2024年 札幌記念以外の札幌8R以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2024.08.18
2024年 札幌記念以外の札幌8R以降の予想

本日は札幌記念と下記の3レースで終了いたしますm(__)m。

■超絶高速馬場で逃げ、先行馬が手薄

 昨日の中京芝1400mの豊明S(3勝クラス)では、1分19秒0のコースレコード、日本レコードタイ(2002年7月14日の新潟芝1400mのマグナ―テンに並ぶ)が記録された。現在の中京芝は一目瞭然の超絶高速馬場だ。

 しかし、ここは北九州記念を前後半3F32秒3-35秒6で逃げ切ったピューロマジックがハンデ55.5Kgを嫌って回避したことで、逃げ、先行馬が手薄となった。スタートもテンもそこまで速くない(11)グレイトゲイナーのハナが濃厚。(14)レッドヒルシューズ辺りが絡んでいっても、そこまでペースが上がらないだろう。よって内と前が有利と見て予想した。

本日2番 中京11R CBC賞 芝1200m
 ◎ (1)ドロップオブライト
 ○ (11)グレイトゲイナー
 ▲ (2)キタノエクスプレス
 △ (6)スズハローム
 △ (7)ジャスティンスカイ
 △ (16)アグリ
 △ (5)グランテスト
 △ (17)カリポール
結論 馬連1-11,2,6,7,16,5,17 (10:10:10:10:4:3:3) 複勝1 (50)

■超絶高速馬場で逃げ、先行馬が手薄

 昨日の中京芝1400mの豊明S(3勝クラス)では、1分19秒0のコースレコード、日本レコードタイ(2002年7月14日の新潟芝1400mのマグナ―テンに並ぶ)が記録された。現在の中京芝は一目瞭然の超絶高速馬場だ。

 しかし、ここは北九州記念を前後半3F32秒3-35秒6で逃げ切ったピューロマジックがハンデ55.5Kgを嫌って回避したことで、逃げ、先行馬が手薄となった。スタートもテンもそこまで速くない(11)グレイトゲイナーのハナが濃厚。(14)レッドヒルシューズ辺りが絡んでいっても、そこまでペースが上がらないだろう。よって内と前が有利と見て予想した。

■有力馬と評価ポイント

◎ (1)ドロップオブライト

 5走前の中京芝1200mの知立S(3勝クラス)でここでも通用する指数を記録した馬。同レースでは7番枠から伸び上がるようなスタートでやや出遅れたが、そこから押して3列目の外を確保。そこから離れた単独3番手に上がって3角へ。3~4角ではじわっと前との差を詰め、直線序盤でしぶとく伸びて2列目に上がり、ラスト1Fで逃げ馬を捉え切って2馬身差で完勝した。

 前走のパラダイスSでは10着敗退。しかし、3角では外から折り合い欠いたシュトラウスにぶつけられる場面。さらに3~4角の内で包まれて、直線で前が壁。外へ外へ行っても進路が作れず、能力を出し切ったものではない。

 今回は超絶高速馬場で1番枠のアドバンテージがあり、ある程度、前の位置でレースを進められる点が魅力。実績のあるこの舞台で巻き返しを期待する。

○ (11)グレイトゲイナー

 5走前に時計の掛かる馬場のOP。みちのくSを勝利した馬。同レースでは11番枠から五分のスタートを切り、押して先行策。内のアビッグチアを行かせてその外2番手を追走した。道中はアビッグチアが掛かりながら逃げて激流。3~4角でアビッグチアが甘くなったので、持ったままで4角先頭。直線序盤で外のサンライズオネストに並ばれ、一瞬前に出られたが、ラスト1Fで差し替えての3/4差で勝利した。

 この馬は5走前が自己最高指数であり、サンライズオネストを差し返して内容から、タフな馬場がベスト。しかし、高速馬場だった前々走のカーバンクルSでも1番枠か五分のスタートを切り、そこから押して枠の利でハナを取り切り、激流に持ち込んで2着に善戦している。

 休養明けで芝1000mの前走アイビスサマーダッシュでは、前に行けずに15着に大敗したが、今回は前走で1000m戦を使ったことで、行きっぷりが良くなるはず。高速馬場はベストではないが、今回は本気で競って行けるような馬は見当たらないので、対抗に推す。

▲ (2)キタノエクスプレス

 前々走の2勝クラスと前走のバーデンバーデンCを連勝中の上がり馬。前走は3番枠から出遅れて後方からの追走。しかし、内の先行勢が押し上げていくので、その後ろのスペースを上手く拾って好位の内目で3角へ。3~4角でもスペースを潰し、4角で外に誘導して直線へ。序盤で抜け出して2番手と3/4差。ラスト1Fでもしぶとく踏ん張り、後続の追撃を振り切って3/4差で勝利した。

 前走は前後半3F32秒4-34秒6のかなりのハイペース。緩みない流れの中で位置を押し上げ、最後までしぶとく粘れていた点は高く評価できる。しかし、上手く内のスペースが空いたことも好走要因である。今回も内枠。出遅れた場合には進路取りが難しくなる可能性もあるが、五分のスタートを切って枠の利を活かせればチャンスはある。
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本日1番 札幌8R クローバー賞(OP) 芝1200m
 ◎ (4)ミリオンローズ
 ○ (7)ニタモノドウシ
 ▲ (1)ソロモン
 △ (8)エイシンマジョリカ
結論 馬連4-7,1,8 (30:15:5) 複勝4 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にミリオンローズ、ニタモノドウシ(ともに-4.0pt)、ソロモン(-1.3pt)、バセリーナ(3.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。

