2016年10月08日

本日の見所(サウジアラビアRC)

2016年 サウジアラビアRC
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降り続ける雨の中で行われるサウジアラビアRC。第1回の昨年は東京の開幕週らしい高速馬場で行われましたが、今年は時計を要する馬場で行われます。しかし、程良く時計を要せば、素質や能力どおりに決まることが多いので、個人的には恵みの雨かなぁ〜?


今回1番人気のクライムメジャーは、前走の中京開催最終日の新馬戦は露骨なほどの外差し馬場を外から差して勝利したもの。クライムメジャーの1頭内目の外から差して2着のアドマイヤミヤビがその次走で阪神マイル戦を勝利していることから大きく嫌う必要もありませんが、過信も禁物でしょう。良くも悪くも底を見せておらず、実はそれほど強くない可能性もあります。

今回2番人気のダンジュライトは、前走の不良の中京マイルの新馬戦を圧勝しました。2着馬に5馬身、3着馬に7馬身差です。確かに道悪をこなせることは証明しましたが、同日の未勝利戦よりも1.2秒ほど最終走破タイムが遅く、未勝利戦よりもPP指数がワンポイント低いだけに、高い能力を証明するものではありません。

今回3番人気のロジムーンは、レースを使われるごとに上昇した馬。デビュー2戦目の未勝利戦ではプレスジャーニーに完敗でしたが、レースを使われるごとに上昇し、前走の新潟未勝利戦を完勝しました。ただ、休養明けの前走でパフォーマンスを上げているだけに、今回でのダメージが気になるところ。あと、この馬よりもキャリアの浅い馬の上昇力に食われる可能性もあります。


人気馬が一長一短あるだけに、本命馬は自然と人気のないところで収まりました。配当妙味もそれなりにあるので、個人的には勝負に出たいところっでもあります。
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2016年10月02日

凱旋門賞の見所

いよいよ凱旋門賞
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今年の凱旋門賞は、ロンシャン競馬場の大改修により、シャティイ競馬場で代替開催されます。さて、そのシャティイは、フランス最古の歴史ある競馬場だけあって幅員が狭くトリッキー。芝2400mはスタートしてすぐに左に曲がる急コーナーがあるために、まず、外側に走って、右側に戻らなければなりません。この右側に戻ったところでほぼ隊列が決まり、そこから約10mの坂を上って行きます。そして3コーナーから下り坂。下り坂では勢いを利用しつつ、ペースは上げずに最後の直線。G1レースだと約600mもある最後の直線の約500mあたりからレースが加速して行きます。

起伏の激しいコースなので、どの馬も逃げたがらずに基本的に超スローペース。それを考慮してハーザンド陣営がウェデヴァニというラビットを用意して出走してきましたが、ウェデヴァニはそんなにスピードがある馬ではないので、1枠1番から逃げるにしてもそこまで速い流れにはならないでしょう。2番手はKG6世&QEステークスを逃げ切り勝ちをしたハイアンドリールあたり。ハイアンドリール陣営は「この馬は前に行かないと持ち味が生きない」とコメントしているので、おそらく2番手を狙う形。ポストポンドはドバイシーマクラシックや英インターナショナルSのように、ハイアンドリールの出方を窺いながら仕掛けていく形になるでしょう。スローペースゆえに、外枠の先行馬はコーナーでの距離損が強いられますが、マカヒキのような差し馬はそこまで影響ないでしょう。

さて、今回断然人気のポストポンドは、みなさんもご存知のように、ドバイシーマクラシックでドゥラメンテを撃破した馬。今年の凱旋門賞がオルフェーヴルが出走していた頃よりもレベルが高いかはともかく、今回の出走馬の中では一番の実績馬であり、強いのは間違いないでしょう。ただし、ポストポンドがドバイシーマクラシックでマークしたPP指数は29ポイント。マカヒキが勝利した日本ダービーは22ポイントですから、タイムに換算すると0.7秒しか差がありません。この程度ならば、成長力で詰めることも出来ます。対ポストポンドで見るならば、マカヒキの勝利も夢ではないでしょう。

