2021年 JBCクラシックの予想

帝王賞馬テーオーケインズは真の王者か?

地方競馬最高の優勝賞金額8000万円(2021年度は東京大賞典と同額)を誇る、JBCクラシック。まさに地方競馬の最高峰レースだが、過去10年で地方馬の3着以内は、2010年のフリオーソ(2着)のみと地方馬受難。中距離路線は中央馬と地方馬の実力差が大きく、容易に狙えない現状だ。

また、JBCクラシックはチャンピオンズカップ、東京大賞典と続く秋ダート三冠の1冠目に当たる。このため先を見据えて帝王賞から直行するなど、休養明けで出走してくる馬も多数。このため休養明けの実績馬vs前哨戦の日本テレビ盃、マイルチャンピオンシップ南部杯の上位の上がり馬という対戦図式となる。

しかし、休養明けかどうかに関係なく、もっとも活躍しているのが…

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2021年 JBC2歳優駿の予想

今年は中央か?それとも地方か?

JBC2歳優駿は2019年まで「北海道2歳優駿」として行われていたが、昨年よりJBCの2歳カテゴリー競走としてリニューアル。第1回の昨年は3着こそ中央馬だったものの、門別のラッキードリーム(8番人気)とトランセンデンス(13番人気)がワン、ツーを決め、馬複1万7980円、3連単37万5940円という波乱の幕開けとなった。

まず、このレースの特徴は、2歳最初のダートグレードであるエーデルワイス賞ほどではないにせよ、地方馬が活躍しているということ。実際に過去10年で中央馬は1着6回、2着5回、3着4回に対して地方馬は1着4回、2着5回、3着6回という成績。エーデルワイス賞よりも中央馬がやや優勢になるのは、秋口から中央の2歳1勝クラスが豊富に施行されることが影響している。

このレースの主な対戦図式は、中央の1勝クラスvs門別の重賞上位馬だが、中央の短距離の1勝クラス組は、距離の壁で取りこぼすことも少なくない。

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2021年 JBCスプリントの予想

外差し馬場で最内のリュウノユキナはどう乗るか?

JBCスプリントは、ダートスプリント路線の頂点を決める一戦。このレースは今年で第21回目を迎えるが、第6回目の川崎開催時にはまさかの『JBCマイル』として行われ、競馬関係者やファンからブーイングを食らったことがあった。それ以降は、距離1000m~1400mで施行されている。

主なメンバーは、前哨戦の東京盃組やマイルチャンピオンシップ南部杯組。近年は芝のスプリンターズSからの参戦も目立つ。また1400m開催時には、JBCクラシックへの出走が叶わなかった同年の白山大賞典の優勝馬が出走して来たこともあった。

本来は前走で同距離が今回と1F前後の距離を使われている馬のほうが有利なはずだが、2.5Fの距離短縮でも白山大賞典の優勝馬が連対してしまうのが、スプリント路線の現状である。2008年にスマートファルコンが、2009年にアドマイヤスバルがともに2着と好走している。近年、スプリント路線はメンバーが充実しているので、それらが出走してくるチャンスはそうないが、前走でスプリント戦に出走している馬よりもマイル~中距離に出走している馬のほうが有力というのを覚えておいて損はない。

つまり、このレースは同年の東京盃に出走していた馬よりも…

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2021年 JBCレディスクラシックの予想

サルサディオーネの距離不安で荒れるか!?

JBCレディスクラシックは、ダート牝馬路線の頂点を決める一戦。このレースは今年で11年目と歴史が浅く、大井1800mで行われることもあれば、今年のように金沢1500mで行われることもあり、JBCクラシックやJBCスプリントを比べても、距離の幅が広い。しかし、距離に関係なく求められるのは、実績と順調さだ。

このレースの最有力馬は、近2走とも牡馬相手のダートグレードに出走して3着以内だった馬。該当馬は、昨年の優勝馬ヤマニンアンプリメのみだが、同馬は2着馬に2馬身、この後に紹介するファッショニスタに8馬身差をつけて圧勝している。このことからも、牝馬が相手のここなら当然、本命候補となるだろう。ただ、そのような馬が出走してくるのは稀なことだ。

そこで主力として紹介したいのが…

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2021年10月31日(日)の予想

おはようございます😊 本日も回収率向上を目指してがんばります! 本日は11レースで打ち止め。12レースの提供はありませんm(__)m。

本日2番 阪神11R カシオペアS 芝1800ⅿ
 ◎ (8)ベステンダンク
 〇 (14)エアロロノア
 ▲ (1)ファルコニア
 △ (3)ウインイクシード
 △ (10)ヴェルコス
 △ (4)ホウオウピースフル
 △ (13)フランツ

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にアドマイヤビルゴ(-19.3pt)、エアロロノア(-19.0pt)、ウインイクシード、ホウオウピースフル(ともに-18.7pt)、フランツ(-18.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 しかし、今回の◎には、2018年の米子Sで5馬身差の圧勝を飾り、2019年以降もオープンやリステッド競走で1着1回、2着2回、マイラーズCでも2着と好走しているように、芝の1600m、1800mでマイペースの競馬ができた場合には、異様な強さを発揮する(8)ベステンダンクを推します。同馬は昨夏以降が不振で、衰えたようにも見せますが、ブリンカー着用2戦目の前々走・米子Sでは、逃げて勝ち馬と0.3秒差(4着)と復調気配を見せました。

 休養明けの前走・京成杯オータムHは、テンが速いうえに出脚が悪く、全く自分の形にならなかったので度外視できます。今回は斤量59㎏でも楽にハナを狙えるメンバー構成。自分の形ならば、巻き返しが期待できます。

 〇は、昨年暮れから破竹の3連勝でオープン入りを果たし、前々走のマイラーズCでは、勝ち馬と0.2秒差(5着)と好走した(14)エアロロノア。前々走はベステンダンクにフォックスクリークが競り掛けて、前半3F33秒3の芝1200mレベルのハイペースになったことで、出遅れて後方からになったことで展開に恵まれた面はあります。それでもここでは地力上位は確か。休養明けの前走ポートアイランドSは、中団外からのロスのある競馬でありましたが、前々走から指数をダウンさせる形で7着に敗れたのは休養明けのぶんでしょう。ひと叩きされての前進が期待します。

結論 馬連8-14,1,3,10,4,13 (10:10:10:10:5:5) 複勝8 (50)

おまけ 阪神10R オータムリーフS ダ1400m
 ◎ (11)トップウイナー
 〇 (4)エアアルマス
 ▲ (6)ドウドウキリシマ
 注 (13)アヴァンティスト
 △ (3)イモータルスモーク
 △ (5)サヴィ
 △ (14)デンコウリジエール
 △ (16)ペプチドバンブー

