2018年08月19日

本日の見所(札幌記念など)

2018年 北九州記念、札幌記念
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●北九州記念

小倉芝1200mは、2コーナー奥のポケット地点からスタートして、ゴールに向かって坂を下って行くコース。しかも、芝1200mなら息を入れたいポイントの3コーナー、4コーナーが坂を下りながらのスパイラルカーブ。スピードのある馬ほど、コーナーでスピードを落とし切れないため、上級条件ほど前がキレイに崩れがち。

実際に北九州記念の過去10年を振り返っても、全てハイペース。しかも、「超」や「ウルトラ」という修飾語が付くほどのハイペースです。これには、当然、前走アイビスサマーダッシュ組が多く出走していることも関係していますが、短距離戦でありながら、過去10年で逃げ馬の3着以内がゼロというのは珍しいこと。馬場が荒れて、時計の掛かる馬場コンティションになれば、一昨年のバクシンテイオーのように大外直線一気が決まることがあります。

今年は、ダイアナヘイローはハナにはこだわらないにしても、ゴールドクイーン、セカンドテーブル、ラブカンプー、アクティブミノルと逃げ馬が揃ったメンバー構成。内枠のゴールドクイーンやセカンドテーブルが主導権を握るメンバー構成となれば、前半3F33秒台前半が濃厚でしょう。

ただし、小倉は、昨日の小郡特別(500万下)で1分07秒6が出るほどの超高速馬場。前半3F33秒台前半で通過しても後半3F34秒台ではまとめてくるはず。そうなれば差し馬が有利ではありますが、先行馬でも残れないことはないでしょう。狙い下げる必要があるのは、逃げ馬と、前に行ける脚がなく3コーナーも4コーナーも外を回るロスを強いられることになる差し、追い込み馬でしょう。


●札幌記念

札幌芝2000mは、4コーナー奥のポケット地点からのスタートで、札幌コースとしてはストレートが長いため、逃げ馬の出方次第ではスローペースにもハイペースにもなるレース。2008年のコンゴウリキシオーだの、2013年のトウケイヘイローだの、前に壁が作れず、折り合い欠いて逃げた一昨年ネオエアリズムのような、テンがそれほど速くない馬でも、行く気になれば逃げられます。

(ネオエアリズムは、逃げ厳禁厩舎に所属。昨年の香港Cの逃げたがっているのに無理にコントロールしていたあたりからも、よほどの間違いがなければ逃げることはありませんが)

今年は、逃げ馬がマルターズアポジ―、マイスタイル、アイトーンと逃げ馬が揃ったメンバー構成。マルターズアポジ―の陣営は、「(逃げ馬が多いから)控えたい」とコメントしていますが、鞍上の柴田善騎手は、「黙っていても自分の競馬になっちゃうんじゃないかな」とコメント。

今回は内枠だし、鞍上の言うとおりかもしれません。操作するのが騎手である以上、だいたい騎手の言うとおりになることが多いので、個人的にはマルターズアポジ―が逃げて、マイスタイルがその直後。外枠のアイトーンが、ロスを嫌ってぶっ飛ばす可能性もありますが、レースがハイペースになる可能性が高いでしょう。

また、札幌は、土曜日が雨の影響があったにせよ、時計を要しており、馬場が回復したとしても、高速馬場とは言えない状況。前に行く馬やスタミナが不足する休養明けの馬は、狙い下げたいところです。そもそも先日のブリーダーズGCのクイーンマンボのように、秋のG1で活躍できる馬というのは、始動戦から能力を出し切れる状態にはもってこないので、そういう意味でも割引が必要でしょう。

競馬が荒れるのは、実力不足の穴馬が激走するのではなく、実力馬が取りこぼすから荒れるのです。昨年のこのレースで6番人気のサクラアンプルールと12番人気のナリタハリケーンがワン、ツーを決めたのも、この2頭が強かったというよりは、休養明けの実力馬の取りこぼしによるもの。指数も札幌記念としては、平凡でした。もともと強い競走馬が一変することはあっても、弱い馬が激走することは、滅多にないのです。今回もそういう隙を付けそうな感触はあります。
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2018年08月12日

本日の見所(関屋記念など)