しかし、ポストポンドもマカヒキも休養明け2戦目。スプリンターズSのビッグアーサーの二の舞になる可能性もあります。ビッグアーサーは確かにインで詰まったのも敗因のひとつでもありますが、進路が開いてからも伸びなさすぎでしょう。休養明け好走のダメージが出たのです。それにもしポストポンドとマカヒキがワン、ツーを決めたとしても3着の座は残っているわけで…心ではマカヒキを応援しつつ、私は高配当を狙っちゃいます! 予想は22時を目途にnetkeibaやウマニティで更新する予定ですので興味があればご確認下さい<(_ _*)>。
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2016年10月01日

今週の見所(スプリンターズSなど)

シリウスS、スプリンターズS
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●シリウスS

シリウスSは、阪神ダ2000mが舞台。阪神ダ2000mはスタート地点が芝で加速がつく上に、最初の1コーナーまでの距離が約500mと長いため、先行争いが熾烈になりやすいコースです。また、上級条件になると、よっぽど単騎逃げの型でなければ、直線でリードを奪って最初の急コーナーで息を入れようとしたところで、後続勢に突かれます。たいていは2コーナー(4F目)まで息を入れられなくなるので、逃げ馬が残るのがなかなか難しいものになるのです。

2014年は、逃げ馬の出走がサトノプリンシパル唯一で、前年オーバーペースで飛ばして大差シンガリ負けした経験を生かして、直線のリードをセーブして、2コーナーでしっかりと息を入れる、逃げ馬の乗り方としては最高の乗り方をしましたが、それでも4着が精一杯でした。サトノプリンシパル自身がそこまで強くなかったのもありますが、いずれにしても強くなければ逃げ切るのは容易ではないということです。先行馬も前を突いて行くなど、深追いすると容易に粘れません。

今年のシリウスSは、1番枠のマスクゾロは内からある程度は出して行って、外からメイショウイチオシがハナを切り、その2番手にピオネロの形が濃厚。そこまでペースが上がらないとは見ていますが、先行馬が残るのも楽ではないでしょう。ただ、先行勢は後の交流重賞でも通用しそうなメンバーなので、2014年の再現のような結果になるかもしれません。先行馬でもチャンスがあるでしょう。


●スプリンターズS

スプリンターズSが行われる中山芝1200mは、外回りの坂の頂上付近からスタートして、約4.5mもの坂を下って行くコースです。スタートから約250m地点のところに最初の3コーナーがありますが、皆さんもご存知のように中山の外回りはおむすび型。コーナーが緩いため、下り坂で加速がついたまま4コーナーに突入というのが基本の乗り方。短距離戦ということもあり、へたに折り合いをつけようとはせず、ゲートを出たなりに下り坂でスピードに乗せて、そのまま行かせてしまうことが多いです。つまり、前傾ラップが基本でペースが上がりやすいコース形態ということ。

しかし、昨年のスプリンターズSでは、前半3F34秒1‐後半3F34秒0(同日の10Rの1000万下よりも0.1秒差遅い)という、おそらく史上初なのでは(?)という後傾ラップが出現。これは逃げ馬がペースコントロールしたというよりは、強い逃げ馬の不在がもたらしたもの。もっと言うと、昨年逃げたハクサンムーンはもともと出たなりなら33秒台前半、おっつけてやっと前半32秒台後半で行けるテンの遅い逃げ馬でしたが、昨年のスプリンターズSではややズブくなってしまっているそのハクサンムーンのハナを叩ける馬が存在しなかったことによる結果です。

