2018年03月24日

本日の見所(日経賞など)

2018年 毎日杯、日経賞
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●毎日杯

かつての毎日杯といえば、NHKマイルCへと繋がる一戦でした。しかし、近年は、昨年のこのレースを制したアルアインが次走の皐月賞を優勝するなど、皐月賞最終便、あるいは皐月賞の前哨戦の意味合いも持つようになりました。

要は、この先の何かしらのG1を目指すための、賞金加算のレース。遡ればディープスカイ、ダノンシャンティ、キズナや昨年のアルアインやのように、キャリアが浅い馬が勝てば、この先のG1に繋がる場合もあるでしょう。

そのようなレースゆえに、決着レベルも年によってマチマチ。しかし、今年は2戦2勝馬が3頭も出走しているように、素質馬が集った一戦と言えるでしょう。もっとも3頭中、1頭はフェイクな素質馬の感があり、個人的には買わない予定。確かにキャリアの浅い馬には成長力がありますが、他2頭同じ条件だけに、ここは連対を外す可能性が高いと見ています。

また、今回は、これまでに逃げたことがある馬が不在でスローペースが予想されますが、前に行く馬と、差し馬の能力差が大きいだけに前に凝りが決まるかは「?」。それにこれまでに逃げたことがない馬が逃げれば、自身にとって楽でもないはずだし、道中で捲られて苦しくなる場合もあるでしょう。そこで今回は好位〜差し馬をヒモ穴でチョイスしてみました。


●日経賞

日経賞は天皇賞(春)の前哨戦。日経賞は土曜日に行われることもあってやや注目度が低いですが、2014年の天皇賞(春)では日経賞上位馬が1〜3着を独占するなど、阪神大賞典と同様に天皇賞(春)へと繋がっています。昨年より大阪杯がG1に格上げされたことにより、今後はより大阪杯組が天皇賞(春)で活躍する可能性もありますが、穴メーカーとなるのは阪神大賞典や日経賞の上位馬のはず。

また、日経賞は有馬記念と同じアップダウンの激しい中山芝2500m(長距離)で行われるため、しばしばスローペースが発生します。しかし、同じスローペースでも下級条件は単調なスローペースになることが多いのに対して、上級条件は中山の短い直線を考慮して仕掛けのタイミングが早くなります。(日経賞の過去10年を見ても、単調なスローペースになったのは、ゴールドアクターとサウンズオブアースがハナを揺すり合った一昨年くらい)

差し、追い込み馬は、向こう正面の下り坂である程度勢いに乗せて、3〜4コーナーの外から位置を押し上げてくる傾向があるため、前も早めに動いてスタミナが問われるレースになることがしばしば。つまり、ある程度の長距離適性も問われるので、昨年のディーマジェスティのように長距離適性に疑問がある馬が通用することは、ほとんどないでしょう。

また、昨年のこのレースで前年の有馬記念の3着馬ゴールドアクターや前年の菊花賞の2着馬レインボーラインが1〜2番人気に支持されてぶっ飛んだように、今回が始動戦の馬は苦戦しています。そもそも前哨戦は、実績馬にとっては叩き台のため、人気に応えられないことがままありますが、スタミナが問われるレース、長距離戦ほど取りこぼし率がアップする傾向。今回出走の香港組は格上ですし、ゼーヴィントも抜群の安定感を見せていますが、それでもレースを順調に使われている馬を本命にするのがベストでしょう。
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2018年03月18日

本日の見所(阪神大賞典など)

2018年 スプリングS、阪神大賞典
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●スプリングS

昨年のアルアインや2014年-2016年の皐月賞馬イスラボニータやドゥラメンテ、ディーマジェスティのように、近年は皐月賞トライアルを使わない馬が皐月賞馬になるのがトレンド。

その一方、スプリングSの勝ち馬からは、2015年のキタサンブラック、2013年のロゴタイプ、2011年のオルフェーヴル、2009年のアンライバルドなど、古馬になってからも一線級で活躍する超大物が誕生しています。(オルフェーヴルが優勝したスプリングSは、阪神芝1800mで行われたもの)

思えば、オルフェーヴルの快進撃もこのレースから始まりました。弥生賞はそれまでの実績馬が集いますが、スプリングSはこれまでマイル路線を主体に使われて来たオルフェーヴルやロゴタイプのような馬や、キタサンブラックのような年明けデビュー馬が、弥生賞以上に出走してきます。

