2010年11月12日

京都大賞典の回顧(エリザベス女王杯のポイント)

逃げ馬が強いと差し馬が来る
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昨年の京都大賞典はテイエムプリキュアとクイーンスプマンテが3番手以下を大きく引き離しての大逃げでレースを盛り上げましたが、今年もドリームフライトの大逃げで場内を沸かしました。ドリームフライトは2番手ゴールデンメインに1コーナーで5、6馬身差、それから更に後続との差を広げ、1000m通過が57秒7のペースで逃げたためにレースはオーバーペースの消耗戦となりました。

勝ったのは能力値2位のメイショウベルーガ。2着は昨年のジャパンC以来10ヵ月ぶりの出走となった能力値1位のオウケンブルースリでした。オウケンブルースリが勝利した昨年の京都大賞典もそうでしたが、逃げ馬が熾烈にレースを引っ張ると、ほぼ能力どおりに決着します。

メイショウベルーガは前走の新潟記念はスローペースの「ヨーイ、ドン」の決着になったために豊富なスタミナを生かすことができずに4着に敗れました。しかし今回は今年1月の日経新春杯同様、ドリームフライトがレースを引っ張る消耗戦になったためにメイショウベルーガの力を存分に発揮することが出来たのです。

今週行われるエリザベス女王杯は、逃げ馬のテイエムプリキュアがどういう逃げを打つのかでメイショウベルーガが浮上できるかどうかが決まります。テイエムプリキュアが昨年の京都大賞典のように逃げるのであればメイショウベルーガの浮上が考えられますが、前走の新潟記念のようにゆっくり逃げるのであれば、結果は厳しいものとなるでしょう。

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2010年10月16日

ローズSの回顧(秋華賞のポイント)

アパパネはスティルインラブになれるか?
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阪神ジュベナイルFの勝ち馬で、桜花賞、オークスを連勝したアパパネに注目が集まった一戦でした。ところがそのアパパネは4着に凡退し、勝利したのはアニメイトバイオ、2着はワイルドラズベリー、3着はエーシンリターンズでした。その上位3頭はともにアパパネの後ろで虎視眈々とチャンスを伺い、アパパネが仕掛けるまで追い出しを我慢した馬たちでした。アパパネは結果的に休養明けによるスタミナ不足を懸念してゆっくり行った分、決め手負けしたようなレース内容でした。

しかしアパパネは、あくまでも本番秋華賞を見据えた前哨戦。今回の結果を悲観する必要はないでしょう。2003年の牝馬クラシック3冠に輝いたスティルインラブも、桜花賞、オークスを連勝した後のローズSを5着に凡退した後、本番秋華賞を勝利しました。だからアパパネもローズSで力を出し切れなかったことで、次走秋華賞で体調アップの可能性は十分あります。

またオークスの3着馬で、今回2番人気に支持されたアグネスワルツもいかにも本番を見据えたレースぶりでした。ローズSは7着に敗れましたが、オークスは過酷な馬場状態で先行馬壊滅の流れの中、自ら動いて直線では一旦先頭に立ち、結果3着のレースぶりは上位2頭(アパパネ、サンテミリオン)よりも内容が濃いのものでした。2歳時の500万下戦白菊賞を後に行なわれた阪神ジュベナイルFと同指数で圧勝した素質は、アパパネに見劣りしないものがあります。逃げ馬トゥニーポートが除外され、他馬がローズSの再現どおりアパパネを目標に動いていくと、同馬の逃げ粘りの可能性も十分考えられます。

あとは忘れてはいけないのは今回8着だったオウケンサクラです。同馬は桜花賞前は賞金を上積みするため間隔を詰めて使われ、桜花賞時には体調を危ぶまれながらも2着、オークスでも5着と大崩れしなかった馬です。桜花賞はゆったりとした流れを逃げて2着、オークスでは厳しい流れを差して5着と起用に立ち回れる脚質はとても魅力です。秋華賞で逃げるアグネスワルツに2、3番手をうまく立ち回れば、そのまま粘り込む可能性があります。

