2016年11月05日

今週の見所(京王杯2歳S)

2016年 ファンタジーS、京王杯2歳S
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●ファンタジーS

京都芝1400mは、スタートしてから約200m地点に名物の勾配のキツイ坂があることから、芝1400mにして後傾ラップが発生しやすいレースです。つまり、前が残りやすくなるということです。ただ、先週土曜日のスワンSでは、前日の雨の影響を受けていたにしても、外差しが決まったように、今年は例年よりも外差しが利いているので前残りが決まるかどうかまでは疑問です。それでも京都芝1400mで完全に前が崩れることもないでしょう。

また、今回はドロウアカードが逃げを意識したコメントを出していますが、この馬は前走は好スタートを決められたものの、もともとは出遅れ癖のある馬。今回で好スタートを決められなければ、一転してスローよりの流れになることも考えられるでしょう。

それよりも気になるのが、前走の新馬戦を馬なりで大楽勝したミスエルテが断然の1番人気に支持されているということ。この馬は新馬戦のPP指数がそれほど高くなくて、実際にこの新馬戦の凡退馬は、未だに1頭も勝ち上がれていません。まだ、1勝もできていない馬を相手に上り3F最速も譲ってしまっているあたりに、フランケル産駒のイメージ先行人気なのではないかという気がしてしまいます。相手がしょっぱいのでここは勝てないとは言いませんが、少なくとも私には前走からクラシック級を感じ取ることは出来ませんでした。

ミスエルテの新馬戦組を過少評価することで儲けてきた私としては、現状では〇の対抗評価が精一杯。本命◎は、実は先行力ある穴馬で!


●京王杯2歳S

今年は芝1200mの函館2歳Sの勝ち馬と、小倉2歳Sの勝ち馬が激突します。例年、函館2歳Sや小倉2歳Sは、一方が牝馬が勝つことが多く、勝った牝馬はファンタジーSやアルテミスSの牝馬路線へと駒を進めるため、早期のこの時点で激突することは滅多にありません。

しかし、今年は、レーヌミノルは牝馬ながら、こちらに出走してきました。レーヌミノルは前走の小倉2歳Sが2着に6馬身差をつける圧巻の内容。このレーヌミノルの「6馬身差」は、メイショウボーラーの5馬身差を抜いて、小倉2歳S史上ナンバー1の記録。また、1986年以降の30年間に行われた2歳重賞のなかでも第2位に該当する着差とのことです。

では、そのメイショウボーラ―はその次走のデイリー杯2歳Sでどうなったかというと、パフォーマンスを落としながらも勝利しました。では、1986年以降の30年間でナンバー1の着差「8馬身」をつけたサッカーボーイはどうなったのかというと…次走では、凡退しています。サッカーボーイは、阪神3歳(現・朝日杯フューチュ―リティS)で8馬身差をつけての圧勝でしたが、その次走の弥生賞では3着でした。

レーヌミノルは、メイショウボーラ―か? サッカーボーイか? また、レーヌミノルは、これまで早め先頭から後続に脚を使わせて押し切る競馬をしてきましたが、今回はこの先のG1を意識してもっと折り合いをつけるのか? 個人的にはレーヌミノルがどういうレースをするのかが楽しみです。
posted by 山崎エリカ at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所

2016年10月21日

明日の見所(富士S)

2016年 富士S
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先週の東京の芝は、見た目内側が悪そうなのに、意外と内々が伸びていました。特に日曜日は、差し、追い込み勢が外々に進路を取り、結果的に内々を立ち回った逃げ、先行馬を残らせしまうということの連発でした。確かに開幕週は外々が伸びていましたが、先週は騎手が揃って口にするほど、馬場の内側が悪くはなかったはず。

今年の富士Sは、小頭数で逃げ馬不在の一戦。前走で菊花賞を使った後の中距離の逃げ馬ミュゼエイリアンでも、行く気になれば逃げられそうなメンバー構成です。ここまで逃げ、先行勢が手薄となると、スローペースが濃厚でしょう。ミュゼエイリアンは骨折休養明けだけに、ぶっ放さない可能性もあり、そうなければ直線ヨ―イ、ドンの切れ味比べまであるかもしれません。

ただし、休養明けで実績のわりにハンデが軽かったためにビューンと加速がついて、メンバー最速の上り3Fで京成杯AHを勝利したロードクエストを過信しすぎるのはどうか?