もちろん、中距離路線組も多く出走し、それらが勝ち負けすることも多いですが、その場合は弥生賞よりもレベルが低いことが多く、ほとんど皐月賞には繋がっていません。今年はマイル路線を主体に使われて来た馬や年明けデビュー馬は不在ですが…。

また、このレースは同距離コースで行われる中山記念とは異なり、2コーナーから向こう上面にかけての下り坂でペースが上がらず、比較的に前が残りやすいペースになっているのがポイント。

向こう上面でペースが上がったのは、2013年と昨年のみ。昨年は逃げたサウンドテーブルが勝ち馬から離されること3.4秒差の最下位に敗れたように、完全に前か崩れました。2013年は逃げ、先行馬が2桁着順に大敗する中、ロゴタイプが先行押し切り勝ち。そのロゴタイプは、見事、皐月賞馬となりました。

3歳馬にとって先行して向こう上面でペースを上げ、押し切るというのはそれほど苦しいことなのです。だから中緩みすることが多く、結果的に前を残らせてしまうことが多いのです。今年は逃げて厳しい流れに持ち込んだ実績があるコスモイグナーツやエポカドーロなどが序盤からペースを上げて、平均ペースに持ち込もうとするとは見ていますが、向こう上面で極端にペースが上がることなく、逃げ、先行馬でもがんばれると見ています。

その理由として、昨年のエトルディーニュのように、向こう上面で位置を上げて一発を狙てきそうな馬がいないから。テンが遅いながらもいい脚を持続させることが出来るステルヴィオのような馬が、皐月賞に出走できないとなると厄介でしたが、同馬はすでに賞金が足りている状況下。普通に乗って上位着順を拾ってくる可能性が高そうです。1番人気のこの馬が向こう上面で動かなければ、後続も動かない可能性が高いので、逃げ、先行馬でもがんばれるという前提で予想を組み立てました。


●阪神大賞典

阪神大賞典は、春の天皇賞へ繋がる古馬長距離路線の重要レースだったのですが…昨年より、G1・大阪杯が新設されたことにより、天皇賞よりも大阪杯を目指す馬が多く、一気にメンバーが揃わなくなりました。

昨年は、サトノダイヤモンドとシュヴァルグランの参戦によって例年のレベルは保たれたのですが、ワンアンドオンリーが3番人気に支持されるメンバー構成。さすがの私でも◎サトノダイヤモンド、○シュヴァルグランにせざるを得ないメンバーでした。

しかし、今年は、サトノダイヤモンドは先週の金鯱賞に出走し、シュヴァルグランはぶっつけ本番で大阪杯に挑む形。このため一気にメンバーが手薄となり、G1勝ちの実績がないクリンチャーが1番人気、G1では歯が立たないアルバートが2番人気に支持されるというメンバー構成になりました。

クリンチャーは休養明けの前走・京都記念を自己ベストのPP指数で優勝しているだけに、今回で二走ボケを起こす可能性もあります。それに今年の京都記念は、雨の影響を受けて、クリンチャーの得意とする時計の掛かる馬場状態でした。阪神の軽い馬場にどこまで対応できるかという疑問もあります。

また、アルバートは今回が始動戦。あくまでも叩き台の一戦だけに、昨日の若葉Sのタイムフライヤーのようにドボンする可能性も十分あるでしょう。

ここはメンバー的にも、実績馬のローテーション的にも波乱の要素が満載。これまでこのレースは、馬連3桁配当で決着することが多く、穴党にとってはくだらないレースでしたが、今年は面白そう。ここは大波乱も視野に入れて、予想を組み立てます。
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2018年03月17日

本日の見所(ファルコンSンなど)

2018年 フラワーC、ファルコンS
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●フラワーC

今開催は中山芝1800mで、中山記念、中山牝馬S、フラワーS、スプリングSと連続で重賞が行われます。前記4レースを総合的にペースが上がりやすい順にあげると、中山記念、中山牝馬S、スプリングS、フラワーCであることは先週の『見所』でお伝えしました。