2018年 エルムS、関屋記念
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●エルムS

札幌のように直線の短いコースは、得てしてオーバーペースが発生しやすいもの。しかし、札幌ダ1700mは、ペースが乱れることがあまりありません。実際にエルムSの過去10年を見ても、8回も平均ペースで決着しています。

また、ややスローペースになったのは、モンドクラッセが逃げた2016年のみ。逆にややハイペースになったのは、ジュベルムーサの追い込みが決まった一昨年のみ。ダート戦なので、極端なスローペースになることはないにしても、極端なハイペースが発生したことがないのが重要ポイント。

なぜ極端なハイペースが発生しづらいのかというと、コースがほぼ平坦であることと、コーナーの半径が大きく、カーブが緩やかだから。つまり、コーナーをトップスピードで侵入したとしても、それほど外に張られることがないために、わざわざストレートでペースを上げていく必要がないのです。

それを証明するかのように、札幌ダ1700mは4コーナー地点のラスト2F目がレース最速地点になることがままあります。これほど癖のないコースは、札幌コースくらいでしょう。つまり、逃げ馬でも追い込み馬でもほぼ平等にチャンスがあることになります。

しかし、逃げ、先行勢は他場で厳しい流れを経験しているので、このコースで巻き返しやすいのも確か。逃げ馬エーシンモアオバーが、このコースで5度も4着以内に好走したのも、それの表れでもあります。他場で差し、追い込みで結果を出している馬よりも、逃げ、先行してチョイ負けしている馬のほうが活躍しています。


●関屋記念

関屋記念が行われる新潟芝1600mは、最初の3コーナーまでの距離が約550mと長く、逃げ馬の出方次第でハイペースにもスローペースにもなります。ただし、新潟は芝が軽く、超高速馬場なので、前半で逃げ馬がペースを上げていても、速い上りでまとめてくるのがポイント。

マルターズアポジーが大逃げを打った昨年でさえもややスローペースでしたし、一昨年のように良馬場で逃げ馬が前半4F45秒台後半まで引き上げたとしても、平均ペースでとどまり、ハイペースにはなりません。

つまり、淀みが生じずらいマイル戦にして意外と逃げ、先行馬でも粘れるということ。特に近年は、騎手の騎乗技術の進化により、高速馬場の場合は、直線ヨ―イ、ドンの瞬発力勝負に持ち込ませないために、逃げ、先行勢は3〜4コーナーから後続を突き放していくので、かつてよりも前が残りやすくなっているのがポイント。直線一気では通用しなくなってきているので、そのあたりも踏まえて予想を組み立てたいです。
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2018年08月05日

本日の見所(小倉記念など)

2018年 レパードS、小倉記念
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●レパードS

今年で早10年目のレパードS。過去の勝ち馬はトランセンドやホッコ―タルマエなど、名だたる馬ばかり。格付けはG3ですが、3歳ダート馬のトップクラスが出走してくるため、実質G2くらいのイメージ。ここから将来のG1で勝ち負けする馬が誕生するので、毎年とっても楽しみ。ぜひ皆さんにも注目してもらいたいレースです。

さて、このレパードSが行なわれる新潟コースは、実は小回りなコース。新潟は全競馬場の中でもっとも直線が長いせいか、大回りなイメージがあります。しかし、直線が長いからこそコーナーの距離が短く、実はコーナーの距離が350mもありません。札幌の3〜4コーナーが約450mですから、新潟は相当な小回りで急カーブということになります。

後方の馬がトップスピードで最後のコーナーを曲がれば、遠心力で大外に振られます。そのため、3コーナーの入り口までにある程度、前目のポジションを取るか、遠心力との攻防で減速するしか手がありません。どのみち最後の直線でトップスピードに乗せきることが難しいコース。しかし、ベテラン騎手はこのことを熟知しているので、前半から馬を出して、先行争いが激化することがほとんど。

というか、過去9年を見ると、良馬場で行われた年の全てが、前が厳しい流れになっています。それでもトランセンドやホッコ―タルマエが先行策から押し切って優勝したことがあるのは、単に馬が強いから。良馬場の年は、将来のG1馬が先行策から押し切って勝つか、昨年の勝ち馬ローズプリンスダムのように、中団以降で立ち回った馬が勝つかのどちらかのパターンです。