見解

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にエアアルマス(-28.0pt)、ショーム(-24.3pt)、アヴァンティスト(-23.3pt)、トップウイナー(-23.0pt)、スマッシングハーツ(-22.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、前々走のプロキオンSで2着と好走しているように、ここでは実力が上の(11)トップオブウイナーを推します。前々走は超絶高速ダートで行ったもの勝ちの面がありましたが、スタートから押して鞭も入れて前を主張し、メイショウウズマサの外2番手から押し切った内容は優秀なもの。前走のエルムSは緩みないペースで逃げたために、直線で失速してしまいましたが、スピードは見せました。もともとダ1400mはオープンの欅Sを勝利している実績があるように得意。レースの流れに乗っての巻き返しを期待します。

結論 馬連11-4,6,13,3,5,14,16 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝11 (50)

本日4番 新潟9R 3歳1勝クラス ダ1200m
 ◎ (7)チェックメイト
 〇 (9)コスモノアゼット
 ▲ (11)カインドリー
 △ (4)グルーヴビート
 △ (14)セルフメイド
 △ (1)オーホンブリック
 △ (6)ハイオプターレ

見解

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にスマートルミエール(-7.7pt)、セルフメイド(-7.0pt)、チェックメイト(-6.7pt)、ワンモアエフォート(-5.7pt)、コスモクウェンチ(-1.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、4走前に芝で3着、前々走はダートで3着とこのクラスの安定勢力な3歳馬(7)チェックメイトを推します。前走は好スタートを決め、外からハナを主張してきた3着馬に行かせて2番手外から勝ちに行く競馬。前半3F34秒9-後半3F37秒6の速い流れとなったこともあり、最後は苦はしくなりましたが、5着に粘ったように地力をつけています。前走の厳しい競馬を糧にもう一歩前進を期待します。

 ○は、前走の未勝利戦では外枠から抑えきれない手応えで逃げ馬に並びかけ、4角先頭から押し切って勝利した(9)コスモノアゼット。休養明けの前走は制御不能で暴走してしまいましたが、まともに走れば巻き返せるでしょう。

結論 馬連7-9,11,4,14,1,6 (10:10:10:10:5:5) 複勝7 (50)

本日3番 東京3R 2歳未勝利 芝1600m
 ◎ (5)スリーエクスプレス
 〇 (6)フィレンツェ
 ▲ (12)アグラダーブレ
 △ (1)ハリウッドフェーム
 △ (3)ニシノムネヲウツ
 △ (4)ベアビリーブ
 △ (10)チャレンジャー

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にハリウッドフェーム(0.0pt)、スリーエクスプレス(0.7pt)、ニシノムネヲウツ(1.0pt)、シャノワール(2.0pt)、アグラダーブレ(7.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、新馬戦では4角でかなり大外の張られるロスがありながら2着と好走した(5)スリーエクスプレスを推します。同馬の新馬戦はラスト2Fが11秒2-11秒1と加速する流れ。それを猛烈に追い込んでメンバー最速の上がり3Fタイムを記録した脚は強烈でした。前走はスタートで接触する不利。上位2頭が強すぎたこともあって、離された5着ではありましたが、指数上は大きく負けていません。ここで巻き返しを期待します。

 ○は、新馬戦であることを考慮してもかなりのスローペースで行った、行ったが決まった前走で、内の馬と接触し、かなり後方からの競馬となりながらも、4角で外を回り、メンバー最速の上がり3Fタイムで前との差を詰めて6着と善戦した(6)フィレンツェ。スタートを決めて中団くらいでレースを運べれば前進があると見て、対抗評価としました。

 ▲は、新馬戦では五分のスタートを切って先行したものの、向正面で包まれてポジションダウンし、3~4角では後方から外目に出して直線序盤で進路を確保したものの、ラスト2Fを11秒5-11秒6の加速に対応できずに7着に敗れた(12)アグラダーブレ。前走は位置取りを悪くしてしまったことが主な敗因。スムーズな競馬ならば、巻き返せるでしょう。

 あとは△に新馬戦で勝ち馬と0.2秒差(4着)、今回の出走馬の新馬戦比較では指数NO.1の(12)アグラダーブレ。前走は好位の外々からコーナーで押し上げながらの競馬。及第点の内容でした。

 他では新馬戦では4着でしたが、前走の未勝利戦では逃げてクビ差2着の(3)ニシノムネヲウツ。同馬はテンよし、中よし、終いよしのワンペース型。前々から粘り込みを図る競馬が好ましく、相手強化も同型不在のここは警戒が必要でしょう。

結論 馬連5-6,12,1,3,4,10 (10:10:10:10:5:5) 複勝5 (50)

2021年 皐月賞の予想

おはようございます😊 本日も回収率向上を目指してがんばります!

本日4番 新潟9R 3歳1勝クラス ダ1200m
 ◎ (7)チェックメイト
 〇 (9)コスモノアゼット
 ▲ (11)カインドリー
 △ (4)グルーヴビート
 △ (14)セルフメイド
 △ (1)オーホンブリック
 △ (6)ハイオプターレ

見解

 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にスマートルミエール(-7.7pt)、セルフメイド(-7.0pt)、チェックメイト(-6.7pt)、ワンモアエフォート(-5.7pt)、コスモクウェンチ(-1.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、4走前に芝で3着、前々走はダートで3着とこのクラスの安定勢力な3歳馬(7)チェックメイトを推します。前走は好スタートを決め、外からハナを主張してきた3着馬に行かせて2番手外から勝ちに行く競馬。前半3F34秒9-後半3F37秒6の速い流れとなったこともあり、最後は苦はしくなりましたが、5着に粘ったように地力をつけています。前走の厳しい競馬を糧にもう一歩前進を期待します。

 ○は、前走の未勝利戦では外枠から抑えきれない手応えで逃げ馬に並びかけ、4角先頭から押し切って勝利した(9)コスモノアゼット。休養明けの前走は制御不能で暴走してしまいましたが、まともに走れば巻き返せるでしょう。

結論 馬連7-9,11,4,14,1,6 (10:10:10:10:5:5) 複勝7 (50)


本日1番 東京11R 天皇賞(秋) 芝2000m
 ◎ (9)グランアレグリア
 〇 (1)コントレイル
 ▲ (10)カイザーミノル
 △ (4)ポタジェ
 △ (6)トーセンスーリヤ
 △ (5)エフフォーリア
 △ (15)ヒシイグアス

見解

■33年間も逃げ切り勝ちなし

 天皇賞(秋)は1987年のニッポーテイオー以来、33年間も逃げ切りが決まっていません。歴史上は1991年にプレクラスニーが逃げ切り勝ちを収めていますが、これは1着入線したメジロマックイーンの降着によるもの。

 1998年にあのサイレンススズカは5F57秒4の驚異的なタイムで通過したものの、大欅の向こう側に消え、2015年のエイシンヒカリはデビュー戦以来の折り合う競馬を選択。また、2017年に逃げると思われていたキタサンブラックは出遅れ、デビュー以来初の後方から道中追い上げる形。サイレンススズカで逃げた武豊騎手がその後、積極的に逃げなくなったのは、天皇賞(秋)が行われる東京芝2000mは、良馬場でも逃げ切るのが難しいと知っているからでしょう。