中山牝馬Sのときと重複しますが、古馬トップクラスが集う中山記念は、ほとんどの馬が2コーナーの急坂の下りで勢いに乗せるため、道悪にでもならない限り、向こう上面でペースが緩むことはほとんどありません。それゆえに前が潰れることがよくあり、先行策から押し切った馬は、G1級の馬ばかり。

しかし、まだ体力のない3歳牝馬同士の戦いとなるフラワーCは、騎手が2コーナーの急坂をゆっくり下ることを意識するので、向こう上面でペースが上がらず、しばしば前残りが発生します。一昨年はアルビアーノの逃げ切りが決まり、昨年はエンジェルフェイスの逃げ切りが決まり、昨年は7番人気のドロウアカードが逃げて3着に粘りました。

実際にフラワーCの過去10年を振り返っても、中山記念に近いラップ構成になったのは、2008年のフラワーCのみ。この年は逃げ馬不在で、1番枠から押し出されるようにして逃げたのは1番人気馬ブラックエンブレム。本来、逃げ馬ではないブラックエンブレムが逃げたために、前半3Fのペースは過去10年でワーストタイムの37秒1。

前半3F目で13秒0まで緩んだだめに、外枠のスペルバインドが坂の下りで折り合いを欠いて向こう上面で捲る形。ブラックエンブレムはそれに応戦してペースを引き上げたために、中盤が速く、ラスト1Fで12秒3まで失速しました。この失速によって、500万下勝ちの実績もなかった8番人気の追い込み馬レッドアゲートがブラックエンブレムにアタマ差まで迫る結果。

ブラックエンブレムが強かったために何とか逃げ切りましたが、実際は、差し、追い込み馬が有利の流れでした。つまり、前半ペースが遅くとも中緩みせずに、差し、追い込みが決まってしまうことがよくあるのがこのコースの恐ろしさであり、面白さでもあります。

さて、今年はどうなるのかというと、明確な逃げ馬は不在でも逃げ馬候補がたくさんいるので、前半3Fのペースが速くなるのではないでしょうか。前半が上り坂のコースなので、ペースが上がると言っても前半3F目は36秒台前半くらい。過去3年のように良馬場前提で前半4F通過49秒台に持ち込めば前が相当有利になりますが、今年は楽ではなさそうです。比較的に平均ペースに近い形になることで、実力どおりの決着になるのではないでしょうか。


●ファルコンS

中京競馬場が新装オープンし、ファルコンSが芝1400mで行われるようになって今年で6年目。過去6年の逃げ馬の着順はと言うと、2012年エクセルシオール・17着、2013年カシノランナウェイ・14着、2014年ネロ・8着、2015年セカンドテーブル・9着、2016年ミスキララ・13着、2017年レジーナフォルテとことごとく馬群に沈んでいます。(全てフルゲート18頭立て)

過去6年の前半3F−後半3Fのレースラップは、2012年・34秒8-36秒8、2013年・34秒9-35秒5、2014年・33秒0秒-36秒3、2015年・34秒4-36秒9、2016年33秒3−3F39秒7(極悪馬場)、2017年・34秒0-35秒3。中京はビックアーサーが勝った2016年の高松宮記念より以前は、時計の掛かる馬場状態だったとはいえ、前半後半のペース落差が2.0秒を越える前傾ラップがほとんど。

来週の高松宮記念に出走予定のネロやセカンドテーブルも大きい着順になってしまっているのですが、前半後半のペース落差が2.0秒を越えるほどのハイペースでは仕方ないでしょう。ネロが8着に敗れた年は、シゲルカガが競り合ったために3.3秒も差があります。

つまり、ファルコンSは、全体的な傾向として、逃げ、先行馬がとても苦戦するレース。その一番大きな理由は、中京芝1400mという舞台が、スタートして約120mほど坂を上って、そこから4コーナー過ぎまで一気に坂を下って行くコースだからでしょう。馬場高速化によっていくらかはマシになっていますが、基本的には差し、追い込み馬が有利。

また、この時期の3歳馬は、レース経験を重ねて体力もつき、逃げ、先行馬が行くだけ、行かせるようなレースをさせるのも、このレースでオーバーペースが発生しやすい理由でしょう。もちろん、この先、スプリント路線に行くのか、マイル路線に行くのかも視野に入れて、全力疾走させたいなどの陣営の思惑もあるでしょう。