今週が先週の流れならば、富士Sで逃げ、先行馬を本命にする手もありますが、後続勢が勝手に自滅する不思議な現象が続くようにも思えません。当然、外々を回せば距離損はしますが、先週の馬場状態は内外フラットな感じでしたので、ひとまず枠順を考慮せずに予想を組み立てます。


★お知らせ★

無料メルマガはじめました。第1回は来週初め、「29年ぶりの天皇賞(秋)の純粋逃げ切りなるか? 〜エイシンヒカリの逃げ切りの可能性とその意味〜」(武豊騎手が逃げない宣言をした場合は、変更するかもしれません)を配信予定です。よかったら登録してみて下さい。


また、G1レースの見所は、他サイトで有料でやらせて頂いているために、お休みさせて頂いております。ご了承ください<(_ _*)>。
posted by 山崎エリカ at 23:21| Comment(1) | TrackBack(0) | 今週の見所

2016年10月10日

本日の見所(京都大賞典)

2016年 京都大賞典
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京都芝2400mで行われる京都大賞典は、スタートしてから最初の1コーナーまでの距離が約600mと長く、極端なハイペースからスローペースまで考えられるレースです。オーケンブルースリが勝利した2009年やメイショウベルーガが勝利した2010年のように、前が崩れて外からの差し、追い込みが届くこともあれば、ヒットザターゲットが勝利した2013年や、ラブリーデイが勝利した2015年のように、内々をロスなく立ち回った瞬発力のある馬が上位入線することもあります。ただし、1コーナーまでペースコントロールできない逃げ馬は、どのみち不利です。

結局のところ、逃げ馬が単騎で行ければスローペース、競り合えばハイペースになります。しかし、近年は「最初の600mを行き切るよ!」という気合いの入った逃げ馬は、まず、いません。逃げ馬が複数頭いても折り合おうとする傾向があります。今回もキタサンブラックが逃げるか逃げないかで流れが決まりますが、キタサンブラック自身は逃げなくてもOKの馬なので、ヤマカツライデンあたりがハナを主張してくれば、それに行かせのスローペースが濃厚でしょう。内々をロスなく立ち回った馬や瞬発力のある馬が上位入線する可能性が高そうです。

しかし、ここは飛んでもおかしくない要素があるという時に限って内枠を引き当てる、キタサンブラックって何なのか? 馬場散水で「今日は逃げたら危ないぞ」っていう時に限って、外から被されて自然と位置取りを下げて、結果オーライだったし…これぞ、サブちゃん、パワー???
posted by 山崎エリカ at 10:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所

2016年10月09日

本日の見所(毎日王冠)

2016年 毎日王冠
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土曜日はかなり雨が降り続きましたが、そこまで馬場に大きな影響を与えるものではありませんでした。10レース以降でやや時計を要した程度です。しかし、日曜日も雨が降るとなると、さすがに高速馬場とまではいかないのではないでしょうか。

そのような状況下で、6月のエプソムC(東京芝1800m)でも逃げたマイネルミラノが逃げ宣言。エプソムCのマイネルミラノは、外枠から押して押して先頭に立って、じわじわとリードを奪って行くレースメイク。前半、中盤とペースを上げずに、極限の決め手比べへと持ち込みました。マイネルミラノが切れる脚が使えるならば都合のいい流れですが、マイネルミラノは切れる脚が使えないから逃げ馬になったタイプ。つまり、前半で脚をタメれば、とにかく切れるルージュバックに都合のいい流れを作り出した形になってしまいました。

しかし、今回はロゴタイプもいるので、そこまで前半と中盤のペースを落とせないのではないでしょうか。馬場状態の影響もあち、今回はもっと平均ペースよりの流れになると見ています。上り3Fの速い馬が上位を独占するような流れではなく、ここを目標にした強い馬が勝つという前提で予想を組み立てました。
posted by 山崎エリカ at 08:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所

2016年10月08日

本日の見所(サウジアラビアRC)

2016年 サウジアラビアRC
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降り続ける雨の中で行われるサウジアラビアRC。第1回の昨年は東京の開幕週らしい高速馬場で行われましたが、今年は時計を要する馬場で行われます。しかし、程良く時計を要せば、素質や能力どおりに決まることが多いので、個人的には恵みの雨かなぁ〜?