 なぜ難しいのかというと、Bコース替わりなどの影響も多少ありますが、東京芝2000mは1角奥のポケット地点からスタートすることが一番の理由だと言えます。このポケットは東京芝2000m専用のため、芝状態がとても良く、各馬の出脚がつきやすいもの。すぐにコーナーを迎えるので外枠の馬はすぐに切り込んでくるし、それに邪魔されまいと、逃げたい馬は序盤から加速し、2角で先頭を奪うという意識で騎乗しなければならない。

 序盤からスピードに乗せて行かせたうえに、更に次の3角までの距離が長いとなると、逃げ馬は容易に息を入れられない。レースの前半3F目までが速くても4F目で息を入れれば、最後の直線で余力を残せますが、4F目でしっかり息を入れないと、最後の失速に繋がります。

 逃げ馬が逃げ切れない理由は上記の通りですが、この世の万物同様に騎乗法も進化するもの。2014年以降は極端なほどのスローペース化が起こっています。近年は逃げ馬が2角で先頭を奪うのではなく、2角を過ぎてから先頭を奪う意識で乗っているようです。実際にかつては逃げ馬受難で、差し、追い込み馬台頭のレースでしたが、2014年以降に良馬場で行われた年は、先行~中団からの押し切りが目立っています。

 2018年のキセキが3着、2019年のアエロリットが3着、昨年のダノンプレミアムは4着。天皇賞(秋)で逃げ馬が逃げ切る日はそう遠くないかもしれません。今年は逃げ馬不在。スローペースが予想されるだけに、前からでも押し切れる可能性はあるでしょう。

 ■予想

 そこで◎には数々のG1レースを優勝した名馬(9)グランアレグリアを推します。同馬は前々走のヴィクトリアマイルで、4馬身差の快勝で自己最高指数「-27」を記録。前走の安田記念は五分のスタートを切りましたが、促しつつもあまり進んでいかず、後方に近い位置になった。レースが淡々と流れた中で、3~4角でも後方中目でダノンキングリーの後ろ。直線で同馬が外に出したタイミングでそのスペースに詰め、中団馬群を捌いてラスト2Fからグンと伸びてアタマ差2着。

 前走で見せた手応えの悪さから、前々走で走り過ぎた直後のレースということもあり、万全の状態ではなかったと推測されます。この辺りはヴィクトリアマイルで4馬身差の快勝後、安田記念で2着に敗退した昨年のアーモンドアイに良く似ています。グランアレグリアは立て直された今回、状態面は上がってきているはずで、アーモンドアイ同様にこの舞台での復活劇を期待したくなるところ。

 ただアーモンドアイと違うところは、グランアレグリアは長い距離の経験自体が少ないこと。今春の大阪杯は、土塊が飛ぶかなりタフな馬場でレイパパレがハイペースでレースメイクした中、コントレイルよりも前の好位から、4角で外に出して勝ちにいっての4着と悪くない内容。馬場が悪化しなければ距離2000mにも問題なさそうです。スタミナが不足する休養明けで、強気に勝ちに行く競馬をした場合は、最後に息切れを起こす危険性もありますが、普通に乗れれば当然チャンスは大きいでしょう。

 ○は、無敗の三冠馬(1)コントレイル。デビュー2戦目の東京スポーツ杯2歳Sで記録した指数はかつてのナリタブライアンを思い出させるもので、どこまで強くなるのかと期待されました。しかし、必勝が期待された昨年のジャパンCでは上の世代のアーモンドアイに敗れてしまいました。三冠路線のライバルだったサリオスも古馬混合戦になってからはやや苦戦気味で、レベルが低調気味な世代だったと評価されるのも仕方ありません。

 また前走の大阪杯は3着に敗退。これでコントレイルの評価は大きく下がってしまったよう。しかし、前走は休養明けで土塊が飛ぶかなりタフな馬場で、レイパパレがハイペースでレースメイク。そんな中で中団待機から4角で外に出し、勝負に出たグランアレグリアのさらに外から勝ちに行く競馬。グランアレグリアにはアタマ差先着したものの、最後に失速してしまったのは瞬発力型のコントレイルにとってはある意味、当然のこと。評価を落とす内容の競馬ではありませんでした。

 同様な敗戦だったグランアレグリアが次走のヴィクトリアマイルで快勝したことからも、評価を落としてはいけないでしょう。今回は立て直され、ほぼ能力を出せる状態にあるhず。引退まであと2戦、おそらく天皇賞(秋)70%、ジャパンC30%くらいの勝負度合いの配分になると見る。ここは三冠馬の名誉を汚さないためにも、優勝を期待したいです。

 ▲は、ブリンカー効果があったようで、今年2月の3勝クラス・斑鳩Sを休養明けながら好指数で優勝するとマイラーズC、京王杯スプリングCと重賞で連続3着と本格化した(10)カイザーミノル。前々走の朱鷺Sでは休養明けながら、自己最高指数を記録して勝利と、さらに実力をつけています。

 前走の毎日王冠は一気に距離延長のレース。大敗もあるかと見ていましたが、トーラスジェミニの逃げで決して前が楽な状況下ではない中で、好位から流れに乗って勝ち馬と0.3秒差の5着に善戦。地力強化とスタミナがかなりあることを同時に証明しました。意外にも中距離以上に適性がある可能性を示した前走。今回は鞍上が横山典騎手ということもあり、他馬の手方ひとつで逃げる可能性もありますが、レースを順調に使われている強みを生かして、上位入線の可能性は十分にあります。

 あとは△に金鯱賞3着、新潟大賞典2着、毎日王冠3着とここ3走は重賞で好走を連続して続けてきている(4)ポタジェ。同馬は金鯱賞のようなタフな馬場も毎日王冠のような超高速馬場も、スローペースも、ハイペースもこなせるのが強みである一方、ワンパンチ足りないのも確か。しかし、毎日王冠の上位2頭が不在の中、同レースでしぶとく先行して粘り込んでの3着なら、ここも善戦可能と見て警戒しました。

 他では、前々走の函館記念はレッドジェニアル、マイネルファンロンが競り合って前半3F34秒4、5F58秒5というかなり速い流れを、やや離れた単独3番手からレースを進め、3角外からじわりと上がり4角ではもう先頭、序盤で1馬身、ラスト1Fで3馬身後続を引き離して完勝した(6)トーセンスーリア。同馬は前々走で自己最高指数を記録。

 前走の新潟記念では五分のスタートを切ったものの、意識的に位置を下げて中団外目で脚を温存し、3~4角でも中団外々から直線では更に馬場の良い外に出し、ラスト2Fでは先頭、しかし、そのさらに外から強襲したマイネルファンロンに差され、クラヴェルとの2着争いをハナ差で制しての2着確保。前走は鞍上の好判断が功を奏しての2着ですが、自己最高指数を記録した後の一戦で崩れずに走れたのは、地力強化の表れでもあり、軽視禁物でしょう。

