2017年03月03日

明日の見所(オーシャンS)

2017年 チューリップ賞、オーシャンS
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●チューリップ賞

桜花賞の前哨戦となるチューリップ賞。このレースは、桜花賞の主役候補たちの始動戦、叩き台となるために、しばしば番狂わせが起こります。その中でも最もよく起こるパターンは、4コーナーの下り坂までペースが上がらずの前残りです。

2008年には5番人気のエアパスカルが逃げ切り勝ち、2009年には7番人気のサクラミモザが逃げ粘り2着となりました。また、2013年のクロフネサプライズの逃げ切りや、2015年のレッツゴードンキのまさかの逃げで3着に粘ったことが記憶に新しいところです。

チューリップ賞は、あくまでも桜花賞の主役候補たちにとっては叩き台。よって、無理をさせたくない(消耗度の激しいハイペースにはしたくない)という心理が、本来は前が残るのがなかなか厳しい阪神芝1600mという条件にして、前残りを誘発しているようです。

しかし、例えば2007年のウォッカやダイワスカーレットのように、強い馬は問答無用に強いので、叩き台でもある程度の上位着順を拾ってくるのも事実。余力残しのレースでも、チューリップ賞で勝ち負け出来るような馬でなければ、本番・桜花賞でも通用しません。つまり、穴目は逃げ、先行馬から、本命馬は問答無用に強い馬から狙うべきということになります。


●オーシャンS

高松宮記念の前哨戦、オーシャンSは中山芝1200mが舞台。中山芝1200mと言えば、外回りの向こう上面の坂の頂上からスタートして、約2Fほど勢いよく坂を下って行くコース。3コーナーまでの距離は250m強ですが、見た目にどこがコーナーなのかわかりづらい緩やかなカーブのため、逃げ、先行馬は勢いがついたまま3コーナーを曲がることもしばしば。つまり、オーバーペースが発生しやすいコース形態になっています。

例えば、先週の土曜日に行われたアクアマリンS(準オープン)。外枠の馬がスタートで加速がついてハナを主張するかの勢いを見せ、内枠の逃げ、先行馬がそれに抵抗して行ったために、前半3F33秒5-後半3F35秒0のオーバーペースが発生しました。前走準オープン2着のファインニードルこそ先行策から粘り込んだものの、2〜6着馬は差し、追い込み馬という結果です。

また、先週の日曜日の500万下も外枠軽量馬のキャラメルフレンチが好スタートを切ったために、逃げ馬ソレイユフルールが内目から必至に抵抗して、まさにアクアマリンSと似たような結果。つまり、逃げ、先行馬が揃ったレースはもちろんですが、外枠にテンが速い馬がいるとよりオーバーペ―スの発生率が上がります。

しかし、今年のオーシャンSは、芝1200m戦としては、逃げ、先行馬が少ないのは確か。この舞台で前走時、前半3F33秒2のオーバーペースで逃げバテしたクリスマスは、「昨夏の連勝時のように好位から競馬をしたい」とコメントしているので、おそらく控えるはず。また、外枠に取り立ててテンの速い馬もおらず、先週よりも馬場が回復していることを考えると、そこまでペースは上らないのではないかと見ています。

中山芝1200mで極端に前が残ることも滅多にありませんが、ある程度は前が残れる前提で予想を組み立てたいです。
posted by 山崎エリカ at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所