カペラステークス
カペラSはJRAでは唯一行われるダ1200mの重賞。ゆえにJBCスプリントの上位馬や同年のスプリント重賞で勝ち負けした馬、前走勝ちの上がり馬など、強豪が集結し、例年ほぼフルゲート16頭立てで行われます。当然、スピード自慢のスプリンターが集うわけですから、出走馬16頭中、逃げ、先行馬が大半を占めます。
カペラSが行われる中山ダ1200mは、高低差4.5mのダートコースの頂上に位置する2コーナー奥の芝のポケット地点からのスタートするコース。緩やかに坂を下って行くコースで、最初の3コーナーまでの距離は約502m。芝スタート+下り坂で行き脚がつくうえに最初のコーナーまでの直線が長く、隊列形成がすぐに決まらないとなれば、当然、前半のペースは速くなります。
しかも、中山は年間を通してもJRAのどのダートコースよりも時計を要すタフな馬場状態。前崩れの条件が揃ったも同然でしょう。実際に過去10年を見ても、ダ1200m戦ながら逃げ馬3頭、先行馬5頭しか連対できていません。※先行馬の基準は3コーナーまでの位置が2~5番手以内。
それもこのレースを逃げ切り勝ちした馬は、2014年のダノンレジェンド、2016年のノボバカラと、その後のG1でも連対している馬。また、2018年に逃げて2着のサイタスリーレッドも、当時はハナを切った場合には、G1級の能力を発揮する実力馬でした。つまり、逃げ馬はG1級の実力がないと通用しないし、先行馬も中団、差し、追い込み馬を上回れる実力が必要ということです。
今回も前走のJBCスプリントこそ、外隣りにモズスーパーフレアが出走していたために、ハナを主張できませんでしたが、中央のオープンやこの路線で逃げ続けて来たヒロシゲゴールドが出走。すぐ外には芝1000mでもハナに行けるジョーカナチャンがいます。中山ダ1200mは芝スタートなので、ジョーカナチャンが行って、ヒロシゲゴールドにプレッシャーをかける形が濃厚。逃げて6連勝のダンシンシングプリンスプリンスはそえらの出方を窺いながらになるのではないでしょうか? いずれにせよ、前半3F33秒台までペースが上がりそうです。
阪神ジュベナイルF
「白毛一族ソダシとメイケイエールはどちらが強い?」
また、制御不能なメイケイエールのプランBはあるのかなど、『sPAIA』ではPP指数を用いて、当レースの傾向と有力馬と穴馬を綴っております。穴馬はファンタジーSで後半、メイケイエールを目標に乗ったあの馬d(-_^)good!!
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