2011年04月15日

毎日杯の回顧

欲望は大切、しかし強欲は危険
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シンザン記念で朝日杯フューチュリティS、つばき賞、スプリングSの決着指数と同じ指数-14をマークしていたレッドデイヴィスが内枠有利の馬場をロスなく立ち回り、今回で指数を下げる形で勝利しました。レッドデイヴィスはセン馬のため、クラシック戦線に出走することができませんが、自己ベスト指数マーク後の今回で大きくダメージが出なかったこと、シンザン記念の2着馬オルフェーヴルがその後のスプリングSを勝利していることや3着馬マルセリーナが先週の桜花賞で勝利した対戦比較から、皐月賞に出走できるようであれば当然有力だったでしょう。

レッドデイヴィスが「去勢されてしまったのが悔やまれる」という声もちらほら耳にしますが、セン馬だから早い時期から走れていたとも受け取れます。デビュー前にも大胆に去勢してしまっていることから考えて、相当手に負えなかったことが想像つきます。その辺は馬を育てている陣営が、それまでの経験に基づいて判断したことでしょうから、私たちが口出しすべきことではありませんね。

また3着は前走アルメリア賞で超スローペースをうまく折り合い、直線では自ら動いて早め先頭に立ち、そこからステッキ一発でビュンと伸びてラスト2F目に10秒7という抜群の瞬発力を見せて楽勝したトーセンレーヴでした。アルメリア賞の勝ちっぷりがまさに素質馬の瞬発力で、上がり3Fはメンバー中最速の33秒3タイ。同じ上がり3Fを33秒3でトーセンレーヴに0.2秒差まで迫ったステラロッサはスプリングSで3着に好走していることを考えると、同馬の1番人気は順当だったように感じます。

しかし同馬は残念ながら皐月賞に出走できるだけの賞金が加算できませんでした。敗因は出走権を意識しすぎて強気な競馬をしすぎたことにあります。プレッシャーの掛かる状況下で攻めながら守る(欲望コントロールする)騎乗をするのは大変難しいことであることは理解した上であえて書かせてもらうと、内枠有利の状況下で外枠から先行したために終始外々を周り、直線で早め先頭に立ちすぎました。それゆえに内からレッドデイヴィスに抜け出しを謀られ、後方で脚を矯めていたコティリオンにまで交わされてしまったのです。

いくら強気の競馬をしても勝つのが真の強者であり、今回で3着に負けるようでは現状並レベルの強さの馬であることは間違いありませんが、デビュー3戦目でスローペースの競馬しか経験していない同馬には厳しい競馬でした。今後も期待してよい馬でしょう。
posted by 山崎エリカ at 04:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 重賞回顧
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