2021年9月25日(土)の予想

本日1番 中山9R カンナS 芝1200m
 ◎ (6)シゲルファンノユメ ←2着
 〇 (1)コラリン ←1着
 ▲ (8)フミバレンタイン
 △ (4)ジャスパークローネ ←3着
 △ (7)エシェロン
 △ (9)アラクレ
見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にインプロバイザー(-5.0pt)、コラリン、シゲルファンノユメ、フリートオブフット(ともに-2.3pt)、フミバレンタイン、アラクレ(ともに-2.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、前々走の新馬戦では4角で外を回されながらもよく追い込んで2着でしたが、前走でも道中しっかり折り合い、直線で鋭い末脚を発揮して勝利した(6)シゲルファンノユメを推します。前走時、最後の直線で他馬を交わす時に見せた加速力には数字以上のものを感じさせました。前走の未勝利戦の評価はA。これでデビューから2戦連続メンバー最速の上がり3Fタイムを記録。

 2歳のオープン戦だけに、そこまでのペースアップは望めませんが、それでもスピードを生かして勝ち上がって来た馬が多いここは近2走以上の速い流れが予想されます。それならば同馬の末脚が武器になるでしょう。

 ○は、6月の札幌開幕日、後の函館Sで2着馬カイカノキセキが勝利した新馬戦は粒揃いでしたが、そこで4着と善戦した(1)コラリン。前走は出遅れましたが、そこから先行勢の直後までポジションを上げ、4角で仕掛けて先頭に並びかけ、そこから突き放して2着に2馬身半差をつけての快勝。レース内容は新馬戦から着実に良化。道中で上がって行く時に無駄にアクセルを踏んだことを考えると、かなり強い内容でした。前走の未勝利戦の評価はA。今後も期待できる馬だけに、相手本線としました。

 ▲は、前走の福島芝1200mの新馬戦では、好スタートを決めて逃げ切り勝ちした(9)フミバレンタイン。前走は初めてのレースで時計の掛かる馬場だったこともあり、ラスト1Fで大きく失速しましたが、一度レースを経験したことで、体力がついて粘りが増すはず。また、中山の高速馬場ならラスト1Fで極端に甘くなったりしないと見て、3番手評価としました。

 あとは△に出遅れ馬が多発の前走の新潟芝1200mの新馬戦では、好スタートを決めて逃げ切った(4)ジャスパークローネ。前走は序盤では行きたがりましたが、道中ではスピードをコントロールできていただけに、折り合う競馬もえきるはず。前に行く馬を見ながら、好位でレースを進められれば、前走からの前進がありそうです。

 他では、デビューから上昇一途で、前走では新潟直線1000mの外目の悪を利して、2番手から押し切って勝利した(7)エシェロン。同馬は芝1200mの前走でも、速い流れの2番手を追走して強敵◎シゲルファンノユメと0.5秒差(2着)に粘れていることから、この距離でも問題ないはず。前走からさらなる前進があれば通用の余地があります。

 最後に前走は超高速馬場ではあったにせよ、前半3F34秒0-後半3F35秒1のかなり速い流れを、2番手から押し切って勝利した(9)アラクレ。前走は最後が甘くなりましたが、今回は前走ほどペースが速くならないと見て、前からの押し切りを警戒しました。

結論 馬連6-1,8,4,7,9 (30:5:5:5:5) 複勝6 (50)

本日2番 中山9R カンナS 芝1200m
 ◎ (8)マテンロウスカイ ←3着
 〇 (6)ロン ←1着
 ▲ (2)グーデンドラーク
 △ (1)フィフティシェビー

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にマテンロウスカイ(-4.0pt)、フィフティシェビー(-3.3pt)、グーデンドラーク(-3.0pt)、ロン(-2.0pt)、ロードリライアブル(-1.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、前走の小倉2000mの新馬戦は、ゲートは出たなり中団で折り合い、4角では徐々に外に出しながら、出口で進路を見つけてさらに外に出すと、そこから凄い伸びを見せた(8)マテンロウスカイを推します。前走はラスト1Fで一気に伸びて、2着に5馬身の差をつけての圧勝。ゴール板を過ぎても、まだ伸びていただけに、まだまだ余力があったはず。ラスト2Fは12秒2-11秒2。あの急加速感はこの数字に現れていました。強烈なインパクト。新馬戦の評価はAA。重賞で活躍する馬になるはず。今後がとても楽しみな馬だけに、今回の本命としました。

 ○は、前走の函館芝2000mの新馬戦はわずか5頭立てでしたが、マイペースで逃げて2着に3馬身半差をつけて快勝した(6)ロン。ラスト2Fは11秒1-11秒6。ラスト1Fで減速していはいますが、時計が掛かり始めた函館の馬場で逃げたことを考えれば、マズマズの数字と言えます。よって、新馬戦の評価はA。最後までほぼまっすぐに走れており、まだ余裕を感じさせるフットワークをしていたことから、意外と面白い存在になっていくかもしれません。

 ▲は、前走の小倉芝2000mの新馬戦はスタート直後に内の馬を怖がり、少し外にヨレたが、そこから楽に好位につけて、最後の直線半ばでは先頭に立ち、そこからジワジワと後続を引き離して勝利した(2)グーデンドラーク。ラスト2Fは11秒7-11秒9とマズマズでしたが、上がり3Fのタイムは35秒4と同日の芝中距離のレースと比較してもなかなかの好タイムでした。新馬戦の評価はB。全兄に京都2歳Sを勝利したベルラップ、全姉に現在オープンのカセドラルベルがいます。兄姉以上の活躍が期待できそうです。