また、スプリントの大レース、高松宮記念が行われる中京芝1200mもスプリンターズSが行われる中山芝1200mも、ハイペースになりやすいコース形態。よって、重賞で通用する馬になると、好位で立ち回れる馬に育てようとする陣営の意志も、大舞台のスローペース化を作り出す要因になっています。逃げ、先行馬はよほどの気性難ではない限り、後方を意識する競馬をさせて、差し、追い込み馬は前を意識したレースをさせます。より多くのコース、展開にも対応させるためです。

つまり、短距離G1のスローペース化は、陣営の工夫によるもの。アストンマーチャンが勝った2007年のように、極悪馬場になれば後続勢が追走に消耗して極上の切れ味が使えなくなるため、強ければ問答無用に押し切れます。しかし、馬場高速化の近年においては、スピードのある馬ほど下り坂で加速がつきすぎて最後に失速してしまうことが多いために、陣営は馬に折り合う教育を施すのでしょう。

ただし、今年のように逃げ馬や2番手にはつけたい馬が多いと、さすがに後傾ラップになることはないでしょう。逃げ、先行馬が揃って内枠に入ったので、騎手はなるべく折り合おうとしますが、それでもある程度速い流れの前傾ラップになるはず。基本的に差し馬有利のレースになると見ていますが、今回は逃げ、先行馬のほうが一枚上なので、前々から押し切る可能性も十分あります。


※上記は、下記の本より一部抜粋させて頂いております!

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2016年09月25日

本日の見所(オールカマーなど)

オールカマー、神戸新聞杯
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●オールカマー

オールカマーは、天皇賞(秋)の前哨戦のひとつ。ローカルの延長戦上のように、夏場を順調に使われてきた馬が穴を開けることもありますが、基本的に休養明けの実績馬(特に宝塚記念組)が活躍するレースです。

私自身は夏場を順調に使われて来た穴目の馬を積極的に狙うタイプですが、今年はそのタイプの馬の出走が少なく、PP指数の能力値5位以内にランクインするのはツクバアズマオーのみ。確かにツクバアズマオーは、ウッドチップではあまり時計を出しませんが、今回では時計を出したあたりにここへ来ての充実度が窺えます。

しかし、重賞ウイナーたちが相手となると、能力の最高値が不足していることは否めません。おそらく今回で自己ベストの走りを見せてくれることは想定できるのですが、勝ち負けまでに持ち込めるかは「?」です。走っても3着くらいのイメージが拭えないので、ここは今回が始動戦となる実績馬を狙いたいです。


●神戸新聞杯

ニエル賞ではマカヒキが、セントライト記念ではディーマジェスティが結果を出し、「ダービー上位馬強し!」を証明しました。しかし、マカヒキのニエル賞は一線級が不在で勝って当然の相手だったし、ディーマジェスティのセントライト記念もゼーヴィントにクビ差まで迫られたように、しっかりと日本ダービーとの比較で指数を下げています。

なんだかんだ目標が先の休養明けの実績馬を狙うのは、リスクが伴うもの。しかも、先週のセントライト記念のディーマジェスティのように、神戸新聞杯は指数上サトノダイヤモンド1強の構図ではありません。ダービー上位馬はもちろんのこと、夏場を順調に使われた馬たちが強いのです。

ただ、サトノダイヤモンドは、先行して押し切れる強さもあれば、後方から決め手を生かす強さもあり、決定的な弱点がない馬。さらに体も大きいので、皐月賞でスピードに乗せたところで、早め先頭に立ったリオンリーズの外ヨレを回避したエアスプネルにぶつけられても衝撃で大きく後退することもなく、すぐに立て直せる強さもあります。

サトノダイヤモンドは、大崩れする可能性も低いと見ていますが、個人的には夏場を順調に使われた長距離適性の高い馬を本命視したいレースです。サトノダイヤモンドが1強の構図ではない以上、十分チャンスがあるでしょう。
posted by 山崎エリカ at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所

2016年09月16日

今週の見所(セントライト記念など)

2016年 ローズS、セントライト記念
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●ローズステークス

