2018年01月14日

本日の見所(日経新春杯など)

2018年 京成杯、日経新春杯
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●京成杯

京成杯が行われる中山芝2000mは、中山金杯の予想コメントでも綴りましたが、ペースに淀みが生じずらい舞台。向こう上面が下り坂のためにペースが緩み切らないからです。これはスピードがある馬たちが出走する上級条件ほど顕著。ゆえに昨年の京成杯のように、差し、追い込み馬が上位を独占するケースも少なくありません。

しかし、今年のように、番手につけたい馬こそ多いものの、逃げ馬が手薄となると、そこまでペースが上がり切らずに、平均ペースくらいで収まる可能性もあるでしょう。そこまでテンが速いとはいえないジェネラーレウーノが大外15番枠となると、さすがに逃げるのが厳しく、コスモイグナーツが逃げて、ジェネラーレウーノとの間にエイムアンドエンド、デルタバローズ、ジョリスミエールあたりが割って入って、隊列が形成されるような気がしています。

ジョリルミエールが超人気薄のときに大敗覚悟で前に競り掛けて行くペースクラッシャー、木幡初騎手が鞍上というのが不安な一面もありますが、逃げ馬がコスモだけに、岡田スタッドの馬でそんなことはやらかさないと信じてみたい一戦でもあります。

また、昨年の京成杯も前売り段階で、ホープフルSで前崩れの展開に恵まれて2着のマイネルフェーンやレベルがそれほど高くない新潟2歳Sで3着&休養明けのイブキなど、微妙な馬が人気でしたが、今年もジェネラーレウーノやコズミックホースなど微妙な馬が人気。

ジェネラーレウーノは、新馬戦から一戦ごとにレースぶりが良くなている点が評価されているのでしょうが、前走の葉牡丹賞は楽なペースで逃げられたのも確か。楽に逃げて直線の内で詰まっていたシャルドネゴールドにハナ差まで迫られるようでは……。そもそも前走で展開に恵まれて激走してしまったことが、今回で一番の不安材料です。

また、コスミックフォースは、ルメール騎手が「ダービーを勝てる器」と豪語したために、人気に火が点いた感があります。確かにコスミックフォースはエンジンの掛かりが遅く、この先さらに良くなる可能性を秘めている点では、この時期のレイデオロとよく似ています。しかし、新馬戦が平凡でしたし、前走の未勝利戦もある程度は強かったのですが、指数的に見た場合にこの馬に全幅の信頼が置ける馬は「?」。

昨年は危うい要素のある人気馬を減点や消去したら、辿り着いた本命馬が強豪相手に戦って、成績が傷ついた7番人気の差し馬ガンサリュート(結果2着)本命◎でした。それだけ凡戦だったということです。しかし、今年は危うい予想ある人気馬を減点したり、消したりする以前に強い馬が人気がないという状況下。ここはチャンスポールか? 素直にバットを振ってみます。


●日経新春杯

日経新春杯が行われる京都芝2400mの舞台は、4コーナーの奥ポケットからスタートして最初の1コーナーまでの距離が約600m。最初のストレートが長いこともあり、ある程度はレースが流れます。秋の京都開催が開幕して間もない時期に行われる同距離の京都大賞典ではしばしばスローをとおりこしてどスローが発生することもあります。しかし、この時期は、秋の京都開幕当初と比べると時計を要すために、なおさらレースが流れがちです。

ただし、あくまでもそれは全体の傾向。距離が2400mもあるので、前半で脚をタメて後半に特化させる馬もいれば、前半からリードを奪って、後続の末脚を封じようとする馬もいます。後半に特化しようとする馬が揃えば、当然、前が残るし、前半からリードを奪おうとする馬が揃えば、当然、前が潰れます。

さて、今年はどうなるか? 唯一の逃げ馬ロードヴァンドールが内枠に入ったので、おそらくは単騎逃げも意識する可能性が高いでしょう。他の先行馬の出方と鞍上の横山典騎手の気持ちひとつで大逃げもありえます。しかし、特に逃げ馬は、オーバーペースに巻き込まれて失速することが次走の好走を作り出すために、2連続好走できないのが悲しいところ。