 あとは△にデビューから上昇一途で、前走のコスモス賞では後の札幌2歳Sの覇者トーセンヴァンノと0.3秒差(3着)の(1)フィフティシェビー。1戦1勝馬が上位の牙城を覆す時は、キャリアが豊富な馬であることが多く、芝1800m戦では二の脚で置かれ気味になることから、距離延長は吉と出る可能性が高いでしょう。

結論 馬連8-6,2,1 (25:20:5) 複勝8 (50)

本日3番 中山4R 3歳以上1勝クラス 芝1200m
 ◎ (5)アメージングサン
 〇 (3)ファイアダンサー
 ▲ (2)ジャガード ←3着
 △ (14)ゼログラヴィティ ←1着
 △ (6)マウンテンムスメ ←2着
 △ (7)ブエナベントゥ-ラ
 △ (13)セイウンダイモス
 △ (15)アヴァノス

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にファイアダンサー(-10.7pt)、ゼログラヴィティ(-10.3pt)、ジャガード(-8.0pt)、アヴァノス(-7.7pt)、マウンテンムスメ(-6.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 しかし、今回の◎には、デビュー2戦目の札幌芝1200mの未勝利戦を逃げて2歳レコードタイムで勝利し、1クラス上の指数をマークした実力馬(5)アメージングサンを推します。その後は気性の問題もあり能力を出せませんでしたが、前々走ではメンバー最速の上がり3Fタイムを記録し、復調気配を感じさせました。前走は馬場の悪い新潟で前へ行き、終始馬場の悪い内を通って苦しくなりましたが、テンのスピードに速さが戻ってきたことは評価できます。今回は休養明けですが、中間は丹念に乗り込まれ、タイムも出ています。ここで復活が期待できるでしょう。

 ○は、3走前より芝路線に転向して、上昇一途の(3)ファイアダンサー。前走は勝ち馬は別格(次走の2勝クラスを快勝)でしたが、出遅れを挽回して先団の直後でレースを運んで、2着接戦をクビ差制しており、このクラスでも通用する指数を記録。ここも上位争いが濃厚でしょう。

 ▲は、チークピーシーズを着用した前々走で一変、出負けしたもののゲートなりで中団まで挽回し、3角で馬群がバラけたところでスムーズに外に出し、直線でしっかり伸びて2着と好走した(2)ジャガード。前走は激走の疲れが出たようで、直線の伸びを欠きましたが、チークピーシーズ着用が良いほうへ出たのは確か。ここは巻き返しが期待できるでしょう。

 以下特注馬として、芝1600mのデビュー戦こそ大敗したものの、その後は芝1200m戦を使われ、上昇一途の(14)ゼログラヴィティ。同馬は前に行ってスピードを生かす競馬で上昇。前走の小樽特別でも逃げてアタマ差2着に好走しました。しかし、中山芝1200mは前半で坂を下るコースで逃げ馬に厳しいコース。同型も出走しているので、狙い下げました。

結論 5-3,2,14,6,7,13,15 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝5 (50)

2021年 オーバルスプリントの予想

逃げ馬揃いの一戦でハイペースは免れないか?

2011年にグレードレースとして生まれ変わり、今年で10年目のテレ玉杯オーバルスプリント。このレースはかつて12月に南関東限定重賞「S2」として行われていましたが、格上げに伴って9月に移行。最近は秋の大一番へ向けての始動戦として、すっかり定着した。

実はこのオーバルスプリントには、「1番人気は勝てない」というジンクスがあって、これまで1番人気が優勝したことがない。昨年1番人気に支持されたノブワイルドもオーバーペースの競馬で3着に敗れている。

他の1番人気馬も2014年のエーシンビートロンや2016年のソルテが2着、2015年にタガノトネール、ヤマニンアンプリメが3着に来ているものの、その他は全て4着以下に敗れている。ただ、これらの大半は、同年の6月以降不出走の休養明けの馬。このレースはここから始動して、大一番のJBCスプリントを目指す馬が多く、そのことも影響しているのだろう。少なくとも休養明けの1番人気馬は疑ってかかったほうが良さそうだ。

逆に「買い」なのは……

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2021年 白山大賞典の予想

例年以上に強豪が集った一戦

本州日本海側および北陸地方唯一の競馬場、金沢で行われる白山大賞典。このレースは、ブリーダーズゴールドカップが牡馬混合のGⅡで行われていた頃は、同レースの3着以内馬が活躍していた。2008年-2013年までの5年間を見ても【2・2・4・0】という成績。2009年のアドマイヤスバル、2011年のシビルウォーなどの優勝馬を始め、2008年にヤマトマリオン、2013年にハタノヴァンクールが2着に好走するなどとにかく活躍が目立ち、その次走のJBC本番で穴を開けたこともあった。

しかし、ブリーダーズゴールドカップが牝馬限定GⅢになってからは、以前ほど実績馬が集わなくなり、交流重賞に新規参戦の新興勢力が活躍している。近3走でJRAの距離1700m以上のダートグレードで連対していた馬の過去10年の成績は……

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【競馬王】仲野光馬騎手インタビュー『キャッスルトップで掴んだ夢舞台』

9月8日発売の『競馬王10月号』では、ジャパンダートダービーをキャッスルトップで制した、仲野光馬騎手を取材しました。ジャパンダートダービー当日の仲野騎手は乗鞍ゼロ。そもそも大井は滅多に乗らないのに、馬場を知り尽くしていた騎乗だったと思いませんか? その真相に迫りました。

また、キャッスルトップは戸塚記念に出走予定ですが、戸塚記念では課題もあるようです。


その他、マカオで初GⅠを制した中野省吾騎手の波乱万丈奮闘記『~着地点を探して~」も掲載中です。特に中野省吾ファンは必見です。