オークス2着馬のチェッキーノは、屈腱炎で戦線離脱してしまいましたが、桜花賞馬ジュエラーが骨折休養からカムバック。桜花賞馬ジュエラーとオークス馬シンハライトの対決に注目が集まります。

ただ、先週の紫苑Sでヴィブロスが3コーナーで大きく下がる不利がなければ、勝てていた可能性もある強い競馬で2着だったように、今回が始動戦となる春の実績馬よりも、夏にレースを使われている馬のほうが有利なもの。春の実績馬と夏にレースを使われている馬の実力が互角とするならば、順調さで夏にレースを使われている馬のほうがレースを勝ちます。

今年は皐月賞、ダービーは例年よりもPP指数の決着レベルが高いですが、桜花賞は並、オークスはやや低レベルの決着。先週の紫苑Sのビッシュのように、恐ろしく成長している可能性もありますが、配当妙味も考慮の上でレースを順調に使われている馬に期待したくなる一戦です。

実績馬が休養明けに加えて、差し、追い込み馬ばかり。さらに阪神は高速馬場。阪神はコース構造から高速馬場でも行った、行ったは容易に決まりませんが、先週は中団からは届いていても、後方の外から一気を決めたのは西宮Sのブラックムーン(準オープンをすでに勝って、再度の同条件でメンバーダウン)くらい。それくらいメンバー中で能力が飛び抜けた馬でなければ、勝つのが厳しい状況だったので、このローズSも波乱の結末になるような気がしてたまらないです。


●セントライト記念

2010年の日本ダービは、5連勝の皐月賞馬ヴィクトワールピサや無敗の青葉賞馬ペルーサを筆頭に強者がズラリと揃い、「豪華絢爛のメンバー」や「史上空前のハイレベル」などと謳われ、未来が期待されました。しかし、終わってみれば、ダービーの決着指数も期待されていたほど高くなく、さらに夏場の成長力を欠いてしまい、豪華絢爛や史上空前という言葉が色褪せて行きました。

しかし、今年は違う! 豪華絢爛や史上空前という言葉に応えるかのように皐月賞やダービーの決着指数も高く、そこで目立った活躍が出来なかった馬や、その次点、その次々点だった馬も次々と1000万下を勝ち上がり、しっかりと成長力を見せています。それも圧勝、楽勝、レインボーラインの札幌記念3着って何なの(?)というレベルの成長ぶりが見せられています。

3年前までは、素質馬の夏デビューがブームでしたが、一昨年からはノーザンFを筆頭に素質馬のデビューを秋以降に遅らせる方針で進めているようで、そのことが夏以降の成長に繋がっているのでしょう。もともとトライアルレースは、休養明けの実績馬よりも、夏の上昇馬のほうが順調度の差で結果を出しやすいものですが、よりによって、それらは来週の神戸新聞杯に出走。ここには目立つほどの上り馬が出走してきていません。また、今年はダービーがハイレベル戦だったことから、前走ダービー組を本命視するのが上策でしょう。
posted by 山崎エリカ at 15:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所

2016年09月11日

本日の見所(セントウルS)

2016年 京成杯AH、セントウルS
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●京成杯AH

京成杯AHはが行われる中山芝1600mは、高低差は5.3mの最高地点からスタートして最低地点へと下って行くコース。今年は昨年と比べると明確に高速馬場なので、昨年のフラアンジェリコのような外差しズドーンはさすがにないと見ていますが、基本的にはペースが上がりやすいレースです。

近10年の傾向を見ても、逃げ、先行勢が手薄でも外から何かが捲りに動いて、意外と前が残れているパターンが少ないのです。今年も逃げ、先行勢が手薄ですが、好位〜差し馬のほうが能力上位ということもあり、それらを本命馬に据えるべきでしょう。


