2016年03月27日

本日の見所(高松宮記念)

2016年 マーチS、高松宮記念
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●マーチステークス

「1番人気は勝てない」というジンクスを持つマーチS。2009年には2000年のタマモストロング以来、1番人気のエルポワールシチーが勝利しましたが、それ以降は全く勝てていないどころか連対すらしていません。

なぜ、マーチSは1番人気馬が勝てないのかというと、理由はいたって簡単! これはこの時期、地方では名古屋大賞典、中央ではアンタレスSやオープンの総武S、仁川Sが行われ、有力馬を所有する陣営はハンデ戦のこのレースよりも前記のレースを目標に使ってくるからでしょう。マーチSはG3でありながら「前記レースを使った後で、おつりがあれば出走」「ハンデが軽いから出走」「実績馬でハンデ重いけど、始動戦だから、まあ、いっかぁ〜」という具合に、流動的に使われることがとても多いためです。

そして多くの場合、手頃なハンデのアンタレスS連対馬や、総武Sや仁川Sの勝ち馬が1番人気に支持されるのですが、まず、中途半端な着順で終わります。もちろん、実績馬でも今回が始動戦でハンデが重くて、陣営のやる気もあまりないのでぶっとびます。

2007年に仁川Sの勝ち馬であるクワイエットデイがこのレースを勝利したことがありましたが、なかなか逃げ切るのは難しい仁川S(阪神ダ2000m)の舞台で逃げ切り勝ちした馬でした。また、2009年に勝利したエルポワールシチーは、能力断然の存在ながら、前走のフェブラリーSを大目標にした後の一戦で、トップハンデ57.5sを背負わされていたために、けっして厳しい流れでもないのに、ラスト1Fで急失速。2着ダイショウジェット、3着サトノコクオー、4着トーセンアーチャーなどに0.2秒差のところまで追い詰められ、ギリギリセーフの勝ち方でした。

さて、今年の呪いの1番人気は、総武S勝ちのバスタータイプ。この馬が過去10年で1番人気でぶっとんだ総武Sや仁川Sの勝ち馬と異なるのは連勝馬であること。果たしてそれでも1番人気は勝てないジンクスは健在なのか? 過去の傾向どおりにぶっとぶのか?  悪趣味的な要素も含めて楽しめる一戦となりました。


●高松宮記念

中京競馬場リニューアル後の高松宮記念はAコース使用で、ほぼ毎年、外差し有利でした。しかし、今年からBコースで行われます。これにより先週まで以上に馬場が高速化し、土曜日は、まず、内々の好位が有利になると見ていましたが、予想どおりの結果でした。芝1200mの岡崎特別(古馬1000万下)では、1番枠のシゲルチャグチャグの逃げ切りが決まり、土曜日の中京はレコードタイムが出るほど高速馬場で、決着タイムは1分07秒4。

日曜日が土曜日のままの馬場状態とは言い切れないところが中京芝の難しいところですが、高速馬場のままである可能性もあることを考えると、今回の高松宮記念は1分06秒台突入が濃厚でしょう。また、タイムが速ければ速いほどスプリント適性が問われるようになるので、これまでの高松宮記念よりもスプリント適性を考慮の上で予想を組み立てたいです。

あと、今回はハナへ行かなければ持ち味か生きないという論評(個人的には、4番手で競馬をした高松宮記念で3着だから、そんなことはないと見ていますが)のミッキーアイルが何としてでもハナへの「逃げ宣言」をしていますが、テンの速さではハクサンムーンやローレルベローチェに劣るし、おっつけて行かなくてもハナへいけてしまうこともあるアクティブミノルもいるとなると、本当にハナへ行けるのが怪しいものがあります。

ただ、能力上位の馬がハナ宣言すると、他の逃げ馬が「競りかけて行ったら、自分が潰れる」という意識が働き、それほどペースが上がらないこともあるので、好位よりも後ろよりも、好位よりも前を意識した予想を組み立てることがベストでしょう。
posted by 山崎エリカ at 11:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 今週の見所