実際にロードヴァンドールは、極悪馬場の天皇賞(秋)でオーバーペースで逃げて大失速したことが、前走の中日新聞杯・3着好走へと繋がりました。今回ロードヴァンドールは展開にとても恵まれると見ていますが…ローテーションが? よって、対抗〇までに止めることにしました。それでも展開上、前が恵まれる可能性が高いので、出走馬の半数よりも前で立ち回れる馬を本命◎にするのがベストでしょう。
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2018年01月13日

本日の見所(愛知杯)

2018年 愛知杯
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一昨年より暮れのターコイズSがG3に昇格した影響で、かつてほどメンバーが集わなくなってしまった愛知杯。今年は重賞2勝のマキシマムドパリが出走しているものの、出走馬の大半は上がり馬です。それならばマキシマムドパリを信頼できるのかということになりますが、同馬は決め手がないのが弱点。エリザベス女王杯も、中日新聞杯も、相手が強かったのもありますが、スローペースの上がりの競馬となってしまったために、キレ負けした要素もあります。

昨年の愛知杯のように、馬場が悪化すればマキシマムドパリの2連覇も見えてきますが、今年は今週水曜日以降、雨が降っていないこともあり、高速よりの馬場が濃厚。そうなると、また、善戦止まりの可能性も十分あるでしょう。今回は、前売り段階で上位人気馬が目まぐるしく入れ替わっているように、実力拮抗のメンバー構成。

さらに中京芝2000mは、スタンド前の直線の上がり坂の中間からスタートするため、最初の1コーナーまでの直線はそこまで短くなくても、比較的ペースが落ちつきやすい舞台。高速よりの馬場前提ならば、前を意識して動いて行けるか、ある程度の決め手を持ったハンデ軽めの馬を狙うのが最善策でしょう。波乱含みの一戦だけにとても楽しみです。
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2018年01月08日

本日の見所(シンザン記念)

2018年 シンザン記念
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シンザン記念は、かつてダイワスカーレット、オルフェーヴル、ジェンティルドンナなどの名馬を輩出した出世レース。しかし、ホープフルSのグレード化と同時に、トップクラスの馬が集わなくなりました。特に今年は、昨年、ホープフルSがG1に昇格した影響なのか、通年ならば何頭も出走してくるはずの500万下の勝ち馬がカフジバンガードと、前走・朝日杯フューチュリティSで大敗のヒシコスマーの2頭のみ。他、2勝馬が1勝馬同士の戦いの函館2歳Sを制したカシアスのみですから、先日、行われたジュニアCなどのオープン特別と大きく変わらないメンバー構成です。

当初、2歳重賞のインフレ化によって、重賞ウイナーが何頭も登場する現象に違和感を感じていたのですが、これは仮面ライダーはひとり、主役はひとりという、昭和の特撮ヒーローものを見て育った影響なのでしょうか。今は、複数の重賞ウイナー=複数の主役が誕生することで、クラシックが真の主役決定戦となり、お祭り騒ぎのように盛り上がるので、悪くないと感じています。また、偽りの主役を作り上げることで、クラシックが荒れやすい状況が作られるのも、馬券の購買意欲が高まります。

さて、話は元に戻りますが、シンザン記念がここまでメンバーが低下すると、1戦1勝馬でもチャンスが出てくるはず。シンザン記念は、私が競馬を始めてからの長い歴史の中で、1戦1勝馬がこのレースを勝ったことがありません。芝1800mの新馬戦を7馬身差で圧勝したマッキーマックス(2003年)でもこのレースで2着でしたし、後の桜花賞馬となるマルセリーナ(2011年)でもここは取りこぼしての3着でした。

