2018年07月21日

明日の見所(中京記念など)

2018年 函館2歳S、中京記念
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●函館2歳S

中央競馬では世代最初の重賞となる函館2歳S。最近、知られて人気もするようになりましたが、実はこの時期の2歳戦はキャリアが豊富な馬が優勢です。競走馬はデビューしてから5戦目くらいまではレースを経験する度にパフォーマンスを上昇させていくもの。総体的にデビュー戦よりもデビュー2戦目、デビュー2戦目よりも3戦目と指数が高くなる傾向があるのです。その伸びしろは一律ではなく、デビュー2戦目の馬よりも、デビュー3戦目の馬のほうが大きく上昇るツことが多いです。

例えば、ディープインパクトのクローンAとクローンBがいて、クローンAがデビュー2戦目、クローンBがデビュー3戦目だったとすると、将来的に互角の活躍をするこの2頭でも、この一戦においてクローンBが先着することになります。同じ能力を持つ馬や同じ成長曲線を描く馬がこの世に存在しない現実が競馬をややこしくしているのですが、確率で言えばより完成形に近づけるキャリアが豊富な馬が優勢。また、順調にキャリアを積んでいる馬の方が、体質が強いという強調材料もあります。

だからこそ、このレースの前哨戦としてオープンのラベンダー賞が用意されていた頃は、前走ラベンダー賞組が大活躍していたのです。それでも函館2歳Sで1戦1勝馬が勝つことも少なくなかったのは、最初の時点での素材、性能が違うからです。

2013年の2着馬で私の本命馬プラチナティアラは、デビュー2戦目の未勝利戦で5馬身差の圧勝を飾りながらもなぜだか9番人気。しかし、それを撃破したクリスマスは新馬戦で7馬身差の圧勝を飾った素質馬で、少なくとも2歳初めの時点ではモンスターでした。さて、今年はキャリアが豊富な馬か? それとも素質が違う1戦1勝馬か?

この答えを書いてしまうと、予想をここで公開するも同然になりますので、ポイントのみを綴ります。ポイントは、デビュー3戦目のカシアスが勝った昨年の函館新馬組は例年を下回るレベルでした。しかし、今年は新馬戦圧勝のジゴロの回避もあって、まあまあの水準。それゆえに実力拮抗の混戦と言われています。さて、結論はいかに?


●中京記念

中京新装オープンとともに、夏のマイル重賞として生まれ変わって今年で7年目。この時期の中京は、天気予報どおりにはいかず、予想外の雨が降ったり、快晴だったり。昨年も8レース前に雨が降り、9レースの渥美特別(500万下)では、レースの上がり3Fが37秒6(ラスト1F13秒2)も要しました。

しかし、10レースのダート戦を挟んで、メインの中京記念は一気に馬場が回復。9レースがズブズブ決着だったことで、各騎手に控える意識が働いたにせよ、レースの上がり3Fが34秒8(ラスト1F12秒1)、決着タイム1分33秒2という、まずまず高速馬場と言える状況でした。

このようににわか雨が降るか降らないかなどの状況によっても異なってきますが、Bコースに替わった先週どおりなら高速馬場でしょう。芝1600mはどのコースでもストレートが長く、逃げ、先行馬が有利と言えませんが、前半で坂を上って、後半で坂を下る中京芝1600mは、他場と比べると比較的前からの押し切りが決まりやすいコース。

よって、しばしば、先行馬が穴を開けます。そもそも中京記念はマイル戦になった初期の頃、馬場悪化が激しく、後方一気のフラガラハが2連覇を決めるなど、先行馬総壊滅状態だったこともあって、先行馬というだけ人気薄になる傾向があります。しかし、先行馬が意外とがんばれているのがこのレースのポイント。

これまで連対した先行馬、2017年・ウインガニオン、2016年・ピークトラム、2015年・スマートオリオン、2013年・ミッキードリームは、全て5番人気以下でした。突き詰めるとこのレースは、追い込み馬や今回が始動戦の実績馬がぶっ飛んで荒れているだけ。このレースは1番人気の連対がゼロという記録を続行中ですが、これまで1番人気に支持されたほどんどの馬が、差し〜追い込み馬だったのも確か。
posted by 山崎エリカ at 10:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所
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