2024年 北九州記念と函館10R以降の予想 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

お問い合わせ

予想

2024.06.30
2024年 北九州記念と函館10R以降の予想

→最終レースは福島12Rのみ、一番下に追加します。

■開幕週で内有利だが、激流必至

 北九州記念は2012年から2018年までは2回小倉8日目で行われていたが、2020年以降は2回小倉開催4日目で行われ、今年は開幕週で行われることになった。昨年はジャスパークローネが逃げ切るなど、2020年以降は内と、前が活躍している。

 このレースが行われる小倉芝1200mは、コース最高部の2角のポケットからスタートし、3角までの距離が約480m。スタートしてすぐに下りとなるため、他場の芝1200mよりもテンが速くなり、ハイペースが発生しやすい。しかし、開幕してから間もない時期は、内を立ち回れる優位性を活かして前からでも押し切れている。

 ただし、今年は雨の影響でコンクリート馬場が発生することもある小倉芝コースとは思えないほど、かなり時計が掛かっている。その上で外枠に(12)ピューロマジック、(11)ジャスパークローネとテンの速い馬が入り、内から逃げてこそ(2)テイエムスパーダが二の脚で抵抗していく形になる。こうなると前半3F33秒台半ばのかなりのハイペースが予想される。よって、ここは差し馬有利と見る。

本日3番 小倉11R 北九州記念 芝1200m
 ◎ (16)ヨシノイースター
 ○ (13)カンチェンジュンガ
 ▲ (14)ナナオ
 注 (4)グランテスト
 △ (1)ディヴィナシオン
 △ (8)トゥラヴェスーラ
 △ (9)ペアポルックス
 △ (11)ジャスパークローネ
 △ (15)ショウナンハクラク
結論 馬連16-13,14,4,1,8,9,11,15 (10:10:10:4:4:4:4:4) 複勝16 (50)

■有力馬と評価ポイント

◎ (16)ヨシノイースター

 デビューからしばらくはダートを使われて未勝利だった馬だが、芝路線の転向すると徐々に上昇。昨年4月に3勝クラスを勝利し、堂々のOP馬となるまで成長した。OP入り後はやや人気を裏切る形となっていたが、3走前に小倉芝1200mの北九州短距離Sを勝利した。

 3走前は13番枠からまずまずのスタート、そこからは押して2番手の外を取りにいった。道中も逃げ馬メイショウゲンセンにプレッシャーをかけながら先頭列付近で3角へ。3~4角でメイショウゲンセンに並びかけ、出口で馬場の良い外へ誘導。外からすっと伸びて3/4ほど前に出ると、ラスト1Fでそのまましぶとく踏ん張り、2着争いを尻目に3/4差で振り切った。

 前々走のオーシャンSではやや出遅れたが、その後の行きっぷりが良く、2列目の内で進める形。前走の春雷Sでもコントロールしながら2列目の外で進めているように、ここへ来て行きっぷりが良くなっているように、ここへ来て再度の上昇気配を感じさせる。

 前走の春雷Sは13番枠から3~4角の外を回って勝ちに行くロスを作ってしまったために最後の直線で伸びあぐねたが、アタマ+クビ差の3着と力のあるところは示した。ここでは海外帰りの休養明けとなる(11)ジャスパークローネに次ぐ能力値2位。今回は内にテンが速い馬がいる枠の並びの外枠で自然とワンテンポ脚を溜める形になり、展開に恵まれるはず。3走前で勝利した舞台で前進を期待する。

※時間があれば○▲のコメントも追加しますm(__)m。
___________________________________

本日4番 函館10R 立待岬特別 芝1200m
 ◎ (12)ポルタフォルトゥナ
 ○ (3)スムースベルベット
 ▲ (1)オウバイトウリ
 △ (7)スクルプトーリス
 △ (8)スイミーユニバンス
 △ (14)メイショウハボタン
 △ (6)ショウナンアメリア
 △ (10)ロゼクラン
 △ (13)ジョリダム
結論 馬連12-3,1,7,8,14,6,10,13 (10:10:7:7:7:3:3:3) 複勝12(50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にメイショウハボタン(-12.3pt)、ロゼクラン(-11.7pt)、スクルプトーリス(-11.0pt)、ポルタフォルトゥナ(-10.7pt)、ジョリダム(-10.0pt)。