今年は、1戦1勝馬のPP指数が低いのでどうかとは思いますが、これまでのように無条件に本命外しの手が使えなくなったのは確か。新馬戦をちょっと強い勝ち方をした馬ならば、あっさり勝つ可能性もあるでしょう。逆にちょっと実績あるキャリアが豊富なタイプがここに出走してくれば、かつてよりも楽に1着賞金3800万円を手にすることが出来るでしょう。
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2018年01月07日

本日の見所(フェアリーS)

2018年 フェアリーS
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フェアリーSは、関東圏では数少ない3歳牝馬の重賞。桜花賞と同距離でありながら、阪神ジュベナイルFが終わったばかりの一戦となるために、このレースに昨年のアエロリットのようなトップクラスの馬が参戦してくることは稀。特に今年は2勝馬が1頭も参戦していない状況下。実質500万下レベルのメンバー構成だけに、新馬戦を勝ったばかりの馬でも十分チャンスがあるでしょう。

また、フェアリーSが行われる中山芝1600mは、上級条件だと向こう上面の下り坂(3-4F目)でペースが緩み切らないことが多く、差し、追い込み馬が台頭することもしばしば。しかし、下級条件だと向こう上面の下り坂でペースが緩むことが多く、前残りが発生することが非常に多いです。

実際、このレースが中山芝1600mで行われるようになってからの過去9年で、2013年のクラウンロゼ(10番人気)、2015年のノットフォーマル(11番人気)、2016年ビービーバーレル(3番人気)とそれなりの人気馬から超人気薄まで3度も逃げ切りが決まています。他にもこのレースで逃げた2009年グッデーコパ(10番人気)、2014年リラヴァティ(4番人気)が3着に食い込んだこともあります。

つまり、フェアリーSは、過去9年で5度も逃げ馬が馬券に絡んでいる、重賞屈指の逃げ馬レースであるということ。しかし、逃げ馬が楽に馬券圏内に食い込んでいる年は、前半3F35秒台後半、4F47秒台後半くらいまでペースが落ちている共通項があります。

さて、今年はどうか? 正直、先行馬が揃った上に、テンがそれほど速くない逃げ馬のサヤカチャンが1番枠を引き当ててしまった時点で苦しくなったと見ています。この枠順だとサヤカチャンが積極的に出していく必要があるので、前半3F34秒台突入の可能性も十分あるでしょう。

この時期の3歳馬が前半3F34秒台半ばよりも速いペースで逃げ切るのは、不可能ではありませんが、その場合は展開に恵まれてではなく、実力の勝利です。良馬場で行われる以上、道悪だった昨年のように、逃げ、先行馬がぶっ潰れるようなレースにもならないと見ていますが、強い先行馬から差し馬の台頭も視野に入れて馬券を組み立てたいです。
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2018年01月06日

本日の見所(東西金杯)

2018年 東西金杯
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●中山金杯

中山金杯が行われる中山芝2000mは、上級条件ほどペースに淀みが生じずらいトリッキーコース。昨年のこのレースでツクバアズマオーが外差しを決めたように、基本的に差し、追い込み馬が有利なコースですが、先行策から押し切れるようだと、その実力は本物。この先の見通しが明るいです。

2015年にこのレースを先行策から押し切ったラブリーデイは、その年の宝塚記念、天皇賞(秋)を制覇。2016年に先行して優勝したヤマカツエースも同年の有馬記念4着、昨年の大阪杯3着、他金鯱賞を2勝など活躍が見せられています。実はこれ、偶然のようで必然。

今年の中山金杯は、確たる逃げ馬不在ある程度はペースが落ち着きそうですが、それでも上級条件となると向こう上面でペースが緩み切らないので、前残り競馬になることはないでしょう。AコースからCコース替わりがどう出るかはともかく、中山は昨年12月からの連続開催で、馬場がタフになってきているのでなおさらそういう傾向になりそうです。

さて、今回は、ラブリーデイやヤマカツエースのようにここから飛躍する馬が誕生するのでしょうか? 逆に、そのレベルになりうる馬が見つからないと判断したならば、差し、追い込み馬を本命にするのが上策です。


