2018年05月06日

本日の見所(新潟大賞典)

2018年 新潟大賞典
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春の新潟開催を代表する新潟大賞典。このレースは、ここをステップに宝塚記念へ向かう馬もいれば、来月の鳴尾記念やエプソムC、その先のサマー2000シリーズを目指す馬もいて、中距離路線のG3としてはレベルが高くなることがほとんど。今年も昨年の大阪杯2着馬ステファノスや直近でG3級を超える指数をマークしている馬が出走しており、豪華な顔ぶれとなりました。

また、このレースはステップレースらしく、しばしば休養明けの馬が出走してきます。しかし、さすが好メンバーだけあって、格下の休養明けの馬はほとんど通用していません。休養明けでも通用しているのは、昨年の2着馬マイネルフロストや一昨年の勝ち馬パッションダンス、2着馬フルーキー、2015年の2着馬ナカヤマナイトのように、重賞で上位の実績のあるタイプが多いです。

さらにこのレースは、超高速馬場でストレートの長い新潟芝2000mが舞台。こういった条件下では、先行〜中団からもうひと脚、速い上がり3Fタイムでまとめてこられる馬が有利。極端な中緩みが生じた2009年のこのレースでは、追い込み馬のオースミグラスワンが上がり3F31秒9という、驚く数字で直線一気を決めたことがあまりに有名ですが、追い込み馬は、このレベルとまではいかずとも、33秒を切るか、切らないかの末脚を使える馬ではないと厳しいでしょう。

新潟は昨日、雨の影響を受けて時計を要していましたが、本日は馬場が回復して、高速化してくるはず。先行〜中団からもうひと脚、そしてハンデが重すぎない馬を本命馬に据えたいものです。ここにフォーカスすると、本命にすべき馬が絞れますね♪
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2018年04月28日

本日の見所(青葉賞)

2018年 青葉賞
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青葉賞は、みなさんもご存知のダービートライアル。このレースは皐月賞から中1週で行われるため、皐月賞組の参戦はほどんどありません。そのためレベルが低い年もありますが、遡ればゼンノロブロイやシンボリクリスエスのように、遅れてデビュー&年明けに休養から復帰した大物が出現することもあります。

2012年のダービー2着馬フェノーメノや2011年のダービー2着馬ウインバリアシオンも、このレースの優勝馬。昨年のダービー3着馬アドミラブル、2014年のダービー3着馬マイネルフロスト、2013年のダービー3着馬アポロソニックもこのレースの連対馬でした。

今年は皐月賞当日がけっこうタフな馬場で、消耗度の高いレースになっただけに、ダノンプレミアムの出走ひとつでダービーでのチャンスもあるでしょう。今年もなかなかの素質馬が出走してきているだけに、個人的には見物です。

また、このレースも先週のフローラS同様にスローペースが基本。超高速馬場で行われることが多い上に、今回の芝2400mが初距離となる馬が多いからでしょう。ただし、さすがに牡馬のレースだけあって、仕掛けのポイントが早くなっているのが特徴。ラスト4F目から11秒台の脚の持続が求められることが多く、一昨年のようにどスローになった場合には、ラスト6F目から11秒台の脚の持続が求められることもあります。

つまり、このレースは持久力、ステイヤー適性が必要であるということ。例年、前走芝2200m以上の500万下の上位馬が活躍しているのはそのせいでしょう。また、フェノーメノやウインバリアシオンのように、弥生賞大敗から巻き返してくる馬というのは、これまで長距離を使わなかっただけの隠れステイヤータイプが多いです。

フェノーメノやウインバリアシオンのように他馬を上回れる速いトップスピードの持続力があれば、差し、追い込み馬でも勝ち負けできますが、そのような3歳馬はそう多くもありません。ある程度前を意識して動いて行けるステイヤー適性が高いタイプを本命馬とするのが好ましいでしょう。
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2018年04月22日

本日の見所(マイラーズCなど)