一方、ダートが軽いと(稍重だと)そこまでペースが上がらずに、逃げ、先行馬が粘れています。2011年の2着馬・タカオノボル(2番人気)、3着馬・タナトス(12番人気)、2013年の勝ち馬・インカンテーション(4番人気)、2着馬・サトノプリンスパル(4番人気)、2014年の勝ち馬アジアエクスプレス(1番人気)、2着馬・クライスマイル(7番人気)など。

今年のレパードS当日は、かなりの確率で雨模様。また、何が何でもハナに拘る馬も不在なだけに、本命馬は先行勢とするのが得策か!?


●小倉記念

夏の小倉の開催前半で行われる小倉記念は、例年、超高速馬場。1分57秒台で決着することがほとんどです。しかし、それはペースが緩んで好時計が出ているのではなく、ストレートが長いぶん、レースが淡々と流れて、好時計が出ているもの。

実際に過去10年を見ても、スローペースで流れたのはクランモンタナが勝った2016年くらい。それでも前半5F60秒5で通過しているので、極端なほどではありません。他は平均ペース以上で、何が何でもハナというホクトスルタンのような馬が出走していようものなら、オーバーペースが発生して、完璧に前が崩れています。

それを裏付けるかのように、小倉記念の過去10年で先行馬が連対したのは、一昨年のクランモンタナと昨年のタツゴウゲキのみ。逃げ馬の連対は、なんとゼロ。他18頭の連対馬は、全て中団よりも後方で立ち回った馬です。

つまり、小倉記念では中団以降で立ち回る馬を狙うのが基本。昨年だって、何が何でもという逃げ馬が不在で、そこまでペースが上がらないと思われたのに、バンドワゴンとヴォージュが競り合って、けっこうペースを上げてしまうのだから。

最初のコーナーまでストレートが長いコースだと、なぜだかメンバー中でもっともテンの速い馬のハナをぶっ叩いて、無理目に出して行く騎手がいることが多いもの。今年も逃げ馬不在で一見、ペースがそう上がりそうもないように見えて、それなりには上がるんでしょう。

今回は池江厩舎が3頭出し。マウントゴールドがラビット役になるかもしれないと見ています。この馬がハナへ行くのか、逃げ馬を突く形になるのかはわかりませんが、そういう動きをしてくる可能性もあるので、やっぱり中団以降で立ち回れる馬を本命馬とするのが上策でしょう。
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2018年07月21日

明日の見所(中京記念など)

2018年 函館2歳S、中京記念
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●函館2歳S

中央競馬では世代最初の重賞となる函館2歳S。最近、知られて人気もするようになりましたが、実はこの時期の2歳戦はキャリアが豊富な馬が優勢です。競走馬はデビューしてから5戦目くらいまではレースを経験する度にパフォーマンスを上昇させていくもの。総体的にデビュー戦よりもデビュー2戦目、デビュー2戦目よりも3戦目と指数が高くなる傾向があるのです。その伸びしろは一律ではなく、デビュー2戦目の馬よりも、デビュー3戦目の馬のほうが大きく上昇るツことが多いです。

例えば、ディープインパクトのクローンAとクローンBがいて、クローンAがデビュー2戦目、クローンBがデビュー3戦目だったとすると、将来的に互角の活躍をするこの2頭でも、この一戦においてクローンBが先着することになります。同じ能力を持つ馬や同じ成長曲線を描く馬がこの世に存在しない現実が競馬をややこしくしているのですが、確率で言えばより完成形に近づけるキャリアが豊富な馬が優勢。また、順調にキャリアを積んでいる馬の方が、体質が強いという強調材料もあります。

だからこそ、このレースの前哨戦としてオープンのラベンダー賞が用意されていた頃は、前走ラベンダー賞組が大活躍していたのです。それでも函館2歳Sで1戦1勝馬が勝つことも少なくなかったのは、最初の時点での素材、性能が違うからです。

2013年の2着馬で私の本命馬プラチナティアラは、デビュー2戦目の未勝利戦で5馬身差の圧勝を飾りながらもなぜだか9番人気。しかし、それを撃破したクリスマスは新馬戦で7馬身差の圧勝を飾った素質馬で、少なくとも2歳初めの時点ではモンスターでした。さて、今年はキャリアが豊富な馬か? それとも素質が違う1戦1勝馬か?

