2020年 プロキオンS・七夕賞 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2020.07.12
2020年 プロキオンS・七夕賞

●七夕賞

まるでサイン馬券のように、「七夕賞は、七枠が有力」と言われていたのは、七夕賞が福島最終週に行われていた頃の話。当時は福島の馬場状態も悪く、最終日ともなると内側の芝がボロボロになり、外差しが決まってばかりでした。何も考えずに、外目の枠の差し馬のボックス馬券買っておけば、軽く万馬券が獲れたこともあったほど。

ところが、福島は2012年に芝を密度の濃いものに張り替えて以来、馬場高速化。さらに春の東京開催が2週延長されたことで、七夕賞は2回福島4日目に繰り上がり、七夕賞当日は、道悪にならない限り、内枠の逃げ、先行馬もがんばれるようになりました。しかし、2016年以降は再び時計が掛かり出しており、過去4年中3年は外差しが決まっています。

もともと七夕賞が行われる福島芝2000mは、最初の1コーナーまでの距離が約505mと長く、さらに序盤から2度の坂を下るため、福島芝1800mよりも前半が速く、ハイペースが発生しやすいコース。つまり、逃げ馬は受難、先行馬は苦戦の舞台です。

今年も近年のように時計は要していますが、特に昨日は騎手が上手くペースコントロールしていたため、内目でレースを運んだ逃げ、先行馬が残れていました。そのうえ今回は出走各馬の近4走ので、逃げたことがある馬が不在。不良馬場の4走前・ジュライCを逃げ切り勝ちし、積極策をアピールしているジナンボーが逃げるか(?)というメンバー構成です。

先行馬は多数出走していますが、どの馬も逃げるのはちょっと…という馬ばかりなので、案外とペースが落ちつくでしょう。ただ、昨日は楽に前を残らせすぎてしまっているだけに、昨日よりも積極的に乗ってくる可能性も十分あり、平均ペースくらいまでは上りそうです。脚質にこだわるよりも、時計の掛かる馬場を得意とする馬を積極的に狙いたいです。

●プロキオンS

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