2018年 フローラS、マイラーズC
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●フローラS

フローラSは、みなさんもご存知のオークストライアル。このレースは桜花賞から中1週で行われるため、桜花賞組の参戦はほどんどありません。そのためレベルが低い年もありますが、昨年の優勝馬モズカッチャンなどのように、遅れてデビューした大物が出現することもあります。

2016年のオークス2着馬チェッキーノも、2013年オークス3着馬デニムアンドルビーも、2010年に史上初のオークス同着を決めたサンテミリオンも、このレースの優勝馬です。今年は桜花賞組の層が厚いですが、桜花賞路線と別経由のキャリアの浅い馬が勝てば、オークスでも上位に食い込めるチャンスはありそうです。

また、フローラSの脚質傾向は、いたってワンパターン。ストレートが長い東京芝2000mの舞台は、本来、差し、追い込み馬でも十分に勝ち負けを意識できますが、このレースはまだ、体力のない3歳牝馬の対決。しばしばスローペースの前から押し切りが決まります。いや、過去10年を見てもパンパンの良馬場、超高速馬場でスローペースにならなかった年は一度もありません。年はありません。(平均ペースの2016年度は良馬場発表も、午前中の雨の影響あり)

実際にこのレースの過去10年を見ても、1番人気を裏切っているのは、2017年ホウオウパヒューム、2016年ビッシュ、2014年マジックタイム、2009年ミクロコスモスなどのように、4コーナー10番手以下だった馬たちばかりです。また、中団くらいで立ち回れば前まで届くこともありますが、その場合は昨年のモズカッチャンのようにイン強襲がほとんどです。

本日は、パンパンの良馬場。高速馬場。やっぱり前を意識して動いて行ける馬でなければ、苦戦するでしょう。逃げ、先行馬を本命とし、中団よりも前で立ちまわれることを前提に馬券を組み立てたいです。


●マイラーズC

安田記念の前哨戦の位置付けとなるマイラーズC。このレースは4月の阪神最終週から、4月の京都開幕週に舞台を移して、今年で7年目。しかし、京都に移してから、全く本番・安田記念には繋がらなくなりました。京都で行われるマイラーズCをステップにして安田記念で連対した馬は、これまで皆無です。

これは、なぜか? 良馬場ならば走破タイム1分32秒台は当然、1分31秒台でも平気で出るほどの超高速馬場で、スピードばかりが求められるからです。前哨戦で求められるのは「負荷」。つまり、心肺機能の強化(スタミナの強化)です。しかし、マイラーズCではそれを補えないのだから、本気で安田記念を勝ちたいのであれば、ここをステップにするのはタブーでしょう。

このレースは、牡馬混合の古馬マイル路線では、唯一のG2。賞金目当てで出走させるならばともかく、本気で安田記念を勝ちたい馬がここをステップに選ぶ陣営がいるのだとすれば、調教師としての見識を疑っちゃいます。いないことを信じていますが…(笑)。

また、それだけスピードが問われるレースだからこそ、コーナーロスは致命的。昨年のマイラーズCでイスラボニータとエアスピネルの勝敗を分けたのも、終始インにこだわて騎乗したイスラボニータ&ルメール騎手と、外から来られて外に出しながらの競馬になったエアスピネル&武豊騎手の差でしょう。

エアスピネルは、また、昨年と同じ4番枠を引き当てましたが、昨年と同じ乗り方だと勝つまでは厳しいか? しかし、外に出さなければ、包まれて何もせずに終わる可能性もあるので、騎乗パターンの選択は外に出しながらの一択しかないのかもしれません。それがずば抜けた先行力がなく、決め手もない馬の内枠、1番人気馬の怖さです。

また、このレースの穴は、一昨年、2番クルーガー、1番ダノンシャーク、4番クラレントで決まったことからもわかるように、最短距離を立ち回れる内枠です。あと、超高速馬場&外回りコースでは、インに拘った騎乗(インから合流地点で馬群が開いたところで、外へ出すパターンを狙ってくる騎乗)をするルメール騎手ですが、この騎手は過剰人気にになるので、むしろ厄介な存在か?

