2020年 有馬記念 – 競馬予想 – 山崎エリカ –

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2020.12.27
2020年 有馬記念

有馬記念は2014年に完全ドラフトで枠順抽選会が行われ、1番クジを引いたジェンティルドンナが2枠4番を選択。有終の美を飾ったように、舞台となる芝2500mは内目の枠が圧倒的に有利なコースです。

外回りの3コーナーからスタート。最初の4コーナーまでの距離は約192mと短いため、最初のコーナーで多頭数の外を回ってしまうとロスが大きくなり、その後に内目に進路を取るにしても、仕掛けどころに制約を受けるからです。

近2年こそ逃げ馬のキセキやアエロリットが外枠に入り、ロスを嫌って最初の4コーナーまでにハナに立とうと、序盤からペースを引き上げたことで隊列が縦長となり、枠順の有利不利よりも逃げ、先行馬は不利という、脚質の有利不利の影響を強く受けました。

ペースが遅くなればなるほど、外目の枠の馬は不利を受けます。実際に過去10年で5F通過が63秒0と最もペースが遅かった2014年は、14番枠のゴールドシップや15番枠のジャスタウェイはロスの大きい競馬で3着、4着に敗れています。

逃げ馬が内枠に入って逃げた場合には、無理なくハナを主張できるので、そこまでペースが上がらず、外目の枠は不利。逆に逃げ馬が外枠に入った場合には、序盤からペースを引き上げてハナを奪おうとするため、逃げ、先行馬が不利な展開になりやすいので、このポイントは重要。

バビットが宣言どおりに逃げるとすれば、スローペースになりやすいでしょう。まして内田博騎手は、ダイワキャグニーの成績を見れば一目瞭然のように、ハイペースで逃げたがらない騎手。ゆっくり逃げるでしょう。しかし、それが問題でだからこそキセキの暴走や大外枠のオセアグレイト&横山典騎手の奇襲を許してしまう可能性があること。

つまり、途中で先頭に立たれた場合にはある程度ペースが上がる可能性もあるということです。そこが有馬記念の予想を難しくさせますが、それでもこの秋の菊花賞やエリザベス女王杯やジャパンCほどペースが上がる可能性は低いということ。内目の枠の馬と、特に前記のレースで逃げ、先行した馬には要注意したいレースです。

★前記を踏まえたうえで、『SPAIA AI競馬』のコラムを参考にして下さいm(__)m。

https://spaia-keiba.com/news/detail/12139

★予想はこちら!

https://umanity.jp/coliseum/coliseum_view.php?user_id=3100000007&race_id=2020122706050811

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