2024年 ルーキーズサマーCの予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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予想

2024.08.21
2024年 ルーキーズサマーCの予想

■差しが決まり始めている

 昨日の浦和は浦和スプリント(ダ1400m)で1分23秒9とレコードと0.1秒差の走破タイムが出るほど馬場が軽く、逃げ馬の活躍は【5・4・2・1】と圧倒的に有利だった。本日はそこからの馬場回復で差しが決まり始めている。

 また2歳の早期の重賞らしく、前々走や前走で逃げて勝ち上がってきた馬が多数の組み合わせ。こうなると差し馬を狙いたくなるが、若竹特別で展開に恵まれて勝ち負けした馬のほうが、ここを始めとするその次走での凡走が目立っている。それも踏まえて予想をまとめた。

■有力馬と評価ポイント

◎ (3)ファイアトーチ

 前走の若竹特別を勝利して2戦2勝。前走は4番枠から五分のスタートだったが、促されて3番手を追走。3角で2列目に上がり、4角ではもう先頭。残り100mで内から(2)オニアシ、外からプレミアムハンドが迫ってきたが、しぶとく踏ん張ってハナ差で勝利した。

 前走は前後半36秒7-39秒2のハイペース。(6)オニアシとはハナ差だったが、ラスト2F13秒6-13秒6の差し馬向きの流れを差せなかった同馬よりも勝ちにいって勝利したファイアトーチのほうが強いということになる。

 また新馬戦の800mの走破タイムは(8)クマノコのほうがで0.1秒速いが、ファイアトーチがかった新馬戦のほうが明確に時計の掛かる馬場だった。また、前走、前走で逃げて勝ち上がった馬が多い状況下で、折り合える点も好ましく本命馬とした。

〇 (8)クマノコ

 前々走の800mの新馬戦は、6番枠からトップスタートを切ると、そのままハナを主張して逃げる形。3~4角でニンリルが競ってきたが、それに抵抗して2馬身差で直線へ。直線ではしぶとく踏ん張り、その差を詰めさせることなく、2馬身差で完勝した。

 前々走時は当日の逃げ馬の成績は【6・3・1・2】。逃げ馬が圧倒的に有利な馬場だったが、ハナへ行けるスピードがあることが才能である。

 この馬は前走で芝を叩いてここが大目標。ただ今回は前々走ほど楽には前に行けず、ハナへ行けば同型馬に競られる可能性が高い。ただ、外枠なら内の逃げ馬を見ながら動ける優位性もあり、対抗評価とした。

▲ (4)シュナノパリオ

 新馬戦は若竹特別でハナ+ハナ差3着のプレミアムハンドとタイム差なしの2着。逃げて3着馬に大差を付けての2着だった。前々走でも2着だったが、7番枠から好スタートを切り、内から枠なりで先頭に立った(2)オニアシの外2番手を追走。3~4角で競り掛けて併走状態で直線へ。直線序盤で同馬を競り落として先頭に立ったところを残り100mで(6)ライトスリーに差され、2馬身差の2着だった。

 前々走は逃げた(2)オニアシが4着に敗れたように、前々走は差し馬有利の展開。オニアシを負かしに行っての2着はなかなかの内容だっだ。

 前走の若竹賞は大外9番枠から出遅れて、差す競馬。4角では中団の内だったが、進路を外からカットされ、そこから外を狙うロス。直線では前の争いから置かれたものの、残り100mではそれなりに目立つ脚で伸びてきた。

 これまで一度も勝ったことがない状況下での重賞挑戦。若竹特別でも崩れたこともあり、ブービー人気と人気がないが、ここでは大惑星になりうる。

先週は黒潮盃を馬連◎-▲で的中。このレースは◎が1番人気のダテノショウグンでしたので配当妙味はありませんでしたが、北海道スプリントCは3番人気のチカッパを◎とし、馬連◎-△で当てることができました。参考にされた方、おめでとうございました。

△ (5)ヤギリケハヤ

 前走のシャイニングヒーロー賞を勝利して2戦2勝。前走は3番枠から好スタート。外のディスクリプションのほうがスタートも速く勢いもあったが、押してハナを主張し、逃げの手に出た。序盤からグァンバーレにプレッシャーをかけられたが、同馬は3~4角で失速。そこで上がったラブミールイスと最後の直線では長いマッチレースになったが、ラスト100mで競り落として1馬身半差で勝利した。

 この馬は新馬戦で6馬身差で圧勝した馬だが、前走でも3着馬に3馬身半差、4着馬にも6馬身半差をつけており、強い内容だった。ただし、今回は逃げて勝ち上がった馬が多数の重賞で競り合った場合怖さ、逃げられなかった場合の脆さが潜んでおり、評価を下げた。

△ (6)ライトスリー

 2戦2馬。新馬戦では逃げて5馬身差で圧勝。ラスト1Fで12秒4と加速した辺りに素質を感じさせた。前走では8番枠から五分のスタートを切ったが、内の(2)オニアシ、▲(4)シュナノパリオのほうが速く3番手を追走。3~4角でやや置かれたが、直線で(2)オニアシ、◎(3)ファイアトーチが競り合って甘くなったところを差し切っての勝利だった。

 距離1400mの前走時、追走に忙しさを見せていたことから、距離はもっとあったほうが良さそう。今回は中団からの競馬が想定されるが、前も強いのでその位置からだと届かない可能性もあり評価を下げた。

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