今年の秋華賞は、初芝の萬代特別でローズSと決着指数と同じ指数-18で勝利した、芝で2戦2勝のスマートシルエットが狙いどころのように思えたのですが、残念ながら抽選で除外。ほぼ春の勢力図のまま本番を向かえます。結局、終わってみればアパパネの4冠なんてことも十分考えられますが、アパパネはズバ抜けたスタミナや決め手がなくイーブンラップの競馬をするのが弱点。秋華賞はその弱点を警戒して、今回はあの馬から行きます。逝かせて頂きます。

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セントライト記念の回顧

先行馬の一発注意
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前走で阿賀野川Sを勝利し、目下3連勝中のヤマニンエルブが1コーナー過ぎたあたりから、ラストに向けて後続を大きく引き離しての逃げで、レースは1000m通過が58秒3のオーバーペースになりました。翌週のオールカマー(中山芝2200m)の1000m通過タイムがジャスト1分でしたから、前残りの馬場を考慮しても見た目以上の消耗戦だったのがわかります。

そのヤマニンエルブの大逃げをゴール手前でクビ差交わしたのは、前走ラジオNIKKEI賞2着のクォークスターでした。同馬は4コーナーで大外を回らされるロスはありましたが、レースの前半で脚を矯めて仕掛けを遅らせたのが勝因でしょう。展開に恵まれた一戦でした。

またオーバーペースの逃げで2着に粘ったヤマニンエルブは豊富なスタミナを証明する強い内容でしたが、夏場レースを使われて、スタミナが強化されていたのも好走の要因です。それは先行策から3着入線した前走ラジオNIKKEI賞の勝ち馬アロマカフェにも同じことが言えます。

1番人気に支持されていた前走日本ダービーの4着馬ゲシュタルトは、人気を裏切っての14着に敗れました。しかし同馬は夏場レースを使われておらず、スタミナ不足の状態で前を追いかけたために最後の直線で失速してしまったのが敗因ですから、次走で上位馬との逆転の要素は十分です。

ヤマニンエルブは菊花賞で穴人気になりそうな気配がありましたが、脚部不安を発症して菊花賞を回避することになりました。それ自体はとても残念な話ですが、ヤマニンエルブが菊花賞出走となると適性で通用するかもしれないけれど、もともとの能力(2008年の菊花賞馬オウケンブルースリが阿賀野川特別でマークした指数は世代トップの-24に対し、ヤマニンエルブが阿賀野川特別でマークした指数は-18で、あくまでも世代トップクラスの1頭)と今回走ったことによる疲労懸念で、馬券的にはグレーゾーンでした。そのような意味ではありがたかったかもしれません。ただ菊花賞は展開的にはなるべく消耗戦にした方が私の◎該当馬の連対の可能性が上がるので、展開的にはマイナスになる可能性はあります。
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2010年09月29日

セントウルSの回顧

魅せたグリーンバーディーの末脚
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レースはケイティラブの予定どおりの逃げで、外の先行勢がそれを追いかける展開。レースの流れは一見速く見えますが、馬場状態を考えるとハイペースとは言えず、先行馬有利の流れでした。

勝ったのは好ポジションから外を回って追い上げたダッシャーゴーゴー。前走北九州記念11着から巻き返しての勝利でした。ダッシャーゴーゴーは3歳馬で斤量が55sと軽かったことも巻き返しの一因でしょうが、前走4コーナーで3度も外へ弾かれる不利があって力を出し切れなかったことが一番の理由でしょう。前々走出走メンバー中で通用する指数をマークしていながらも、前走で不利があって力を出し切れなかった馬というのは本当によく巻き返します。