この答えを書いてしまうと、予想をここで公開するも同然になりますので、ポイントのみを綴ります。ポイントは、デビュー3戦目のカシアスが勝った昨年の函館新馬組は例年を下回るレベルでした。しかし、今年は新馬戦圧勝のジゴロの回避もあって、まあまあの水準。それゆえに実力拮抗の混戦と言われています。さて、結論はいかに?


●中京記念

中京新装オープンとともに、夏のマイル重賞として生まれ変わって今年で7年目。この時期の中京は、天気予報どおりにはいかず、予想外の雨が降ったり、快晴だったり。昨年も8レース前に雨が降り、9レースの渥美特別(500万下)では、レースの上がり3Fが37秒6(ラスト1F13秒2)も要しました。

しかし、10レースのダート戦を挟んで、メインの中京記念は一気に馬場が回復。9レースがズブズブ決着だったことで、各騎手に控える意識が働いたにせよ、レースの上がり3Fが34秒8(ラスト1F12秒1)、決着タイム1分33秒2という、まずまず高速馬場と言える状況でした。

このようににわか雨が降るか降らないかなどの状況によっても異なってきますが、Bコースに替わった先週どおりなら高速馬場でしょう。芝1600mはどのコースでもストレートが長く、逃げ、先行馬が有利と言えませんが、前半で坂を上って、後半で坂を下る中京芝1600mは、他場と比べると比較的前からの押し切りが決まりやすいコース。

よって、しばしば、先行馬が穴を開けます。そもそも中京記念はマイル戦になった初期の頃、馬場悪化が激しく、後方一気のフラガラハが2連覇を決めるなど、先行馬総壊滅状態だったこともあって、先行馬というだけ人気薄になる傾向があります。しかし、先行馬が意外とがんばれているのがこのレースのポイント。

これまで連対した先行馬、2017年・ウインガニオン、2016年・ピークトラム、2015年・スマートオリオン、2013年・ミッキードリームは、全て5番人気以下でした。突き詰めるとこのレースは、追い込み馬や今回が始動戦の実績馬がぶっ飛んで荒れているだけ。このレースは1番人気の連対がゼロという記録を続行中ですが、これまで1番人気に支持されたほどんどの馬が、差し〜追い込み馬だったのも確か。
posted by 山崎エリカ at 10:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所

2018年07月15日

本日の見所(函館記念)

2018年 函館記念
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二度も三度も似たようなことを書きたくないので、今回はyahooニュースをご覧ください<(_ _*)>




想定よりも函館は馬場状態が良さそうですが、それでも巴賞&エプソムC組が主力でしょうね♪
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2018年07月07日

今週の見所(七夕賞など)

2018年 プロキオンS、七夕賞
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●プロキオンS

地方で行われるダ1400mの古馬混合グレードレースは、黒船賞、かきつばた記念、さきたま杯、サマーチャンピオン、オーバルスプリント、兵庫GTと数多くあります。しかし、中央で行われるダ1400mのグレードレースは、2月の根岸SとこのプロキオンSのみ。12月のカペラSと併せても、スプリント戦は計3レースと少ないため、仏全的にこのレースには好メンバーが集います。

今年も出走馬こそ多くはありませんが、今年のフェブラリーSの3着馬インカンテーション、昨年のこのレースの覇者キングスガード、さらに今年のかきつばた記念やさきたま杯を制したサクセスエナジーやなど、好メンバーが集いました。

また、このレースは芝スタートで最初の3コーナーまでの距離が長いコースらしく、ペースが上がりやすいのがポイント。昨年のように、先行馬総壊滅で差し、追い込み馬が上位を独占することも少なくありません。しかし、雨の影響を受けると、前半の芝の部分で勢いに乗せられず、前半ペースが落ちつきやすくなる上にダートも軽いため、前からの押し切りが決まることも……。逃げ馬コ―リンベリーが2着に粘った3年前は、まさに雨の影響を受けてダートが軽い年でした。