今回1番人気のクライムメジャーは、前走の中京開催最終日の新馬戦は露骨なほどの外差し馬場を外から差して勝利したもの。クライムメジャーの1頭内目の外から差して2着のアドマイヤミヤビがその次走で阪神マイル戦を勝利していることから大きく嫌う必要もありませんが、過信も禁物でしょう。良くも悪くも底を見せておらず、実はそれほど強くない可能性もあります。

今回2番人気のダンジュライトは、前走の不良の中京マイルの新馬戦を圧勝しました。2着馬に5馬身、3着馬に7馬身差です。確かに道悪をこなせることは証明しましたが、同日の未勝利戦よりも1.2秒ほど最終走破タイムが遅く、未勝利戦よりもPP指数がワンポイント低いだけに、高い能力を証明するものではありません。

今回3番人気のロジムーンは、レースを使われるごとに上昇した馬。デビュー2戦目の未勝利戦ではプレスジャーニーに完敗でしたが、レースを使われるごとに上昇し、前走の新潟未勝利戦を完勝しました。ただ、休養明けの前走でパフォーマンスを上げているだけに、今回でのダメージが気になるところ。あと、この馬よりもキャリアの浅い馬の上昇力に食われる可能性もあります。


人気馬が一長一短あるだけに、本命馬は自然と人気のないところで収まりました。配当妙味もそれなりにあるので、個人的には勝負に出たいところっでもあります。
posted by 山崎エリカ at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所

2016年10月02日

凱旋門賞の見所

いよいよ凱旋門賞
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今年の凱旋門賞は、ロンシャン競馬場の大改修により、シャティイ競馬場で代替開催されます。さて、そのシャティイは、フランス最古の歴史ある競馬場だけあって幅員が狭くトリッキー。芝2400mはスタートしてすぐに左に曲がる急コーナーがあるために、まず、外側に走って、右側に戻らなければなりません。この右側に戻ったところでほぼ隊列が決まり、そこから約10mの坂を上って行きます。そして3コーナーから下り坂。下り坂では勢いを利用しつつ、ペースは上げずに最後の直線。G1レースだと約600mもある最後の直線の約500mあたりからレースが加速して行きます。

起伏の激しいコースなので、どの馬も逃げたがらずに基本的に超スローペース。それを考慮してハーザンド陣営がウェデヴァニというラビットを用意して出走してきましたが、ウェデヴァニはそんなにスピードがある馬ではないので、1枠1番から逃げるにしてもそこまで速い流れにはならないでしょう。2番手はKG6世&QEステークスを逃げ切り勝ちをしたハイアンドリールあたり。ハイアンドリール陣営は「この馬は前に行かないと持ち味が生きない」とコメントしているので、おそらく2番手を狙う形。ポストポンドはドバイシーマクラシックや英インターナショナルSのように、ハイアンドリールの出方を窺いながら仕掛けていく形になるでしょう。スローペースゆえに、外枠の先行馬はコーナーでの距離損が強いられますが、マカヒキのような差し馬はそこまで影響ないでしょう。

さて、今回断然人気のポストポンドは、みなさんもご存知のように、ドバイシーマクラシックでドゥラメンテを撃破した馬。今年の凱旋門賞がオルフェーヴルが出走していた頃よりもレベルが高いかはともかく、今回の出走馬の中では一番の実績馬であり、強いのは間違いないでしょう。ただし、ポストポンドがドバイシーマクラシックでマークしたPP指数は29ポイント。マカヒキが勝利した日本ダービーは22ポイントですから、タイムに換算すると0.7秒しか差がありません。この程度ならば、成長力で詰めることも出来ます。対ポストポンドで見るならば、マカヒキの勝利も夢ではないでしょう。

しかし、ポストポンドもマカヒキも休養明け2戦目。スプリンターズSのビッグアーサーの二の舞になる可能性もあります。ビッグアーサーは確かにインで詰まったのも敗因のひとつでもありますが、進路が開いてからも伸びなさすぎでしょう。休養明け好走のダメージが出たのです。それにもしポストポンドとマカヒキがワン、ツーを決めたとしても3着の座は残っているわけで…心ではマカヒキを応援しつつ、私は高配当を狙っちゃいます! 予想は22時を目途にnetkeibaやウマニティで更新する予定ですので興味があればご確認下さい<(_ _*)>。
posted by 山崎エリカ at 20:29| Comment(3) | TrackBack(0) | 今週の見所