まとめるとマイラーズCは、能力の他に位置取りで決まることが多いということ。また、スタミナが求められないだけあって、2013年の優勝馬グランプリボスや2015年の2着馬サンライズメジャーなど、休養明けの馬もよく好走しています。
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2018年04月21日

本日の見所福島牝馬S)

018年 福島牝馬S
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春の福島開催の締めくくりを飾る福島牝馬S。一応、阪神牝馬Sと並ぶヴィクトリアMのトライアルレースですが、本番にはほとんど繋がっていません。G2の阪神牝馬Sと比べてレベルが低いからでしょう。ただし、今年は阪神牝馬Sも行った、行ったの凡戦(PP指数上も凡戦)だっただけに、本番に繋がるかは「?」。もし、通用するとすれば、もともと強い馬が巻き返すパターンでしょう。

また、阪神牝馬Sがヴィクトリアマイルの前哨戦らしくスロー〜平均ペースよりになりやすいのに対して、こちらは平均ペース〜ハイペースになりやすいのが特徴。これは決め手よりも先行力を生かしたい馬が多く出走してくるもの理由ですが、1コーナー手前から下り坂、2コーナーの途中から上り坂という福島1800mのコース形態も影響しているはず。

前半の下り坂でペースが上がって、2コーナーを過ぎて一度ペースが緩んだ後、3コーナーからじわじわとペースが上がっていくのがこのコースの特徴。なぜ、3コーナーから動いて行くのかというと、最後の直線が短く、4コーナーの急カーブで外に膨らんでしまうと、そのロスを取り戻すのが難しいからです。

よって、全体の傾向としては逃げ馬よりも差し馬が有利だし、良馬場ならば、福島3週目からBコース仕様ということもあり、内枠(3〜4コーナー内々を立ち回れる馬)有利です。今年もスタートが速いカワキタエンカがハナを切るのでしょうか、前へ行くことでしか持ち味が生きないノットフォーマルがどう絡んでくるか?

もちろん、カワキタエンカは昨年のローズSでオーバーペースで逃げて、リスグラリューやモズカッチャンなどを撃破したほどの実力馬。しかし、この馬は休養明けの洛陽Sでオーバーペース、それも馬場の悪い内を通って10着に大敗したことが、前走の中山牝馬Sの好走に繋がたのも確か。前走のように単騎で逃げられないとやや厳しいようにも感じます。

カワキタエンカは強いですが、福島の最終週らしくやや時計が掛かる上に、平均ペース以上が濃厚のここでは全幅の信頼が置けないというのも本音。差し馬を本命にするのがベストでしょう。個人的には人気薄の差し一発を狙ってみたい一戦です。
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2018年04月15日

本日の見所(アンタレスS)

2018年 アンタレスS
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上半期の大一番・帝王賞へと繋がって行くアンタレスS。このレースは、2013年のホッコータルマエや一昨年のアウォーディーなどの連勝馬、次世代のスターが通過点として出走してくることが多いです。今年もダート路線に転向して破竹の5連勝、前走では平安Sを圧勝したグレイトパールが出走してきます。

グレイトパールは、前々走の仁川Sでは3着馬を9馬身以上突き放してコスモカナディアンとのマッチレースを制し、前走の平安Sでも2年連続・帝王賞2着のクリソライトに4馬身差。平安Sは、早め先頭に立った後の帝王賞馬ケイティブレイブが4着に沈んだように、極端なほどのハイペース。出脚が悪く後方からの競馬になったグレイトパールには展開の後押しがあったのも確かでしょう。しかし、ほどんど淀みが生じてない流れの中での圧勝は、そもそもスピードが違うこと以外の何でもありません。