中京は雨が降り続いて、現時点で不良馬場。そこから少しずつ回復し、日曜日には脚抜きの良く、高速ダートになる可能性大。逃げ馬や揉まれたくな馬が内からドリームキラリ、ウインムート、ドライヴナイト、マテラスカイと揃った上に、逃げ馬マテラスカイが外枠に入ったとなるとハナを狙う選択しかなく、ある程度はペースが上がるはず。差し馬有利の流れになるとは見ていますが、前からの押し切りも警戒したほうがいいでしょう。


●七夕賞

まるでサイン馬券のように、「七夕賞は、七枠が有力」と言われていたのは、七夕賞が福島最終週に行われていた頃の話。当時は福島の馬場状態も悪く、最終日ともなると内側の芝がボロボロになり、外差しが決まってばかりでした。何も考えずに、外目の枠の差し馬のボックス馬券買っておけば、かる〜く万馬券が獲れたこともありました。

ところが! 福島は2012年に芝を密度の濃いものに張り替えて以来、馬場高速化が顕著。さらに春の東京開催が2週延長されたことで、七夕賞は2回福島4日目に繰り上がりました。つまり、七夕賞当日は、大雨が降らない限り、高速馬場で行われることが多く、レースは末脚勝負。内目の枠から逃げ、先行馬ががんばることがよくあります。

しかし、七夕賞が行われる福島芝2000mの舞台はちょっと例外。最初の1コーナーまでの距離が約505mと長く、さらにテンから2度の坂を下るために、福島芝1800mよりも前半が速くなる傾向があります。最初の下り坂でどうしてもダッシュがついてしまうので、昨年のマルターズアポジーように、前半3F33秒台までペースを上げてしまうことも……。とにかく、逃げ、先行馬は予定以上にペースを上げ、差し、追い込み馬が台頭することもあるのが、例年のパターンです。

逆に最初の直線が長いコースは、テンの遅い馬でもハナを主張することが出来るので、極端な話、鈍足な逃げ馬でもハナを主張することが可能。先頭に立つまで時間が掛かるメジロパーマーのような馬でも逃げることが出来るし、また、スタミナがあれば逃げ切ることも可能なのがこの舞台です。

その利点を味方につけて逃げ切ったのが、2014年のメイショウナルトであり、遡れば2008年のミヤビランベリもそう。2007年のミキノバンジョーも道悪や直線の長いコースでは逃げ馬になれる馬で、このレースでは3着に好走しています。つまり、全盛期よりも二の脚が遅くなってなかなか前に行けなくなったマイネルミラノでも、その気になれば逃げられるということ。

しかし、今回は同型のシルクドリーマーが大外枠に入ったこともあり、ハナを主張してくる可能性も十分。また、函館記念を勝った頃のマイネルミラノならば、後続を突き放して完勝しても不思議ありませんが、展開が向いたはずのAJCCでも3着だったことを考えると、どうか? 当日の馬場も視野に入れて予想を組み立てたいです。
posted by 山崎エリカ at 01:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所

2018年06月17日

本日の見所(函館スプリントS)など

2018年 ユニコーンS 函館スプリントS
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●ユニコーンS

フェブラリーSと同じ東京ダ1600mで行われるユニコーンS。芝スタートの直線の長いコースらしく、ペースが上がりやすいのが特徴。過去10年でも平均ペースで決着したのは、高速ダートで逃げ馬がサマリーズのみだった2013年(勝ち馬ベストウォーリア)のみ。それ以外の年は全てハイペースで決着しており、差し、追い込み馬が台頭することもしばしばあります。

今回の出走馬で、逃げて好走した実績があるのは、内からセイウンクールガイ、ハーベストムーン、コマヒョウ、ダンケシューンの4頭。このうちハーベストムーン、コマヒョウは中距離の逃げ馬で、芝スタートコースでは逃げた実績がありません。セイウンクールガイかダンケシューンがハナへ行く形になるでしょう。最内枠から包まれないようにある程度、出さなければいけないセイウンクールガイ、芝の部分を多く走るために勢いに乗せやすいダンケシューンが前へ行く展開が濃厚か!?