●セントウルS

今年のセントウルSは、新旧スプリント王に重賞ウイナーやオープン圧勝馬などが集う、豪華メンバー構成となりました。しかし、セントウルSと言えば、2005年のホーマンテキーラ(2着)、2016年アクティブミノル・1着というように、逃げ馬が大物食いをすることもあるレースです。

これはセントウルSは、阪神開幕週の高速馬場で行われること、スタートしてすぐに最初のコーナーがあるために、前半のペースが上りずらいことが理由です。テンが遅い馬は、最初のコーナーでどうしても位置取りが悪くなってしまうので、より前が残りやすくなります。近10年を見ても逃げ、先行馬の連対実績が7割もあるので、基本的には逃げ、先行馬を本命にすべきレースでしょう。

はっきり言うと、ネロのような直線1000mでもハナに行けるほどテンの速い逃げ馬が有利の舞台設定ですが、ただ、逃げ馬は前走でオーバーペースに巻き込まれて失速した馬を狙うのが十八番。昨年のアクティブミノルは、前走のニュージーランドTで厳しい流れの2番手を追走し、ブービー15着まで失速したことがこの一戦に繋がりました。しかし、ネロは前走のアイビスサマーダッシュではベルカントに競られて、能力を引き出された後の一戦となります。

ネロは昨年のアクティブミノルの再現をとばかりに前売り2番人気で、確かに展開にもかなり恵まれる可能性が高いですが、アクティブミノルとのローテーションの差は歴然です。また、今年は本番スプリンターズSでも有力視されるようなメンバーが集ったことを考えると、勝ち負けとなると微妙なものがあります。個人的には展開◎でもローテーションとメンバーを考えると、印は▲までしか打てないです。

だからと言って、春の高松宮記念で結果を出しての始動戦となるビッグアーサーや上り馬ダンスディレクターも、スプリンターズS本番へ向けての始動戦の一戦だけに、過信は禁物でしょう。展開に恵まれる可能性が高い馬と、実績馬がローテーションによる好走条件を満たしていないだけに、伏兵馬が入れる隙は十分にありそうです。
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2016年09月09日

明日の見所(紫苑S)

2016年 紫苑S
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紫苑Sはもともと秋華賞のトライアルレースでしたが、今年からG3に格上げされました。これまでは翌週のG2・ローズSにトップクラスの馬が殺到し、オープンの紫苑Sはメンバーが手薄という傾向が続いていましたが、紫苑Sの賞金が高くなったことで、これまでよりも勢力が分散されるはず。一昨年にこのレースの2着馬ショウナンパンドラが秋華賞馬になりましたが、今後はより秋華賞へと繋がるレースになることでしょう。

また、秋の中山の開幕週だけに馬場状態が気になるところ。昨年は台風18号の影響で前週の日曜日から木曜日までに降水量350mを超え、紫苑Sでも追い込みが決まったように、開幕週から時計を要していました。もちろん、エアレーションやシャッタリング作業の影響もあったでしょう。今秋もエアレーションやシャッタリング作業を行っているだけに、さすがに行った、行ったが決まるような超高速馬場ではないはずですが、昨年ほど時計を要すことも考えづらいでしょう。

今年は、オークス3着のビッシュに注目がありますが、世間で言われているほど悪い騎乗ではなかったような? 確かにオークスのビッシュは早仕掛けであり、同馬の早仕掛けが、オークス1着シンハライトや2着チェッキーノを楽な競馬をさせる結果になりました。しかし、14番枠にもかかわらず、デムーロ騎手らしくうまく道中内々に入れて、3コーナーでは後方勢が外から追い上げていく中で、ビッシュは内々。内々で脚をタメることと引き換えに早仕掛けをしているので、まあ、順当な結果だったのではないでしょうか。

そもそも今年のオークス自体がレベルがやや低調な上に、実績馬は今回が始動戦。上り馬にも大いにチャンスがあるし、別路線組でも成長次第ではチャンスがあるでしょう。ビッシュもキャリア4戦にしてオークス3着ということ自体は評価が出来るのですが、過大評価も禁物といったところでしょう。
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2016年09月04日