しかし、そんなグレイトパールでも今回のアンタレスSでは死角はふたつ。ひとつ目は、今回が長期休養後の始動戦であること。実はこのレースの過去10年を見ても、長期休養明けで馬券に絡んだ馬は1頭もいません。ホッコータルマエもアウォーディーも同年の名古屋大賞典からの連戦でした。また、その他の馬も前年の12月以降にレースを使われていました。そもそも芝のレースよりもスタミナが必要なダート戦のほうが、休養明けの馬は不利です。

さらにふたつ目の死角は……包まれる可能性が高い最内枠に入ってしまったこと。グレイトパールは前走、出脚が悪く終始押して押しての競馬。それでエンジンが必要以上に掛かり過ぎてしまい、骨折という悲劇と引き換えに、圧勝という喜劇を手にしたようなレースぶりでした。この馬はいつも出脚が悪いわけではありませんが、前走を今回に当てはめると、包まれていた可能性は大大大。

このふたつの死角は、目を潰れるものでしょうか? 1番人気ということを考慮すると、けっこう怖いですけど……。
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2018年04月14日

本日の見所(アーリントンC)

2018年 アーリントンC
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かつてオグリキャップが中央馬を相手に初勝利を飾ったことで有名なペガサスS。その後、アーリントンパークとの交換競走として名称が「アーリントンC」に変わり、今年よりNHKマイルCのトライアルレースに位置付けられました。

今年のアーリントンCは、ニュージ―ランドTや桜花賞から中1週で行われるため、メンバーが集うのかを不安視する声もありました。しかし、今年の3歳牡馬路線でもっともハイレベルだった朝日杯フューチュリティSで3着のタワーオブロンドンや毎日杯の3着馬インディチャンプ、こぶし賞でケーアイノーディック(ニュージーランドT・2着)を撃破したパクスアメリカーナなど、意外と強豪が集ったような?

立ち回りが上手かったり、展開に恵まれたり、レースぶりに課題があったりと、実績に実質が伴わない人気馬が多いのも確かですが、一応は、メンバーが揃ったと言えるでしょう。

また、これまでは1回阪神初日に行われていたこともあり、差し、追い込み有利な阪神芝1600mながら、ペースがそこまで上がらず、逃げ、先行馬の活躍が目立ちました。今開催の阪神は例年以上に高速馬場なので雨さえ降らなければ、例年レベルの決着タイムにはなると見ています。

しかし、フィリーズレビューをオーバーペースにした張本人ラブカンプーが出走してくる上にウォーターパルフェ、エアアルマスなどの先行馬も揃ったとなると、前が苦しくなりそう…。ラブカンプーは、前走で大失速しているので、今回はタメ気味に逃げると見てますが、スプリント路線でスピードを生かして勝ち上がって来た馬が、マイル路線でいきなり折り合うのは難しいこと。差し、追い込み馬を本命にするのが好ましいでしょう。

前記したタワーオブロンドンのように、メンバー質「?」の京王杯2歳Sを制して、朝日杯フューチュリティSではダノンプレミアムの直後を立ち回って3着など、実績に実質が伴っていない馬が多いので、ここは素質の裏付けがあるキャリアの浅い馬の上昇度に賭けるのがベストでしょう。
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2018年03月31日

本日の見所(ダービー卿CT)

018年 ダービー卿CT
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ダービー卿CTは、この先のマイラーズCや京王杯スプリングC、さらには安田記念へと繋がる一戦。ハンデ戦ではありますが、2010年の優勝馬ショウワモダン、2013年の優勝馬トウケイヘイロー、2015年のモーリスのように、同年の安田記念や秋のG1戦線で活躍している馬もけっこういます。上がり馬が勝てば、この先のG1レースが見えてくる場合もあるでしょう。

また、ダービー卿CT当日からAコース→Bコースに替わり、前週のよりも馬場が高速化する傾向。騎手は前週のイメージで乗ることが多いために、前週の日曜日に雨の影響を受けて時計を要した年ほど、このレースがスローペース化しやすくなっています。