芝スタートコースは、展開が読みにくいのですが、普通に見てハイペースは免れないでしょう。実力上位なのは、青竜Sや伏流S、鳳雛Sの上位馬、特に先行馬ですが、ローテーションに問題もある馬も多く、展開面でも割引。この辺りに穴馬のつけ入る隙はありそうです。


●函館スプリントS

函館スプリントSが行われる芝1200mは、前半で坂を上って、後半で坂を下るコース。このため、本来はペースが上がりにくいのですが、高松宮記念以来の芝1200m戦となるために、トップクラスのスピードタイプが集い、意外とペースが上がるのがポイント。ただし、開幕週の高速馬場、年によっては超高速馬場で行われるため、ある程度、ペースが上がっても前から押し切れているのが実情です。

今回も内からセイウンコウセイ、ダイアナヘイロー、ワンスインザムーンと逃げ馬が揃った一戦。逃げなければ持ち味が生きないワンスインザムーンは何が何でも逃げたいはずですが、同馬はテンが遅い馬。セイウンコウセイが第二のロードカナロア(最内枠から出して行かなかったために、4コーナーから前が詰まって2着に敗れる)のようにならないようにと、池添騎手ならばある程度、積極的に出して行くでしょう。ダイアナヘイローは今年の高松宮記念でセイウンコウセイと競り合って最下位に敗れたことから、競り合わずにセイウンコウセイの2番手を狙う可能性が高いはず。

今年は、昨年1分07秒6のレコード決着となったHTB杯(1000万下)が1分07秒9だったように、昨年よりは少し時計を要しているものの、超高速馬場と言ってもいいレベル。昨年はシュウジが暴走して前半3F32秒2で通過したことにより、前が崩れて1分06秒8のレコード決着となりましたが、通常は速くても33秒台前半。セイウンコウセイが逃げる展開ならば、前半3F34秒台前半で決着タイムが1分07秒半ばくらいでしょう。これくらいのペースならば、十分前から押し切れるはずですが……。個人的には、前中心で予想を組み立てたいレースです。
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2018年06月10日

本日の見所(エプソムCなど)

2018年 マーメイドS、エプソムC
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●マーメイドS

マーメイドSは、先週の鳴尾記念と同舞台で行われるレース。先週の鳴尾記念の「見所」で、阪神芝2000mは、阪神芝コースの中では、逃げ、先行馬がけっこう頑張れるコースであることをお伝えしました。阪神芝2000mはスタートしてから急坂を上るため、前半のペースがそれほど上がりづらいからです。

前記の事柄を示すかのように、マーメイドSの過去10年では、逃げ馬が穴を開けています。該当馬は2008年・ピースオブラヴ(10番人気・2着)、2009年・コスモプラチナ(9番人気・1着)、2010年・セラフィックロンプ(14番人気・2着)、2013年・アグネスワルツ(10番人気・2着)の4頭。

一方、軽ハンデの追い込み馬も、しばしば活躍しているのがポイント。該当馬は、ハンデ52s以下が対象で、2008年・トーホウシャイン(12番人気・1着)、2011年・アースシンボル(13番人気・3着)、2012年・クリスマスキャロル(7番人気・2着)、同年・メルヴェイユドール(10番人気・3着)、2016年・ヒルノマテーラ(7番人気・2着)の5頭。

2008年こそ道悪のハイペースでしたが、2009年以降は5F通過59秒台後半よりも遅い平均〜スローペースで決着しています。ところが追い込み馬が2着か3着に来てしまっていることもあるのは、高速馬場で行われることが多いゆえに、逃げ、先行馬が仕掛けのタイミングが速いからでしょう。

マーメイドSで逃げ、先行馬が残れている年の大半は、レースのラスト2F目が最速。対して、軽ハンデの追い込み馬が2着、3着に台頭した2012年はラスト4F目が最速、追い込み馬が2着の2016年は、ラスト3F目が最速です。

結果的にラスト1F目に急坂のある阪神コースでは、前半で上手く脚をタメながら逃げても、3コーナーから動いて最後まで息が持つほど甘くないということ。実際にこのあたりから逃げ馬が動いた年は、ラスト1Fで軽ハンデの追い込み馬が突っ込んできているという現象が起こっています。