今年もモズスーパーフレアが逃げる展開。ペース落とせばアサクサゲンキや外から内に切り込んで来るタイセイブライドあたりが突いてくる可能性が高く、ハイペースが濃厚。デビュー2戦目の中京ダ1400mの芝スタート地点で好ダッシュを決めたミスターメロディも先行争いに加わってくる可能性が高いです。

しかし、差し、追い込み馬有利だからと言って、昨年のナイトバナレットように、追い込み馬をやみくもに狙うのも禁物。ナイキバナレットは前走のジュニアCで前崩れの流れに恵まれて勝利した馬でしたが、そういう馬に「再び」を期待しても9割方は無理でしょう。ファルコンSに限らずですが、能力と展開のバランスが重要なのです。
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2018年03月11日

本日の見所(金鯱賞など)

2018年 フィリーズレビュー、金鯱賞
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●フィリーズレビュー

フィリーズレビューが行われる阪神芝1400mは、先々週の阪急杯の見所でもお伝えしたように、差し、追い込み馬が有利なコースです。スタートしてすぐ最初の3コーナーを迎える阪神芝1200mよりも最初のストレートが1F長く、前半が平坦〜下り坂のために、ペースが上がりやすいからです。

実際に過去10年とも平均ペース以上で決着しており、6度も超ハイペースが出現。4度も直線一気が決まっています。逆に先行策から押し切って優勝した馬たちはワンカラット、アイムユアーズ、ベルカント、ソルベイグなど後々の重賞、特にスプリント重賞活躍している馬ばかり。

今回のメンバーにおいて一枚上の存在でなければ逃げ、先行馬は狙い下げたほうがいいでしょう。差し、追い込み馬を中心視してこそ的中に近づけるレースと言えます。


●金鯱賞

金鯱賞が行われる中京芝2000mは、前半で直線の坂を上って、後半で坂を下るコースのため、前半スローの後傾ラップが発生しやすいコース。しかし、古馬一線級が集うこのレースは、ほとんどの馬が3コーナーの下り坂で勢いに乗せて仕掛けて行くため、単純な前残りレースになることは稀。前に行く馬も3コーナーからもうひと脚使えなければ厳しいものがあり、結局のところ、持久力も問われていることになります。

さらに今回は逃げ馬不在で、内枠先行馬のサトノノブレスが押し出されてハナか(?)というメンバー構成。前半かなりのスローが予想され、もしかするとレースが3コーナーどころか、向こう上面から動く、昨年の日本ダービーのようなレースになる可能性もあるでしょう。

そういうレースになった場合、今回で断然の1番人気のスワーヴリチャードが通用するのかやや疑問。昨年の日本ダービーでは、レイデオロが向こう上面で動くのを見て、早仕掛けをしたものの、結局、レイデオロとの差を詰めることができませんでした。もちろん、スワーヴリチャードが成長力を見せる前の段階での実績ですが、得意ではないことは確か。

また、昨年のこのレースで香港C・3着以来の休養明けで挑んだステファノス(次走大阪杯・2着)がこのレースでは6着に敗れたように、いかにもG1の前哨戦らしく、今回が始動戦の実績馬が苦戦の傾向。よって、休養明けの実績馬はやや割り引く必要があります。個人的には、スワーヴリチャードがサトノダイヤモンドが昨年の凱旋門賞で本来の姿を見せられず、内容のない大敗をしたことで断然の1番人気に押しだされているように思えるのですが……。
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2018年03月04日

本日の見所(弥生賞)

2018年 弥生賞
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昨日のチューチップ賞は、前哨戦らしくスローペースになりやすいことをお伝えしましたが、近年の弥生賞も同じ。5F通過61秒を越えるのがあたりまえで、5F通過63秒2までペースが落ちた昨年は、マイスタイルが逃げて2着に粘りました。今年も小頭数。逃げるのが本来ハナにはこだわらないサンリヴァルかリビーリングとなれば、スローペースの上がりの競馬が濃厚でしょう。

また、2013年の弥生賞で後の皐月賞、ダービーで連対のエピファネイアとキズナがぶっ飛んで万馬券決着となったことがあるように、今回が始動戦の馬が苦戦の傾向。2013年の弥生賞を制したのは前走で同年の500万下を制したカミノタサハラ、2着が前走・若駒Sの4着馬ミヤジタイガだったように、穴を開けるのは、同年の500万下の勝ち馬や若駒Sの上位馬が定番。しばしば京成杯や京同通信杯の敗退馬なども穴を開けています。

