2016年07月24日

本日の見所(中京記念)

2016年 函館2歳S、中京記念
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●函館2歳S

中央では世代最初の重賞となる函館2歳S。意外と知られていませんが、実はこの時期の2歳戦はキャリアが豊富な馬が優勢です。競走馬はデビューしてから5戦目くらいまでは成長曲線を描く傾向があり、経験する度にパフォーマンスを上昇させていくものだからです。総体的に新馬戦よりも未勝利戦のほうが決着指数が高くなるものなんですね。

実際に3年前と昨年に、前走未勝利勝ちの馬が9番人気、11番人気でこの舞台で2着入線して穴を開けています。函館2歳Sは、新馬戦の勝ち馬に優先出走権があり、門別の指定レースの勝ち馬にも出走枠が3枠も用意されているため、中央のキャリアが豊富な馬が出走できるのは一度に3〜4頭程度。それでいて函館2歳Sの前哨戦、ラベンダー賞廃止後の過去4年で2頭、遡ればもっともっとキャリアが豊富な馬が連対しているので、基本的には前走未勝利組を狙ってこそです。

ただ、3年前の勝ち馬クリスマスのように新馬戦を圧勝したとか、昨年の勝ち馬ブランボヌールのように新馬戦でメンバー最速の上り3Fを使ったなど、いわゆる“性能が違う”タイプならば話は別です。今年はそういうタイプの馬が出走していますが、キャリアを積んだ差でそれにどこまで迫れるのか? とても楽しみな一戦となりました。


●中京記念

夏の中京開催最終日で行われる中京記念。中京リニューアルとともに、マイル重賞に生まれ変わり、今年で5年目となります。昨日、土曜日の中京の芝は、馬場の内側が極端に痛んで、ゲート出たなりなら馬番10番、11番あたりから外が伸びる状態。馬場の内側は重く、外側は軽く、外を回せば時計が出ます。

よって、位置取りがあまり後方過ぎると届かず、多頭数で先行馬揃いだと直線で馬場のいいところを走らせようと、レースの流れが速くなることもあります。さらに今年の中京記念は実力が拮抗したメンバー構成。となれば本命馬は好位でレースを進めて、ゲート出たなりの馬番10番、11番あたりを狙える馬が理想的です。
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2016年07月09日

明日の見所(七夕賞など)

プロキオンS、七夕賞
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●プロキオンS

地方で行われるダ1400mの交流重賞は、黒船賞、かきつばた記念、さきたま杯、サマーチャンピオン、オーバルスプリント、兵庫ゴールドトロフィーと数がありますが、中央で行われるのは2月の根岸SとプロキオンSのみ。よって、このレースは必然と好メンバーが集います。そして、このレースを勝てば、昨年このレースを2連覇したベストウォーリアのように、この先の南部杯やJBCスプリントへと繋がっていくでしょう。

今年は、昨年のJBCスプリントで上位のコーリンベリーやダノンレジェンドが昨年よりも斤量を背負わされ、前に行くのに昨年以上に手間取っているところがあるので、ひょっとしたら、この舞台から逆転候補が現れるのかもしれません。

また、土曜日は不良馬場で水たまりが出来ていましたが、明日は天候次第で重馬場くらいまで回復するはず。重馬場ならば高速ダートなので、前目で立ち回れる馬を主体に馬券を組み立てたいです。今回は、逃げ馬のポメグラネイトが外枠に入ったので、外枠の馬のほうが楽に2列目につけられそうです。あっちの馬はポメグラネイトと突いていくでしょうから、一番楽な競馬ができるのはあの馬か? このレースは当てやすそうですね。


●七夕賞

土曜日はひと雨降って高速馬場とは言えない状態でした。明日、日曜日は晴れとのことですが、さすがに先週のような高速馬場まで回復しそうにはありません。内枠に逃げ馬がいるし、それを突っつきそうな馬も内枠。それゆえに『週刊プレイボーイ』で綴った傾向に拍車が掛かりそうです。穴はやはりあの馬でよろしいのではないでしょうか。
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2016年07月02日

明日の見所(CBC賞など)

