2020年 ラジオNIKKEI賞・CBC賞 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

お問い合わせ

BLOG

2020.07.05
2020年 ラジオNIKKEI賞・CBC賞

●ラジオNIKKEI賞

福島芝コースは、東日本大震災の影響を受けて芝を大きく張り替えた2012年以降、馬場高速化が顕著でした。しかし、一昨年からまた時計の掛かる馬場にシフト。昨日・土曜日も降雨の影響があったにせよ、時計が掛かっていました。この時期の福島開催は梅雨のため、路盤が緩く、重めの馬場状態になることがほとんど。基本的に「標準よりも時計が掛かる」という認識でいいでしょう。

また、福島は最後の直線が約292mととても短く、直線一気が決まらないため、2コーナーまでにリードを奪いたい逃げ、先行馬と、短い直線を意識して3コーナーから動いて行く差し、追い込み馬との相関関係によって緩みないペースが生まれやすいのがポイント。

特に福島は、3~4コーナーがスパイラルカーブになっており、3コーナーが緩いため、後続馬はスピードに乗せやすいというのもあります。つまり、福島は持久力勝負になりやすいということ。これは馬場が悪化するほど顕著です。

そのうえ今回は前走芝1800m~芝2000mの1勝クラスを逃げ切り勝ちした馬が6頭も出走しているメンバー構成。これではキメラヴェリテがまた逃げられず、苦しい競馬になると見て回避したのも無理もありません。

前走逃げ切り馬の中でもパンサラッサ、ベレヌス、アルサトワはPP指数の能力値5位内にランクイン。逃げ馬の中でもっともテンが速く、能力値も最高値も高いのはパンサラッサですが、同馬が外枠に入ったことにより、実力面で大きく見劣りしないベレヌスやアルサトワが抵抗して行くはず。

降雨で馬場悪化のうえに、これほどまでに逃げ馬揃いとなれば、消耗戦は免れないと見て、実力のある差し馬と持久力のある馬、前走で厳しい流れを経験し、今回で持久力強化が見込める馬を主体に予想を組み立てたいです。
 

●CBC賞

『SPAIA AI競馬』でご確認ください♪ 内容の濃いコラムが、会員登録なしで無料閲覧が可能です(^▽^)/。

https://spaia-keiba.com/news/detail/10673

記事一覧へ戻る