2015年11月15日

本日の見所(エリザベス女王杯など)

2015年 福島記念、エリザベス女王杯
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●福島記念

福島はかなり雨が降ったようで、土曜日の時点でズブズブでした。こうなると外差し有利になることが多いのが福島の特徴ですが、夏からしばらく間を開けての開催3週目ということで内目の馬場状態もそれほど悪くなく内からでもそれなりに伸びていました。内から行く馬を大きく割り引く必要もないでしょう。

それよりも福島記念の重要なポイントは、ノットフォーマル、セキショウ、メイショウナルトに内からマイネルミラノというように前に行きたい馬が揃ったこと。これだけ揃うと重馬場を加味しても1000m通過60秒は切ってくる可能性が高く、そのペースだとさすがに前が苦戦するのではないでしょうか。

馬場がとこまで回復するかにもよりますけど、昨日の時点であそこまでズブズブだと回復してもたかが知れているでしょうから、枠順に関係なく、差し馬中心で馬券を組み立てたいです。


●エリザベス女王杯

今年のエリザベス女王杯は、能力上位馬や素質馬に死角があり、紙一重で大波乱の一戦となりました。

まず、昨年のこのレースの覇者であり、今年の大阪杯ではキズナなどの強豪を撃破したラキシスが近走やや不振ということです。ラキシスは、その次走の宝塚記念では、勝ち馬ラブリーデイと0.4秒差(8着)でしたが、今年の宝塚記念は、エピファネイアやジェンティルドンナ、スタートを五分に決めた場合のゴールドシップが相手では歯が立たなかったデニムアンドルビーが2着入線したように、レース自体が大凡戦でした。PP指数的には、ラキシスが勝った大阪杯よりも決着指数が低くG3レベルです。確かに札幌記念ではオーバーペースに巻き込まれ、前走の京都大賞典では直線で窮屈になる場面がありましたが、宝塚記念からほぼ横ばいの指数で推移していることを考えると、急に変われる可能性は低いでしょう。

また、昨年のこのレースの2着馬ヌーヴォレコルトは、逆に休養明けの前走オールカマーで完璧に立ち回って2着と好走した後の一戦というのが気掛かりです。オールカマーは、世間ではスローペースの認識ですが、けっしてそんなことはありません。確かに6F目まではスローですが、7F目から逃げたマイネルミラノが後続とのリードを広げに動いて11秒台が連発しているので、総体的に見れば前で立ち回った馬には厳しいオーバーペースです。実際にこのレースの2番手を追走して7着に凡退したメイショウカドマツは先週のアルゼンチン共和国杯で2着に巻き返しました。つまり、決着タイムの速い流れを最内ぴったり立ち回ったヌーヴォレコルトは、実に完璧の騎乗であり、今回であれ以上の競馬をするのは難しいでしょう。
 
更に3歳馬のルージュバックは、目下3連勝目できさらぎ賞を制した素質馬で、距離が伸びたオークスの舞台で更に良さが出たことを考えると、芝2200mのこの舞台はマッチしていると言えるでしょう。成長力を見せることが出来れば通用して不思議ないレベルの馬ですが、調整が間に合わずに前哨戦を使えなかったことが気掛かりで積極的に狙う気にはなれません。これで3番人気ならば切って妙味でしょう。

確かに今回のエリザベス女王杯も、強豪揃いの一戦と言えないだけに、例年よりもレースのボーダーラインが下がってラキシスやヌーヴォレコルトが勝ち負けする可能性もありますが、人気ほど信頼できないのも事実。ここはラキシスやヌーヴォレコルトに太刀打ち出来る可能性のある穴馬を本命にするのが好ましいでしょう。
posted by 山崎エリカ at 10:21| Comment(1) | TrackBack(0) | 今週の見所