2017年12月02日

本日の見所(ステイヤーズSなど)

2017年 チャレンジC、ステイヤーズS
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●チャレンジC

今年は、近年のチャレンジCのように、年末の阪神Cへの出走が危ぶまれるスプリント路線組やマイル路線組が出走していないと思っていたら、施行距離が阪神芝1800m→阪神芝2000mに変わっていたという…。

以前、この時期の阪神では別定で鳴尾記念が行われていましたが、5年前にハンデ戦芝1800mのチャレンジCに変更。さらに今年から別定の芝2000m。目まぐるしく施行条件が変わるこのレースは、一体、どこへ向かってチャレンジするのだろうか? きっと昨年まで、この時期に施行されていた金鯱賞の代用レース。つまりは、有馬記念の前哨戦のようなもの。

しかし、これまでのチャレンジCと変わらないのは、一年でもっとも時計の掛かる阪神芝コースで行われるということ(この開催の前に洋芝がオーバーシードされるため)。ただし、最初のコーナーまでの距離が約665mととても長い阪神芝1800mから、スタート直後に坂を上ってすぐに(約365mと芝1800mの約半分で)最初のコーナーを迎える阪神芝2000mに変わったことで、逃げ、先行馬でもチャンスが巡ってくるでしょう。

阪神芝1800m施行時は、力のいる馬場の上に、隊列形成が最初のコーナーまで長引くことが多く、淀みないペースが発生。差し、追い込み馬の独壇場でした。しかし、阪神芝2000mならば力のいる馬場でも前半ペースが上がりづらいので、前が簡単には崩れないはず。今回のメンバーにおいて、トップクラスの逃げ、先行馬ならば、差し、追い込み馬と互角に戦えるでしょう。

また、今回は逃げ馬のプリメラアスールが、「前走で(マイネルミラノに)捲られてリズムが乱れたので、平均ペースぐらいで行って、後続に脚を使わせたい」とコメントしていますから、前半5F59秒台‐後半5F59秒台くらいでまとめてくる可能性が高いでしょう。それくらいのペースならば、より脚質による大きな有利不利はありません。強い馬が勝つというスタンスで予想を組み立てれば、的中に近づけます。


●ステイヤーズS

日本最長距離戦のステイヤーズS。天皇賞(春)などのG1では、やや能力が足りない長距離馬にとって、最終目標となるのがG2のこの舞台です。当然、重要なのは、芝3000m級の距離実績。過去10年の優勝馬10頭中6頭が、芝3000m以上での重賞連対実績がありました。該当馬は、2009年のフォゲッタブル、2011年マイネルキッツ、2012年トウカイトリック、2013年-2014年デスペラード、2016年アルバート。ちなみに2着馬は5頭、3着馬は4頭が前記項目に該当しています。

しかし、距離3000mを超えるレースは、国内ならばステイヤーズS以外に、万葉S、ダイヤモンドS、阪神大賞典、天皇賞(春)、菊花賞と、そう多くはありません。また、前記したレースの勝ち馬は、まず、上位人気に支持されるし、人気を裏切ることもあります。そこで個人的には芝3000m以上を未経験の隠れステイヤータイプを狙うことをお勧めします。

よくある穴パターンは、2008年の勝ち馬エアジパング(6番人気)、2010年の勝ち馬コスモヘレノス(5番人気)、2011年の2着馬イグアス(6番人気)などのように、デビューから距離を伸ばしてPP指数を上昇させたタイプ。2009年に13番人気で2着に入線し、波乱の立役者となったゴールデンメインも、近走、距離が短いところを使われて凡退続きでしたが、もともとは距離を伸ばして指数を上昇させた馬でした。

今年は、一昨年、昨年とこのレースを2連覇したアルバートと、昨年のダイヤモンドSの2着馬で遡れば天皇賞(春)で連対実績もあるフェイムゲームが断然の上位人気に支持されています。しかし、一角を崩すとすれば、やっぱり隠れステイヤータイプでしょう。芝2400m、芝2600mで結果を出して来たジリジリ型の馬は、要注意です。
posted by 山崎エリカ at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所