弥生賞でとにかく穴を開けているのは、レースを順調に使われている上がり馬たち。今年は同年の500万下勝ち馬や若駒Sの上位馬、京成杯や京同通信杯の敗退馬も出走していませんが、それらと同等の馬は出走しています。無敗の2歳チャンピオン、ダノンレジェンドも、無敗でクラシックの登竜門・東京スポーツ杯2歳Sを制したワグネリアンも、今回が始動戦。ここが本番ではないことがわかっているだけに、レースを順調に使われている馬を本命◎としたいです。
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2018年03月02日

明日の見所(チューリップ賞など)

2018年 オーシャンS、チューリップ賞
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●オーシャンS

オーシャンSが行われる中山芝1200mは、外回りの坂の頂上付近からスタートして、約4.5mもの坂を下って行くコース。スタートしてからすぐに最初の3コーナーがありますが、「どこがコーナー?」というくらいコーナーが緩いために、そこでスピードが落ちることなく、ペースが上がりやすいのが特徴。

基本的にペースが上がりやすいコースではあるのですが、近年のこの時期の中山は高速馬場のため、阪急杯ほどペースが上がらないことが多いです。よって、逃げ、先行馬でも十分がんばれますが、有利なのは好位〜差し馬。追い込み馬は、下り坂で加速したまま4コーナーをカーブすることになるので、一昨年に1番人気に支持されたアルビアーノのように、がっつり外に張られてアウトになることも少なくありません。そういう意味で、外枠で前に行ける脚がない馬は不利でしょう。

今回はナックビーナス陣営が、「気が抜けないように包まれたほうがいい」とコメントしているので(外枠で包まれる競馬というのは、勝ち負けを意識するとなると難しいオーダーですが)、それを鵜呑みにすれば、テンの遅い逃げ馬ネロか、ハナに拘れないけど、なかなかテンが速いラインスピリットが主導権を握る可能性が高く、それほどペースが上がらない可能性大。

しかし、個人的には差したい馬がネロよりも内枠、先行したい馬がネロよりも外枠に入ってしまったので、それらが前を意識して動いて行くことで、ある程度レースが流れる可能性も十分あると見ています。どう転んでも内枠の好位で立ち回れる馬が有利ではありますが、レースが速い流れになった場合もが発生した場合も想定して予想を組み立てたいです。


●チューリップ賞

今年からG2に格上げされたチューリップ賞。入着賞金の大幅総額により、阪神ジュベナイルFの1〜3着馬やアルテミスSの上位馬、、新興勢力も集い、少頭数ながら豪華メンバー構成となりました。

また、このレースは、桜花賞と同距離コースで行われますが、桜本番とは真逆の流れになることが多いのがポイント。桜花賞はフィリーズデビューなどの短距離組がペースを引き上げてハイペースになりやすいのに対して、こちらは脚慣らしの前哨戦らしく、各馬が無理をせず、スローペースの上がり勝負になることがほとんどです。

このため逃げ馬の活躍が目立ち、過去10年の逃げ馬の成績は、1着2回、2着1回、3着2回ととても優秀。一方、差し馬や追い込み馬の活躍が目立っているのも事実。しかし、それらの多くはブエナビスタやシンハライトなど、桜本番を嘱望されている馬。少なくともそれまでの時点では、トップクラスの存在だった馬ばかりです。

桜本番でも連対圏内突入が見込める、将来の活躍が期待できるレベル瞬発力を兼ね備えた馬であれば、逃げ、先行馬が有利のこのレースでも上位争いが期待できるでしょう。本命に据えるのも十分アリです。
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2018年02月24日

明日の見所(中山記念など)

2018年 阪急杯 中山記念
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先週の東京ダートは、東京とは思えないほど時計を要していましたが、急に馬場が高速化した2016年の高松宮記念の時みたいに、JRA批判をする競馬評論家さんが現れなかったのが不思議。良馬場発表の先週と比べても2秒近くは時計を要しており、テイエムジンソクでも上がり3F39秒台まで失速して当然のダートでしたけでども…なぜ、あんなに時計が掛かったのかが謎すぎます。


