2011年06月30日

宝塚記念の回顧

文句なしの強さ見せたアーネストリー
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明白な逃げ馬不在ゆえ、オーバーペースの流れとなった今年の宝塚記念。終わってみればナムラクレセントが1番枠を利して前半3F33秒6、1000m通過58秒7のペースで逃げて、その後のペースも緩まずの2分10秒1のレコードタイ決着でした。

その厳しい流れの2番手から、直線早め先頭に立って勝利したのは前走の金鯱賞から上積みを見せたアーネストリー。雨の影響で今年の金鯱賞がタフな馬場で行われ、そこで先行していたことが今回に繋がった部分もありますが、それにしても強い馬が自ら動いて後続馬をねじ伏せるという、本当に素晴らしい競馬でした。

今年から宝塚記念の優勝馬は、ブリーダーズCターフの優先出走権が与えてもらえるようになりました。アーネストリーのようにハイペースを先行して押し切る馬というのは、レースの前半から競り合いの厳しい海外競馬が向くのでぜひ出走してもらいたいです。

ただ昨年のエスポワールシチーのように「休養明けを日本で叩いて海外へ」というローテーションだと、「叩いて上昇」のつもりが伸び切れない、「叩いて体を絞る」つもりがまだ体が緩い可能性もあるので、天皇賞(秋)の前哨戦→天皇賞(秋)→ブリーダーズCターフというような、フレッシュかつ蓄積疲労が残らない状態で目標を目指すというのが好ましいでしょう。

また、宝塚記念もハイペースになったことで、どの馬も脚を余すところなく、ほぼ能力値どおりに決着しました。2着ブエナビスタ、3着エイシンフラッシュ、4着ローズキングダムというように上位入線馬がすべてG1馬だったのは、底力が問われるレースだったからです。前走で金鯱賞を勝ち、2番人気に支持されたルーラーシップもここでも通用する力はありましたが、展開上悪くないポジションで競馬を進めながらも、疲労残りだったために5着に終わりました。

6着ハートビートソングは本当に力を付けていて、エイシンフラッシュあたりの絶好ポジションにつけてくれれば、3着くらいはあったと見ていますが、結果的に前で競馬を進めすぎました。まだ今回の一線級を相手に正攻法で勝てるだけの力を付けていないので、スタミナ任せの競馬をしては、やはり厳しいでしょう。
posted by 山崎エリカ at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 重賞回顧
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