2015年10月03日

明日の見所(日曜日)

2015年 スプリンターズS
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いよいよ秋のG1・スプリンターズSが開幕。かつてのスプリンターズSは、“電撃の”という修飾語が相応しい、前半からガリガリやりあうようなスプリント戦でしたが、近年は一昨年の高松宮記念で前半3F34秒3-後半3F33秒8という後傾レースラップが飛び出したように、スプリント戦そのものが、電流のようにすさまじい勢いで敵を封殺するようなレースになりづらくなっているのが、全体的な大きな特徴です。

過去10年のスプリンターズSを振り返っても、極端に前半3Fに傾斜が掛かったスプリンターズSは、2006年と2007年の2度のみ。2006年は豪州のテイクオーバーターゲットが、2007年はアストンマーチャンが自身のレースメイクでともに1着。しかし、直近7年は、前後半差約2.0秒以内のほぼ平均ペースで決着しています。

これは玉砕型の逃げ馬がG1の舞台まで勝ち上がってこれないことと、前半3F33秒前後で行っても、容易にバテない高速馬場が影響しています。この秋のスプリンターズSの前哨戦、セントウルSもアクティブミノルの逃げで、スプリント路線のスローペース化を象徴するかのような、前半3F34秒0-後半3F33秒8の後傾ラップが出現し、前々、内々で決着しました。

確かに今回は、スタート後の2F目までが下り坂でペースが上がりやすい中山芝1200mが舞台。しかし、それでも中山芝コースがエアレーション効果で高速化していることを考えると、ある程度のハイペースにはなったとしても、さすがに極端なハイペースにはならないでしょう。土曜日の2歳オープン・カンナSで1分08秒7が出ていたことを考えると、平均的な流れでおおよそ1分07秒台前半の決着になると見ています。

また、今回はハクサンムーンを管理する西園師が「今度はハナ」と逃げ宣言をしていますが、今のハクサンムーンが逃げられるかは怪しいところもあり、もともとそこまでテンが速いタイプでもないので、超ハイペースというレベルの逃げは出来ないでしょう。また、先週の土曜日は前々、内々でも、日曜日はペースが上がってやや緩和されたように、スプリンターズS当日も、前日の土曜日ほど前々、内々が有利ではなくなると見ていますが、それでも外枠というのはやや割り引いて予想を組み立てたいです。
posted by 山崎エリカ at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所

本日の見所(土曜日)

2015年 シリウスステークス
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JBCクラシックやJBCレディスクラシックの前哨戦が行われるこの時期のハンデG3らしく、このレースはいわゆる実績馬が不在となるレースです。確かにニホンピロアワーズは、2012年のJCダート(現チャンピオンズC)を横綱競馬で勝利し、一時は頂点に経った馬ですが、今となってはその面影もなく、昨年のダイオライト記念以降の勝利がない馬。スピード出世を果たして、スピード零落してしまった感のある馬です。(それでもG3でギリギリ通用レベルのPP指数はありますが、かつてよりも二の脚がつかなくなっているので、前半で無理に行かせると?)

よって、このレースの勝ち馬は、前走準オープンの勝ち馬か、3歳馬ばかりが名を連ねます。昨年は、ナムラビクターがこのレースで2着だったように、G3で上位の馬も上位争いをしているのですが、この先のチャンピオンズCへ向けての始動戦となるために、なかなか勝ちきれないのが現状です。

また、阪神ダ2000mは、芝スタートの上に最初のコーナーまでの距離が長いために、逃げ馬には厳しいコース形態です。前半でリードを奪いきって、最初の急コーナーで息を入れるか、前半で減速して最初のコーナーで後続に突かれるかになるので、例年このレースでは最下位クラスに沈んでいます。

このコースはもともと、ドバイワールドC、ケンタッキーダービー、BCクラシックなどの世界の主要G1(ダ2000m)に合わせて、JCダート(現チャンピオンC)を行うために作られたコースですが、「前半、芝のダートコースって、何なの?」ってことで急きょ取りやめになった、ダ1800mよりもテンが速くなる失敗作のコースでもあるので、個人的にはそれを楽しませて頂いています!

このコースの仁川Sをほぼ逃げきり勝ちしたゴルトブリッは、その後のアンタレスS、帝王賞と3連勝を飾りました。オープン馬からG1馬まで躍進したのです。更に重賞という舞台で、このコースを逃げ切るようだと、相当強いですが・・・いつかそういう日を見てみたいものです!
posted by 山崎エリカ at 10:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所