このレースの逃げ馬の成績は、過去10年で3勝、2着1回と、極端な活躍は見せられていません。しかし、これは一昨年のキャンベルジュニアや昨年のクラレントのように、本来、逃げ馬ではない馬が逃げていることも少なくないのが理由です。キャンベルジュニアは最内枠から押し出されての逃げ、クラレントは大外枠からロスを嫌っての逃げでした。

さて、今回はどの馬が逃げるのかというと、昨夏の関屋記念をスローペースで逃げ切ったマルターズアポジ―の可能性が高いでしょう。同馬は前走で芝1800m戦を使われていることを考えると、ペースが速くなることもないはず。しかし、ある程度思い切った逃げを打たなければ、前走で芝1400m戦を使われているソルヴェイグや前走・東風Sを逃げ切り勝ちしたミュゼエイリアンにハナを譲ることになるので、序盤はある程度速く、道中でペースを緩めそう。

まとめると前々を意識して動いて行けるか、モーリスには及ばずとも、モーリスくらいの末脚を持つ馬を本命◎にするのが好ましいでしょう。もちろん、最初の2コーナーで外を回ると、終始外を回ることになる円状コースの中山芝1600mだけに、外枠だったら内枠のほうが有利なのも確か。その辺りも加味して予想を組み立てれば、より的中に近づけるでしょう。
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2018年03月25日

本日の見所(マーチS)

2018年 マーチS
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「1番人気は勝てない」というジンクスを持つマーチS。2009年には2000年のタマモストロング以来、1番人気のエルポワールシチーが優勝しましたが、それ以降は全く勝てていません。一昨年は1番人気のバスタータイプが連対を死守しましたが、これも久しぶりの出来事でした。

なぜ、マーチSは1番人気馬が勝てないのかというと、理由はいたって簡単! これはこの時期、地方では名古屋大賞典、中央ではアンタレスSやオープンの総武S、仁川Sが行われ、有力馬を所有する陣営はハンデ戦のこのレースよりも前記のレースを目標に使うことが多いからでしょう。

マーチSはG3でありながら「総武Sや仁川Sを使った後で、おつりがあれば出走」「ハンデが軽いから出走」「実績馬でハンデ重いけど、始動戦だから、まあ、いっかぁ〜」という具合に、流動的に使ってくることが多いために荒れるのです。

そして多くの場合、総武Sや仁川Sの勝ち馬が1番人気に支持されますが、まず、中途半端な着順で終わります。もちろん、今回が始動戦でハンデが重い実績馬が1番人気に支持されることもありますが、陣営のやる気があまりないのでぶっ飛びます。

前走の総武Sや仁川Sを勝利した馬で、ここも優勝した馬となると最近は、2007年のクワイエットデイくらい。この馬はペースがそれほど速くなくとも、逃げるのはなかなか難しい阪神ダ2000mの仁川Sを、逃げ切り勝ちしたほど馬。

また、2009年に優勝したエルポワールシチーは、同年の平安S・2着、フェブラリーS・4着の実績馬でありながら、そこまで速いラップを刻んだわけでもないのに、ラスト1Fで急失速。ダイショウジェット、サトノコクオー、トーセンアーチャーなどに0.2秒差まで追い詰められるギリギリセーフの勝ち方でした。これは前走のフェブラリーSが大目標だったことと、トップハンデ57.5sが影響したものでしょう。

今年は、仁川Sの勝ち馬は出走して来ず、総武Sの勝ち馬センチュリオンが2番人気。1000万下、準オープンを連勝したハイランドークが1番人気に支持されています。(このコラムを更新時点) 今年も「1番人気は勝てない」ジンクスや前走のオープン勝ち馬が勝てないジンクスは続行か? それも終止符を打つか? とても楽しみなマーチSとなりました。


※高松宮記念は、有料コラム(拡大版)のために、公開いたしません(m´・ω・`)m ゴメン…。
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2018年03月24日

本日の見所(日経賞など)

