2015年11月14日

本日の見所(デイリー杯2歳Sなど)

2015年 武蔵野S、デイリー杯2歳S
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●武蔵野ステークス

チャンピオンズCの前哨戦、第二戦の武蔵野Sは、3歳トップクラスと古馬が激突します。先週のみやこSでは1番人気の3歳馬ダノンリバティが超高速馬場でレコードタイの内々有利の決着のほぼ全コーナーの外々を回る大名乗りで6着に凡退しましたが、それでも現3歳世代は芝もダートも層が厚いのは周知のとおり。

ダート路線の上半期は、ゴールデンバローズ→クロスクリーガー→ノンコノユメというように、次々とエースが入れ替わりました。ダート無敗でヒヤシンスSを制したゴールデンバローズがドバイ遠征している間に、クロスクリーガーが伏竜Sを勝ち、次走の兵庫CSでは圧勝。そして上半期の頂上決戦・ジャパンダートダービーでは、そのクロスクリーガーを2着に降してノンコノユメが制しました。

ジャパンダートダービーが行われた大井の舞台は、今年は全体的に時計が掛かり、ジャパンダートダービーでも大バテした馬が多数いたように、実質のレース内容は、逃げ馬には厳しい消耗戦。逃げたクロスクリーガーにとって苦しい流れだったことは間違いありません。しかし、やや出負けを盛り返して2コーナーは中団の外を回り、3コーナーでも中団の外、更に4コーナー大外をぶん回して勢いに乗せて、ラスト2F目で3番手まで進出、ラスト1F目で2番手まで上がり、そこからクロスクリーガーを撃ち抜いたノンコノユメは性能が違うという表現がピッタリくる強さでした。この時点で早くも古馬G3勝ちレベルのPP指数をマークしたのです。

今回はそのノンコノユメが更に成長力を見せることが出来れば、この先の将来もかなり明るいでしょう。しかし、JBCクラシックを回避し、格下のここに回ってくるというのは、「前哨戦だから無理はさせたくない」という陣営の意思の表れであり、本気で挑んでくるはずもありません。そうなれば、当然、他馬にもチャンスが巡って来るでしょう。

また、別路線からは4戦無敗のモーニンが現れました。この馬は未勝利戦、500万下では、強い相手と戦ってこず、あまり高い指数が出ていなかったことから上半期の時点では半信半疑でした。ところが休養明けで昇級の新涼特別では成長力を見せ、速い流れの2番手追走から先日準オープン入りを果たしたダイリュウキセキを寄せ付けず、3着以下に6馬身近く差をつけて圧勝。

そして前走の秋嶺Sでは、超オーバーペースで直線で各馬がバタバタになってくるなかで楽にラスト2Fで先頭に立ち、そこから後続との差を広げるハイパフォーマンスでした。モーニンもノンコノユメとまた違った強さがあるのですが、前走であそこまでハイパフォーマンスの競馬をしてしまうと、今回でおつりが残っているのかどうかが気掛かりです。


●デイリー杯2歳ステークス

デイリー杯2歳Sは、暮れの朝日杯フーチュリティSへ向けての前哨戦であり、かつては皐月賞馬キャプテントゥーレなどのクラシック上位馬を輩出するレースでもありました。しかし、近年は、前走新馬勝ちの馬や未勝利勝ちの馬が通用してしまっているように、レベルが低く、クラシックは素より、朝日杯フーチュリティSにもあまり繋がらないレースになってしまいました。

今年も当初、京都芝2000mの新馬戦でラスト2F11秒2-10秒8の切れ味で勝利したバティスティーニが出走予定でしたが、どの馬を恐れたのかはわかりませんが、翌日の黄菊賞へ回ることになり、より層が薄くなりました。

これまでに見せた強さで言えば、3戦無敗の小倉2歳Sの勝ち馬シュウジが一番だし、素質で言えば、新馬戦でメンバー中一番高いPP指数をマークしたエアスピネルということになるでしょう。まさに人気どおりです。

ただ、前記の2頭がすっごく抜けて強いかと聞かれるとそうでもなくて、二番手グループの馬たちも遜色がありません。二番手グリープの馬が今回で多少の上積み(成長力)を見せることが出来れば勢力図を覆せるレベルです。

また、京都コースは全般的に、逃げ馬が大逃げを打たなければ前優勢だし、逃げ馬不在だと、極端な上がり勝負(特に3歳戦はラスト2F戦の出現率が高い)になるので、逃げ馬の出方を推測するだけで展開が見えてくるところがあります。

今回はおそらくノーブルマースが逃げることになるでしょうが、この馬は大逃げを打つタイプではないし、積極的に競っていくタイプもいないので、よっぽど道悪にならなければ前優勢でしょう。先行馬優勢ということも視野に入れて予想を組み立てたいです。
posted by 山崎エリカ at 05:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所