 さらに皐月賞馬で日本ダービーでも2着と、3歳世代の主役(5)エフフォーリア。皐月賞は3角先頭に立ったタイトルボルダーが菊花賞を制したように前が厳しい流れ。また、同レースで馬場の内を突いた馬が次々と巻き返しているように、馬場の内が伸びない日でもありました。前と内が不利な流れを、終始好位の内から抜け出して優勝した内容は十分に褒められます。

 逆に前走の日本ダービーは、超スローペースで速い上がりが求められた中、最内枠を利して2列目の内でレースを進め、3角では進路がなく3列目までポジションダウン。完全に包まれたものの、直線の入りで空いた中目を一瞬で捌いて、ラスト2Fで先頭に立っての2着でした。最後が甘くなって内からシャフリヤールにハナ差ほど差されたものの、進路取りで包まれても空いたところを一気に突ける性能の高さを見せつけた一戦でした。ただし、春の時点では指数不足。また、今回はおそらくジャパンCが目標の始動戦であり、今回は取りこぼしがあっても不思議ではないので狙い下げました。

 最後に昨年11月のウェルカムSを休養明けながら好指数で勝利すると、中山金杯を優勝し、更には想定以上の上昇を見せ、中山記念まで優勝してしまった(15)ヒシイグアス。中山記念は前へ行った3頭が後続を離して進み、緩みないペース。同馬は離れた単独4番手。向正面でもペースが緩まない中、ケイデンスコールが内から上がってきて3列目の外。直線ではしぶとく伸び内のケイデンスコールと一緒に前との差を詰め、ラスト1Fで先頭にいたウインイクシードを捕え、更にケイデンスコールを競り落としてのクビ差の優勝。ケイデンスコールは完璧に最内を立ち回っており、内容はそれ以上のものでした。

 順調だったなら大阪杯でも好走が期待されたが、中山記念好走の疲れを取るための休養が長引き、今回は約8ヵ月の休養明けの一戦。順調さの面で微妙です。息持ちの不安点を補う上で待機策からの追い込み競馬ならば、ひょっとしたらとも思えるので、買い目に加えます。

結論 9-1,10,4,6,5,15 (20:8:8:8:3:3) 複勝9 (50)

2021年 アルテミスS・スワンSの予想

おはようございます😊 本日は重賞レースは2つもあります✨✨✨

本日1番 阪神11R スワンS 芝1400m
 ◎ (10)クリノガウディー
 〇 (16)ファーストフォリオ
 ▲ (6)ホウオウアマゾン
 注 (14)ステルヴィオ
 △ (2)サウンドキアラ
 △ (5)セイウンコウセイ
 △ (11)フィアーノロマーノ
 △ (17)マイスタイル

見解
 今年は阪神芝1400mで行われるスワンS。京都芝1400mは前半で坂を上がって、後半で下るコース形態のため、昨年のこのレースでカツジが逃げ切り勝ちを決めたことが記憶に新しいように、過去10年で逃げ馬の成績が1着3回、2着2回、3着1回という、「逃げ馬逃げ切りコース」です。一方、阪神芝1400mは、スタートして平坦~下り坂となるためテンが速くなる傾向があり、阪神Cの過去10年を見ても、逃げ馬の逃げ切りが2度しか決まっていません。(逃げ馬の2着、3着はゼロ)

 今年は前走で芝1600m戦を使った逃げ馬マイスタイルが大外枠。こうなると内枠のセイウンコウセイ、ルークズネスト、ホウオウアマゾン辺りがマイスタイルの出方ひとつでハナへ行く可能性もありそうです。いずれにせよ、平均よりもペースが速くなるでしょう。

 そこで◎には、初めての芝1200m戦となった一昨年の高松宮記念では、3列目の外からレースを進め、直線の上り坂で動いてゴール手前でモズスーパーフレアを捉えて1着入線した(10)クリノガウティーを推します。前記の高松宮記念では直線で動いた際に内に刺さり、内から伸びて来ていたダイアトニックの進路を妨害。1着→4着降着となりました。

 しかし、同馬は近走で鞍馬S、安土城Sを連勝し、前々走のセントウルSでも3着と善戦。特に3走前の鞍馬Sは出たなりで中団の外からレースを進め、直線で内に切れ込みながら抜け出し、ラスト1Fでは先頭。一旦は3馬身ほど差を広げて完勝。この時に高松宮記念1着降着時を1pt上回る、自己最高指数「-22」を記録しました。このことから今が充実期と言えます。前走のスプリンターズSは休養明けのセントライト記念で好走した反動で終いの伸びを欠きましたが、今回のメンバーならば能力値1位でもあるだけに、巻き返しが期待できるでしょう。

 ○は、エピファネイア、リオンディーズ、サートゥルナーリアの妹が、ここへ来て差す競馬で軌道に乗った(16)ファーストフォリオ。前走の日高Sは五分のスタートを切りましたが、中団まで位置を下げ、そこから内をロスなく立ち回り、直線では前が壁。しかし、慌てずにラスト1Fで外に出すと、そこからグンと伸びて勝利しました。

 同馬は勝ちに行く競馬をすると、3走前の函館日刊スポーツ杯時のように脆さを見せるので、前に馬を置いて差す競馬をしたいタイプ。こういうタイプはペースが遅いと内に入れての競馬になるので、スムーズさを欠くことが多いもの。しかし、ペースが上がる上級条件だと折り合いにそこまで気を使う必要がないので、ここでの一発に期待しました。

 ▲は、3走前の朝日杯フューチュリティSでは、レース中にトモの跛行を発症し、初めて連対を外す形となったものの、立て直された前々走のアーリントンCでは、成長力も見せつける復活のVを達成した(6)ホウオウアマゾン。前々走は逃げるピクシーナイトの2番手でレースを進め、4角出口でじわっと仕掛けて直線序盤で一気に加速して先頭。外から食らいつくリッケンバッカーを1馬身4分の1差ほど、余裕を持って振り切りました。

 ホウオウアマゾンの未勝利勝ちも重馬場だったことから、時計の掛かる馬場でしぶとさを生かす競馬は向いているのでしょう。このため前走のNHKマイルCは超高速馬場だったことや、休養明け好走の反動で9着に敗れましたが、再び立て直されての今回は巻き返しに期待します。阪神芝コースはそこまで高速馬場ではなく、ラスト1Fで急坂があって、上がりも掛かるので、この馬にはまずまず都合のいい条件。また、キャリアの浅い3歳馬なので、休養中の更なる成長もありそうです。

 以下特注馬として、馬番1番を利して好位の最内をロスなく立ち回り、2018年のマイルCSを制した(14)ステルヴィオを推します。同馬はその次走の大阪杯からノド鳴りを発症し、成績が低迷。それが理由で短距離を使われ、昨春の京王杯スプリングCで2着、昨秋のスワンSも2着と善戦しました。