◎ (4)ミリオンローズ

 6月の東京芝1600mの新馬戦の勝ち馬。同レースでは1番枠から五分のスタート後に首を上げてしまったが、そこからすっと加速して先行し、好位の最内を追走した。道中も逃げ馬の後ろで折り合ってスペースを作って進み、3~4角でじわっとスペースを潰して直線へ。直線序盤で逃げ馬の内からすっと抜け出し、ラスト2Fで先頭に立った。このまま独走かと思われたが、追ってくる馬たちの末脚が鋭く、ラスト1Fで詰め寄られてしまったが、なんとか半馬身差で押し切った。

 リオンローズの上がり3Fタイムは33秒4秒。これはなかなか優秀と言える。ラスト2F11秒0-10秒9は、以前の数字に均すならラスト1F11秒2か11秒3くらいの価値で、これもなかなか優秀と言えるだろう。

 またこの新馬戦では4着以下が離されており、最後に伸びてきた2着エンブロイダリー、3着クライスレリアーナの末脚にも光るものがあった。ミリオンローズが独走Vとならなかったのは、2頭の末脚が優秀だったからという評価で、実際にエンブロイダリー、クライスレリアーナは次走未勝利戦を好指数で圧勝している。

 この新馬戦は出走馬の質が高く、走破タイムが平凡なので疲れが残りにくく、次戦に繋がりやすい内容。よって、ミリオンローズもここで順当な上積みが期待できる。

○ (7)ニタモノドウシ

 福島芝1200mの新馬戦の勝ち馬。同レースは短距離でみなスタートダッシュが良いなか、2番枠からかなりまったりとしたスタートを切った、後方2番手からの追走で前に離されたが、徐々にその差を詰めて3角では中団やや後方の外。ラスト2F過ぎの4角から勢い良く上がっていったが、それでも前とはまだ差があった。4角では中団の外、直線序盤で大外に出されると、短い直線の福島で一気に伸びて差し切り1馬身半をつけた。

 このレースは芝1200mとしては緩めの流れ。走破タイムは平凡だが、上がり3Fタイム33秒6はこの日の福島芝では古馬を含めてNO.2の数字。これはかなり高く評価できる。今回は出遅れのロスがあり、全力を出したものではないだろう。また、前走のレースぶりから短距離馬ではなく、今回の距離延長はプラスに転じる可能性が高い

▲ (1)ソロモン

 今回と同距離コースの新馬戦の勝ち馬。同レースでは6番枠からまずまずのスタートを切り、軽く内の馬と接触する場面もあったが、積極策で2番手を確保。道中は逃げ馬の半馬身外を追走。3角から外に張り気味だったが、4角でも逃げ馬と半馬身差を維持。直線では逃げ馬を捉えられる展開だったが、外にややモタれてなかなか伸びず、ラスト1Fでも逃げ馬と半馬身差。それでも最後にハナ差だけ交わしたところがゴールだった。

 本馬は全姉に何かと注目を集めて大活躍したメイケイエールがいる血統馬。堀厩舎ということもあり、前走の東京新馬戦でも1番人気の支持を集めていた。しかし、好位の外から直線で伸びそうなところから伸びあぐねての4着だった。

 前走は勝利したが指数は高くない。それでも前々走の新馬戦時よりも勝ちにいく競馬で勝利したところは指数以上の価値がある。ここまでの2走は期待ほどの結果とは言えないが、血統馬は昨年のアイビーS時のホウオウプロサンゲのように、突如大きな上積みを見せることもある。
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本日4番 新潟11R NST賞 (OP) ダ1200m
 ◎ (6)ダノンミカエル
 ○ (12)メタマックス
 ▲ (14)ナックドロップス
 △ (2)デュアリスト
 △ (4)ヴァガボンド
 △ (5)アルファマム
 △ (7)コパノパサディナ
 △ (8)メズメライザー
 △ (9)ロードエクレール
 △ (10)マニバドラ
 △ (13)コパノニコルソン
結論 馬連6-12,14,2,4,5,7,8,9,10,13 (5:5:5:5:5:5:5:5:5:5) 複勝6 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にマニバドラ(-29.0pt)、ロードエクレール(-25.0pt)、アルファマム(-24.7pt)、コパノニコルソン、メタマックス(-23.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。

◎ (6)ダノンミカエル

 4走前に2勝クラスを正攻法で勝利した馬。4走前は8番枠から出遅れたが、追っつけて3番手に上がり、1番人気のルーラルハピネスをマークする形。残り300m付近で同馬が追い出されると、負けじと追われてラスト1Fではマッチレース。最後に競り落として1馬身差で勝利した。

 今回はダ1200mにして快速馬は不在。それも考慮されて(10)マニバドラが1番人気に支持されているが、同馬は前走のOP・安達太良Sで好位の外から差し切って自己最高指数で勝利した後の一戦となる。今回はその疲れで指数をダウンさせてくるだろう。また近3走は高速馬場で1着、ハナ差2着、1着と好走したものだが、本日のダートはやや時計が掛かっている。

 ◎のダノンミカエルは現状ではやや指数不足だが、ハンデ50Kgで前に行ける強みがある。またこれまでのキャリア11戦で、出走メンバー中でもっともキャリアが浅く、まだ伸びしろも見込める。

 今年の3戦は着順が悪いが、3走前の中京スポーツ杯こそスタミナが不足する休養明けで、オーバーペースに巻き込まれ12着と大敗したが、近2走は大きく負けてはいない。前走で芝を使ったことがスピード強化に繋がれば、馬券圏内に食い込めると見る。

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