●京都金杯

昨年11月の京都開催は、B,Cコースを使用して、今週の開催はAコース使用。例年、秋の京都開催と比較すると、1月の京都開催のほうが内が伸びることが多いのですが、今年よりAコース使用(昨年までCコース使用)に替わったことで、さらに内側の馬場が良くなるはず。つまり、昨年よりも今年のほうが前残りが発生しやすいということです。

また、京都金杯が行われる京都外回りの芝1600mは、もともと淀みなくレースが流れがちなコースですが、昨秋のマイルCSは、馬場悪化が顕著だったために、ハイペースが発生しました。馬場の外側から差してきた馬が上位入線したように、通年どおりのレースラップでも実質はハイペース。馬場の内側を通った逃げ、先行馬には苦しい展開でした。これらをもとに勝ち馬を推測していくと、辿りつく馬は…。

しかし、今回が前有利な競馬になったとしても、差し切りが決まる可能性もあるでしょう。今回1番人気のレッドアンシェルを中心に考えると、これより能力を上回る馬は差し、追い込み馬のほうが多く、強烈な決め手を使える馬もいます。もっとも前有利だからレッドアンシエルというのは、愚直すぎる回答のような気がしていますけど('◇')ゞ。
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2017年12月23日

本日の見所(阪神C)

2017年 阪神C
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阪神Cは、年の瀬を盛り上げようと「短距離路線の有馬記念」という触れ込みで始まったレース。G2では札幌記念に次ぐ賞金が用意され、1着賞金は6700万円。創設当初は札幌記念と同額の賞金が用意されていました。

しかし、スプリント路線やマイル路線の上位馬は、その2倍以上の賞金が用意されている香港スプリントや香港マイルへ向かうことが多いため、同年のスプリンターズSやマイルCSの上位馬が、ここへ出走してくることは数少ないです。

また、昨年のミッキーアイルのように、前走でマイルCSを優勝した馬がここへ出走してきたとしても、「お疲れさまでした」になってしまう馬がほとんど。G1を大目標にした後の馬は、余力がないので、このレースでは狙いづらいのです。

昨年、1番人気に推されたミッキーアイルは6着でしたし、4年前には前走マイルCS・2着のダイワマッジョーレが1番人気に推されて7着凡退。7年前にも前走マイルCS・3着のゴールドスキーが1番人気に推されて5着に敗れるなど、前走マイルCSで激走した馬たちが、人気のあるないにかかわらず、ことごとく撃沈しているのです。

また、阪神芝1400mは、最初の3コーナーまで約443mと長く、ペースが上がりやすいコース。しかし、今年の阪神は、暮れの開催にしては珍しく高速馬場。先週のタンザナイトS(オープン特別)を見れば一目瞭然のように、前半34秒台で通過しても後半34秒台でまとめてこられるので、逃げ、先行馬でも十分に残れるでしょう。
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2017年12月16日

本日の見所(ターコイズS)

2017年 ターコイズS
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一昨年より重賞に格上げされたターコイズS。マイル戦ですが、秋華賞やエリザベス女王杯組などの中距離路線組が多数参戦し、対戦図式は中距離路線組vsマイル路線組。主力が中距離の重賞路線組ということもあり、マイル路線で逃げて結果を出してきたペイシャフェリスが楽にハナを主張できる可能性が高いメンバー構成となりました。

ペイシャフェリスが外枠の分、内枠の有力馬がある程度は積極的に出して行くでしょうが、それらも本質的には決め手を生かしたいタイプ。ペース上がり切らずに、スローペースなる可能性が高いでしょう。

また、この舞台の中山芝1600mは、最初の2コーナーまでの距離が約240mと短く、2コーナーは急コーナー。この急コーナーで内々を確保しないと、ずっと外々を回らなければならない円状のコース。ペイシャフェリスが内に切り込んで、エテルナミノルやディープジュエリーがそれについて行く形となると、今回で一番の実績馬ラビットランは実質外枠の競馬をすることになるはず。