2018年 毎日杯、日経賞
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●毎日杯

かつての毎日杯といえば、NHKマイルCへと繋がる一戦でした。しかし、近年は、昨年のこのレースを制したアルアインが次走の皐月賞を優勝するなど、皐月賞最終便、あるいは皐月賞の前哨戦の意味合いも持つようになりました。

要は、この先の何かしらのG1を目指すための、賞金加算のレース。遡ればディープスカイ、ダノンシャンティ、キズナや昨年のアルアインやのように、キャリアが浅い馬が勝てば、この先のG1に繋がる場合もあるでしょう。

そのようなレースゆえに、決着レベルも年によってマチマチ。しかし、今年は2戦2勝馬が3頭も出走しているように、素質馬が集った一戦と言えるでしょう。もっとも3頭中、1頭はフェイクな素質馬の感があり、個人的には買わない予定。確かにキャリアの浅い馬には成長力がありますが、他2頭同じ条件だけに、ここは連対を外す可能性が高いと見ています。

また、今回は、これまでに逃げたことがある馬が不在でスローペースが予想されますが、前に行く馬と、差し馬の能力差が大きいだけに前に凝りが決まるかは「?」。それにこれまでに逃げたことがない馬が逃げれば、自身にとって楽でもないはずだし、道中で捲られて苦しくなる場合もあるでしょう。そこで今回は好位〜差し馬をヒモ穴でチョイスしてみました。


●日経賞

日経賞は天皇賞(春)の前哨戦。日経賞は土曜日に行われることもあってやや注目度が低いですが、2014年の天皇賞(春)では日経賞上位馬が1〜3着を独占するなど、阪神大賞典と同様に天皇賞(春)へと繋がっています。昨年より大阪杯がG1に格上げされたことにより、今後はより大阪杯組が天皇賞(春)で活躍する可能性もありますが、穴メーカーとなるのは阪神大賞典や日経賞の上位馬のはず。

また、日経賞は有馬記念と同じアップダウンの激しい中山芝2500m(長距離)で行われるため、しばしばスローペースが発生します。しかし、同じスローペースでも下級条件は単調なスローペースになることが多いのに対して、上級条件は中山の短い直線を考慮して仕掛けのタイミングが早くなります。(日経賞の過去10年を見ても、単調なスローペースになったのは、ゴールドアクターとサウンズオブアースがハナを揺すり合った一昨年くらい)

差し、追い込み馬は、向こう正面の下り坂である程度勢いに乗せて、3〜4コーナーの外から位置を押し上げてくる傾向があるため、前も早めに動いてスタミナが問われるレースになることがしばしば。つまり、ある程度の長距離適性も問われるので、昨年のディーマジェスティのように長距離適性に疑問がある馬が通用することは、ほとんどないでしょう。

また、昨年のこのレースで前年の有馬記念の3着馬ゴールドアクターや前年の菊花賞の2着馬レインボーラインが1〜2番人気に支持されてぶっ飛んだように、今回が始動戦の馬は苦戦しています。そもそも前哨戦は、実績馬にとっては叩き台のため、人気に応えられないことがままありますが、スタミナが問われるレース、長距離戦ほど取りこぼし率がアップする傾向。今回出走の香港組は格上ですし、ゼーヴィントも抜群の安定感を見せていますが、それでもレースを順調に使われている馬を本命にするのがベストでしょう。
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2018年03月18日

本日の見所(阪神大賞典など)

2018年 スプリングS、阪神大賞典
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●スプリングS

昨年のアルアインや2014年-2016年の皐月賞馬イスラボニータやドゥラメンテ、ディーマジェスティのように、近年は皐月賞トライアルを使わない馬が皐月賞馬になるのがトレンド。

その一方、スプリングSの勝ち馬からは、2015年のキタサンブラック、2013年のロゴタイプ、2011年のオルフェーヴル、2009年のアンライバルドなど、古馬になってからも一線級で活躍する超大物が誕生しています。(オルフェーヴルが優勝したスプリングSは、阪神芝1800mで行われたもの)