 ノド鳴り手術による長期休養明けの前走・京王成杯オータムHは、コントラチェックが緩みないペースで逃げて消耗戦に持ち込んだために、先行したステルヴィオは7着に敗れました。それでも展開に恵まれた勝ち馬と0.4秒差。今回は前走ほどペースが上がる要素がないので、ひと叩きされての前進に期待しました。理想を言えばマイル、芝1400mなら昨年の京王杯スプリングCやスワンS時のように、もう少し時計が掛かって欲しいところですが、極端に速い馬場ではない阪神なら、守備範囲でしょう。

 他では、2017年の高松宮記念の覇者であり、2019年の高松宮記念でも2着の(5)セイウンコウセイ。同馬はさすがに全盛期ほどの地力はありませんが、前走のキーンランドCでも速い流れを先団の後ろから3~4角の外を回って、メイケイエールの直後から最短距離を立ち回った勝ち馬レイハリアと0.1秒差(3着)に善戦。GⅡ~GⅢなら、まだ上位争いに加われる実力はあります。

 昨春の京成杯スプリングCでも、特注馬ステルヴィオと0.1秒差(5着)に善戦しているように、芝1400mでも問題ないでしょう。むしろ、近走の芝1200m戦ではペースを問わず、時計が掛かる決着でしか通用していないことを考えると、芝1400mで楽に逃げ、番手という競馬が理想的と感じます。

 更に一昨年のダービー卿CTの優勝馬であるものの、一昨年暮れからスプリント戦を使われ、阪神C、阪急杯でともに2着の(11)フィアーノロマーノ。同馬は休養明けの前々走、京阪杯でも五分のスタートを切ったものの、そこから押して押しての忙しい競馬で中団外から上がっていく競馬で、ゴール寸前でカレンモエをクビ差捉えて優勝。芝1200mでもダメではありませんが、楽に追走できる芝1400mがベスト。今回は骨折による長期休養明けになりますが、警戒が必要でしょう。

 最後に2018年の洞爺湖特別、五稜郭特別、2019年の函館記念を逃げ切り勝ちしているように、前に行って揉まれない競馬をしてこその(17)マイスタイル。同馬は一昨年のマイルCSでもマイペースで逃げて4着。長期休養明けの4走前のダービー卿CTでも、差し、追い込み馬が台頭する展開を自ら演出しながらも4着。休養明けの前走、関屋記念でもマイペースの逃げで4着に粘りました。

 前走の京成杯オータムHは休養明け好走後で、出脚や反応が悪く、揉まれたために最下位に敗れました。しかし、大敗から巻き返すのが逃げ馬。今回は距離が短いですが、ハナを狙えるメンバー構成ですし、昨年のこのレースで3着と好走しているように、外々から揉まれない競馬なら、上位食い込みが可能でしょう。

結論 馬連10-16,6,14,2,5,11,17 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝10 (50)

本日2番 東京11R アルテミスS 芝1600m
 ◎ (7)サークルオブライフ
 〇 (11)ミント
 ▲ (4)シンティレーション
 △ (6)フォラブリューテ
 △ (10)シンシアウィッシュ
 △ (2)ベルクレスタ
 △ (9)ロムネヤ

見解

 ◎には新馬戦では3着だった(7)サークルオブライフを推します。デビュー2戦目の前走は飛び上がるようなスタートで大きく出遅れてしまい、道中は最後方からの競馬となりました。しかし、3角から捲り上げ、4角では2番手まで上がっていく負担の大きい競馬。

 このレースぶりでは並みの馬は最後に失速してしまうものですが、サークルオブライフは直線に入っても脚が衰えず、ラスト2Fを12秒0-11秒9と加速しながらゴールしました。出遅れのロス、捲り上げるロス、そして最後まで減速せず。多くの不利を能力でカバーしたレースぶりから、能力の天井はもっと上と見て、本命馬としました。(前走評価A)

 ○は1戦1勝馬ながら、能力値はシンティレーションに次ぐ2位タイの(11)ミント。新馬戦は大外枠。駐立が悪く、スタートがあまり良くなかったが、中団後ろで口向きの悪さを見せながらも折り合うと、直線では馬場の良い外目を最後までしっかり伸び、2着に3馬身半差をつけて完勝しました。

 指数も新馬戦としては優秀な部類。なかなか強く、更に最後までほぼ真っ直ぐに走れていた点から、体幹の強さも感じることができ、高く評価いました。ただし、ラスト2Fは11秒1-11秒9と大幅に減速。この日の新潟芝は稍重でタフな馬場。そこまで余裕を残して勝てたわけではないでしょう。秘めた素質は高そうですが、すんなりと上昇しない可能性もあるので対抗評価としました。(新馬戦評価A)

 ▲はトップキャストが高指数で快勝した新馬戦で、離された2着だった(4)シンティレーション。トップキャストは新馬戦の疲れが強く残って、次走の札幌2歳Sでは2番人気に支持されながらも、5着に敗れました。しかし、シンティレーションは新馬戦では同馬に3馬身半も離されていたので、疲れが残らなかったようで、前走では上積みを見せました。内枠を利して積極的にハナに立ち、2着に2馬身半差、3着には8馬身半差をつけての勝利。指数は前記レースの2週前に行われた、オープンのコスモス賞と同等なもの。なかなか優秀だったと言えます。

 ただこのタイプは次走折り合ってさらにグンと指数を伸ばすパターンと、ただの好走条件が逃げ限定タイプで好凡走の波が激しいパターンかに分かれます。今回同型のロムネヤが「控えて終いを生かしたい」とコメントしているので、再び逃げられる可能性もありますが、前走からの1Fの距離短縮となると、楽に逃げられない可能性もあるので3番手評価としました。(前走評価A)

 あとは△に1戦1勝ながら、能力値は2位タイの(6)フォラブリューテ。新馬戦は先団から大きく離れない中団で脚をタメて、直線で外に出して前が開くと、そこからしっかりと伸びて2着馬に4馬身差をつけての完勝。上がり3Fタイムも33秒0と悪くなく、ラスト2Fは11秒1秒-11秒4。最後の減速は少ない部類ですが、直線でややヨレていたあたり、そこまで余裕はなかったのかもしれません。ただ、前走から12週ぶりのレースですから、成長している可能性はあるでしょう。(前走評価A)

 他では1戦1勝ながら、能力値は5位タイの(10)シンシアウィッシュ。新馬戦は外枠からスタートを決めて、スッと位置を下げて折り合い、中団中目からの競馬。直線で外に出すと最後までしっかり伸びて3馬身差の快勝。レースセンスの高さを感じさせました。

 ラスト2Fは10秒9-11秒5とやや減速してしまいましたが、上がり3Fは33秒5。このタイムは当日他のレースとの比較で、直線1000mの出走馬を除けば最速タイム。この点はかなり優秀で評価できます。(前走評価A)