●阪急杯

阪急杯は、本番・高松宮記念に繋がりやすいレース。近年ではロードカナロアやコパノリチャードなどがこのレースを勝って、高松宮記念も優勝しています。一昨年もこのレースを逃げ切り勝ちしたミッキーアイルが、次走の高松記念では2着と好走しました。

しかし、本番に繋がっているのは、このレースを逃げ、先行して連対した馬がほとんど。このレースを差して勝った3年前のダイワマッジョーレや昨年のトーキングドラムは、高松宮記念ではドボンしています。

このメカニズムは至って簡単! 阪急杯が行われる阪神芝1400mは、スタートしてすぐ最初の3コーナーの阪神芝1200mよりも最初のストレートが1F分長く、前半が平坦〜下り坂のために、ペースが上がりやすいからです。これは暮れの阪神Cとも傾向が同じで、今回出走予定のアポロノシンザンの近走成績を見れば一目瞭然。また、今年は昨年暮れ同様に超高速馬場ですが、例年はこの時期の阪神は、開幕週でもある程度、時計を要していることが多いのもポイントでしょう。

つまり、阪急杯は、差し馬有利の流れになりやすいということ。過去10年を振り返っても、10年とも前傾ラップ。もっともペースに緩みが生じた2008年でも、前半3F34秒7-後半3F34秒6で決着しています。ゆえにこのレースを不利な逃げ、先行策で連対した馬たちは、高松宮記念へと繋がり、有利な差しで連対した馬たちは、相手強化の高松宮記念では通用しないことが多いのです。

今年、このレースで勝ち負けするのは、逃げ、先行馬か? それとも差し馬か? 本番を占う意味でとても楽しみなレースとなりました。さて、私が期待するのは、どちらかというと高松宮記念には繋がらない阪急杯のパターン。アポロノシンザンか、決してペースが厳しかったとはいえないシルクロードSで大敗したダイアナヘイローが逃げる展開ならば、おそらくおそらくそうなるでしょう。


●中山記念

中山記念は、昨年からG1に格付けされた大阪杯への前哨戦ですが、ドバイ国際競走やQエリザベス2世Cの前哨戦としても大切な役割を果たします。中山記念がこの時期に行われていなければ、ジャスタウェイやリアルスティール、そして昨年のヴィブロスのドバイなどのドバイでの快挙、ネオエアリズムの香港での快挙がなかったかも〜と言っても過言ではないでしょう。

なぜなら、中山記念が行われる中山芝1800mは、タフなコースだからです。中山芝1800mは最初の1コーナーまでの距離が短く、スタートしてすぐに急坂を上がっていくコースのために、前半ペース事態は上がらずにスローペース。しかし、上級条件となると中緩みしないのがポイント。

重賞のメンバーともなると、向こう上面の下り坂でスピードに乗せて、動いて行くことがほとんど。高速馬場ならば、坂を下った辺りの5F目から1F11秒台の脚が問われることも少なくありません。つまり、5F目から1F11秒台の脚を使っても最後までバテない持久力がなければ、勝ち負けに持ち込めないということ。

競走馬の前哨戦は、「心肺機能を鍛えて疲れを残さない」ことがポイントなので、中山記念は実にその条件を満たしていると言えます。休養によって失われたスタミナを、このレースで先行することで補うことが出来るのです。逆に言うと、かなり強くなければ休養明けでは厳しいものがあるでしょう。

実際に過去10年でこのレースを休養明けで連対しているのは、2009年のカンパニー(1着)、2011年のキャプテントゥーレ(2着)、2014年ジャスタウェイ(1着)、2015年のヌーヴォレコルト(1着)、2016年ドゥラメンテ(1着)、2017年ネオエアリズム(1着)。G1勝ちの実績がある馬と、その後のG1馬ばかりです。

しかも、今年は少頭数ながら逃げて好指数を叩き出して来た馬が集い、さらにマルターズアポジーのレースメイクとなると、緩みないペースで流れる可能性大。しかし、最後の直線が短い中山では、よほどの道悪にでもならない限り、後方一気は決まらないのも事実。マルターズアポジーも昨年の小倉大賞典を緩みないペースで逃げ切っている強い馬ではありますが、逃げ馬が休養明けで逃げ切るのは容易ではないこと。前半で脚をタメて、向こう上面で動いて行ける馬を本命にしたいところです。
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2018年02月17日