2016年 CBC賞、ラジオNIKKEI賞
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●CBC賞

中京は、前開催の高松宮記念で1分06秒7のレコードタイムが出て、主催者はマスコミやファンから散々叩かれました。そこで今開催前に芝の張り替え作業やエアレーション作業でバーチドレンの半径を大きくしたとのこと。しかし、「それ、ホントなの〜?」と疑いたくなるくらい芝が軽くて時計が速い! 土曜日の芝1600mの準オープン、豊明Sはスローペースだったので決着タイムこそ1分33秒6ですが、ラスト2F目に10秒9が出るほど。おそらくリニューアルして緩かった路盤が、しっかりと固まって、いくらエアレーションで通気性を良くしてもどうにもならないのでしょう。高松宮記念の週と比べてもそれほど大きく変わりがなく、今回のメンバーならば1分07秒台前半で決着しそうです。

決着タイムが1分07秒台前半となると、当然、ロスが致命的となるために内々をロスなく立ち回れる馬が有利です。1列目、2列目有利。3列目よりも後方にいたら、上り3F32秒台の末脚が使える馬でなければ、3着くらいまでなのではないでしょうか? 今回はエイシンブルズアイが1番人気に支持されていますが、3列目より前のポジションを確保できるのか? 仮に2列目、3列目につけたとして、土曜日のキャンベルジュニアのようにポケットに入り込んでキレ負けする可能性もあります。騎手の腕が問われる難しい枠番に入ったと言えます。本命馬は、当然、前々で立ち回れる馬にしたいです。


●ラジオNIKKEI賞

傾向としては『週刊プレイボーイ』で綴ったとおりです。ただ、強い先行馬のアーバンキッド、ブラックスピネルが揃って先行馬揃いの大外枠に入り、1コーナーで外に張られて、終始外々を回る可能性が高まりました。こうなると強い差し馬の浮上もあるかもしれません。

個人的にNHKマイルCで、メジャーエンブレムのマイペース(しかし、他馬にとっては厳しい流れ)の2列目を追走したアーバンキッドの巻き返しに期待したかったのですが、この枠の並びだと消極的になってしまいます! とにかく波乱要素満載のレースなので、一発高配当を狙いたいレースです。
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2016年06月25日

今週の見所(宝塚記念)

2016年 宝塚記念
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ワールドワイド級の大本命馬ドゥラメンテが、まさかのファン投票6位という衝撃で始まった今年の宝塚記念。多少なりとも堀調教師のドバイでのコメント拒否などが影響したのかしら? レース後に調教師から敗因が発表されなければ、ファンにとってドゥラメンテが良くわからない存在になるし、そうなれば必然とファン投票もためらいがちになります。

しかし、逆に言えば、2着という結果は、堀調教師にとっては納得のいかないものだったのでしょう。それなのに2着に負けた…3着ラストインパクトにも0.2秒差まで詰め寄られた…これをどう考えるかが今年の宝塚記念の重要ポイントとなりそうです。

また、今年はドバイターフをリアルスティールが、安田記念をロゴタイプが勝ったように、中山記念組の逆襲が目立ちます。大阪杯で春の天皇賞馬キタサンブラックを破ったのも中山記念の2着馬アンビシャスです。

その中山記念。どういうレースだったかというと、前半スローから向こう正面の下り坂で急激にペースアップ、3〜4コーナーで一度緩めて、もう一度ペースアップという2段階も加速が入った消耗戦。マラソンをやったことがある人ならわかると思いますが、2度もスパートしたら走り慣れた距離でも脈拍の上がり方が半端ではありません。

前で立ち回ってしまったことで、2度の加速を強いられたラストインパクト、ロゴタイプ、リアルスティールが、その次走で大きく巻き返したように、先行馬はけっこう厳しかったはず。もちろん、おっつけて行ったドゥラメンテも厳しいレースをしました。ただ、厳しい流れを経験した(前哨戦を前哨戦として使うことが出来た)ことがその次走へと繋がったリアルスティールは安田記念で大きく凡退しました。

さて、ドゥラメンテは中山記念で厳しい流れを経験したことがドバイシーマクラシックに繋がったのか? それとも消耗度の高いレースを制したことで、ドバイシーマクラシックでダメージが出たのか? 繋がったのであれば安田記念で余力なしのリアルスティールの二の舞も考えられますが、ダメージが出たのであれば、ダメージが出たのであれば、今回で圧倒的なパフォーマンスを見せつけてくれるかもしれません。
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2016年06月19日

本日の見所(函館スプリントSなど)

ユニコーンS、函館スプリントS
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●ユニコーンS

来月の大井のジャパンダートダービー、そして8月のレパードSへと繋がるユニコーンS。3歳ダート重賞路線は、ここからスタートします。今年はUAEダービーを制したラニというとても強い馬がいますが、その二番手は兵庫チャンピオンシップを圧勝したケイティブレイブで、トップクラスのレベルは水準。そのケイティブレイブは伏流Sの3着馬だったように、展開ひとつで上位馬が入れ替わるような能力関係です。