 更に6月中京のセリフォス(次走、新潟2歳S優勝)が勝利した新馬戦で2着だった(2)ベルクレスタ。前走はよほど変な競馬をしなければ順当に勝利するだろうと見ていましたが、中団で折り合って2着馬を3馬身半引き離しての勝利でした。

 前走は相手に恵まれ、レースが末脚勝負となった中で上手く脚をタメたことが功を奏した面はありますが、デビューから2戦連続でメンバー最速の上がり3Fタイムを記録した点は評価できます。ただ、今回は休養明けで重賞挑戦となるために狙い下げました。(前走評価A)

 最後に1戦1勝ながら、能力値は5位タイの(9)ロムネヤ。新馬戦は好スタートを決め、マイペースの逃げ切りV。ゆったりしたペースに持ち込み、ラスト3Fから少しずつペースアップ。直線を向き、直後につけていたロードカテドラルと一緒に後続を突き放し、3着馬を5馬身引き離しての一騎打ち。ラスト2Fは11秒5-11秒5で、最後まで逃げ脚は衰えていませんでした。テンよし、中よし、終いよしの優秀な内容。

 まだまだ上積みがありそうで、このレースでクビ差2着だったロードカテドラルも次走で未勝利戦を勝ち上がっています。この馬も更に良くなる可能性もありますが、楽に折り合えるかという不安や、折り合った場合にどれだけの末脚が使えるのかが未知数で狙い下げました。(前走評価A)

結論 馬連7-11,4,6,10,2,9 (10:10:10:10:5:5) 複勝7 (50)

2021年10月24日(日)の予想

おはようございます✨ 本日1番は菊花賞。12レースの予想は出さない予定ですm(__)m。

おまけ 阪神10R 元町S 芝1600m
 ◎ (7)リッケンバッカー
 〇 (5)タンタラス
 ▲ (10)ノルカソルカ
 △ (12)ロードシャムロック
 △ (4)リトミカメンテ
 △ (6)キャッチミーアップ
 △ (8)ヴァトレニ
 △ (11)スカーフェイス
見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にノルカソルカ(-17.7pt)、ヴァトレニ(-16.3pt)、タンタラス(-15.0pt)、エアファンディタ、スカーフェイス(-14.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 しかし、今回の◎には、3走前のアートントンC2着、NHKマイルC4着の実績馬(7)リッケンバッカーを推します。前走のラジオNIKKEI賞は、そこまで瞬発力まかせのレースをしていたためにタフな馬場、タフな流れに対応できなかったもの。立て直されて芝のマイル戦ならば、巻き返しが期待できます。

結論 馬連7-5,10,12,4,6,8,11 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝7 (50)

本日3番 東京10R 甲斐路S 芝2000m
 ◎ (10)バジオウ
 〇 (4)オメガラヴィサン
 ▲ (11)トラストケンシン
 △ (2)デュアライズ
 △ (7)イロゴトシ
 △ (1)レッドルーヴル
 △ (3)ダイワダグラス
見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にイロゴトシ、トラストケンシン(ともに-15.0pt)、シュヴァリエローズ、バジオウ(ともに-14.7pt)、サペラヴィ(-12.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、4走前のセントポーリア賞ではグレートマジシャンの2着、前々走のプリンシパルSは2番手から危なげないレース運びで完勝の(10)バジオウを推します。前走の日本ダービーは内て包まれるチグハグなレースぶりで9着に敗れましたが、今回のメンバーでは素質上位。ここは決めたい!!

結論 馬連10-4,11,2,7,1,3 (10:10:10:10:5:5) 複勝10 (50)

本日2番 東京9R tvk賞 芝2000m
 ◎ (9)ノースブリッジ
 〇 (2)アルディエンテ
 ▲ (5)セントオブゴールド
 注 (3)グランオフィシエ
 △ (4)コスモスタック
 △ (6)ニシノオイカゼ
見解
PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にノースブリッジ(-12.3pt)、ニシノオイカゼ(-12.0pt)、セントオブゴールド(-11.3pt)、グランオフィシエ(-11.0pt)、アルディエンテ(-10.7pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、新馬戦でルペルカーリアを4着に降して勝利し、その次走の中山芝2000m戦・葉牡丹賞では、逃げて向正面の下り坂から動いて押し切る強い内容を見せつけた(9)ノースブリッジを推します。葉牡丹賞は前半3F37秒8のかなりのスローペースでしたが、中盤の緩みが少なく、逃げ馬が楽勝できるほど遅いペースでもありませんでした。しかし、4馬身差の圧勝を収めた辺りから、かなりの持久力の持ち主と受け取ることができます。

 同馬はその後に挫跖で休養し、クラシックに間に合わせたい一心で急仕上げで青葉賞に出走。これは13着大敗でも仕方ありません。前走のラジオNIKKEI賞は、スタートと二の脚の速さで先頭に立ったワールドリバイバルの進路を1角で締め、外からタイソウがワールドリバイバルに並びかけてきたのを見計らって、1~2角でブレーキをかけ、ワールドリバイバルを徹底して行かせない形。これが功を奏してノースブリッジは、ややスローペースでレースを支配することができ、それゆえに3着に粘れました。

 前走のセントライト記念は、最序盤はノースブリッジ、タイトルホルダーの隊列でしたが、大外枠でスタートが悪かったワールドリバイバルが、無理目にハナを奪う形。これによりノースブリッジは位置を下げ、タイトルホルダーはワールドリバイバルの直後。しかし、当時は内から3頭目まで馬場が悪かったために、直線では最内を逃げたワールドリバイバル、内から2頭目2番手のルぺルカーリア、内から3頭目3番手のグラディアスが揃って失速。ワールドリバイバルの直後でレースを進めた同馬は、前3列の失速により、外にも出せず、ドン詰まりの10着と不完全燃焼でした。

 昨日の富士Sで最内ワールドリバイバル、ノースブリッジの直後でドン詰まりになって14着に敗れたタックスヘブンが、10番人気で3着に巻き返していることから、ノースブリッジの巻き返しもより現実的なものとなるでしょう。

結論 馬連9-2,5,3,4,6 (15:15:10:5:5) 複勝9 (50)

おまけ 阪神8R なぜしこ賞 ダ1400m
 ◎ (4)イチネンエーグミ
 〇 (7)リメイク
 ▲ (3)コンクパール
 △ (2)セキフウ
 △ (6)カセノダンサー
 △ (9)レイワホマレ
 △ (15)フェズカズマ

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にコンクパール、リメイク(ともに-11.0pt)、カセノダンサー(-7.3pt)、レイワホマレ(-6.0pt)、イチネンエーグミ、エトワールジェンヌ、ナツイロノオトメ、ワンエルメス(ともに-5.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、前々走の新馬戦では逃げながらもメンバー最速の上がり3Fタイムを記録して勝利した(4)イチネンエーグミを推します。同馬は2歳馬ながら馬体重538キロ、今回さらに増えて馬体重542キロと、メロディーレーンよりも約200キロも大きい馬。「小学校の運動会に中学生が混じいる」と形容したくなるほど、他の馬と大きさが違います。

