14.7pt)、ハッピーマン(-9.0pt)、スカイブルー(-8.0pt)、クレーキング(-5.0pt)、エコロアゼル(-4.0pt)。

 力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また、最高値が能力値上位馬と同等の場合には、それを本命馬とする場合もある。

◎ (10)ハッピーマン

 京都ダ1200mの新馬戦では8番枠から出遅れたが、そこから加速して好位列の中目の後ろまで巻き返した。道中は序盤の加速がつきすぎて、そこから抑えたのでやや折り合いを欠いたが、流れに乗ってからはスムーズだった。3~4角では砂を被りながら好位の中目まで上がり、直線序盤で外に誘導された。追われると手応え良く一気に先頭に並びかけ、ラスト1Fで突き抜けて2着に3馬身半差、3着に7馬身差をつけて圧勝した。

 上がり3Fタイムの36秒8は、同日3Rの3歳未勝利戦を8馬身差で勝利し、1クラス上の指数を記録したゼンカイパイロと同等の数字。2歳新馬戦としてはかなり優秀なタイムだ。

 ラスト2Fは12秒5-12秒4。ダート新馬戦で最後まで加速したことは高く評価できる。スタート後のロスを考慮すれば、今回の指数以上に強いと評価できる。今後かなりの活躍が期待できる。

○ (2)エコロアゼル

 新潟ダ1200mの新馬戦では、3番枠から五分のスタート。芝の部分ではダッシュがつかなかったが、ダートコースに入ると加速して先頭に立った。そこからも緩みないペースで走り、半馬身ほどの差で直線へ。直線序盤は軽く追われて1馬身差。ラスト1Fで追われると一気に後続を引き離して2馬身半差で完勝した。

 前走は無理目に逃げての勝利だったが、本馬が本来、差し馬だったとするならば、ここで変わってくるだろう。

▲ (5)クレーキング

 東京ダ1400mの新馬戦では2番枠から五分のスタート。外の馬たちの方が勢いはあったが、気合を付けると加速が付いて、好位の最内を確保。道中は逃げ馬とのスペースを維持して2列目の最内を追走した。3~4角でスペースを詰め切ったため直線序盤で進路がなく、これはピンチかと思われた。しかし、ラスト2Fで進路が開くと一気に抜け出して先頭に並びかけ、ラスト1Fで突き抜けて3馬身半差の完勝だった。

 指数はこの時期の2歳ダートとしては悪くない。また最後の直線で追い出しを待たされたことを考慮すれば、今回の走破タイム以上に奥がありそう。今後の成長が楽しみだ。

△ (1)アメリカンビキニ

 小倉ダ1000mの未勝利戦では、6番枠から好スタート。外のタガノサダフの方がゲートは速かったが、本馬は二の脚が抜群に速く、楽にハナを取って逃げる形となった。4角まで後続との差はそこまで大きくなかったが、直線に入るとグングン引き離していき、直線序盤で3馬身半差。最終的には2着に7馬身、3着とは15馬身もの差をつけて圧勝した。

 前々走の京都ダ1200mの新馬戦では勝ち馬(10)ハッピーマン同様、スタートがあまり良くなかったが、そこからポジションを取りに行った競馬ぶりは勝ち馬以上にロスがあったとも言える。ハッピーマンが好指数勝ちで高評価していただけに、前走時は期待していたが…走破タイムは57秒2で2歳レコード。

 前走は同日の同距離2勝クラスを上回る走破タイム(指数自体は同日2勝クラスと同等)での勝利とは驚きだった。ラスト2Fは11秒8-11秒5と加速できており、余裕を感じさせた点も評価できる。

 アメリカンビキニはデビュー2戦目で古馬2勝クラスを勝利できる指数を記録。これは、例年のエーデルワイス賞を楽に勝てるものだ。ただし、今回は減量騎手を起用したことで加速が楽になったため、恵まれた面はある。さらにこれだけの走りをすると、楽勝のように見えても疲労が残る可能性がある。それでも前走の走りが優秀だったことは確か。順調ならダートのオープン、重賞でかなりの活躍ができるだけに、警戒は必要だ。

△ (4)スカイブルー

 前走の新潟ダ1200mの未勝利戦では、大外9番枠からトップスタートを決め、軽く促してハナを主張。楽に先頭に立ったが、息を入れようとしたところでジャスパーソレイユが内からプレッシャーをかけてきた。これにより道中は緩みない流れになった。3~4角で今度は外からジャスパーソレイユが絡み、スカイブルーは半馬身差のリードで直線へ向いた。

 逃げるスカイブルーの鞍上はかつて南関東で名を馳せ、中央に移籍してきた戸崎圭太騎手。それを追うジャスパーソレイユの鞍上は大井の笹川翼騎手。この二人による一騎打ちになった。ラスト2Fでスカイブルーは3/4差ほど前に出ていたが、ジャスパーソレイユも食い下がる展開に。最後はスカイブルーが1馬身差で勝利した。

 本馬はデビュー1~2戦目が芝で連続2着。前走はデビュー3戦目で初ダートだった。前走はタフな馬場の小倉で逃げて厳しいペースを経験していたことが最後の粘りに繋がった面もあるが、芝デビューのダート馬はその後の上昇力が大きいもの。ここは一発を期待したい。

△ (9)ソロモン

 前々走の札幌芝1500mの新馬戦では、6番枠からまずまずのスタートを切り、軽く内の馬と接触する場面もあったが、積極策で2番手を確保。道中は逃げ馬の半馬身外を追走。3角から外に張り気味だったが、4角でも逃げ馬と半馬身差を維持。直線では逃げ馬を捉えられる展開だったが、外にややモタれてなかなか伸びず、ラスト1Fでも逃げ馬と半馬身差。それでも最後にハナ差だけ交わしたところがゴールだった。

 本馬は全姉に何かと注目を集めて大活躍したメイケイエールがいる血統馬。堀厩舎ということもあり、3走前の東京芝1800mの新馬戦でも1番人気に支持されたが、好位の外から直線で伸びそうなところから伸びあぐねての4着だった。

 新馬戦、未勝利戦ともにキレ負けしたことから、前走のクローバー賞では1番枠を利して逃げの手に出たが、4着敗退。自身の指数を更新させることはできたが、相手が強かったこともあり、勝ち馬に6馬身、2着馬に4馬身も離されてしまった。ダートの短距離で一考したい。

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