2024年 関屋記念以外のメインR以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2024.08.11
2024年 関屋記念以外のメインR以降の予想

本日はメインR3鞍+中京12Rの計4レースで終了です。

■前有利の展開必至もキレる差し馬に期待

 今年は中京開幕週の超高速の芝2000mで行われる。中京芝2000mはゴール手前の急勾配の途中からスタートして、向正面半ばまで坂を上っていくコース。この影響で前が残りやすくなっており、もっとも格高の金鯱賞では過去10年で逃げ馬が7回も馬券に絡んでいる。

 つまり、前有利ということ。今年は内枠にテンが速い(2)グランスラムアスクが入り、その外から逃げてこその(6)テーオーシリウスが競り掛けてハナ争いが展開したとしても、そこまでペースが上がらない可能性が高い。

 小倉で行われた昨年のこのレースの2着馬であるテーオーシリウスはひょっとしたらと思わせるが、ベストは昨年の美浦Sのようなある程度時計の掛かる馬場で上がりの掛かる決着。また今年は昨年ほどの勢いを感じさせない。グランスラムアスクもこの距離はいいが、勢いを感じさせないという点では同じだ。よって、ここは決め手ある差し馬に期待する。

本日1番 中京11R 小倉記念 芝2000m
 ◎ (12)セントカメリア
 ○ (3)レッドランメルト
 ▲ (11)ディープモンスター
 注 (1)リフレーミング
 △ (6)テーオーシリウス
 △ (2)グランスラムアスク
 △ (7)シリウスコルト
 △ (9)ファユエン
 △ (10)コスタボニータ
結論 馬連12-3,11,1,6,2,7,9,10 (10:10:10:8:3:3:3:3) 複勝12 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (12)セントカメリア

 4走前のサンタクロースS(3勝クラス)では後続にしっかりと差をつけて、オープン級の指数で勝利した馬。同レースでは8番枠からやや出遅れて中団やや後方を追走。道中では前2頭が飛ばして3番手を10馬身以上離して緩みなく流れたが、そこでは動かずに脚を溜める。3~4角でじわっと進出し、4角で外に誘導して直線へ。序盤で中団やや後方の外から一気に好位列まで上がり、ラスト1Fで先に抜け出したシェイクユアハートを楽々とかわして1馬身3/4差で完勝した。

 4走前は前後半5F58秒6-60秒7のかなりのハイペース。ラスト2Fで13秒0と前が失速する展開に恵まれたのは確か。しかし、前々走の都大路Sでは、休養明けながら超高速馬場で前有利の展開をメンバー最速の上がり3Fで追い込み3着。前走のマーメイドSも休養明けで好走した疲れも多少あった状況下で、アリスヴェリテが逃げ切る展開だったが大崩れしなかった。今回は順当に体調面の上昇が見込めるだけにチャンスは十分にある。
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本日3番 札幌11R UHB賞(OP) 芝1200m
 ◎ (9)エイシンフェンサー
 ○ (4)カンティーユ
 ▲ (11)ダノンマッキンリー
 △ (12)ブトンドール
 △ (13)キミワクイーン
 △ (1)ソウテン
 △ (5)シュバルツカイザー
 △ (8)サトノラムセス
 △ (14)マメコ
 △ (16)サブライムアンセム
結論 馬連9-4,11,12,14,1,5,8,14,16 (15:10:5:5:3:3:3:3:3) 複勝9 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にカンティーユ(-20.0pt)、マメコ(-18.3pt)、シナモンスティック(-17.3pt)、エイシンフェンサー、ブトンドール(ともに-17.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。

◎ (9)エイシンフェンサー

 芝1200mで9戦して馬券圏内を外したのは、昨年12月のカウントダウンSのみ。当時は休養明け好走後の疲れ残りの一戦で、2列目の最内を追走していたが、直線序盤で前が壁となり、仕掛けが遅れる不利があったもの。

 前々走のTVh杯、前走のTVh賞ともに外枠から好位を取りに行って3~4角でロスを作りながらもクビ差2着、1着と好走しており、ここへ来ての成長力を感じさせた。今回はオープンで相手が強化されるが、安定感もあって能力値も上位。軸馬には最適と見る。

○ (4)カンティーユ

 これまで20戦してハナを譲ったことが3回のみ。逃げるとしぶとく、4走前の新津特別は3番枠から好スタートを切って、楽にハナを主張し、2着馬に5馬身差の大楽勝。当時の2着馬は、その後の現在準OPで2着の実績もあるカフジテトラゴンだったように、重賞通用レベルの指数で強い内容だったと言える。

 この馬はその次走で南総Sも逃げ切り勝ちし、長期休養明けでOP初挑戦となった3走前のしらかばSでも逃げてハナ差の2着に善戦。前々走のラピスラズリSは2番枠から躓き気味のスタートでハナを主張できず、2列目の最内を追走。3~4角で包まれ、直線序盤で詰まってしまったが、進路が開くと狭い間をしっかりと捌いて2着に浮上した。

 長期休養明けの前走の青函特別でも10番枠から五分のスタートだったが、そこから押してハナを主張し、逃げてハナ差の2着。ここも強い内容だったが、今回は長期休養明け好走後で反動が出る危険性がある。また、外枠にテンの速い(7)カルネアサーダもいるだけに、楽にハナに行けない可能性も考慮し、対抗評価とした。
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中京12R 知多特別 芝1200m
 ◎ (4)クインズプリーズ
 ○ (5)エールレヴリー
 ▲ (10)インプロバイザー
 △ (2)ヤマニンアンフィル
 △ (6)モズトキキ
 △ (9)ロードトレゾール
 △ (3)プレジールミノル
 △ (7)テンジュイン
結論 馬連4-5,10,2,6,9,3,7 (10:10:10:8:8:2:2) 複勝4 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にクインズプリーズ(-10.7pt)、ヤマニンアンフィル、インプロバイザー(ともに-10.3pt)、テンジュイン、ロードトレゾール(ともに-10.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。

◎ (4)クインズプリーズ

 デビューからダートを中心に使われ、3度目の芝のレースとなった前々走の大日岳特別では見事に2着。前々走は11番枠からまずまずのスタートを切り、好位の外を追走。3~4角の外から離されてずに前について行き、4角で前2頭の外に誘導して直線へ。そこから馬場の良い外に誘導しながらじわじわ伸び続け、ラスト1Fで前2頭を差し切って2着に浮上した。

 前々走は芝適性の高さとスピードを見せることに成功した。前走はダートでハイペースを好位から追いかける形となって失速したが、芝で前進を期待する。

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