 どうしてもそこに目が奪われるのですが、前々走は迫力満点の逃げで、今回のメンバーに入ると、指数も優秀でした。前走は芝のレースで大敗してしまいましたが、ダート替りのここは巻き返しに期待します。今回は距離延長の不安やコンクパールの2番手になる可能性もあり、折り合い面の不安もあるのですが、不当に人気がないので“GOGO”です。

結論 馬連4-7,3,2,6,9,15 (15:15:5:5:5:5) 複勝4 (50)


本日4番 阪神6R 1勝クラス ダ1600m
 ◎ (6)ヴァジュランダ
 〇 (5)アウサンガテ
 ▲ (3)ロードトランス
 注 (10)アルーブルト
 △ (1)ハイオソラール
 △ (4)ワンダーアマルフィ
 △ (9)ハイエストポイント

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にアルーブルト(-14.3pt)、ヴァジュランダ(-10.0pt)、ハイエストポイント(-8.7pt)、ハイオソラール、ロードトランス(-7.0pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、デビューからずっと芝に使われて来た馬ですが、前走は初ダートに起用されると、五分のスタートから二の脚の速さで2番手につけ、3着馬に7馬身以上の差をつけて勝利した(6)ヴァジュランダを推します。前走指数は1勝クラスでも通用するレベルのもの。今回は休養明けになりますが、ダートでの能力はもっと上のものと見て、本命としました。

 ○は、休養明け&初ダートの前走ではやや出負けして、後方2列目の内でレースを進め、じわじわ伸びて6着と善戦した(5)アウサンガテ。初めてのダート戦では大概出遅れるので、それ自体は減点材料ではありません。ただ、本来は先行馬だけに、自分の型の競馬ができなかったのが、上位馬に大きく離された理由でしょう。ダートに慣れて五分のスタートを決められれば前進があると見て、対抗評価としました。

結論 馬連6-5,3,10,1,4,9 複勝6 (50)

おまけ 東京2R 2歳未勝利 芝1400m
 ◎ (3)サバイバルアート
 〇 (9)スンヌンタイ
 ▲ (11)ランプロティタ
 △ (7)ショウナンナウシカ
 △ (1)ワンリオン
 △ (4)ベルベリス
 △ (5)ソーブラック
 △ (8)エテルナメンテ

見解
 PP指数の各馬の(前走指数+前々走指数+近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にスンヌンタイ(-1.0pt)、ワンリオン(0.0pt)、ランプロティタ(2.3pt)、ショウナンナウシカ(3.0pt)、サバイバルアート(4.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

 そこで◎には、新馬戦で2着した実力馬(3)サバイバルアートを推します。前走は新馬戦から距離が短くなり、本来ならばやや後方からのレースになるのが自然なところだった一戦。ところがやや出負けからポジションを無理に取りに行く競馬。更に直線では馬場が外に比べて内が悪い状況に中、内を通って苦しくなったもの。今回は前走で出して言っているぶん、レースの流れには乗りやすいはず。巻き返しを期待します。

 ○は、芝1200mの近2走で逃げて2着、3着の(9)スンヌンタイ。今回は1Fの距離延長。それが好ましいかはともかく、ここは楽に逃げられるメンバー構成だけに、期待が高まります。

 ▲は、中山芝1600mの新馬戦で2着の(11)ランプロティタ。新馬戦はタフな馬場。また、新馬戦としては緩みないペースで流れて、そこで好走したために、前走は反動が出てドボン。しかし、もともとの強さから巻き返して来るでしょう。

結論 馬連3-9,11,7,1,4,5,8 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝3 (50)

2021年 菊花賞の予想

おはようございます✨ 菊花賞は人気馬に死角があり、わりと現実的な高配当を狙った予想をしました😊

本日1番 阪神11R 菊花賞 芝3000m
 ◎ (3)タイトルホルダー
 〇 (1)ワールドリバイバル
 ▲ (16)グラティアス
 注 (8)エアサージュ
 △ (5)レッドジェネシス
 △ (7)ディープモンスター
 △ (10)モンテディオ
 △ (11)ディヴァインラウ

見解
 ■今年の菊花賞は阪神芝3000mが舞台

 今年の菊花賞は阪神大賞典と同じ、阪神芝3000mで行われます。京都芝3000mは上り坂スタートで前半ペースが上がりにくく、最後の直線も平坦。このため逃げ、先行馬が2週目の3角の下り坂(ラスト4F地点)からスパートしても押し切れることが多いもの

 阪神芝3000mも仕掛けのポイントが京都芝3000mと同じ2週目の3角の下り坂になることが多いが、平坦スタートで京都芝3000mよりも前半ペースが上がりやすいことや、ラスト1F付近に急坂があるため逃げ、先行馬が最後に失速してしまうことが多い。また、京都芝3000mは向正面が上り坂でマクリ馬が出現しにくいのに対し、阪神芝3000mは向正面が平坦なので、度々マクリ馬が出現し、仕掛けのポイントが速くなって前が崩れることもあります。

 ただし、阪神芝3000mでも前半ペースが速くなく、マクリ馬を出現させるほど遅くもないペースで行けば、逃げ、先行馬が押し切ることも十分可能。実際に阪神大賞典の過去10年では逃げ馬の連対こそありませんが、3着は3回。3角5番手以内の馬が7勝もしています。

 一方、追い込みは2着が1回。しかし、その追い込みはキセキがド派手に出遅れ、向正面で一気に捲って先頭に並びかけたことで、前2頭がそれに抵抗して一気にペースアップしたもの。ラスト7F目が最速という、異常な早仕掛けのレースとなり、逃げ、先行馬が全滅したに他なりません。逃げ、先行馬でも十分に押し切れることも踏まえて、予想を組み立てたいです。

 ■予想

 そこで◎には、弥生賞ディープインパクト記念を楽々と逃げ切り、タフな馬場で前が厳しい流れとなった皐月賞で2着した実績はここでは上位の(3)タイトルホルダーを推します。前走のセントライト記念は最序盤はノースブリッジ、タイトルホルダーの隊列でしたが、大外枠でスタートが悪かったワールドリバイバルが、無理目にハナを奪う形。

 これによりノースブリッジは位置を下げ、タイトルホルダーはワールドリバイバルの直後。しかし、当時は内から3頭目まで馬場が悪かったために、直線では最内を逃げたワールドリバイバル、内から2頭目2番手のルぺルカーリア、内から3頭目3番手のグラディアスが揃って失速。3~4角でひとつ外に出して、直線ではルぺルカーリアの直後を狙いましたが、前3列の失速により、直線ドン詰まりの13着。不完全燃焼でした。

 昨日の富士Sで最内ワールドリバイバル、ノースブリッジの直後でドン詰まりになって14着に敗れたタックスヘブンが、10番人気で3着に巻き返していることから、タイトルホルダーの巻き返しもより現実的なものとなるでしょう。

