2019年01月11日

明日の見所(フェアリーS)

2019年 フェアリーS
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フェアリーSは、関東圏では数少ない3歳牝馬の重賞。桜花賞と同距離でありながら、阪神ジュベナイルFが終わったばかりの一戦となるために、昨年のように2勝馬が1頭も参戦していないという、実質500万下のメンバー構成になることもあります。しかし、2009年のアプリコットフィズや2017年のアエロリットのように、キャリア1戦馬が大きな上昇力を見せて連対し、春のクラシック路線を賑わす場合もあります。

また、フェアリーSが行われる中山芝1600mは、上級条件だと向こう上面の下り坂(3-4F目)でペースが緩み切らないことが多く、差し、追い込み馬が台頭することもしばしば。しかし、下級条件やまだ体力のない明け3歳馬だけと、向こう上面の下り坂でペースが緩むことが多く、前残りが発生することが非常に多いです。

実際、このレースが中山芝1600mで行われるようになってからの過去9年で、2013年のクラウンロゼ(10番人気)、2015年のノットフォーマル(11番人気)、2016年ビービーバーレル(3番人気)とそれなりの人気馬から超人気薄まで3度も逃げ切りが決まっています。他にもこのレースで逃げた2009年グッデーコパ(10番人気)、2014年リラヴァティ(4番人気)が3着に食い込んだこともあります。

つまり、フェアリーSは、過去9年で5度も逃げ馬が馬券に絡んでいる、重賞屈指の逃げ馬有利のレースであること。このレースが差し馬有利の消耗戦になったのは、逃げ馬が大逃げを打った2010年、2011年、2017年の3年のみです。逃げ馬が大逃げさえ打たなければ、まず、逃げ、先行馬が有利。後方からズドンは、不可能に近いものがあります。

今回は内枠を引き当てたスタートが速いサンタンディールが行くか行かないかですが、逃げたとしても大逃げは打たないでしょう。この馬はコントロールが利くタイプですし、今回はこれまでよりも2Fの距離延長になるため、最後に止まってしまうことを恐れて、ゆっくりと出して行くはずです。

外からグレイスアンがハナを主張する可能性もありますが、戸崎騎手のレースメイクであればスローペースでしょう。他のスプリント路線馬が逃げる可能性もありますが、何が何でも逃げたい馬が不在なだけに、逃げ、先行馬が有利の展開となると見て、予想を組み立てるのが好ましいでしょう。

さらにこのレースの過去10年では、これまでに芝1500m以上の距離が未経験だった馬の3着以内がゼロ。芝1600m戦だとスパートのタイミングがスプリント戦よりも早い地点になるので、スピ―ドだけでは押し切れず、持久力も必要になるからです。スローペースの2列目、3列目を上手く折り合えたとしても、仕掛けが早まることによって、ラスト1Fの失速に繋がりやすいということです。

スプリント路線組でもチャンスがあるとすれば、そこで結果を出しているタイプよりも、負けている馬でしょう。この場合の「負けている」とは、本来、中距離馬でありながら、不適距離を使われたことで負けているという意味です。

今回、それなりに人気が予想される2勝馬ホウオウカトリーヌは新馬戦で超絶スローペースで逃げて、ダノンジャスティスに切れ負けしてしまった一方、ハイペースの前走・黒松賞では先行して完勝。今回もサンタンディールが逃げる前提ならば、ホウオウカトリーヌは2列目、3列目の理想的な位置でレースを運べそうですが、距離が延びてもその粘りが見せられるかどうかが課題となるでしょう。


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posted by 山崎エリカ at 15:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所