ラビットランは、芝路線に転向して花開いた馬。デビュー5戦目、芝2戦目でローズSを勝つような馬ですから、G3のここなら素質も能力も申し分ありません。ローズSは、カワキタエンカが淀みないペースで逃げたことで、展開に恵まれ、高指数をマーク。次走の秋華賞では、もう一度、カワキタエンカがハイペースで逃げたことで展開に恵まれながらも、疲れが出て勝ち切れない形。

ラビットランは、G1戦で展開に恵まれてある程度走っている以上、良いローテーションとも言えませんが、悪いとも言えない状況下。今回であっさり勝たれても不思議ありませんが、どう考えても展開が合わないので、その辺は割り引く必要があるでしょう。本命◎は、もう少し前と内を意識できる馬がいいなあ〜と考えていたら、すごく穴馬になりました。近走凡退もしっかりとした敗因があるので、巻き返せると見ていますが、果たして!? 今年のターコイズSは、大波乱の結末に期待です。
posted by 山崎エリカ at 07:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所

2017年12月09日

本日の見所(中日新聞杯)

2017年 中日新聞杯
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中日新聞杯が行われる中京芝2000mは、スタートしてから約1080m地点までゆったりと坂を上って行くコース。前半で坂を上って後半で坂を下るコースなのでペースが上がりずらいのが特徴。この時期の中京開催は、夏とは違って通年時計が掛かりこの開催の前に洋芝がオーバーシードされるため)、力のいる馬場ではありますが、それでも逃げ、先行馬がやや有利になるはず。

しかも、今年は逃げ馬がロードヴァンドール、気性面から逃げたい馬がタイセイサミットのみ。先行勢こそ揃っていますが、それらが極端なほど内枠に入ったことで、隊列がすぐに形成されるはず。逆に言うと、外枠の先行〜中団の馬たちは、内に入り込むのが厳しくなりました。外枠の好位勢は、多少強かろうが、ハンデが軽かろうがバシバシ消し、内枠の先行馬を本命◎にすれば、より的中に近づけるでしょう。

最初は、先行勢が内と外に散ったら、難解のレースになると見ていましたが、内枠に偏ったことで、予想をまとめる上では楽になりました。明日は、香港国際競争があるので、体力温存、今日はこの辺で(''◇'')ゞ。
posted by 山崎エリカ at 07:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所

2017年12月02日

本日の見所(ステイヤーズSなど)

2017年 チャレンジC、ステイヤーズS
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●チャレンジC

今年は、近年のチャレンジCのように、年末の阪神Cへの出走が危ぶまれるスプリント路線組やマイル路線組が出走していないと思っていたら、施行距離が阪神芝1800m→阪神芝2000mに変わっていたという…。

以前、この時期の阪神では別定で鳴尾記念が行われていましたが、5年前にハンデ戦芝1800mのチャレンジCに変更。さらに今年から別定の芝2000m。目まぐるしく施行条件が変わるこのレースは、一体、どこへ向かってチャレンジするのだろうか? きっと昨年まで、この時期に施行されていた金鯱賞の代用レース。つまりは、有馬記念の前哨戦のようなもの。

しかし、これまでのチャレンジCと変わらないのは、一年でもっとも時計の掛かる阪神芝コースで行われるということ(この開催の前に洋芝がオーバーシードされるため)。ただし、最初のコーナーまでの距離が約665mととても長い阪神芝1800mから、スタート直後に坂を上ってすぐに(約365mと芝1800mの約半分で)最初のコーナーを迎える阪神芝2000mに変わったことで、逃げ、先行馬でもチャンスが巡ってくるでしょう。

阪神芝1800m施行時は、力のいる馬場の上に、隊列形成が最初のコーナーまで長引くことが多く、淀みないペースが発生。差し、追い込み馬の独壇場でした。しかし、阪神芝2000mならば力のいる馬場でも前半ペースが上がりづらいので、前が簡単には崩れないはず。今回のメンバーにおいて、トップクラスの逃げ、先行馬ならば、差し、追い込み馬と互角に戦えるでしょう。