そこでユニコーンSは、例年どのような流れになるのかを調べてみると…過去10年では道悪だった2013年以外は、見事なほどのハイペースでした。過去10年で唯一逃げて3着以内を確保しているのは、一昨年のコーリンベリーのみという状況。良馬場ならばハイペースは確定的な傾向を示しています。

しかし、今年は逃げ馬が不在。各馬の近5走を見ても、ダート戦で逃げたことがあるのは、ダノンフェイスとスロトングバローズという状況です。(ともに新馬戦) ダノンフェイスは前走の青竜S・4着の敗因として、陣営が「3コーナーでペースが上がったときに砂を被り、位置取りを悪くしなのが敗因」とコメントしているので、今回の4番枠だとダノンフェイスが逃げるのかもしれません。もし、逃げるのがダノンフェイスじゃなかったとしても、これまで逃げ馬を突いてペースを上げることで結果を出して来たスロトングバローズは、とにかく前を突い行く競馬になる可能性が高いでしょう。

これまでパーフェクト連対の優等生スロトングバローズが、初めて連対を外すとすればこの舞台かもしれません。今回はそういう前提で予想を組み立てたいです。


●函館スプリントS

サマースプリントシリーズの第1戦となる函館スプリントS。洋芝の函館も開催初めは毎年のように高速馬場ですが、雨の影響を受けた昨日、土曜日もやはり高速よりの馬場でした。おそらく日曜日には完全に乾くはず。函館芝1200m戦は、向こう正面に長くてきつい上り坂があるので1分08秒台を切るのはなかなか難しいですが、前半3Fを33秒台前半で通過すれば1分07秒台の決着も視野に入ってくるでしょう。

また、このレースは開幕週ながら、例年ハイペースで、過去10年で平均ペースで流れたのは1番枠の逃げ馬フォーエバーマークが3着に粘り、その2番手のパドトロワが勝利した2013年のみ。今年は高松宮記念を控えて4着と好結果を出したアクティブミノルが「控えます」宣言をしていますが、テンが速いローレルベローチェ、前走直線1000m組のスカイキューティー、内から前に行き切らなければ持ち味が生きないシュウジと、ハナを意識したい馬がそれなりには揃っています。やはり本命は、差し馬から選ぶのが無難でしょう。
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2016年06月12日

本日の見所(エプソムCなど)

2016年 マーメイドS、エプソムC
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●マーメイドS

マーメイドSは、2006年にハンデ戦となるまでは、エリザベス女王杯を始めとする秋のG1戦線へ向けて飛躍が期待されるレースでした。しかし、ハンデ戦になってからは、牝馬の一線級はルージュバックのように、重いハンデを背負わされることを嫌って、エプソムCなどの牡馬相手の重賞に出走することが多く、秋のG1戦線へはほとんど繋がらなくなりました。

それではどのような馬が活躍するのかというと、2012年に7番人気のクリスマスキャロルが、2014年に13番人気のコスモバルバラがともにハンデ50sで2着入線したように、ハンデ戦らしく軽量馬が活躍を見せています。特に近年は馬場が軽くなりスローペース化が顕著なので、加速がつきやすい軽量馬が実力以上の活躍をしているようです。レース当日は雨が降るようですが、現在の阪神ならば稍重レベルでもそこまで時計が掛からないので“一発は軽量馬にあり”と言っても過言ではありません。

また、一昨年はディアデラマドレが、昨年はシャトープランシュがこのレースを勝利したように、マイル路線馬よりも中距離路線馬が断然の活躍を見せています。これには距離適性も関係していますが、それ以上に前走のヴィクトリアマイルを大目標とした馬にとっては、ローテーション的に厳しいということなのでしょう。それが格下の軽量馬の一発を許してしまっている部分でもあります。

まとめるとこのレースでは、本命馬は前走でヴィクトリアマイルを使わなかった馬で、芝2000m以上の実績、及び距離適性があると馬から選ぶのがベスト。芝2000m以上のレースは、年内エリザベス女王杯しかないので、芝2000m以上の実績、及び距離適性がある馬は、ここが大目標のはず。それでハンデも軽いことにはこしたことはありません。この条件に当てはめていくと…超人気薄に辿りつきます。馬券的には順当でも、配当上の波乱が期待できるレースかもしれません。個人的にちょっとアツいなぁ!


