2024年 セントウルS+中山9R以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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予想

2024.09.08
2024年 セントウルS+中山9R以降の予想

→中京12Rの予想を追加しましたm(__)m

■先週から一転して内が有利に

 昨年は本来の阪神芝1200mで行われたが、今年は2020年~2022年と同じ中京芝1200mで実施される。ただし、2020年~2022年は中京開幕週で行われていたが、今年は中京Aコース使用10日目で実施される点がポイント。

 馬場が重かった先週は明確に外差し有利の馬場だったが、今週は内が回復して高速馬場となっている。厳密には馬場の内目も中目も傷みが生じており、経済コースを立ち回れるぶんで内目の馬が活躍しており、中目を通した馬は苦戦している。

 また、外目は馬場が良好だが、ロスを作るぶんだけ苦戦しており、内>外>中の順で有利となっている。今回はそれを踏まえて予想したい。

本日2番 中京11R セントウルS 芝1200m
 ◎ (5)サウザンサニー
 ○ (18)ママコチャ
 ▲ (17)トウシンマカオ
 注 (13)ピューロマジック
 △ (2)アネゴハダ
 △ (6)ジョウショーホープ
 △ (14)ダノンスコーピオン
 △ (15)アサカラキング
 △ (11)トゥラヴェスーラ
 △ (16)カリポール
結論 馬連5-18,17,13,2,6,14,15,11,16 (10:10:10:5:5:4:4:1:1) 複勝5 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (5)サウザンサニー

 デビュー当初はダートを使われていたが、芝に路線転向してから強くなった馬。昨年暮れに1勝クラスを勝利すると、そこからさらに勢いを増し、3連勝で3勝クラスも突破。前走の函館スプリントSでも4着に善戦した。

 前走は1番枠から出遅れ、最内からじわっと挽回して行く形。3角でもまだ後方だったが、3~4角の最内から中団まで上がり、直線では開いた最内のスペースから進出して仕掛けを待つ。ラスト1Fで仕掛けて前に迫り、2着争いに加わったがクビ+クビ差の4着だった。

 3~4走前ではメンバー最速の上がり3Fで追い込み、前走でも最後の直線で仕掛けを待つ場面がありながらもメンバー上がり2位を記録。ここに来て著しい瞬発力の強化を見せている。ゲートに甘さがあるので、好位が取れない可能性が高い点がネックだが、前走のように上手く捌いて来られればチャンスがある。

○ (18)ママコチャ

 昨春のリステッドの安土城Sでは、スプリントGⅠ通用レベルの指数で勝利した馬。同レースでは12番枠からまずまずのスタートだったが、二の脚が速く楽に先行。内のプルパレイを行かせると、さらに内からコムストックロード、グルーヴィットが前を主張してきたので、控えて2列目の外を追走した。3~4角でもペースが上がらず、ブレーキ気味に外々を回り、4角でさらに外。直線序盤で先頭との差は1馬身あったが、グンと伸びて一気に先頭に立った。ラスト1Fでは楽々と後続を突き放して3馬身差で完勝した。

 ママコチャは前で立ち回れて、直線でもうひと脚使えるのが魅力。昨秋のスプリンターズSでも6番枠からまずまずのスタートだったが、そこから押して好位中目を追走。3角手前で外に誘導し、4角で2頭分外から2番手のテイエムスパーダをかわして、先頭のジャスパークローネに半馬身差の2番手で直線へ。直線序盤でじわじわ伸びてラスト1Fでジャスパークローネを捉え、内から捌いて上がったマッドクールとの叩き合いをハナ差で制した。

 スプリンターズSは内と前が有利な展開。これを3角手前で思い切って外に誘導し、ロスがありながら勝利した内容は良い。このスプリンターズSではママコチャを本命◎としたが、理由は安土城SでGⅠ級の走りを見せたことと、休養明けの北九州記念を叩いてスプリンターズSを大目標にしていたこと。

 しかし、今年の高松宮記念は、休養中に体調を崩したようで前哨戦を使えない誤算が生じ、昨年のスプリンターズSで2着に下したマッドクールとは1.0秒差の8着に敗退。まあまあ崩れてはいるが、圧倒的に内が有利の馬場状態で、好位の外から勝ちに行くロスが生じたことも大きかった。