 能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (12)ポルタフォルトゥナ

 昨夏の函館芝1200m戦で1勝クラスを勝利した馬。休養後の2勝クラスでも二度3着に好走しているように地力をつけている。特に3走前の福島中央テレビ杯では、7番枠からまずまずのスタートだったが、二の脚が速く、逃げ馬の外2番手を確保。終始逃げ馬にプレッシャーをかけて4角では並んだが、直線序盤で1馬身ほど離され、ラスト1Fでハナ+クビ差迫っての3着と好内容だった。

 前走のHTB賞は逃げたことで目標にされ、能力を出し切れなかった。ここでは能力値も最高値も上位。意欲の連闘策でさらなる前進が期待できる。
___________________________________

本日1番 函館11R 巴賞(OP) 芝1800m
 ◎ (9)ホウオウビスケッツ
 ○ (12)デビットバローズ
 ▲ (11)ワールドリバイバル
 △ (7)ショウナンマグマ
 △ (15)アケルナルスター
 △ (2)リューベック
 △ (6)ラリュエル
 △ (8)フォワードアゲン
結論 馬連9-12,11,7,15,2,6,8 (15:10:10:10:2:2:1) 複勝9 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にワールドリバイバル(-20.0pt)、ホウオウビスケッツ、デビットバローズ、オニャンコポン(ともに-19.7pt)、サンストックトン(-17.7pt)。

 能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (9)ホウオウビスケッツ

 タフな馬場で行われた昨年のスプリングSでは、オーバーペースで逃げるグラニットの2列目の最内を追走し、ベラジオオペラ(先週の宝塚記念3着)の2着に入線した実績馬。その後スランプ気味だったが、前々走の東京新聞杯では3着と復活してみせた。

 前々走は8番枠からまずまずのスタートを切り、積極的に位置を取りに行ったが、外から2頭が前を主張するとすんなり引いて4番手の最内と絶好位を取った。3~4角でペースダウンしたが、コントロールしながら3列目の最内で直線へ。序盤で前のトゥードジボンの後ろから外へ誘導し、ラスト2Fで追われるとジリジリと先頭列に並びかける。ラスト1Fで2着ウインカーネリアンにクビ差まで迫ったが、3着だった。

 ホウオウビスケッツは本質的にマイル戦は忙しいが、前々走では超高速馬場を上手く最短距離を通せたことで3着に好走することができた。前走の東風Sも緩みない流れを2列目の外を追走しながらも3着と崩れなかった辺りに本格化を感じさせる。今回はスプリングS2着時と同じ芝1800m戦で、ややタフな馬場の現在の函館芝も合うはず。
___________________________________

本日5番 福島12R 3歳上1勝クラス 芝1200m
 ◎ (6)ダノンゴーイチ
 ○ (7)ステークホルダー
 ▲ (8)カリーシ
 △ (9)ライングッドマン
 △ (5)ダルタニアン
 △ (13)テセラリアン
 △ (2)レザンノワール
 △ (3)チェルシー
 △ (4)スマートメイプル
 △ (14)グローリアスカペラ
 △ (15)ブラウンウェーブ
結論 馬連6-7,8,9,5,13,2,3,4,14,15 (10:10:8:6:6:2:2:2:2:2) 複勝6 (50)

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にラピカズマ(-7.3pt)、ステークホルダー、ブラウンウェーブ(ともに-6.3pt)、カリーシ(-4.0pt)、テセラリアン(-3.7pt)。

 能力値は競走馬の力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っている。また穴狙いの場合は、近5走以内に能力値上位馬に準ずる指数を記録し、今回が当時と類似条件となる馬としている。

◎ (6)ダノンゴーイチ

 中山芝2000mの新馬戦では3番枠からトップスタートを切ったが、外の2頭に行かせて3番手を追走。3~4角で前の馬が急に下がってきたが、うまく外に捌いて再び最内に入れ、コースロスなく直線へ。序盤で前2頭の外に誘導すると2番手に上がり、ラスト1Fで逃げ馬をかわして2馬身半差で勝利した。

 この新馬戦は3着以下が弱かったとはいえ、7馬身半差を付けており、好指数での勝利だった。その後は新馬戦のダメージが大きく、骨折などで順調にレースを使えず、成績が伸びなかった。

 それでも前々走の須賀川特別では6番枠から五分のスタートを切り、中団中目で前の馬を壁にして脚を溜め、4角でスムーズに外に誘導して直線序盤で追われると、しぶとく伸びて勝ち馬と0.4秒差(5着)に健闘している。このレースは3~4角の最内を立ち回った馬が1~4着を独占したように、昨夏の2回福島3日目で最内が有利な馬場だった。

 前走は休養明けで初ダート。ここに向けての叩き台として使われたものだろう。ここで一変を期待する。

記事一覧へ戻る