●エプソムC

エプソムCは、主に新潟大賞典の出走馬や安田記念を除外された馬、前走準オープンの勝ち馬やオープンで上位の上り馬が参戦するレースです。東の中央場所では最後の重賞となるために、例年、G3とは思えないメンバーが集う傾向がありますが、特に今年は、安田記念のモーリスを避けてここへ出走してきた馬も多く、重賞勝ち馬8頭という豪華メンバー構成になりました。

また、このレースが行われる東京芝1800mは、1コーナーのポケット地点からコーナーを斜めに横切り向正面に合流するコース形態のため、前半のペースが上りづらく、スローペースからの決め手比べとなりやすいのが特徴。逃げ馬がよく活躍する舞台でもあります。

しかしながら、エプソムCは春の東京開催最終日という時期的なものや実力拮抗で前半で隊列形成の攻防が行われることもあり、意外とペースが上がることが多いです。ペースが上がると言ってもあくまでも「東京芝1800m」としてはですが、ほぼ平均ペースくらいで流れて脚質に関係なく能力どおりに決まることが多いです。

ただし、近年はこの時期まで良好な馬場状態が維持できるようになり、近2年はスローペース化。前と内枠が有利な決着が続いています。今年も良好な馬場状態が維持され、先行勢も手薄。今年も極端な前残りとまでは行かずとも、やや前と内枠が有利な競馬になると見て、予想を組み立てたいです。
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2016年06月09日

北海道スプリントCの予想

今年も堅いのか?
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旭川競馬場の廃止により、2009年から門別のダ1200mに舞台を移して行われている北海道スプリントカップ。このレースは放牧地の北海道という土地柄で行われることもあり、秋の大一番を目指して、この後にリフレッシュ放牧予定の春の実績馬が集います。よって、メンバー質が高く、これまでの重賞勝ち馬やJRAのオープン勝ちの実績馬が人気の中心に支持されます。


続きはこちら→http://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=7297


予想はこちら→http://nar.umanity.jp/coliseum/coliseum_view.php?user_id=3100000007&race_id=2016060936040411
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2016年06月04日

明日の見所(安田記念)

安田記念
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マイルの最高峰・安田記念は、ハイペースになることはあってもスローペースになることは、あまりないレースです。あまりないというよりは、過去10年で平均ペースはあってもスローペースで決着したことが一度もありません。3歳馬限定のNHKマイルCや古馬牝馬限定のヴィクトリアマイルは、3〜4コーナーで一息入れますが、最高峰の安田記念ではよっぽど道悪にならない限り緩むことがないのです。また、道悪になっても結果から見れば息を入れるのが足りな過ぎて、一昨年前に逃げたミッキーアイルのように2桁着順まで大失速してしまうことがよくあります。

しかし、今年は王者モーリスを恐れて、過去10年、20年遡ってももっとも頭数が少ない12頭立て。グラスワンダーを恐れて小頭数になった1999年の14頭立ての安田記念よりも頭数が少ないです。逃げるのはクラレント、番手は外からレッドアリトンと橋口厩舎勢の2頭が先手を主張する形。ましてクラレントの鞍上がハイペースでは逃げたがらない小牧騎手。とてもペースが上がりそうにありませんが、ロゴタイプの田辺騎手が捲って「やっぱり例年どおりの安田記念だった…」ということになるのでしょうか? それとも天気予報どおりにひと雨降って、道悪の安田記念らしい決着になるのかもしれません。

正直、今年は展開が見えてきません。ただ、ひとつ言えるのは、ぶっつけ本番でチャンピオンズマイルをハイパフォーマンスで制したモーリスは二走ボケを起こす可能性があるということ。これまでモーリスをマイル路線の絶対王者として、本命にすることが多かった私ですが、それはモーリスが空洞化したマイル路線に咲いた一輪の花だったからこそ。

確かにモーリスの自己べストのPP指数は、2着以下を3馬身差突き放した昨年のダービー卿CTですが、その次走の安田記念では凡走。勝ちに行く競馬をしたこともあり、ヴァンセンヌンにクビ差、クラレントに0.2秒差迫られる実に危うい勝ち方でした。つまり、ローテーション上に破たんがあれば、そのレベルまでパフォーマンスを落とす可能性ががあるということです。

