2015年08月15日

今週の見所(日曜日)

2015年 エルムS、関屋記念
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●エルムステークス

このレースで上位のローマンレジェンドやエスポワールシチーが後の交流G1でも活躍したことがあるように、エルムSはG3としては、層が厚くなることが多いです。これはエルムSが8月に行われる地方、中央の重賞ではもっとも賞金が高く、この先の盛岡・南部杯やJBCスプリント&クラシック路線を両睨みできるダ1700mが舞台で行われるからです。また、このレースに限ったことではありませんが、当然、芝ならば別定戦で斤量60sクラスのG1馬でも斤量58kgでG3に出走してこられるメリットもあるからでしょう。

今年は、層の厚い5歳世代から、重賞3勝の昨年のこのレースの2着馬クリノスタオーに、前哨戦1〜3着馬のソロル、ヒラボクプリンス、ジェベルムーサが参戦。そして、今回が6度目の正直を賭けて参戦する重賞4勝の8歳馬エーシンモアオバーにや一昨年のフェブラリーSの勝ち馬グレープブランデーも参戦してきます。他にも芝路線の重賞勝ち馬ゴールスキーやマルカフリートが参戦します。

このレースの一番のポイントは、前走の帝王賞では完敗を喫した5歳世代の中でも上位のクリノスターオーが、巻き返してくるのか、どうかということ。クリノスターオーは、昨年のエルムSではローマンレジェンドとのマッチレースを演じたほどの実力馬で、立て直されて挑んだアンタレスSでは1着、その次走の平安Sでは2着と再び勢いに乗ったかのように思われましたが、前走は想定外すぎる敗戦。この敗戦をどうジャッジするか馬券のポイントでしょう。この馬が巻き返せなければ、穴は開きます!


●関屋記念

サマーマイルシリーズ第2戦の関屋記念。関屋記念は同年の天皇賞(秋)を制した一昨年のこのレース2着馬ジャスタウェイや、同年のマイルCSを制した昨年のこのレース2着馬ダノンシャークのように後のG1へと繋がることも少なくないレースです。しかし、今年は、いかにも中京記念の再戦ムードというメンバー構成になりました。前走G1組もそれなりの人気ですが、春のG1を大目標にした後の休養明けの一戦となれば、当然、割引が必要でしょう。

また、このレースというのは、前走で時計の掛かる馬場の福島や中京で先行した馬(厳しい流れを経験した馬)が、穴を開けるが定番のレースでした。その理由として、(1)前走であまり息を入れられない競馬を経験したことで、今回でスタミナが強化されること、(2)関屋記念は新潟の高速馬場のマイル戦で、まず、スローの上がり勝負になること。3年前の『ウマニティ夏期競馬講座』でもそのことを説明し、前走中京記念で先行して14着のエーシンリターンズを◎にした記憶がありますが、レースは案の定、前残りの流れとなり、同年のヴィクトリアマイルで3着、その後のマイルCSで3着となるドナウブルーの2着に健闘しました。

しかし、今年の中京記念は、2歳未勝利戦でレコードタイムが出たことや、歴代で一番速い1分33秒4の決着からもわかるように、時計が掛かるどころかなかなかの高速馬場でした。前記の意味合いでは、中京記念組の先行馬を例年のパターンどおり過信するのは、危険とも言えなくありません。今年は中京記念のジャッジメントと現在の新潟の馬場状態&展開が予想のポイントとなりそうです。
posted by 山崎エリカ at 19:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 今週の見所