2016年10月01日

今週の見所(スプリンターズSなど)

シリウスS、スプリンターズS
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●シリウスS

シリウスSは、阪神ダ2000mが舞台。阪神ダ2000mはスタート地点が芝で加速がつく上に、最初の1コーナーまでの距離が約500mと長いため、先行争いが熾烈になりやすいコースです。また、上級条件になると、よっぽど単騎逃げの型でなければ、直線でリードを奪って最初の急コーナーで息を入れようとしたところで、後続勢に突かれます。たいていは2コーナー(4F目)まで息を入れられなくなるので、逃げ馬が残るのがなかなか難しいものになるのです。

2014年は、逃げ馬の出走がサトノプリンシパル唯一で、前年オーバーペースで飛ばして大差シンガリ負けした経験を生かして、直線のリードをセーブして、2コーナーでしっかりと息を入れる、逃げ馬の乗り方としては最高の乗り方をしましたが、それでも4着が精一杯でした。サトノプリンシパル自身がそこまで強くなかったのもありますが、いずれにしても強くなければ逃げ切るのは容易ではないということです。先行馬も前を突いて行くなど、深追いすると容易に粘れません。

今年のシリウスSは、1番枠のマスクゾロは内からある程度は出して行って、外からメイショウイチオシがハナを切り、その2番手にピオネロの形が濃厚。そこまでペースが上がらないとは見ていますが、先行馬が残るのも楽ではないでしょう。ただ、先行勢は後の交流重賞でも通用しそうなメンバーなので、2014年の再現のような結果になるかもしれません。先行馬でもチャンスがあるでしょう。


●スプリンターズS

スプリンターズSが行われる中山芝1200mは、外回りの坂の頂上付近からスタートして、約4.5mもの坂を下って行くコースです。スタートから約250m地点のところに最初の3コーナーがありますが、皆さんもご存知のように中山の外回りはおむすび型。コーナーが緩いため、下り坂で加速がついたまま4コーナーに突入というのが基本の乗り方。短距離戦ということもあり、へたに折り合いをつけようとはせず、ゲートを出たなりに下り坂でスピードに乗せて、そのまま行かせてしまうことが多いです。つまり、前傾ラップが基本でペースが上がりやすいコース形態ということ。

しかし、昨年のスプリンターズSでは、前半3F34秒1‐後半3F34秒0(同日の10Rの1000万下よりも0.1秒差遅い)という、おそらく史上初なのでは(?)という後傾ラップが出現。これは逃げ馬がペースコントロールしたというよりは、強い逃げ馬の不在がもたらしたもの。もっと言うと、昨年逃げたハクサンムーンはもともと出たなりなら33秒台前半、おっつけてやっと前半32秒台後半で行けるテンの遅い逃げ馬でしたが、昨年のスプリンターズSではややズブくなってしまっているそのハクサンムーンのハナを叩ける馬が存在しなかったことによる結果です。

また、スプリントの大レース、高松宮記念が行われる中京芝1200mもスプリンターズSが行われる中山芝1200mも、ハイペースになりやすいコース形態。よって、重賞で通用する馬になると、好位で立ち回れる馬に育てようとする陣営の意志も、大舞台のスローペース化を作り出す要因になっています。逃げ、先行馬はよほどの気性難ではない限り、後方を意識する競馬をさせて、差し、追い込み馬は前を意識したレースをさせます。より多くのコース、展開にも対応させるためです。

つまり、短距離G1のスローペース化は、陣営の工夫によるもの。アストンマーチャンが勝った2007年のように、極悪馬場になれば後続勢が追走に消耗して極上の切れ味が使えなくなるため、強ければ問答無用に押し切れます。しかし、馬場高速化の近年においては、スピードのある馬ほど下り坂で加速がつきすぎて最後に失速してしまうことが多いために、陣営は馬に折り合う教育を施すのでしょう。

ただし、今年のように逃げ馬や2番手にはつけたい馬が多いと、さすがに後傾ラップになることはないでしょう。逃げ、先行馬が揃って内枠に入ったので、騎手はなるべく折り合おうとしますが、それでもある程度速い流れの前傾ラップになるはず。基本的に差し馬有利のレースになると見ていますが、今回は逃げ、先行馬のほうが一枚上なので、前々から押し切る可能性も十分あります。