また、前走5月のクリスフライヤー国際Cでシンガポール最強のロケットマンを差し切り、出走メンバー中で断然の指数-26をマークしていたグリーンバーディーは2着に破れました。休養明けで斤量59sを背負わされたために行きっぷりが悪く、4コーナー付近ではほぼ最後方まで後退。4コーナーでほぼ最後方の位置取りは絶望的なポジションでした。そこから馬群を縫って追い込み2着入線をしたレース内容は、キーンランドC回顧のotoucyanのコメントにもあったように、本当に強い内容だったと思います。

ただし、ここではあえて説明しませんが、正味ラスト150mだけ競馬をして2着の内容はグリーンバーディーの強さを裏付けたと当時に、本番スプリンターズSへ向けてひとつの死角を生み出したことも確かです。

そして3着はメリッサだったわけですが、同馬はここへ来て本当に力を付けていると思います。

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京成杯オータムHの回顧

競走馬は前走を追う生き物である
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京成杯オータムHが行われる中山芝1600mは、1コーナー奥のポケット地点からのスタートになり、ゆったりとしたコーナーを3つ回る変則的なコースです。最初のコーナー(2コーナー)までの直線距離が240mと短く、そこでインコースを奪いきれないと終始外々を周らされることになるため、圧倒的に内枠有利なコースです。そのコース形態に加えて、京成杯オータムHは開幕週の絶好馬場で行われるため、その傾向に更に拍車が掛かり、内枠先行馬が圧倒的有利になります。

つまり京成杯オータムHは、実力や今回のレースにおけるピーク度合いの比較以外に、どの馬がインコースを先行できるかを読むのが予想の鍵となります。どの馬がインコースを先行できるかを考える場合、前走の前半3Fラップがとても重要になり、ジョッキーが意識して気合をつけたり、控えたりなどの何らかの工夫をしなければ、ほぼ前走の前半3Fラップが早い順、同じ前半3Fラップなら外枠よりも内枠という順で隊列が決まります。競走馬というのは本当に賢い生き物なのでしょう。

ですから、前走で折り合う競馬をしていたメイショウレガーロが今回のレースで終始外々周らされることを恐れて、大外14番枠から気合を付けてハナへ立った分、終盤で消耗して結果6着というのは想定内でした。また前走で逃げ切り勝ちしていたファイアーフロートが好スタートから2番手ポジションを確保し、そのまま押し切ったのも想定内で、このレースは前走で差し競馬をしていた馬は1番人気のセイクリッドバレーを筆頭にテンで置かれて先行馬有利の馬場状態に泣く結果となりました。

しかし1頭だけ意外な好走を見せた馬がいました。2着のキョウエイストームです。同馬は前走の七夕賞で追い込む競馬をしていたために、「そのうちタレるだろう」とレースを見ていたのですが、そのままポジションを押し上げ2着に粘りました。基調が上昇しているのかもしれませんね。
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朝日チャレンジCの回顧

いかにも開幕週らしい決着
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レースは出足良くスムーズに先頭へ立ったキャプテントゥーレの逃げで、前半1000m通過が1分01秒2のスローペースになりました。そして後半に入ってじわじわペースアップし、キャプテントゥーレがそのまま逃げ切る競馬。2着もピッタリ2番手に付けたプロヴィナージュがそのまま押し切るという、いかにも開幕週らしい決着でした。

こうなると差し馬には展開厳しく、単勝オッズ1.7倍の圧倒的1番人気だったアドマイヤメジャーは自分から動けない弱みが出てしまいました。逃げ馬が逃げ切るレースでは、だいたい能力値どおりに決まりますが、キャプテントゥーレと同じ能力値1位のアドマイヤメジャーが3着に敗れたのは、自分から動けるかどうかの差です。(ちなみに能力値3位は2着プロヴィナージュ、能力値4位は4着ベストメンバー)

キャプテントゥーレはこれで当レース2連覇を達成したわけですが、レース内容は好位差しの昨年よりも、自らハナに立って前半の比較的緩いペースから、後半でじわじわ加速していった2008年の皐月賞の内容に似ていました。