昨年の安田記念が今年のメンバーだったならば、モーリスは負けていたとまでは言いませんが、勝てなかった可能性も十分あります。なぜなら昨年の安田記念でモーリスがマークしたPP指数は、中距離路線ならば凡戦、昨年の凡戦・有馬記念と変わらないレベルの指数だからです。これならば中距離のトップクラスにも出番が巡ってきます。確かに国内のみならず、香港のG1を制したモーリスは強く、大きく評価を落とすことは出来ませんが、ここはひとつ別路線組から一発高配当を狙うというのも楽しそうです。
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本日の見所(鳴尾記念)

鳴尾記念
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この時期に移動して今年で5度目の鳴尾記念。鳴尾記念はG3ですが、宝塚記念へ向けての前哨戦としての位置付けとなるためにG2勝ちの実績馬や、この先のG2でも通用するメンバーが集います。昨年のこのレースの勝ち馬ラブリーデイのように、レベル「?」の宝塚記念ならいきなり通用することもあるでしょう。

また、阪神開幕週で行われる2012年以降の鳴尾記念は、阪神としては高速馬場で行われることが多く、さらに上り坂スタートのコース設定。本来は前半のペースが上りづらく、トゥザグローリーが2番手追走から抜け出した4年前のように、スローで前が有利になるのが通常です。

ただ、過去2年でこのレースをレースメイクしたのは、トウケイヘイローの武豊騎手。エイシンヒカリでお馴染みの武豊騎手と言えば、いつ、どんな時でも“ジャスト平均ペース”で逃げたがる騎手です。当然、想定外に馬場が悪ければ、オーバーペースになることもありますが、馬場がきっちり把握できているときは、見事なほどの平均ペースを刻み、2013年、そして昨年のような総合力勝負(能力どおりの決着)へと導きます。

おそらく武豊騎手自身が、強い馬が勝つレースにしたいと望んでいるというよりは、ゆっくりスタートして競り込まれたり、後続に突かれたり、いきなり前に入られたりする競馬が苦手なのでしょう。好スタートから平均ペースに持ち込めば、前記の事柄が回避できることが多いので、あえて平均ペースを演出しているように感じます。

今年も武豊騎手のメイショウナルトが逃げる形なら、平均ペースでしょうから、基本的に強い馬を本命に相手も強い馬を買うという手法でいいのではないでしょうか。メイショウナルト自身が復活せずに、結果的にややスローになる場合もあるかもしれませんが、中盤でペースが緩むようなことはないと見ています。
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2016年05月22日

本日の見所(オークス)

2016年 オークス
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今年の桜花賞は、みなさんもご存じのようにメジャーエンブレム、ジュエラー、シンハライトの3強と言われてきました。しかし、メジャーエンブレムはNHKマイルCへ、ジュエラーは骨折により戦線離脱。小さな体のシンハライトのみがここへ駒を進めてきます。今年の牝馬クラシック路線は、メジャーエンブレムを除けばレベルは並。よって、忘れな草賞やスイートピーS、フローラSなどのオークスの前哨戦やトライアルをどの馬がどういう勝ち方をするのかによっては、本番でチャンスありと見ていました。

しかし、忘れな草Sは並、スイートピーSは並。また、フラワーCは、例年のフラワーCのレベルと比較するとレベルが低く、PP指数上はあまり狙いが立ちません。レベルが圧倒的に高かったのは、強豪が集ったフローラSですが、フローラS当日は、午前中に雨が降った影響でタフな馬場。それにも関わらず、クィーンズベストが例年どおりのペースでレースを引っ張ったために、差し、追い込み馬有利の流れとなりました。

フローラSは、前がどれだけ厳しい流れだったかは、本日の勝負Rに指定した、カーネションCのクイーンズベストの圧巻の巻き返しが証明しているでしょう。つまり、フローラSを差しきり勝ちしたチェキーノは、クイーンズベストの逆パターンが考えられるということです。デビューから距離が伸びて上昇一途の成長力は認めますが、トライアルを゛あくまでもトライアル”として使わなかったことに危うさを感じます。

よって、最終結論として、デビューから3連勝目でチューリップ賞を制して、前走の桜花賞でも2着のシンハライトを主力に推す予定。今回は内枠に入ったことにより、ペースによっては直線で進路を失うパターンも考えられなくありません。ただ、昨年は例外として、例年どおりならばある程度のペースでは流れるはずだし、池添へ騎手なら外一気を選択するはず。スムーズなレース運びならば、4コーナーの外を回しても連対確保は可能でしょう。ただチェッキーノが今回ではPP指数を下降させそうなので、ヒモには2桁人気レベルの馬を仕込む予定です。
posted by 山崎エリカ at 00:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所