※上記は、下記の本より一部抜粋させて頂いております!

posted by 山崎エリカ at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所

2016年09月25日

本日の見所(オールカマーなど)

オールカマー、神戸新聞杯
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●オールカマー

オールカマーは、天皇賞(秋)の前哨戦のひとつ。ローカルの延長戦上のように、夏場を順調に使われてきた馬が穴を開けることもありますが、基本的に休養明けの実績馬(特に宝塚記念組)が活躍するレースです。

私自身は夏場を順調に使われて来た穴目の馬を積極的に狙うタイプですが、今年はそのタイプの馬の出走が少なく、PP指数の能力値5位以内にランクインするのはツクバアズマオーのみ。確かにツクバアズマオーは、ウッドチップではあまり時計を出しませんが、今回では時計を出したあたりにここへ来ての充実度が窺えます。

しかし、重賞ウイナーたちが相手となると、能力の最高値が不足していることは否めません。おそらく今回で自己ベストの走りを見せてくれることは想定できるのですが、勝ち負けまでに持ち込めるかは「?」です。走っても3着くらいのイメージが拭えないので、ここは今回が始動戦となる実績馬を狙いたいです。


●神戸新聞杯

ニエル賞ではマカヒキが、セントライト記念ではディーマジェスティが結果を出し、「ダービー上位馬強し!」を証明しました。しかし、マカヒキのニエル賞は一線級が不在で勝って当然の相手だったし、ディーマジェスティのセントライト記念もゼーヴィントにクビ差まで迫られたように、しっかりと日本ダービーとの比較で指数を下げています。

なんだかんだ目標が先の休養明けの実績馬を狙うのは、リスクが伴うもの。しかも、先週のセントライト記念のディーマジェスティのように、神戸新聞杯は指数上サトノダイヤモンド1強の構図ではありません。ダービー上位馬はもちろんのこと、夏場を順調に使われた馬たちが強いのです。

ただ、サトノダイヤモンドは、先行して押し切れる強さもあれば、後方から決め手を生かす強さもあり、決定的な弱点がない馬。さらに体も大きいので、皐月賞でスピードに乗せたところで、早め先頭に立ったリオンリーズの外ヨレを回避したエアスプネルにぶつけられても衝撃で大きく後退することもなく、すぐに立て直せる強さもあります。

サトノダイヤモンドは、大崩れする可能性も低いと見ていますが、個人的には夏場を順調に使われた長距離適性の高い馬を本命視したいレースです。サトノダイヤモンドが1強の構図ではない以上、十分チャンスがあるでしょう。
posted by 山崎エリカ at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所

2016年09月16日

今週の見所(セントライト記念など)

2016年 ローズS、セントライト記念
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●ローズステークス

オークス2着馬のチェッキーノは、屈腱炎で戦線離脱してしまいましたが、桜花賞馬ジュエラーが骨折休養からカムバック。桜花賞馬ジュエラーとオークス馬シンハライトの対決に注目が集まります。

ただ、先週の紫苑Sでヴィブロスが3コーナーで大きく下がる不利がなければ、勝てていた可能性もある強い競馬で2着だったように、今回が始動戦となる春の実績馬よりも、夏にレースを使われている馬のほうが有利なもの。春の実績馬と夏にレースを使われている馬の実力が互角とするならば、順調さで夏にレースを使われている馬のほうがレースを勝ちます。

今年は皐月賞、ダービーは例年よりもPP指数の決着レベルが高いですが、桜花賞は並、オークスはやや低レベルの決着。先週の紫苑Sのビッシュのように、恐ろしく成長している可能性もありますが、配当妙味も考慮の上でレースを順調に使われている馬に期待したくなる一戦です。

実績馬が休養明けに加えて、差し、追い込み馬ばかり。さらに阪神は高速馬場。阪神はコース構造から高速馬場でも行った、行ったは容易に決まりませんが、先週は中団からは届いていても、後方の外から一気を決めたのは西宮Sのブラックムーン(準オープンをすでに勝って、再度の同条件でメンバーダウン)くらい。それくらいメンバー中で能力が飛び抜けた馬でなければ、勝つのが厳しい状況だったので、このローズSも波乱の結末になるような気がしてたまらないです。


