2017年06月10日

今週の見所(エプソムCなど)

2017年 マーメイドS、エプソムC
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●マーメイドS

先週の鳴尾記念の見所で、阪神芝2000mは阪神芝コースの中では、逃げ、先行馬がけっこう頑張れるコースであることをお伝えしました。阪神芝コースは、大半が坂を下って上るコース。全体的にペースが上がりやすいコース形態ですが、阪神芝2000mはスタートしてから急坂を上るため、前半のペースがそれほど上がらないのが特徴です。

そういうコース利と開幕週の超高速馬場を生かして、先週の鳴尾記念では、ステイインシアトルが見事に逃げ切りVを決めました。もちろん、好発を決めてじわじわペースを引き上げて行く鞍上のペース配分が上手かったのもありますが、逃げ馬をコントロールしやすく、けっこう前残りが決まることがあるのが阪神芝2000mです。

それを証明するかのように、マーメイドSの過去10年では、逃げ馬が穴を開けています。該当馬は2008年・ピースオブラヴ(10番人気・2着)、2009年・コスモプラチナ(9番人気・1着)、2010年・セラフィックロンプ(14番人気・2着)、2013年・アグネスワルツ(10番人気・2着)の4頭。

一方、軽ハンデの追い込み馬もしばしば活躍しているのがポイント。該当馬は、ハンデ52s以下が対象で、2008年・トーホウシャイン(12番人気・1着)、2011年・アースシンボル(13番人気・3着)、2012年・クリスマスキャロル(7番人気・2着)、同年・メルヴェイユドール(10番人気・3着)、2016年・ヒルノマテーラ(7番人気・2着)の5頭。

2008年こそ道悪のハイペースでトーホウシャインは展開に恵まれた面が大きいですが、2009年以降は5F通過59秒台後半よりも遅い平均〜スローペースで決着しています。ところが追い込み馬が2着か3着に来てしまっているというのは、逃げ、先行馬が仕掛けのタイミングが早いからでしょう。

マーメイドSで逃げ馬が残れている年というのは、大半がラスト2F目が最速。対して、軽ハンデの追い込み馬が2着、3着に台頭した2012年はラスト4F目が最速、昨年はラスト3F目が最速です。超高速馬場ならば3コーナーから動いていっても最後まで息が持つこともありますが、阪神芝コースは、ラスト1Fで坂を上るコース。

結果的に前半でいくら脚をタメても、3コーナーから動いて最後まで息が持つほど甘くなく、ここで逃げ馬が動いた年は、ラスト1Fで軽ハンデの追い込み馬が突っ込んできているという現象が起こっています。ちなみに先週の鳴尾記念のステイインシアトルは、うまいことラスト2F最速に持って行っていますが、そう乗ることがそれほど難しいことなんでしょうか?

逃げ馬に乗る騎手が、どこから動いて行くかで前残りか、ラスト1Fで追い込み馬がズドンと来るかが決まります。そのあたりを的確に判断すれば、かなり的中に近づけるでしょう。いすれにしても実力拮抗のマーメイドSで穴を開けるのは、逃げ馬か軽ハンデの追い込み馬が大半であることを覚えていて損はないでしょう。


●エプソムC

東京芝1800mで行われるエプソムC。「府中の千八展開いらず」と言われていますが、このレースはまさにその言葉がぴったり。東京芝1800mはストレートが長く、もともと紛れが生じずらいコース。

特に高速馬場前提の上級条件では、レースがスローペースになると、ラスト4-5F目から11秒台の速い脚を使って、さらにラスト2-3F目で11秒台前半の速い脚を連発させなければ勝てないような極限のスピード比べのレースになります。ラスト3Fで33秒台の脚が使えるような馬でないと厳しいでしょう。

逆にラスト3Fで33秒台の脚が使えないというような馬ならば、3年前の2着馬マイネルラクリマや昨年の3着馬マイネルミラノのように、前半でリードを奪って行けばチャンスがあります。つまり、自分の弱点を補うことが出来るため、能力が足りない馬は勝ち負けできません。そのせいか例年、本命サイドで決着していることが多いです。しかし、今年は実力が拮抗している上に、出走メンバーで一番強いマイネルミラノが暴走型であるということ。波乱の可能性もあるでしょう。

マイネルミラノは、福島民報杯で競り下したステイインシアトルが先週の鳴尾記念を勝ったことで、人気になると思いきや、それほど人気がない模様。やっぱりレースぶりが模型うさぎを追い駆ける犬のようだからなのか?(笑) 

個人的にマイネルミラノは、逃げ馬だと思っていて、昨年のように仕掛けをギリギリまで待つのではなく、行かせれるだけ行かせてみたら、どこまで粘れるのだろうと気になっています。しかし、番手至上主義のマイネル軍団。現在、主戦の柴田大騎手よりも、その後継を狙う丹内騎手のほうが勇気があるけれども、逃げてもギリギリまで仕掛けを我慢するようなレースになるのでしょう。
posted by 山崎エリカ at 02:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所
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