本日の見所(新潟記念など)

2016年 小倉2歳S、新潟記念
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●小倉2歳S

土曜日のメイン、北九州短距離Sはラインハートとプレイズエターナルの外差しが決まりました。しかし、そのひとつ前の玄海特別では前半スローから後半5Fを57秒9でまとめて、2分00秒2で決着したように馬場状態がけっして悪いわけではありません。また、内もそこまで伸びていないわけでもなく、玄海特別では内々、前々で立ち回ったビオラフォーエバー、メイショウオオゼキが3着、2着に粘っていました。さらに北九州短距離Sの3着馬も内々を逃げたマルヨバクシンです。やや外目が有利ではあるものの、標準的な馬場で能力どおりに決まっている印象を受けます。

日曜日は台風の影響をどこまで受けるのかわかりませんが、雨の影響を受けて、外差し有利の傾向が強まる可能性も十分。大雨が降って、どこを走っても同じタフな馬場になるかもしれませんが、そうなれば前が厳しい競馬を強いられることになるのも当然のこと。逃げ馬はカシノマストは、フェニックス賞で前半3F32秒8のペースで行って2着に粘ったり、ひまわり賞ではちょっとペースが緩んだらぶっち切ったりと強い馬ではありますが、それでも軸馬には差し馬を据えるのがベターでしょう。

もっとも厄介なのは、開催終了まで天候が持ち堪えてしまうパターンかなぁ? これだと意外と、へたしたら土曜日以上に、内枠の先行馬が活躍する可能性もあります。


●新潟記念

距離2000mでありながらワンターンコースで行われる新潟記念。最初の3コーナーまでの距離は約948m(Aコース時)と長いために、先行争いが最初のコーナーまでの948mもの間続くこともあれば、各馬が長い直線を意識して序盤でペースが落ち着くこともあります。つまり、非常に展開に振れ幅が広く、スローペースにも、ハイペースにも転がりやすいレース(コース)です。

しかし、新潟記念の過去10年で前半5F58秒1-後半5F59秒7ともっとも前半が速い流れだった2007年は、逃げ馬不在の年。内枠から好スタートを切ったトリリアンカットに外枠からガッツ後藤騎手のトップガンジョーが競り掛け、3コーナーまで隊列争いがもつれました。逆に過去10年で前半5F61秒8-後半5F57秒8ともっとも前半が遅い流れだった2009年は、逃げ馬のメイショウレガーロが行く形で隊列がすぐに決まりました。2010年〜2012年あたりも逃げ馬がしかりといて、ペースがスローに落ちています。

このように大きくは最初のコーナーまでの距離が長いコースでは、逃げ馬不在のほうがハイペース傾向になるようです。ただ、前半があまりにもスローペースだと、各馬が3コーナーを過ぎたあたりから一気に動いてラスト3-4F目から11秒台が連発するような早仕掛け戦になるので、結局のところほぼ能力どおりに決まっているのではないでしょうか。

逃げ馬は前半でリードを奪い切るか、前半で脚をある程度タメて再加速するかの選択しかなく、後続もそれに合わせて動くしか手がありません。よく「府中の千八展開いらず」と言いますが、「新潟の二千も展開いらず」でしょう。展開当てはめ形式で対象馬を消去できないという意味では難解ですが、狙いたい馬をそのまま狙えるというメリットがあります。
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2016年08月07日

本日の見所(小倉記念など)

2016年 レパードS、小倉記念
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●レパードS

今年で早8年目のレパードS。過去の勝ち馬はトランセンドやホッコ―タルマエなど、名だたる馬ばかり。格付けはG3ですが、3歳ダート馬のトップクラスが出走してくるため、実質G2くらいのイメージ。ここから将来のG1で勝ち負けする馬が誕生するので、毎年とっても楽しみにしています。