●セントライト記念

2010年の日本ダービは、5連勝の皐月賞馬ヴィクトワールピサや無敗の青葉賞馬ペルーサを筆頭に強者がズラリと揃い、「豪華絢爛のメンバー」や「史上空前のハイレベル」などと謳われ、未来が期待されました。しかし、終わってみれば、ダービーの決着指数も期待されていたほど高くなく、さらに夏場の成長力を欠いてしまい、豪華絢爛や史上空前という言葉が色褪せて行きました。

しかし、今年は違う! 豪華絢爛や史上空前という言葉に応えるかのように皐月賞やダービーの決着指数も高く、そこで目立った活躍が出来なかった馬や、その次点、その次々点だった馬も次々と1000万下を勝ち上がり、しっかりと成長力を見せています。それも圧勝、楽勝、レインボーラインの札幌記念3着って何なの(?)というレベルの成長ぶりが見せられています。

3年前までは、素質馬の夏デビューがブームでしたが、一昨年からはノーザンFを筆頭に素質馬のデビューを秋以降に遅らせる方針で進めているようで、そのことが夏以降の成長に繋がっているのでしょう。もともとトライアルレースは、休養明けの実績馬よりも、夏の上昇馬のほうが順調度の差で結果を出しやすいものですが、よりによって、それらは来週の神戸新聞杯に出走。ここには目立つほどの上り馬が出走してきていません。また、今年はダービーがハイレベル戦だったことから、前走ダービー組を本命視するのが上策でしょう。
posted by 山崎エリカ at 15:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所

2016年09月11日

本日の見所(セントウルS)

2016年 京成杯AH、セントウルS
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●京成杯AH

京成杯AHはが行われる中山芝1600mは、高低差は5.3mの最高地点からスタートして最低地点へと下って行くコース。今年は昨年と比べると明確に高速馬場なので、昨年のフラアンジェリコのような外差しズドーンはさすがにないと見ていますが、基本的にはペースが上がりやすいレースです。

近10年の傾向を見ても、逃げ、先行勢が手薄でも外から何かが捲りに動いて、意外と前が残れているパターンが少ないのです。今年も逃げ、先行勢が手薄ですが、好位〜差し馬のほうが能力上位ということもあり、それらを本命馬に据えるべきでしょう。


●セントウルS

今年のセントウルSは、新旧スプリント王に重賞ウイナーやオープン圧勝馬などが集う、豪華メンバー構成となりました。しかし、セントウルSと言えば、2005年のホーマンテキーラ(2着)、2016年アクティブミノル・1着というように、逃げ馬が大物食いをすることもあるレースです。

これはセントウルSは、阪神開幕週の高速馬場で行われること、スタートしてすぐに最初のコーナーがあるために、前半のペースが上りずらいことが理由です。テンが遅い馬は、最初のコーナーでどうしても位置取りが悪くなってしまうので、より前が残りやすくなります。近10年を見ても逃げ、先行馬の連対実績が7割もあるので、基本的には逃げ、先行馬を本命にすべきレースでしょう。

はっきり言うと、ネロのような直線1000mでもハナに行けるほどテンの速い逃げ馬が有利の舞台設定ですが、ただ、逃げ馬は前走でオーバーペースに巻き込まれて失速した馬を狙うのが十八番。昨年のアクティブミノルは、前走のニュージーランドTで厳しい流れの2番手を追走し、ブービー15着まで失速したことがこの一戦に繋がりました。しかし、ネロは前走のアイビスサマーダッシュではベルカントに競られて、能力を引き出された後の一戦となります。

ネロは昨年のアクティブミノルの再現をとばかりに前売り2番人気で、確かに展開にもかなり恵まれる可能性が高いですが、アクティブミノルとのローテーションの差は歴然です。また、今年は本番スプリンターズSでも有力視されるようなメンバーが集ったことを考えると、勝ち負けとなると微妙なものがあります。個人的には展開◎でもローテーションとメンバーを考えると、印は▲までしか打てないです。

だからと言って、春の高松宮記念で結果を出しての始動戦となるビッグアーサーや上り馬ダンスディレクターも、スプリンターズS本番へ向けての始動戦の一戦だけに、過信は禁物でしょう。展開に恵まれる可能性が高い馬と、実績馬がローテーションによる好走条件を満たしていないだけに、伏兵馬が入れる隙は十分にありそうです。
posted by 山崎エリカ at 08:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 今週の見所