2017年06月28日

帝王賞の予想

1番人気のアウォーディー
ドバイワールドCの疲れはないか?
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いよいよ明日に迫った、上半期の総決算・帝王賞。帝王賞はドバイ帰りの馬でも調整する期間が十分あるために、中央のトップクラスが参戦してきます。まさに「グランプリ決定戦」と呼ぶにふさわしいレース。そのため2011年以降は地方馬の連対ゼロと、中央勢の独壇場の傾向。3着馬を見ても地方馬の活躍は、2015年のハッピースプリントのみです。

もともと良血馬や高額馬は中央でデビューすることが多く、さらに2歳時に馬産地・門別で結果を出した馬というのは、中央に移籍してくることが多いもの。当然、初期の段階から中央馬と地方馬に格差が生じています。しかし、地方では中距離の番組が少ないために、2歳時よりも3歳時と年齢を重ねるごとに中央と地方の格差が広がっていくのも確かです。

ちょっと前に遡れば、アジュディミツオ―、ボンネビルレコード、フリオーソと南関東勢が帝王賞を制したこともありました。しかし、これらはジャパンダートダービーで上位入線したことで、徹底して中距離路線を使われていた馬たち。地方馬はジャパンダートダービーで上位の結果を出さなければ、番組が豊富な短距離やマイル戦を主体に使われていくことになるので、同レースで不振の現状では、地方馬が結果を出すのはなかなか難しいでしょう。

さて、中央馬の独占状態が続く帝王賞……



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2017年06月14日

関東オークスの予想

地方馬は、どこまで通用するか?
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3歳牝馬限定の唯一のダートグレードとなる関東オークス。関東オークスは、昨年、船橋のミスミランダーが7番人気で2着入線して波乱となったように、地方馬の活躍がとても目立つレースです。記憶に新しいところでは、2012年に川崎のアスカリーブルが中央の強豪を抑えて勝利したこともありました。

地方馬のこのレースでの成績は、過去10年で1着1回、2着4回、3着6回。中央馬の活躍ばかりが目につくダートグレードで、この成績は驚くほど優秀です。これは地方競馬が牝馬競走の振興と牝馬の入厩促進を目的として、2010年よりグランダムジャパン(対象レースの競走成績に応じてポイントを付与し、上位3頭の地方馬はボーナスがもらえる)を開催するなど、牝馬の番組が充実していることが一番の理由でしょう。

現在のグランダムジャパンの3歳シーズン対象レースは、若草賞(名古屋)、桜花賞(浦和)、ル・プランタン賞(佐賀)、東海クイーンカップ(名古屋)、留守杯日高賞(水戸)、東京プリンセス賞(大井)、のじぎく賞(園田)。各地区の重賞レースが該当します。実際に過去10年で連対した地方馬5頭中3頭は、前記したレースのうちのどれかで3着以内の馬でした。2012年の勝ち馬アスカリーブルは東京プリンセス賞の勝ち馬、2009年の2着馬ツクシヒメは東京プリンセス賞の2着馬、2014年の2着馬トーコーニーケは若草賞、東海クイーンカップ、のじぎく賞の連勝馬です。

また、2010年の2着馬ハーミアこそ、距離が伸びて良さが出たタイプで、中央のダ1700mの500万下で2着の実績があったものの、昨年の2着馬ミスミランダーも、2歳シーズンのグランダムジャパンで上位争いをしていた馬。2歳シーズンの対象レース、ラブミーチャン記念を勝ち、プリンセスカップや東京2歳優駿牝馬で3着するなど、早い時点から活躍していた馬です。東京2歳優駿牝馬3着以降は休養していましたが、地元の条件戦をひと叩きして、このレースで巻き返しました。

つまり、中央の中距離500万下で連対実績があるか、現在のグランダムジャパンの対象レースの上位馬ならば、十分にチャンスがあることになります。その中でも一番活躍が目立つのは……。




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2017年06月11日

ベルモントSの予想

エピカリスがスクラッチ
これにより逃げ、先行勢が手薄に!
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今年のケンタッキーダービーの決着タイム2分03秒5(昨年は2分01秒3)を始め、米クラシック戦線は、軒並み決着タイムが遅いのが目につきます。ミーンタイムが逃げた今年のピータパンSの決着タイムも1分56秒6。昨年が1分47秒1、カジノドライヴが勝った2008年も1分47秒8で決着していることから、不良馬場を考慮しても遅いでしょう。