さて、このレパードSは、「前が残る」と言われています。確かに近年はペースが上がらず、昨年のクロスクリーガーは文句なく強いとしても、2013年はサトノプリンシパルが、2014年はクライスマイルが逃げて2着に粘っています。

新潟と言えば、JRA全10場の中でどこよりもコーナーがきつい競馬場。コーナー距離が350m弱なので、外からは容易に捲れません。後方から簡単に捲って来れないことを騎手が知っているから逃げ馬はペースを上げない。また、最後の直線は353mと短く、後方勢は4コーナーで外に張られるから、より逃げ馬が残るという仕組みです。

ただ、今年は例年よりも頭数が少ないからどうかなぁ? 13頭立てなら、後方勢は3コーナーから加速して行けば、たいして外を回らなくても済むのではないでしょうか。個人的に逃げ、先行馬が勝ったら、素直に称賛したいレースです。


●小倉記念

土曜日の小倉は、前崩れが半端なものではありませんでした。下級条件は、前が厳しいペースでも逃げ馬が強くてなんとか連対を確保できていますが、メインの九州スポーツ杯は、前半3F32秒5で通過して、前がキレイに崩れました。おそらく騎手の意識は、1分06秒台後半のイメージ、しかし、実際は1分07秒後半の決着というように、騎手の意識と、馬場状態にズレが生じているのでしょう。

ただ、本質は例年の小倉ほどではないにしても高速馬場だし、中距離戦ならば比較的ペースが落ち着いていました。また、土曜日があそこまで派手に前が崩れると、日曜日はもう少し騎手の意識が消極的になりそうです。土曜日の傾向だけを見ると、小倉記念も差し、追い込み馬を狙いたくなるのですが、どうも騎手が修正してきそうな気がしてなりません。まして小倉記念は中距離戦ですから、短距離よりは騎手の意識によって息が入れやすいはずです。

結論として、昨年のこのレースで2着の追い込み馬ベルーフにはロックオンしたくないかなぁ? 逃げ馬のメイショウナルトは、前走の七夕賞でオーバーペースで行ってバテて乗り替わりになったのだから、普通はペースを落とすんじゃないかなぁ? ただ、決め手勝負には持っていきたくない馬でもあるので、平均ペースからハイペースを視野に入れた予想を組み立てたいです。
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2016年07月31日

本日の見所(アイビスサマーDなど)

2016年 クイーンS、アイビスサマーD
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●クイーンS

夏場に行われる唯一の牝馬限定重賞ということもあり、かつてはそれなりのメンバーが揃っていましたが、今年はオークス2着馬チェッキーノやフェアリーSの2着馬ビービーバーレルなどの3歳勢が回避して、けっこう手薄になりました。

また、クイーンSが行われる札幌芝1800mの舞台と言えば、スタートしてからすぐに1コーナーがあるために、外枠の先行馬が不利なコース。スローペースになった年の外枠先行馬は、1コーナーでがっつり外を回らされてことごとく壊滅しています。今年は昨年同様の11頭立て、一見それほど影響ないようにも感じますが、内枠にけっこう先行馬がいるので、その大外を回るとなると大きなロスになるしょう。

さらに大きな特徴としては、このレースは開幕週らしく、前半が多少速いペースで流れでも、差し、追い込み馬は2着、3着がやたらと多いということ。対して勝つのは総じて逃げ、先行馬なので、やはり本命は前々で立ち回れる馬を選びたいです。

今回は、休養明けの実績馬が、ここを叩いてこの先の重賞狙いという具合で、ローテーションや追い切りから本気モードが受け取れません。どの馬かが1本被りしているわけではないので、大波乱とまではいかないかもしれませんが、波乱の要素は満載です。


●アイビスサマーD

『週刊・プレイボーイ』に掲載しているとおり。同じことは書きたくないので割愛させて頂きます<(_ _*)>。
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