 ○は、5走前のあすなろ賞では、鞍上が抑えても抑えきれない手応えで、あっという間に1角で先頭に立ち、番狂わせの逃げ切りVを決めた(1)ワールドリバイバル。5走前は逃げたことで潜在的なスタミナを生かすことができたのが勝因でしょう。次走スプリングSは重馬場のハイペースの一戦。そのような流れでも馬場の悪い内を通って見せ場を作ったレースぶりは、驚異的なスタミナを感じさせました。

 前々走のラジオNIKKEI賞では、スタートと二の脚の速さで先頭に立ったワールドリバイバルの進路をノースブリッジが1角で締め、更に外からタイソウが並びかけてきたのを見て、1~2角でブレーキをかけ、ワールドリバイバルを徹底して行かせない形。自分の型の競馬ではなかったものの、ノースブリッジと競り合うことなく、マイペースの競馬ができたことで2着と好走しました。しかし、本質的に芝1800mは距離不足です。

 前走のセントライト記念は大外枠でスタートが悪かったところに、またノースブリッジにハナを奪われるのを嫌ったのか、無理にハナを奪う競馬。3~4角でソーヴァリアントが外から動いたことで一気にペースアップし、逃げ、先行馬には厳しい流れだったのもありますが、馬場の悪い内を通ったことが致命的となり、11着に失速しました。しかし、始動戦ということを考えれば、良い叩き台にはなったはず。長距離のこの舞台でマイペースで逃げられれば、潜在的なスタミナが活きる可能性は十分あるでしょう。

 ▲は、デビュー2戦目、休養明けの京成杯では3角から一気にペースが上がった中、4角内から一気に突き抜けて完勝した(16)グラティアス。京成杯は5F通過が63秒7と超絶遅いペースでしでので、3角から動いても楽だったのもありますが、タイムトゥヘヴンに2馬身半差をつけ、2勝クラス通用レベルの指数を記録した点は優秀。

 そのわりには皐月賞や日本ダービーではやや物足りない結果となりましたが、同馬もセントライト記念では先行。3~4角から馬場の悪い内から3頭目を通したために、4コーナーから手応えが怪しく、直線では内にヨレて差されて、9着に敗れました。スタミナが不足する休養明けだけに、厳しいレースになってしまったのでしょう。ひと叩きされての今回は変わり身に期待します。

 以下特注馬として、今年1月にデビューして上昇一途の(8)エアサージュ。特に一気の距離延長、芝2600m戦の前走、札幌日刊スポーツ杯では、行く馬がいなかったので少し抑えながらハナに立ち、ラスト4F地点からペースを上げての逃げ切りV。楽なペースでの逃げ切りでしたが、長距離戦で逃げ切るのはスタミナがなければできないこと。本質がステイヤーなのでしょう。

 今回は○ワールドリバイバルの出方によっては控えるとのことですが、近2走ともコントロールが効いているので2列目、◎タイトルホルダーの外からの競馬になっても問題なさそう。これまでのキャリアが4戦。競走馬はデビューから5戦目くらいまでは上昇力を見せることが多いので、相手強化のここでも侮れません。

 あとは△に4走前のゆきやなぎ賞では出遅れて後方から、3角手前で一気に動いて2列目の外に並びかけ、直線序盤で早々と先頭に立ち4馬身差の完勝した(5)レッドジェネシス。4走前はかなりのスタミナを感じさせる競馬。不良馬場だった前走の神戸新聞杯では、その豊富なスタミナが活きて2着と好走したのでしょう。

 前走はステラヴェローチェよりも前の後方3番手から、3~4角で馬場の悪い内から前との差を詰め、直線も内を捌いて進路を作り、一旦先頭に立つ競馬。ステラヴェローチェよりも強い内容でした。スタミナの豊富さから菊花賞向きと感じますが、問題はステラヴェローチェ同様に、疲れがどれだけ残っているがです。前走は極悪馬場ではありませんが、かなりタフな馬場。不良馬場での激闘は少なからずともダメージが出ることが多いので、唯一、そこだけが不安です。

 他では3走前のすみれSを制した(7)ディープモンスター。すみれSは宝塚記念と同じ阪神芝2200mであり、最初の1角までの距離が約525mと長いため、前が競り合うとどうしても前半3Fペースが速くなって、差し、追い込みが有利になります。すみれSの前半3Fも34秒0と速く、中緩みを考慮しても、タフな流れでした。その流れを後方2番手でレースを進めたという意味では、ディープモンスターは展開に恵まれました。

 しかし、大外8番枠からやや出負けし、外に逸走気味だったのを立て直し、外からじわじわ上がって行く競馬で、決してスムーズではなかった中で、2着に2馬身半差、3着のモンテディオに3馬身差ですから、ある程度の評価はできるはず。

 また、その次走の皐月賞がまあまあ恐ろしい競馬でした。ここでも後方からレースを進めたのですが、3~4角大外ぶん回しで、コーナーワークで置かれて後方2列目付近になっても、直線で盛り返して伸びてくる脚を見せました。

 皐月賞は稍重でタフな馬場、一方、日本ダービーは超絶高速馬場。日本ダービー大敗の主な敗因は調子落ちですが、超高速馬場の上がり勝負も影響していたはず。同馬はこれまでエリカ賞など、高速馬場の速い上がりの決着には対応しきれていない一方、タフな流れ、タフな馬場では強さを見せています。シンプルにステイヤーの感が強いので、約5ヵ月の休養明けでも警戒します。

 更に前々走のルスツ特別では、逃げ馬が大逃げを打ってかなり速い流れとなりましたが、中団から向正面で好位まで上がり、4角先頭から押し切って勝利した(10)モンテディオ。同馬は更に前走の神戸新聞杯で前進。ステラヴェローチェ、○レッドジェネシスに引き離されたとはいえ、厳しい流れを2番手外からレースを進めて3着に粘りました。

 時計の掛かる馬場、タフな流れで開眼した馬。今の阪神も標準的には時計を要しており、守備範囲の馬場。そのうえで距離が更に長くなるのは、他馬とのスタミナの差で吉と出ると見て、買い目に加えました。

 最後に前々走は小倉の芝2600m戦のタイランドCを勝利し、前走の木曽川特別では大寒桜賞を勝利したマカオンドールを完封した牝馬(11)ディヴァインラヴ。同馬は距離が短いレースでは追走に苦しんでいましたが、距離が延びてからは好位でレースを進め、スタミナを活かして好走するようになりました。

 前走は行く馬を行かせて2列目の好位馬群の中目を追走。4角出口で前の2頭の外に出して残り300mで早くも先頭。そこから内にヨレたのは余裕がなくなった可能性が高いですが、レース内容は強かったです。近2走は斤量52Kg、今回は斤量増がマイナスですが、侮れない面があります。

結論 馬連3-1,16,8,5,7,10,11 (10:10:10:5:5:5:5) 複勝3 (50)