なぜ、こういうことが起こるのかというと、いかにもアメリカンなスピードタイプの逃げ馬が不在だからです。さらにプリークネスSで早め先頭から押し切って2着のクラシックエンパイアが回避。そこで今回、楽にハナへ行けるのではないかと思われていたエピカリスも回避。もうこうなると、今年は差し、追い込み馬が上位を独占するような例年のベルモントSではないでしょう。


よって、今年は前々からの一発を狙います。

予想をnetkeiba.comで見る

予想をウマニティで見る


米国競馬の情報は、日本ではかなり不足しているので、よろしければ予想の参考にどうぞ! 英語ですが、ベルモントSが特集されています。

ベルモントS特集はこちら→https://www.belmontstakes.com/racing/entries
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2017年06月10日

今週の見所(エプソムCなど)

2017年 マーメイドS、エプソムC
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●マーメイドS

先週の鳴尾記念の見所で、阪神芝2000mは阪神芝コースの中では、逃げ、先行馬がけっこう頑張れるコースであることをお伝えしました。阪神芝コースは、大半が坂を下って上るコース。全体的にペースが上がりやすいコース形態ですが、阪神芝2000mはスタートしてから急坂を上るため、前半のペースがそれほど上がらないのが特徴です。

そういうコース利と開幕週の超高速馬場を生かして、先週の鳴尾記念では、ステイインシアトルが見事に逃げ切りVを決めました。もちろん、好発を決めてじわじわペースを引き上げて行く鞍上のペース配分が上手かったのもありますが、逃げ馬をコントロールしやすく、けっこう前残りが決まることがあるのが阪神芝2000mです。

それを証明するかのように、マーメイドSの過去10年では、逃げ馬が穴を開けています。該当馬は2008年・ピースオブラヴ(10番人気・2着)、2009年・コスモプラチナ(9番人気・1着)、2010年・セラフィックロンプ(14番人気・2着)、2013年・アグネスワルツ(10番人気・2着)の4頭。

一方、軽ハンデの追い込み馬もしばしば活躍しているのがポイント。該当馬は、ハンデ52s以下が対象で、2008年・トーホウシャイン(12番人気・1着)、2011年・アースシンボル(13番人気・3着)、2012年・クリスマスキャロル(7番人気・2着)、同年・メルヴェイユドール(10番人気・3着)、2016年・ヒルノマテーラ(7番人気・2着)の5頭。

2008年こそ道悪のハイペースでトーホウシャインは展開に恵まれた面が大きいですが、2009年以降は5F通過59秒台後半よりも遅い平均〜スローペースで決着しています。ところが追い込み馬が2着か3着に来てしまっているというのは、逃げ、先行馬が仕掛けのタイミングが早いからでしょう。

マーメイドSで逃げ馬が残れている年というのは、大半がラスト2F目が最速。対して、軽ハンデの追い込み馬が2着、3着に台頭した2012年はラスト4F目が最速、昨年はラスト3F目が最速です。超高速馬場ならば3コーナーから動いていっても最後まで息が持つこともありますが、阪神芝コースは、ラスト1Fで坂を上るコース。

結果的に前半でいくら脚をタメても、3コーナーから動いて最後まで息が持つほど甘くなく、ここで逃げ馬が動いた年は、ラスト1Fで軽ハンデの追い込み馬が突っ込んできているという現象が起こっています。ちなみに先週の鳴尾記念のステイインシアトルは、うまいことラスト2F最速に持って行っていますが、そう乗ることがそれほど難しいことなんでしょうか?

逃げ馬に乗る騎手が、どこから動いて行くかで前残りか、ラスト1Fで追い込み馬がズドンと来るかが決まります。そのあたりを的確に判断すれば、かなり的中に近づけるでしょう。いすれにしても実力拮抗のマーメイドSで穴を開けるのは、逃げ馬か軽ハンデの追い込み馬が大半であることを覚えていて損はないでしょう。


●エプソムC

東京芝1800mで行われるエプソムC。「府中の千八展開いらず」と言われていますが、このレースはまさにその言葉がぴったり。東京芝1800mはストレートが長く、もともと紛れが生じずらいコース。

特に高速馬場前提の上級条件では、レースがスローペースになると、ラスト4-5F目から11秒台の速い脚を使って、さらにラスト2-3F目で11秒台前半の速い脚を連発させなければ勝てないような極限のスピード比べのレースになります。ラスト3Fで33秒台の脚が使えるような馬でないと厳しいでしょう。

