2018年01月21日

本日の見所(AJCCなど)

2018年 東海S、AJCC
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●AJCC

AJCCが行われる中山芝2200mは、前半で坂を上り、中盤で坂を下って、後半の直線が勝負のコース。前半で坂を上るため、前半のペースがそこまで上がることはありません。しかし、上級条件ほど中盤の下り坂でペースが落ち切ることなく、結果として速い流れになっていることがほとんど。前半ペースが遅いほど、中盤でペースが落ちずに、ロングスパート戦になっているということです。


つまり、末脚の持続性、すなわちスタミナが要求されるコース。また、この時期は時計を要すこともあり、速い脚を一瞬しか使えない馬は、通用していません。このレースで明け4歳馬が苦戦(過去10年で4歳馬の優勝はゼロ)しているのはそのせいでしょう。4歳馬は若いので瞬間スピードはありますが、体力の面で途上の馬が多く、持久力勝負だと脆い面があるからでしょう。

一方、勝ち馬は、G1やG2で3着以内の実績馬ばかり。前走準オープン勝ちの上がり馬が過去10年で連対すらできていないのは、AJCCがほとんど能力どおりに決まっている何よりの証拠。実際にPP指数を見ても能力値上位の馬が上位を独占していることがほとんど。また、穴を開けているのは、昨年の優勝馬タンタアレグリア(7番人気)のように、長距離適性が高いタイプです。

AJCCは、本来、強い馬を狙えば当たるイージーな重賞レースですが、今年はG1ウイナーのゴールドアクターが7ヵ月の長期休養明けとなる点がネック。休養明けで挑んだ昨年の日経賞では、「鉄砲駆けする」と言われて、断然の1番人気を背負ってぶっ飛んだからこそ波乱となったわけですが、さて、今回はどうか? ゴールドアクターが能力を出し切れるかどうかが、今年の重要ポイントでしょう。


●東海ステークス

東海Sは、チャンピオンズCでもお馴染みの中京ダ1800mが舞台。前半で坂を上って、後半で坂を下るコースだけに、ダート戦としてはペースが上がらないことが多いです。小頭数12頭立ての一昨年は、前走平安Sを逃げ切り勝ちした休養明けのインカンテ―ションが、行きっぷりが悪く、後方からの競馬となったために、アスカノロマンとモンドクラッセの行った、行ったが決まったこともありました。

中京ダ1800mは、逃げ、先行馬が有利と理解していても、一昨年のチャンピオンズCで唯一の逃げ馬コパノチッキーが出負けして大波乱となったように、「前へ行く馬を狙ったつもりが出負けて惨敗」という悲惨な結果になることもしばしば。これはスタート直後から、急坂を上るためです。この打開策として、逃げ、先行馬を狙うにしても、状態の悪い馬を狙わないことと、ある程度後方からになったとしても、融通が効く馬を狙うことをオススメします。

しかし、今回は前売り1番人気がテイエムジンソク、2番人気がデアデルレイと勢いある実績馬が番手タイプであることから、中京ダ1800mとしてはペースが上がる可能性が高いでしょう。特にテイエムジンソクは、前走のチャレンジCはペースを落とし過ぎて、ゴールドドリームの決め手に屈した意識がありますから、逃げ馬サルサディオーネがペースを上げなかった場合には、同馬を突いていく競馬になると見ています。

ディアデルレイの鞍上が一流ならば、テイエムジンソクの出方を利用しますが、知恵のない騎手だと、テイエムジンソクよりも前を選択する可能性もあります。勝浦騎手がどちらの騎手なのかはわかりかねますが、土曜日の段階で時計が掛かっていたことからも、今回がハイペース方向にレースが流れる条件は揃っています。

しかし、テイエムジンソクが自ら失速するほどのペースまで引き上げるようにも思えないことや中京ダ1800mが舞台であることを考えると、平均ペースよりもやや速いくらいの感覚で予想を組み立てるといいでしょう。穴馬は、先行馬の出方を窺いながら中団で立ち回れる馬ということになります。
posted by 山崎エリカ at 03:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所