思えば、オルフェーヴルの快進撃もこのレースから始まりました。弥生賞はそれまでの実績馬が集いますが、スプリングSはこれまでマイル路線を主体に使われて来たオルフェーヴルやロゴタイプのような馬や、キタサンブラックのような年明けデビュー馬が、弥生賞以上に出走してきます。

もちろん、中距離路線組も多く出走し、それらが勝ち負けすることも多いですが、その場合は弥生賞よりもレベルが低いことが多く、ほとんど皐月賞には繋がっていません。今年はマイル路線を主体に使われて来た馬や年明けデビュー馬は不在ですが…。

また、このレースは同距離コースで行われる中山記念とは異なり、2コーナーから向こう上面にかけての下り坂でペースが上がらず、比較的に前が残りやすいペースになっているのがポイント。

向こう上面でペースが上がったのは、2013年と昨年のみ。昨年は逃げたサウンドテーブルが勝ち馬から離されること3.4秒差の最下位に敗れたように、完全に前か崩れました。2013年は逃げ、先行馬が2桁着順に大敗する中、ロゴタイプが先行押し切り勝ち。そのロゴタイプは、見事、皐月賞馬となりました。

3歳馬にとって先行して向こう上面でペースを上げ、押し切るというのはそれほど苦しいことなのです。だから中緩みすることが多く、結果的に前を残らせてしまうことが多いのです。今年は逃げて厳しい流れに持ち込んだ実績があるコスモイグナーツやエポカドーロなどが序盤からペースを上げて、平均ペースに持ち込もうとするとは見ていますが、向こう上面で極端にペースが上がることなく、逃げ、先行馬でもがんばれると見ています。

その理由として、昨年のエトルディーニュのように、向こう上面で位置を上げて一発を狙てきそうな馬がいないから。テンが遅いながらもいい脚を持続させることが出来るステルヴィオのような馬が、皐月賞に出走できないとなると厄介でしたが、同馬はすでに賞金が足りている状況下。普通に乗って上位着順を拾ってくる可能性が高そうです。1番人気のこの馬が向こう上面で動かなければ、後続も動かない可能性が高いので、逃げ、先行馬でもがんばれるという前提で予想を組み立てました。


●阪神大賞典

阪神大賞典は、春の天皇賞へ繋がる古馬長距離路線の重要レースだったのですが…昨年より、G1・大阪杯が新設されたことにより、天皇賞よりも大阪杯を目指す馬が多く、一気にメンバーが揃わなくなりました。

昨年は、サトノダイヤモンドとシュヴァルグランの参戦によって例年のレベルは保たれたのですが、ワンアンドオンリーが3番人気に支持されるメンバー構成。さすがの私でも◎サトノダイヤモンド、○シュヴァルグランにせざるを得ないメンバーでした。

しかし、今年は、サトノダイヤモンドは先週の金鯱賞に出走し、シュヴァルグランはぶっつけ本番で大阪杯に挑む形。このため一気にメンバーが手薄となり、G1勝ちの実績がないクリンチャーが1番人気、G1では歯が立たないアルバートが2番人気に支持されるというメンバー構成になりました。

クリンチャーは休養明けの前走・京都記念を自己ベストのPP指数で優勝しているだけに、今回で二走ボケを起こす可能性もあります。それに今年の京都記念は、雨の影響を受けて、クリンチャーの得意とする時計の掛かる馬場状態でした。阪神の軽い馬場にどこまで対応できるかという疑問もあります。

また、アルバートは今回が始動戦。あくまでも叩き台の一戦だけに、昨日の若葉Sのタイムフライヤーのようにドボンする可能性も十分あるでしょう。

ここはメンバー的にも、実績馬のローテーション的にも波乱の要素が満載。これまでこのレースは、馬連3桁配当で決着することが多く、穴党にとってはくだらないレースでしたが、今年は面白そう。ここは大波乱も視野に入れて、予想を組み立てます。
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