また今年は2着のプロヴィナージュを2馬身引き離しての勝利でしたが、プロヴィナージュ自身が良化途上でややだらしなかった一戦であり、決着指数は昨年同様の-22でした。キャプテントゥーレにとっては、自分の力をそのまま出し切った一戦だったと言えるでしょう。

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2010年09月09日

新潟記念の回顧

アドマイヤオーラの最後
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今年の新潟記念は予定どおりのテイエムプリキュアの逃げでしたが、イケドラゴンがテイエムプリキュアに並びかけて行ったために他の先行馬は控えて、レースはゆったりとしたペースで流れて直線勝負となりました。1着ナリタクリスタルから8着マルカシェンクまでクビ、アタマ、クビ、クビ、ハナ、クビ、クビ差の決着です。おそらくもう一度やったら同じ結果にはならないでしょう。いかにもその時々で着順が入れ替わるハンデG3らしい結果でした。

この決着に特筆するべきことは、ウオッカが勝利した日本ダービーで3着、一昨年の京都記念を勝利したアドマイヤオーラが大差シンガリ負けを喫したことです。確かに同馬は再び発症した右肩ハ行が致命傷となったのか(?)、松田博厩舎にしては坂路で軽めの調整で、それゆえにトラックマンの方々が重い印を打っていないのは理解できていました。だけど調教を見たらタイムは出ていないけど元気はあったし、右肩ハ行が発症した前回の小倉記念から1ヵ月もしないうちに復帰してくるからにはたいしたことがないと判断するべきなのかとも思いました。しかし大差シンガリ負け、引退の経緯からいうとその後遺症はあったのでしょうね。

今回のアドマイヤオーラの姿は昨秋のアントニオバローズと被りました。アントニオバローズもノド鳴り発症後はやたらと調整が軽く、日本ダービー3着という輝かしい成績がありながらも秋の2戦は不発に終わり、今年2月のバレンタインCではシンガリ負けを喫して引退しました。一度順調さを欠いた馬は、調教が強化されないと巻き返せないということなのでしょうね。
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キーンランドCの回顧

輝き放ったワンカラット
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スプリント路線に転向してからの充実ぶりが目立つワンカラットが前走の函館スプリントに引き続いて勝利しました。前走の函館スプリントSでビービーガルダン(昨年のスプリンターズS2着、高松宮記念2着)にレコードタイムで完勝後の今回は、ある程度疲労が残るものです。しかしレースでは4コーナー手前から先頭に立ってしまうという無謀なレースぶり、それでありながら最後までバテずに押し切ってしまう驚きの勝利でした。

スプリント戦であのようなレースはあまりお目にかかれません。これらのことから考えると、ワンカラットの基礎能力はここにきて急上昇しているはずです。年は強い外国馬がスプリンターズSに出走してくるようですが、ここへ来て本格化のワンカラットは本番スプリンターズSでも十分通用する可能性があります。

またビービーガルダンは今回斤量59sを背負い、本番スプリンターズSに余力を残したようなレースぶりでした。ローレルゲレイロも5ヵ月の休養明けで斤量59sを背負い、スタートで躓いての敗戦ですから次走スプリンターズSはある程度のところまで巻き返して来ることでしょう。

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2010年09月08日

札幌記念の回顧

見通し明るいアーネストリー
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JRA夏競馬で最も格の高いレース札幌記念。G2でありながらG1レベルのようなメンバーが揃う年もあれば、いかにも夏競馬の延長戦のようなメンバーが揃う年もあります。今年は一昨年の天皇賞(春)の勝ち馬で、今年の天皇賞(春)で2着のマイネルキッツに今年の宝塚記念2着馬アーネストリー、そして昨年の日本ダービーの勝ち馬ロジユニヴァースなどのメンバーが揃い、ややメンバーの質が高い年になりました。