また、今回は逃げ馬のプリメラアスールが、「前走で(マイネルミラノに)捲られてリズムが乱れたので、平均ペースぐらいで行って、後続に脚を使わせたい」とコメントしていますから、前半5F59秒台‐後半5F59秒台くらいでまとめてくる可能性が高いでしょう。それくらいのペースならば、より脚質による大きな有利不利はありません。強い馬が勝つというスタンスで予想を組み立てれば、的中に近づけます。


●ステイヤーズS

日本最長距離戦のステイヤーズS。天皇賞(春)などのG1では、やや能力が足りない長距離馬にとって、最終目標となるのがG2のこの舞台です。当然、重要なのは、芝3000m級の距離実績。過去10年の優勝馬10頭中6頭が、芝3000m以上での重賞連対実績がありました。該当馬は、2009年のフォゲッタブル、2011年マイネルキッツ、2012年トウカイトリック、2013年-2014年デスペラード、2016年アルバート。ちなみに2着馬は5頭、3着馬は4頭が前記項目に該当しています。

しかし、距離3000mを超えるレースは、国内ならばステイヤーズS以外に、万葉S、ダイヤモンドS、阪神大賞典、天皇賞(春)、菊花賞と、そう多くはありません。また、前記したレースの勝ち馬は、まず、上位人気に支持されるし、人気を裏切ることもあります。そこで個人的には芝3000m以上を未経験の隠れステイヤータイプを狙うことをお勧めします。

よくある穴パターンは、2008年の勝ち馬エアジパング(6番人気)、2010年の勝ち馬コスモヘレノス(5番人気)、2011年の2着馬イグアス(6番人気)などのように、デビューから距離を伸ばしてPP指数を上昇させたタイプ。2009年に13番人気で2着に入線し、波乱の立役者となったゴールデンメインも、近走、距離が短いところを使われて凡退続きでしたが、もともとは距離を伸ばして指数を上昇させた馬でした。

今年は、一昨年、昨年とこのレースを2連覇したアルバートと、昨年のダイヤモンドSの2着馬で遡れば天皇賞(春)で連対実績もあるフェイムゲームが断然の上位人気に支持されています。しかし、一角を崩すとすれば、やっぱり隠れステイヤータイプでしょう。芝2400m、芝2600mで結果を出して来たジリジリ型の馬は、要注意です。
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2017年11月25日

本日の見所(京都2歳S)

2017年 京都2歳S
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重賞としては今年が4度目。しかし、オープン特別として開催された期間が長く、ファンには馴染みが深い京都2歳S。しかし、ただ格が上くなっただけで、オープン時代とそれほどメンバーが替わらない気が…。

いや、むしろ、オープン特別時代のほうが、暮れのクラシック登龍門・ラジオNIKKEI杯2歳Sの前哨戦の意味合いを持っていたため、全体的にメンバー質が高いものがありました。後のクラシックで活躍したヴィクトワールピサやエピファネイアが優勝したこともあったほど。

今年も、新馬戦で後の札幌2歳S優勝馬ロックディスタウンに完敗したタイムフライヤーや新馬戦で先週の東京2歳S・2着のルーカスに完敗したマイハートビートが上位気に支持されるメンバー構成。確かに前記2頭ともキャリアを積んで、その後の上昇力を見せられていますが、このレベルならば1戦1勝馬にもチャンスが巡ってくるでしょう。

ただ、前走・新馬戦組も強烈に強い勝ち方をした馬がいないのも確か。デビュー2戦目でどこまで上昇力を見せられるかは未知数なので、やはり本命馬は、2歳重賞では断然有利なキャリアが豊富な馬を本命にするのが得策でしょう。キャリアを5戦以上も要して頭打ち気味ならばともかく、今回がキャリア3戦目、4戦目ならば、まだ伸びしろがあります。
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