2009年11月19日

ばんえいツアー1日目@リポート4

レース観戦編
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ツアー当日に行われたレースをすべて取り上げるとたるいリポートになるので、今回はメインレースのばんえい菊花賞(BG2)のみに的を絞ります。ばんえい菊花賞とは中央競馬と同じく3歳三冠レースの1つです。ただし中央競馬は春の皐月賞、日本ダービーと駒を進め、菊花賞が最終戦になりますが、ばんえい競馬の場合はばんえい大賞典(BG3)、ばんえい菊花賞(BG2)と駒を進め、12月末のばんえいダービー(BG1)が最終戦となります。つまり中央競馬に例えると皐月賞=ばんえい大賞典、日本ダービー=ばんえい菊花賞、菊花賞=ばんえいダービーというわけです。

今年のばんえい菊花賞は2歳チャンピオン決定戦のイレネー記念を勝利し、その後メキメキ力を付けた10番キタノタイショウが断然の1番人気に支持されました。そして2番人気はばんえいプリンセス賞(中央競馬でいうところのオークス)の勝ちの実績があり、馬場水分7.4%という軽馬場での逃げ切りが期待されての8番ワタシハキレイズキ。そして3番人気はイレネー記念でキタノタイショウに次ぐ2着の実績がある3番アオノレクサスでした。


出馬表はこちら
http://www2.keiba.go.jp/keibaWeb/PageFlows/DebaTable/DebaTableController.jpf?k_babaCode=3&k_raceNo=11&k_raceDate=2009%2F11%2F01


果たして結果はどのようになるのでしょうか?


フルゲート10頭、寒い季節に菊の大輪を願っての各馬一斉のスタートです。ちなみにばんえい競馬ではソリの前端ではなく、後端を揃えてのスタートとなります。テテレンテンテン、テーテテン♪

race1.jpg

各馬初めて背負う高重量を意識して、道中は先頭の馬から最後方の馬までほとんど離れることなく、レースは落ち着いたペースで流れました。ばんえい競馬ではスタートしてから第2障害を下るまでは、道中で停止して息を入れることが許されます。この駆け引きこそがばんえい競馬の醍醐味でもあります。

race2.jpg

そして高さ1.6mのばんえいスポット。写真はボケちゃってますが、第2障害を先頭で下ったのはメンバー中で唯一の芦毛で暗がりに白い光を放つ3番アオノレクサス。続いて障害手前で脚を矯めて、ひと腰で障害を乗り越えた王者の風格の10番キタノタイショウ。そして3番手は、感情をリアルに表情で現す女のコ8番ワタシハキレイズキ。同馬は障害あと一歩のところで、かなり苦しそうな表情を浮かべていました。

race3.jpg

8番ワタシハキレイズキは近走障害をキッチリまとめていた馬ですが、さすがに前走比60kg増の重量が堪えたようで、体は前へ行こう、行こうとしているものの、それに肢が付いていけずにガクガクしていました。だけどそれでもワタシハキレイズキは障害巧者型、10番キタノタイショウは障害を越えてからの脚が速い決め手型、それ対して3番アオノレクサスはワタシハキレイズキとキタノタイショウとの中間のバランス型だけに、ここでワタシハキレイズキがアオノレクサスやキタノタイショウよりも前にいないとほぼチャンスがありません。

アオノレクサスは第2障害を先頭で下った時点ではまだチャンスがあるようにも思えましたが、キタノタイショウは障害を降りてから約50mに及ぶキャンター攻撃でアオノレクサスとの差を詰めます。そしてアオノレクサスの脚が上がったところをキタノイショウが交わし、約1馬身半差でのゴールインです。もちろん、ソリの後端で着順を決定します。

race4.jpg

キタノタイショウは今回「大勝」できなかったけれど、現時点の3歳馬の中では「大将」です。競馬場では「もう少し馬場が重たければアオノレクサスにもチャンスがあったなぁ〜」なんて声も聞こえてきましたが、重たければアオノレクサスが障害を越えてからの直線でもっとバテていた可能性が高く、どの道キタノタイショウに交わされていたような気がします。まさにキタノタイショウは北の大将!

race5.jpg


レース映像は「ばんえいシアター」で見ることができます。
http://www.banei-keiba.or.jp/animation/index.html


ちなみに今週16日(月)のメインレース初雪賞で、ばんえい菊花賞組のアオノレクサス、ワタシハキレイズキと、私がばんえいツアー1日目@リポート1『バックヤード編』でもっとも輝いていた馬として取り上げたキンセイモンがぶつかり合いました。その3頭で最先着を果たしたのは障害を降りてからオールキャンターで追い上げたキンセイモン(勝ち馬とほとんど並んで入線の2着)。同馬はもともと決め手型の馬でしたが、近走は障害が良くなって基調が上昇しているようです。