つまり、逃げ馬に乗る騎手が、どこから動いて行くかで前残りか、ラスト1F 追い込み馬がズドンと来るか決まるということ。そのあたりを的確に判断すれば、かなり的中に近づけるでしょう。ひとまず、マーメイドSで穴を開けるのは、逃げ馬か軽ハンデの追い込み馬が大半であることを覚えていて損はなさそうです。


●エプソムC

東京芝1800mで行われるエプソムC。「府中の千八展開いらず」と言われていますが、このレースはまさにその言葉がぴったり。東京芝1800mは1〜2コーナーの間のポケット地点から斜めに横切りながらスタートするため、ストレートが長く、紛れが生じずらいコースです。

特に高速馬場前提の上級条件では、レースがスローペースになったとしても、ラスト4〜5F目から11秒台の速い脚を使って、さらにラスト2〜3F目で11秒台前半の速い脚を連発させなければ勝てないような極限のスピード比べのレースになります。ラスト3Fで33秒台の脚が使えるような馬でないと厳しいでしょう。

逆にラスト3Fで33秒台の脚が使えないというような馬ならば、3年前の2着馬マイネルラクリマや昨年の3着馬マイネルミラノのように、前半でリードを奪って行けばチャンスがあります。つまり、自分の弱点を補うことも可能なコースのため、ほとんど能力どおりに決まっています。このレースが比較的に本命サイドで決着することが多いのもそのせいでしょう。
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2018年06月02日

本日の見所(鳴尾記念)

2018年 鳴尾記念
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昨年ほど超々高速馬場かどうかはともかく、3回阪神開幕日のパンパンの良馬場で行われる鳴尾記念。また、阪神は坂を下って上るコースがほとんど。全体的にはペースが上がりやすい競馬場ですが、阪神芝2000mは、スタート直後に上り坂があるため、意外とペースが上がりません。

逃げ馬不在の今年の大阪杯も、スワーヴリチャードが早め先頭から押し切りを決めましたし、阪神芝2000mで行われるようになってからの過去5年の鳴尾記念でも2度ほど逃げ切りが決まっています。(2013年のトウケイヘイロー、2017年のステイインシアトル)

今年は、二の脚が速いマルターズアポジ―が逃げる展開が濃厚。しかし、同型のヤマカツライデンも出走しているとなると、けっして楽な逃げも打てないはず。そもそも武豊騎手がレースメイクする展開ならば極端なスローペースは考えづらく、超高速馬場でも平均ペースくらいで収まる可能性大。平均ペースならば、後方からでも脚引き出せるので、ほぼ能力どおりの決着となるでしょう。また、淡々と流れるレースでは、スタミナが不足する休養明けはマイナス。レースを順調に使われている馬を中心に馬券を組み立てたいです。
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2018年05月27日

本日の見所(目黒記念)

2018年 目黒記念
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ダービーデーの最終レースとして、お馴染みとなった目黒記念。このレースは、ダービーよりも距離が1F長いだけですが、直線の坂を2度上ることになるので、ダービーよりも大きくスタミナが要求されます。

スタミナが要求されるレースだけに休養明けはマイナス。レースを順調に、また、前走で長い距離を使われている馬のほうが有利です。しかし、前走・天皇賞(春)の好走馬は、5年前のアドマイヤラクティのように、馬群に沈むことがほとんど。強豪相手のG1で能力を出し切って、おつりがないからでしょう。もちろん、天皇賞(春)で好走すれば、重いハンデを課せられてしまうのもあります。

逆にレースを順調に使われている馬が穴メーカーとなりますが、スタミナが問われるレースだけあって、軽ハンデ馬の活躍は目立ちません。軽ハンデが有利でないわけではないのですが、スタートダッシュが問われる短距離戦や、瞬発力比べのレースほど軽ハンデの優位性がないということです。

まとめると適度なハンデでレースを順調に使われている馬、そして前走で長い距離を使われている馬が有利となります。そこにフォーカスすると、買い目が絞れて行きますね♪ 目黒記念もぜひとも当てたいところです(^▽^)/。
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