本日の見所(ダイヤモンドSなど)

2018年 京都牝馬S、ダイヤモンドS
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●京都牝馬S

1回京都開催最終週の芝1600m戦から、2回京都開催最終週の芝1400m戦に生まれ変わって今年で2年目。エリザベス女王杯や秋華賞組は1月の愛知杯へ、スプリント路線馬は京都牝馬Sへという形で定着してきました。

京都芝1400mは、前半で坂を上って、後半フラットのコース形態のため、短距離戦としてはペースが上がりづらい舞台。スタートしてすぐに3コーナーの坂を上る芝1200mほどではありませんが、基本的には、逃げ、先行馬が有利なコースです。

しかし、連続開催の最終週で時計が掛かると、そう一筋縄でいかないのも確か。一昨年は雨が降った影響もありますが、前半35秒2‐後半3F36秒0と前が崩れています。

さて、今年はどうか? 外枠のエンジェルフェイスが「逃げ宣言」をしたことによって、同馬よりもテンの速いワンスインナムーンやソルヴェイグは、控える選択も視野に入れているのではないでしょうか。

もっともワンスインナムーンが内枠とダッシュの速さで、結局、逃げる形になるでしょうが、ワンスインナムーンもソルヴェイグも控える意識ができたのは大きいこと。今回は、逃げ、先行馬が揃った一戦ですが、そのわりにはペースが上がり切らずに、どうにか平均ペースの範囲内で収まる可能性大。差し、追い込み馬も十分チャンスがありますが、逃げ、先行馬でもがんばれるでしょう


●ダイヤモンドS

トップハンデで58.5kgから最軽量48sとハンデ差が10.5kgもあるメンバー構成。フェイムゲームのように重賞で結果を出してしまうと、どうしてもハンデが重く、さらに人気にもなるので、下級条件でオープン級の指数をマークしている手頃なハンデの馬を本命候補とするのがこののレースでのポイントであり、ハンデ重賞のセオリー。

しかし、前記のような隠れ実力馬が毎年、出走しているとは限りません。そこで2012年に15番人気でこのレースを制したケイアイドウソジンのような中距離路線を主体に使わていたけど、実はステイヤーという隠れステイヤータイプを探してみたりもします。字面の実績がなければハンデが手頃、場合によっては軽量に収まるからです。

だけど、これもまた滅多におらず、特に近年は実績と人気をなぞるだけの予想。しかし、今年はラッキーなことに、下級条件でオープン級のPP指数をマークしている隠れステイヤーが出走。昨年のダイヤモンドSならば2着、アルゼンチン共和国杯出走ならばソールインパクトに先着できていたレベルの馬ですが、驚くほど人気がありません。これはツイているのか? ストレートに狙い撃ちたいと思います!
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2018年02月12日

本日の見所(クイーンC)

2018年 クイーンC
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近年、桜花賞の前哨戦の意味合いが強まったクイーンC。桜花賞への第一ステップがチューチップ賞ならば、第二ステップはクイーンCと言ったところ。昨年のアドマイヤミヤビや一昨年のメジャーエンブレムのように、ここを勝って桜花賞へ直行するケースが多いです。

これは桜花賞よりも距離が短いフィリーズレビューを前哨戦に使って、桜花賞で前に行く厳しい競馬をするよりも、同距離のクイーンCを使うことで、チューチップ賞組と互角に戦わせたいという陣営の意志の表れでもあるでしょう。また、社台系一色ムードの近古、一軍はチューリップ賞、二軍はクイーンC、短距離馬はフィリーズレビューと勢力分散を図っている一面もあります。

このため前走短距離組がクイーンCに出走してくるケースがとても少なく、大半がマイル路線組。それも末脚を生かしてマイル路線を勝ち上がって来た馬ばかりが集うために、逃げ馬不在の状況が非常に作られやすくなっています。3年前のクイーンCのように、内枠の差し馬ダノングラシアスが包まれないように出していったら、他馬が競って来ず、まさかの逃げる展開になるなんてことも…。

逃げ馬不在で、本来は逃げ馬ではないまさかの馬が逃げることがあるレースなので、このレースでの逃げ馬の活躍はイマイチ。しかし、逃げ馬不在によって、東京芝1600mとしてはペースに緩みやすい状況が発生するので、先行勢が息を入れるポイントが少ないこのコースにして先行馬が活躍しているのも事実。

今年も逃げ馬候補が少ない上に、決め手がなく前に行きたいライレローズやツヅミモンが揃って外枠に入ったとなると、本来は逃げ馬ではない内枠の馬が逃げる可能性が高いでしょう。逃げるのは、逃げ馬不在のレースでは逃げることが多い、田辺騎手&テトラドラクマか? 芝をこなせた場合のアトムアストレアか?

