2019年03月24日

本日の見所(高松宮記念など)

2019年 マーチS、高松宮記念
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●マーチS

昨年のこのレースで大本命馬のハイランドピークがスタートで躓いてぶっ飛んだように、「1番人気は勝てない」というジンクスを持つマーチS。2009年には2000年のタマモストロング以来、1番人気のエルポワールシチーが優勝しましたが、それ以降は全く勝てていません。3年前に1番人気のバスタータイプが連対を死守しましたが、これも久しぶりの出来事でした。

なぜ、マーチSでは1番人気が勝てないのかというと、理由はいたって簡単! この時期は地方では名古屋大賞典、中央ではアンタレスSやオープンの総武S、仁川Sが行われ、有力馬を所有する陣営はハンデ戦のこのレースよりも、前記のレースを目標に使うことが多いからです。

マーチSはG3でありながら「総武Sや仁川Sを使った後で、おつりがあれば出走」「ハンデが軽いから出走」「実績馬でハンデ重いけど、始動戦だから、まあ、いっかぁ〜」という具合に、流動的に使ってくることが多いから荒れるのです。

そして多くの場合、総武Sや仁川Sの勝ち馬が1番人気に支持されますが、ほとんどが中途半端な着順で終わります。前走の総武Sや仁川Sを勝利した馬で、ここも優勝した馬となると最近は、2007年のクワイエットデイと昨年のセンチュリオンくらい。(前記2頭は後の重賞でも通用) もちろん、今回が始動戦でハンデが重い実績馬が1番人気に支持されることもありますが、陣営のやる気があまりないため、太め残りなどの理由で馬群に沈みます。

また、2009年に優勝したエルポワールシチーも、同年の平安S・2着、フェブラリーS・4着の実績馬でありながら、そこまで速いラップを刻んだわけでもないのに、ラスト1Fで急失速。ダイショウジェット、サトノコクオー、トーセンアーチャーなどに0.2秒差まで追い詰められるギリギリセーフの勝ち方でした。これは前走のフェブラリーSが大目標だったことと、トップハンデ57.5sが影響したものでしょう。

今年は、重賞ウイナーや上位馬、オープン特別連勝馬、条件戦の連勝馬の参戦で、総武Sの勝ち馬は人気にすらならない例年以上にメンバー質の高い一戦。今年こそは、1番人気馬が人気に応えることができるのでしょうか? 現時点では、前走の佐賀記念でハイペースで逃げて大敗の3着だったテーオーエナジーが1番人気ですが、果たして?


●高松宮記念

高松宮記念が行われる中京芝1200mの舞台は、スタートして120mほど緩やかに坂を上って、そこから4コーナー過ぎまで坂を下って行くコース。さらに最初の3コーナーまでの距離が約315mと短いため、競走馬がもっとも加速がつく前半2F目の10秒台のところで3コーナーに突入することになります。

ここで速い脚を使わせてしまうと、性能のいい馬ほど減速するのが難しく、2016年のように前半2F目で10秒1まで速くなると、10秒1-10秒9-10秒8というように、ペースが上がるしかなくなってしまいます。つまり、中京芝1200mの理想的な騎乗は、2F目の3コーナーで脚を使わせないことであり、レース前半、内で脚をタメられれば理想的です。

また、外枠の逃げ、先行馬は、本来の脚質にこだわって騎乗すると、3コーナーで速い脚を使わせることになるので不利になります。当然、内枠の逃げ、先行馬も外から被されないように抵抗して行くために、概要としては外枠に、逃げ、先行馬がいればいるほどオーバーペースが発生しやすくなるのです。

2016年は、逃げ馬のローレルベローチェやハクサンムーンが外枠だったために、内枠のミッキーアイルらが抵抗して、オーバーペースが発生しました。昨年も外目からハナを主張するダイアナヘイローに内からセイウンコウセイらが抵抗したため、オーバーペースが発生しています。

今年は、前走のオーシャンSで前半3F32秒3で通過したモズスーパーフレアが外枠。この馬に抵抗して行けるだけのスピードがあるのは、ラブカンプーくらいですが、前走では内から抵抗したからこそ、オーバーペースに巻き込まれる形となり、大差シンガリ負けを喫しました。

逆にナックビーナスは、ラブカンプーが抵抗してくれたからこそ、一歩引く形で、展開を考えた場合のいい位置を取ることができたために、2着好走へと繋がりました。こうなると今回は、ラブカンプーが消極的になりがちですが……今回もフェブラリーSのインディのようになるのでしょうか?
posted by 山崎エリカ at 08:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所
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