 ただ内有利の馬場状態で14番枠というのは前走の高松宮記念時と同じ。今回も好位の外々からロスを作ることになるが、今回は立て直されたことで前走時よりも状態がいいはず。また前走よりも相手が楽になるということもあり、対抗評価とした。

▲ (17)トウシンマカオ

一昨年、昨年の京阪杯を2勝している実績馬。昨年の京阪杯は17番枠からまずまずのスタートを切って、じわっと好位馬群の直後まで上がった。4角で馬場状態の良い外に出して追い出されると、直線序盤で3列目まで上がり、ラスト1Fで突き抜けて2着ルガルに2馬身差をつけて完勝した。

 この馬はエンジンが掛かってから堅実に伸びてくるタイプ。前々走のオーシャンSでも15番枠から好スタートを決めてじわっと先行し、好位の外からしぶとく粘って完勝している。前々走で太目の馬体で好走したために、その後は反動が出て、近2走は凡走しているが、立て直されての今回は巻き返しが期待できる。

 またトウシンマカオは一昨年の京阪杯を走破タイム1分7秒2で優勝した一方、昨年の高松宮記念は不良馬場で大敗と高速決着が得意なタイプ。本日は高速馬場だけに、この馬の堅実な末脚は侮れない。
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本日4番 中山9R 白井特別  芝1800m
 ◎ (8)メイショウラナキラ
 ○ (1)グラニット
 ▲ (9)ルーチェロッサ
 △ (3)フラミニア
 △ (4)エレクトリックブギ
 △ (5)ランプシー
結論 馬連8-1,9,3,4,5 (10:10:10:10:10) 複勝8 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にワザモノ(-12.0pt)、グラニット(-11.3pt)、フラミニア、エレクトリックブギ(ともに-11.0pt)、 メイショウラナキラ(-10.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。

◎ (8)メイショウラナキラ

 デビュー5戦目の3歳1勝クラスを逃げて4馬身差の圧勝を決めたことがあるように、マイペースで先行できるとしぶとい馬。昨夏もこのクラスの藻岩山特別でも3列目の外を追走して、現OP馬のドゥラドーレス、エルディアブロ、ローゼライトと小差の4着に善戦した実績やオールスターJ第4戦で逃げて3着に粘った実績がある、

 その後、屈腱炎で長期休養を余儀なくされたが、前々走の井澤特別では2番手を追走して4着と復調気配を見せた。前走は初ダートで度外視できる一戦。今回は得意の芝でマイペースの先行ができれば、前走のダート経験も生きて最後の粘りが強化されるだろう。
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本日4番 中京12R 3歳上1勝クラス ダ1400m
 ◎ (2)グランファラオ
 ○ (9)スナークシュンソウ
 ▲ (1)ストレングス
 △ (5)ハリウッドブルース
 △ (6)ドゥータップ
 △ (10)メイプルギャング
 △ (11)スターチスブーケ
 △ (3)カズラポニアン
 △ (12)マルモリキング
結論 馬連2-9,1,5,6,10,11,3,12 (10:10:10:10:3:3:2:2) 複勝2 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にハリウッドブルース(-12.0pt)、グランファラオ、スナークシュンソウ(ともに-5.7pt)、ストレングス(-4.0pt)、マルモリキング(-3.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。

◎ (2)グランファラオ

 未勝利馬が上位人気に支持されるやや低調なメンバー構成。その中で4走前のこのクラス2着が光る。4走前は1番枠から五分のスタートだったが、最内から前2頭からやや離れた3列目付近まで挽回して3角へ。3~4角で外の各馬が押し上げて行ったが、動かずに4角で中目の誘導して直線へ。そこからしぶとく伸び続けての2着だった。

 前走は距離延長で初めての1700m戦。9番枠から好スタートを切り、やや掛かり気味に2番手を追走と勝ちに行く競馬。最後は止まったが内容は悪くない。ここは先行勢が手薄、流れに乗って前進を期待する。

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