逆にラスト3Fで33秒台の脚が使えないというような馬ならば、3年前の2着馬マイネルラクリマや昨年の3着馬マイネルミラノのように、前半でリードを奪って行けばチャンスがあります。つまり、自分の弱点を補うことが出来るため、能力が足りない馬は勝ち負けできません。そのせいか例年、本命サイドで決着していることが多いです。しかし、今年は実力が拮抗している上に、出走メンバーで一番強いマイネルミラノが暴走型であるということ。波乱の可能性もあるでしょう。

マイネルミラノは、福島民報杯で競り下したステイインシアトルが先週の鳴尾記念を勝ったことで、人気になると思いきや、それほど人気がない模様。やっぱりレースぶりが模型うさぎを追い駆ける犬のようだからなのか?(笑) 

個人的にマイネルミラノは、逃げ馬だと思っていて、昨年のように仕掛けをギリギリまで待つのではなく、行かせれるだけ行かせてみたら、どこまで粘れるのだろうと気になっています。しかし、番手至上主義のマイネル軍団。現在、主戦の柴田大騎手よりも、その後継を狙う丹内騎手のほうが勇気があるけれども、逃げてもギリギリまで仕掛けを我慢するようなレースになるのでしょう。
posted by 山崎エリカ at 02:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所

2017年06月08日

北海道スプリントCの予想

ショコラブランは試練の外枠
断然1番人気に応えられるか?
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旭川競馬場の廃止により、2009年から門別のダ1200mに舞台を移して行われている北海道スプリントカップ。このレースは放牧地の北海道という土地柄で行われることもあり、秋の大一番を目指して、この後にリフレッシュ放牧予定の春の実績馬が多く集います。とにかくG3でありながら、実績馬が出走してくることが多いため、本命サイドで決着することが多いのが特徴。

実際に2009年以降のこのレース過去8年のうち、6度も1〜3番人気で決着しているのです。1〜3番人気を裏切ったのは……。



posted by 山崎エリカ at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 南関東&交流重賞の予想

2017年06月03日

本日の見所(鳴尾記念)

2017年 鳴尾記念
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先週日曜日の東京芝コースは、前日の稍重から馬場回復が恐ろしく早く、レース後半になるにつれて、上りが速く、内枠の馬が有利になりました。前日予想の目黒記念は、想定と真逆になる形。本当に前日と全く異なるのは、困ります(;´・ω・)。

さて、今週は、梅雨の阪神開幕日に行われる鳴尾記念。阪神芝コースは、金曜日正午の段階では稍重発表でしたが、現在、良馬場まで回復。前開催から間隔が開いていないこともあり、エアレーション作業が行われていない模様。引き続き高速馬場の可能性が高いでしょう。

しかし、阪神芝コースの場合は、大半が坂を下って上るコースなので、高速馬場でもペースが上りやすいのが特徴。差し、追い込み馬が3コーナーの下り坂から勢いをつけて最後の坂を上ってくるので、スローペースでも差し、追い込み馬が台頭するケースは間々あります。

そんな阪神芝コースのなかでも、逃げ、先行馬がけっこう頑張れるのが、スタート直後に急坂を上る阪神芝2000m。つまり、鳴尾記念の舞台です。2013年のこのレースでは、6番人気のトウケイヘイローが逃げ切ったこともありましたし、昨年の大阪杯では、アンビシャスとキタサンブラックの行った、行ったが決まりました。

それを考えると、逃げたらそれなりに強いステイインシアトルの逃げ切りも考えられます。しかし、今回は相手強化の重賞。スマートレイアーという強力先行馬が出走しているとなると、前々走の尼崎Sのように前半5F62秒3という、どスローでは逃げられないでしょう。前走の福島民報杯でオーバーペースの競馬をしている加点材料は大きいにしても、5F通過60秒台まで上がった場合に最後まで粘れるかは微妙なところ。

ステイインシアトルを知り尽くした武豊騎手なら逃げる可能性が高いと見ていますが、ある程度ペースを上げなければ後続に突かれることを嫌って、逃げない可能性もあります。何しろ武豊騎手は、競らせたり、突かれたりするなら行き切るか、むしろ、逃げないほうがマシと考える騎手ですから、判断が悩ましいところです。逆に、スマートレイアーの出方ひとつでペースが上がる可能性もあります。今回のメンバーならば、どスローにさえならなければ、差し、追い込み馬でも台頭してしまうでしょう。

さて、最終判断はいかに…。
posted by 山崎エリカ at 08:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所