私はこのレースではロジユニヴァースが勝つと強く思っていました。今年に入って復帰してからの2戦は6着、13着とおおよそ日本ダービー馬らしくない走りでしたが、長期休養明け2戦目はダメージが出て凡退することが多いもの。体調面に不安があって復帰戦が延び延びになっていた体質の弱いロジユニヴァースならば、今期のここまでの2走は力を出し切れなくてある意味当然とも言える結果でした。

しかし札幌記念はその体質が弱いタイプの馬でも目覚めてくることが多い3走目。2歳時の札幌2歳Sを圧勝しているように、得意の舞台でもありました。もしロジユニヴァースが本当に能力の高いダービー馬ならばここで目覚めてくるのが必然で、オーバーペースの3番手から押し切って日本ダービーを圧勝したロジユニヴァースはそれに類する馬だと考えていたからです。

結果はみなさんもご存知のように2着。これだけ条件が揃っていたロジユニヴァースが今回走れなかったことで、今秋のG1戦線で通用のメドが立たなくなってしまいました。左前肢が曲がっていたために最後の最後まで売れ残った馬ながら、日本ダービーまでは夢物語を見せてくれていただけに残念です。

勝ったアーネストリーは昨年2月の御堂筋S勝利時に同馬の将来性に期待して『山崎馬券道場』に取り上げた馬。御堂筋Sでは逃げたビーオブザバンと2番手につけたアラタマサモンズがブービーとビリに沈むことになる実質ハイペースの流れを3番手から直線一気に突き抜けての勝利でした。同馬はそれほど切れる脚はありませんが、厳しい流れを繰り返し経験することで豊富なスタミナを養い、前走宝塚記念でも3着にがんばりました。

アーネストリーは無欲のナカヤマフェスタの追い込みが決まる上がり3F時計が掛かった宝塚記念でも3着に好走しているように、ハイペースの流れを先行して力を発揮する先行馬です。おそらく上がり3F時計が速くなる次走天皇賞(秋)では苦戦するでしょうが、例年スタミナ比べとなる有馬記念なら好勝負を見せるでしょう。

またヒルノダムールもスタート直後に躓いて大きく出遅れながらも4着とよくがんばったと思います。先日の札幌日経オープンを勝利したのも3歳馬のトウカイメロディでしたが、今年の3歳馬は条件戦、重賞を問わず本当によくがんばっていると思います。ダート路線は低調ですが、芝路線はレベルが高いです。

それにしてもマイネルキッツは極端な長距離巧者で、天皇賞(春)の舞台では極端に指数を上げるのに、それ以外の舞台では極端に指数を下げますね。ヒシミラクルよりもすごい(ひどい?)です。
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レパードSの回顧

3歳ダート路線は低調ムード
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今年のレパードSはジャパンダートダービーで4着のミラクルレジェンドが勝利し、2着も前走1000万下2着のグリッターウイングだったように、今年の3歳ダート路線はとにかく低調ムードです。昨年が異様にレベルが高かったので、昨年のレパードSと比較するのはあまり好ましいとは言えませんが、トランセンドが勝利した昨年の第1回レパードSの決着指数が-35に対し、今年の決着指数は-25です。

また今年のジャパンダートダービーは今春のダート路線の主役を演じたユニコーンSの勝ち馬バーディバーディが6着に破れ、船橋のマグニフィカが勝利しました。しかしこれはフリオーソが勝利した07年とは違い、中央の3歳ダート路線の低調ムードが招いた結果だったのです。(07年のジャパンダートダービーの決着指数は-30、今年のジャパンダートダービーの決着指数は-23) 関東オークスは初ダートのシンメイフジに勝利をかっさらわれる始末で、2着も前走の500万下で2着だった大井のハーミアでした。

これらのことから考えると、現状の中央勢は秋のG1(交流G1を含む)で勝ち負けするのは厳しいでしょう。そもそもバーディバーディのジャパンダートダービーの単勝オッズ1.5倍は指数的な観点からするとかなりの過剰人気でしたし、仮に東京ダービーで展開に恵まれただけのマカニビスティーが出走できていたとしても、勝つことができなかったでしょう。
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