2021.01.10
2021年 シンザン記念
シンザン記念は、過去10年の優勝馬からジェンティルドンナ、ミッキーアイル、アーモンドアイとG1馬を3頭も輩出したレース。また、2016年は2着のジュエラー、2017年は3着のペルシアンナイト、6着のアルアインがその年のG1を制しており、ひと足遅れてデビューした大物が出現することもあります。
また、この時期の3歳重賞も成長合戦で、前走から伸び代が求められます。前走で敗因なく、大崩れしている馬は容易に巻き返せないでしょう。G1・朝日杯フューチュリティSで通用しなかった馬が、相手弱化のここで通用することもありますが、基本的には前走1着馬が優勢です。
そして今年、一番のポイントは中京で行われることでしょう。中京芝コースは、昨日の中京芝1200mの鳥羽特別や淀短距離Sで4コーナーまで最短距離を立ち回った馬たちが上位を独占したように、内目が有利の馬場状態。淀短距離Sのトゥラヴェスーラのような競馬ができる馬は注意しましょう。
今回は何が何でもハナを切りたい馬が不在で、ゲートが速く二の脚も速いバスラットレオンが逃げるのか? それとも前走で芝1400m戦を先行しているトウカイキングが逃げるか? 内枠のカスティーリャ、ルークズネスト、ダディーズビビットも行く気になれば行けますが、逃げればチャンスが狭まるだけに2列目、3列目の内を狙ってくるはず。
何が逃げるのかはっきりしないメンバーではありますが、内目、前目で立ち回れる馬の中で上昇力がある馬を中心に予想を組み立てたいです。前売り1番人気のククナは15頭立ての15番枠。最悪な枠順に入ってしまいましたね(‘◇’)ゞ。