2019年 クイーンS・アイビスサマーダッシュ – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2019.07.25
2019年 クイーンS・アイビスサマーダッシュ

●クイーンステークス

夏場に行われる唯一の牝馬限定重賞ということもあり、かつてはトップクラスの牝馬が出走してくるレースでした。しかし、5月にヴィクトリアマイルが創設され、春シーズン、秋シーズンとしっかりと形ができたことで、G1上位馬はこの時期に休養することが多くなりました。それでも一昨年のアエロリットや昨年のディアドラのように、G3としては好メンバーが集います。

また、クイーンSが行われる札幌芝1800mは、スタートしてからすぐに1コーナーがあるために、外枠の先行馬が不利なコース。外枠の馬は3年前のシャルールのように、1コーナーでハナを奪うか奪わないかの勢いで出していかないと、1コーナーでがっつり外に張られて壊滅しています。札幌は直線が短く、コーナーばかりのコースなので、1コーナーで外を回ると、なかなか内に入れにくいのが理由です。

今回は内枠のリリックドラマの陣営が「単騎で逃げたい」とコメントしていますが、馬も鞍上もそんなにスタートが速いタイプではないので逃げられるだろうか? 私自身はスタートが上手い武豊騎手のエイシンティンクルが1コーナーのロスを嫌って、逃げる可能性のほうが高いと見ています。しかし、ミッキーチャームを始め、先行馬が揃っているだけに、スローペースになる可能性は極めて低いでしょう。場合によってはハイペースまであると見ています。強い先行馬が出走していますが、穴は差し、追い込み馬でしょう。

●アイビスサマーダッシュ

緑が目に痛い新潟競馬の開幕週で行なわれるアイビスサマーダッシュ。新潟はJRAでは唯一、野芝100%で行なわれる競馬場だけあって、とにかく芝が軽く、特に直線1000mはスピードがあれば、少し非力な面があっても押し切れる場合もあります。

しかし、前半からぶっ飛ばしたのでは、ゴール手間のもうひと伸びが利かないこともあり、近年は脚をチョイ貯めするのがトレンド。それでもペースがあまり緩まないことが多いので、一昨年のラインミーティアのように、後方11番手あたりからでも通用する場合もあります。

また、短距離戦だけあって、スタートダッシュや加速がつく軽量馬が有利。過去の上位馬を見ても、斤量55kg以上で活躍しているのは重賞勝ちの実績がある馬ばかり。ほとんど斤量54kg以下の馬が活躍しています。他にもほぼ一点に集約される穴パターンがあるのですが、それは予想コメントでご確認ください<(_ _*)>。

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