2018年09月02日

本日の見所(新潟記念など)

2018年 小倉2歳S、新潟記念
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●小倉2歳S

小倉2歳Sが行われる小倉芝1200mは、2コーナー奥のポケット地点からスタートして、ゴールに向かって坂を下って行くコース。しかも、芝1200mなら息を入れたいポイントの3コーナー、4コーナーが“スピードを落とさずに回れる”ことがウリのスパイラルカーブのため、逃げ、先行馬が息を入れるスポットががありません。

小倉芝1200mのレコードタイムが1分06秒6と、他場と比べて次元が違うのは、コース形態上、逃げ、先行馬が激化せざを得ない舞台だから。スピードのある馬ほど、コーナーでスピードを落とし切れないため、上級条件ほどウルトラハイペースが発生します。

つまり、前がキレイに崩れることが多いということ。小倉芝1200mで行われる、最上級条件の北九州記念史上、逃げ馬の3着以内がゼロというのも、このコースの恐ろしさを物語っています。言葉を選ばずに言わせてもらえば、このコースを考案した人は、頭が悪いか、性格が悪いかのどちらかでしょう。強い馬ほど自滅することになるんだもの!

もちろん、小倉2歳Sも問答無用に例年、「超」のつくハイペース。ただし、こちらはまだ体力がついていない2歳馬がレースメイクすることになるので、古馬と比べれば、それほど速いペースにはなりません。また、永遠の1勝馬から将来のG1馬が集う舞台設定のため、2012年のベルカント(2着)のように、強ければ逃げ馬でも残れるし、先行馬でも通用します。

ただし、逃げ、先行馬が押し切るには、ワンランク上の馬であることを踏まえて予想する必要はあるでしょう。また、そこまで強くなくても、2010年のに逃げて2着入線したシゲルキョクチョウのように通用することもありますが、この場合は、今回のメンバーにおいてキャリアが豊富である必要があります。なぜ、キャリアが豊富である必要があるのかは、昨日の札幌2歳Sの見所で綴ったとおりです。


●新潟記念

新潟記念は、距離2000mでありながらワンターンコースで行われます。芝2000mでワンターンコースなのは、当然、ストレートが日本一長い新潟だけ。最初の3コーナーまでの距離は約948mもあるので、先行争いが激化することもあれば、各馬が長い直線を意識して序盤でペースが落ち着くこともあります。つまり、非常に展開に振れ幅が広いということ。

一般的に逃げ、先行馬が多ければハイペースになる、逃げ、先行馬が少なければスローペースになると考えますが、ことストレートの長いコースの中距離以上では、騎手の意志によるものも大きく、それがキレイに当てはまりません。

例えば、2007年は逃げ馬不在でしたが、内枠から好スタートを切ったトリリオンカットに外枠からガッツ後藤騎手のトップガンジョーが競り掛け、3コーナーまで隊列争いがもつれて、前半5F58秒1のハイペースになりました。逃げ馬が不在だからと言って、スローペースになるとは限らないのです。

しかし、スローペースだったとしても先行勢は、新潟の高速馬場を利して、4コーナーからスパートを開始し、ラスト4F目からハロン11秒台が刻まれることも多いため、単調な前残りになることも、滅多にありません。仮に先行勢が4コーナーからペースを上げなかった場合でも、後続勢が馬場の悪い内を通すこと嫌って、早めに動いて外のポジションを取りにくるので、いずれにしろ、仕掛けのポイントが早くなりがちです。

過去10年で前残り気味のペースになったと思ったのは、メイショウレガーロが単騎気味に逃げた2009年くらいでしょうか。この年は、新潟としてはやや時計を要していたとはいえ、5F通過が61秒8。それくらいまでペースを落とさないと、前有利にならないです。しかし、そこまでペースを落とすには、逃げ馬1頭で先行勢が手薄というパターンでない限り、難しいでしょう。

つまり、新潟記念は、ハンデの軽い重いの影響はあるとはいえ、比較的に能力どおりに決まっていることが多いということ。特化した先行力や瞬発力があっても、それを持続させる持久力がない馬は通用しないことが多いです。ただし、新潟最終週の傾向として、スローペースだと内枠の差し馬は、馬場のいい外目へ出すのに苦労しています。

今回はマイネル2頭出し。逃げ馬マイネルミラノは、マイネル主戦の柴田大騎手が乗るマイネルハニーにとって有利なペース、つまり、スローペースを刻もうとするでしょう。しかし、後続勢がそれを許してくれるかどうか? また、スローペースだったとしても、マイネルハニーは早め先頭を狙う馬なので、やっぱり能力どおりに決まる可能性が高いと見ています。

ただし、スローペースだった場合には、1番枠を引き当てたブラストワンピースは、直線で外に出すのに苦労する可能性が高いでしょう。ブラストワンピースは今回と同じ1番枠だった毎日杯は、小頭数の上に逃げ馬不在だったため、やや遅めのスタートから二の脚を使って2番手ポジションを取れましたが、今回は外にマイネルハニーやペアマインドなどのテンの早い先行馬がいるため、包まれて直線馬場の悪い内を通すパターンの気がしますが……どうでしょう?
posted by 山崎エリカ at 05:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所
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