2019年 府中牝馬S – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2019.10.14
2019年 府中牝馬S

府中牝馬Sは、エリザベス女王杯の前哨戦。かつては本番にあまり繋がらないレースでしたが、2011年にG2に昇格してから、出走馬がレベルアップ。2012年のレインボーダリア(1着)、2016年のクイーンズリング(1着)、シングウィズジョイ(2着)、2017年のクロコスミア(2着)、2018年のリスグラシュー(1着)、クロコスミア(2着)がこのレースをステップに、本番で連対しています。

しかし、府中牝馬Sで連対して、本番でも連対した馬は、2016年のクイーンズリング、2017年のクロコスミア、2018年のリスグラシューのみ。つまり、残りの3頭、半数がこのレースで3着以下だった馬が本番で通用しているのです。これは府中牝馬Sがいかに叩き台かを示すものです。

基本的に本番で通用するような馬を、前哨戦で本命にするのは好ましい打ち回しではありません。本番を狙えるような馬は、「あくまでも叩き台で、連対できればラッキー」というスタンスで挑んで来るからです。前哨戦は、あくまでもここが目標の馬を狙うのです。見抜き方は、マル秘ですが…(笑)

また、府中牝馬Sは、先週の毎日王冠と同じ東京芝1800mで行われます。先週の毎日王冠時に、超高速馬場の東京芝1800mは逃げが決まりやすいことをお伝えしました。実際、先週の毎日王冠でも逃げたアエロリットが2着とがんばりました。ただし、これは逃げ馬が1頭だった場合です。

しかし、今回は逃げ馬がジョディー、エイシンティンクル、クロコスミアと3頭もいます。この逃げ馬が内枠と外枠のパターンは、内枠の逃げ馬がしっかりとハナを取り切らないと、競り合いが続いてペースアップしやすいのですが…。また、東京芝コースは台風の影響を受けた上に、小雨が降り続いて更に悪化の傾向だけに、簡単に逃げ切りが決まりそうもありません。平均ペースくらいには上がりそうなので、中団~差し馬を中心視するのが好ましいでしょう。

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