2020年 鳴尾記念 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2020.06.06
2020年 鳴尾記念

鳴尾記念はかつて12月に有馬記念の前哨戦のような位置付けで行われていましたが、2012年に現在の時期へと移行。宝塚記念の前哨戦の位置付けで行われるようになりました。ここ4年で2度もレコードが更新されているように、6月は芝の発育期ということもあり、超高速馬場で行われることがほとんど。

ただ、時期的に前に祟られることもあり、年によってはそこまで高速馬場ではないこともあります。それだけに「開幕日だから超高速馬場」とは決めつけずに、馬場をしっかりと見極める必要性がありますが、今年はさほど雨が降っていないことから、高速馬場で行われる可能性が高いと見ています。

また、その他の傾向としては、内枠よりも外枠のほうが有利で、7・8枠だった馬は【6・5・0・20】で連対率35.5%。対して1・2枠だった馬は【0・1・2・15】しかありません。これは3コーナーが鋭角で、外枠の馬は下り坂を利して加速していくのに対して、あまりにインに入りすぎると減速する必要性があるからです。一度外に出して、再び内に切り込める逃げ馬ならともかく、先行~中団だと内に押し込められて位置取りを下げることもあります。

そう考えると、現役時代は内枠率が高かったキタサンブラックが大阪杯を始めとする阪神ではやたらり外目の枠を引いていた辺りに、噂の枠順操作疑惑が拭えませんが、とにかく開幕週でも外枠有利の傾向があることは覚えておいて損はないでしょう。今回もそういう前提で予想を組み立てたいです。

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