どの馬が逃げるにしろ、逃げ切りV経験のない馬たちばかりなので、レースが平均よりもスローペースよりの流れになる可能性大。今年はアドマイヤミヤビのように強烈に切れる脚が使える馬がいないこともあり、本命馬は先行馬から選びたいところです。
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2018年02月11日

本日の見所(京都記念など)

2018年 共同通信杯、京都記念
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●共同通信杯

共同通信杯は、一昨年の優勝馬ディーマジェスティや3年前の上位2頭リアルスティールやドゥラメンテのように、クラシックへ繋がることが多いレース。過去10年の優勝馬を見ても、後のG1で活躍できなかったのは、ダービー後に脚部不安を発症した2010年のハンソデバンドくらいです。

しかし、今年は、新馬戦で包まれる不利があったオウケンムーンや1戦1勝馬のサトノソルタスなど、底を見せていない馬はいるものの、トップクラスの参戦は不在。デビュー2戦目の京都2歳Sをタイムフライヤー(後のホープフルS・1着)を徹底マークで乗ったことがハマって優勝したグレイルが1番人気に支持されるメンバーでは、レベルに疑問符がついてしまいます。

また、グレイルのようにデビュー2戦目で重賞にぶつけて好走した馬は、昨年の札幌2歳Sの優勝馬ロックディスタウン、新潟2歳Sの優勝馬フロンティア、東京スポーツ杯2歳Sの2着馬ルーカスのように、成長力を欠くところが多いもの。

確かにデビュー2戦目でサウジアラビアRCを制したダノンプレミアムこそ、その次走の朝日杯フュチュリティSを圧勝しました。しかし、それはサウジアラビアRCの優勝が同馬にとっては、ひと叩きの一戦にしかすぎなかったパターン。

グレイルがダノンプレミアムのパターンかと問われるとこれもまた疑問符がついてしまいます。今回は相手があまり強くないという強調材料はあるのですが、成長比べの3歳重賞で前走の京都2歳SからPP指数を横ばい〜下げてまで通用するようにも感じません。

また、デビュー2戦目のホープフルSで前崩れの流れに恵まれて3着と好戦したステイフーリッシュが2番人気。グレイルとステイフーリッシュの仲良く揃っての凡走により、レースが大波乱となても不思議ないでしょう。今回はそういった可能性も視野に入れて、予想を組み立てます。


●京都記念

京都記念は、昨年よりG1に格上げされた大阪杯の前哨戦であり、一線級の馬たちにとっての始動戦。前走でジャパンCや有馬記念、日経新春杯、今年ならば菊花賞など、距離2400m以上を使われている馬が多く出走してきます。

また、例年、少頭数で行われることもあり、芝2200m戦としては各馬の仕掛けどころが遅くなることがほとんど。過去10年でまあまあ速い流れだったのは、雨の影響を受けて時計の要す馬場となった昨年のみと、とてもスローペースが発生しやすいレースです。

レース全体の傾向としては、逃げ、先行馬が圧倒的に有利であり、一昨年に1番人気に支持されたレーヴミストラルが1番人気で2桁着順に敗れたように、追い込み馬は受難。また、3年前に断然の1番人気に支持されたハープスターのように、スローペースを意識して、普段よりも早仕掛けして人気を裏切るケースも少なくありません。

とどのつまり、今回で追い込むタイプも、前走追い込みんでいるタイプも狙い下げる必要があるということ。差し馬でも過去10年のスローペースのこのレースを勝ったのは、次走の天皇賞(春)でも2着と好走した抜群の末脚を持つ2013年のトーセンラーのみです。本日は昨日よりも馬場が悪化しているようですが、昨日よりも外が伸びていません。先行馬から予想を組み立てるのが好ましいでしょう。
posted by 山崎エリカ at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所