そして1番人気に支持されたアオノレクサスはばんえい菊花賞で激走した反動で6着に敗れました。ワタシハキレイズキはばんえい菊花賞から更に5kg加算の重量が堪えているようで4番人気に支持されながらも7着でした。ばんえい競馬ではクラスが上がり、前年4月から3月に向かって重量が加算されるという予想するのにやや厄介な要素が加わりますが、アオノレクサスの着順構成からわかるように、競走馬が連続好走するのは難しいというのは平地競走でもばんえい競走でも同じです。ただセパレートコースで行われるので、コーナーの進入角による有利・不利がなく、あまりにも理不尽な負け方をしなくてすむというのはメリットです。

みなさんもぜひ一度くらいはばんえい競馬にチャレンジしてみて下さい。なるべくなら現地でリアルを体験してから、馬券を購入することをオススメします。その方が楽しさ2倍で、楽しさを知ってこそ馬券が上達するというものです。


ばんえいツアーリポートの続きは来週23日(火)の更新予定です。次はばんえいツアー2日目@リポート5『池田町・千代田えん堤編』です。ヾ(*'-'*)マタネー♪


(写真協力:ホソジュンと同誕生さん)

★バックナンバー★
ばんえいツアー1日目@リポート3『人間ばんば編』
http://blog.erika-y.com/article/33595629.html
ばんえいツアー1日目@リポート2『エリカ様降臨編』
http://blog.erika-y.com/article/33562720.html
ばんえいツアー1日目@リポート1『バックヤードツアー編』
http://blog.erika-y.com/article/33456585.html

posted by 山崎エリカ at 05:34| Comment(6) | TrackBack(0) | ばんえいツアーリポート
この記事へのコメント
レースの迫力がよみがえる。
いいレースだったなあ。
(初めてだったからかもしれないけど)

> テテレンテンテン、テーテテン♪

なんかかわいい。
・・・映像ファイルで確認したら
本物をちゃんと表現しているじゃん!
(ファンファーレの最初の部分だよね?)
Posted by white johnson at 2009年11月19日 11:48
第2障害の写真は、ブレてしまいました。
申し訳ないです。(見てて酔いそうになりました(笑))
ただ、「夜景」「フラッシュ無し」「動く被写体」の3つセットは、経験上、手振れ補正があまり効かない(シャッタースピードが自然に遅くなる)ので、これは今後の撮影技術向上の最重要課題にしたいと思ってます。
(といっても、一眼レフ持ったカメラ小僧になろうとは思ってない(笑)。今回の帯広、ただえさえ大荷物抱えたところにカメラ機材なんて・・・)

あと、「菊花賞前のパドック周回(ばんばに跨る騎手)」「白旗を振るスターター」「優勝騎手、大河原騎手のインタビュー」などをフォトアルバムに追加しましたので、使えそうだったら使ってください。
Posted by ホソジュンと同じ誕生日 at 2009年11月19日 20:53
★white johnsonさん
手間を掛けているわりには人気がない(ビュー数が少ない)ばんえいリポートを盛り上げようと、気を遣ってくれいるのがよく伝わってきます(笑)。
実はどこで突っ込もうかってけっこう悩んだんじゃ!?
レースはこの時のような軽馬場よりも、もっと馬場が重たくなった方が迫力があって面白いと思いますよ。
決着タイムが5分弱も掛かるばんえい記念の方が楽しいと思いますよん。

★ホソジュンと同じ誕生日さん
第2障害はマクロ設定にすると多少ごまかしが利きますが、それでも一眼レフを持っていなければプロでも厳しいと思います。
別に責めたわけでは・・・・・・(笑)。
Posted by 山崎 at 2009年11月19日 22:43
いやいや、ばんば
面白かったから、マジで。

ばんえいブームの10年後、
「2009年のばんえい菊花賞は、、、
 あれ、みてないの?
 オホホホホホホ」と
高笑いをする予定。俺も。

> テテレンテンテン、テーテテン♪

これはマジでツボだった。

Posted by white johnson at 2009年11月20日 00:32
まずはお疲れ様でした。
おかげで楽しかったですよ。
Posted by カト at 2009年11月25日 00:06
NHKのお天気アナ、半井小絵 竹野内豊と結婚か!?
 NHK「ニュース7」(後7・00)に出演する気象予報士の半井小絵(なからい・さえ)さん(38)と、メジャーリーグのテキサス・レンジャーズ所属の建山義紀投手(35)の不倫疑惑を9日発売の「週刊文春」が報じている。


http://aiehute.blog.so-net.ne.jp/

このところNHK「ニュース7」が好調の半井小絵さんですが、
実は私生活でも絶好調のようで、最近ドラマや映画で再ブレイク中の竹野内豊と結婚間近とネットでもっぱら言われていますよね。


http://aiehute.blog.so-net.ne.jp/
Posted by NHKのお天気アナ、半井小絵 竹野内豊と結婚か!? at 2011年02月11日 11:29
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